田舎に住んでいた祖母が生前、よく我が家に送ってくれていた キノコ の 事を
思い出した。
名前はわからない。
薄くて、ちょっとぬめっとしていて、薄いきれいなピンクと言うか 薄紫の色 だったと
思う。
それをよく大根おろしで食べていた。
私は おろし が苦手だが、そのキノコを食べる時はおろしで食べていた。
何だか急に懐しくなってネットで探したけれど、キノコの種類が沢山有って
全くわからない。
せめて写真を見ればわかりそうだけれど。
わかっているのは、祖母は 海の近くでいつも採っていた と言う事。
でも、
どこから採ってくるの?
と言う私の問いに、いつか母がこう答えた。
老人は自分の場所は絶対に教えないものだよ
と。
だから祖母が亡くなった今はそのキノコは手に入らない。
もう二度と口にする事は無いないだろうなあ。
おばあちゃんのきのこ