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kan-haruの日記

風景・風物詩(B14) 初詣風物詩 川崎大師平間寺

2007年01月08日 | 風景・風物詩
川崎大師
年中行事である初詣には、毎年川崎大師を欠かしたことはありません。川崎大師(大本山金剛山金乗院平間寺)は、大森町からさほどの距離でなく、初参りも全国3位の人気があり、しかも、宗派が菩提樹と同じ真言宗智山派である外、方向が恵方に当たります。
例年通り混雑する3が日を避けて、今年は1月7日に参詣してきました。しかし、7日は3連休の中日で、連休の初日が雨にたたられこともあり、昼近くには参詣者の出足は高まり、午後になると相当に混み入ってきました。

川崎大師は、昨年の7月19日から23日に第11回目の風鈴市が開催(「風景・風物詩(B3) 夏の風物詩 川崎大師風鈴市」参照)され、定着の人気が出てきました。「風鈴市」にも記載しましたが、全国に真言密教を広められた弘法大師空海上人が祀られており、総本山は京都東山七条にある智積院です。
川崎大師のご本尊弘法大師さまの教えは、わたくしたち一人一人の人間が現世の迷いから「心の目」を開き、現実生活の中に目覚めた人間 となることを説かれた教えであり、災厄をことごとく消除する厄除大師として、霊験あらたかなことで有名であり、家族は皆お札とお守りを受けております。

皆んな、今年も良い年でありますように!

参詣路線の大師線
川崎大師の参詣は、京急川崎駅から参詣路線の大師線に乗り換えて川崎大師駅に降りたのは11時半頃でした。
大師線のルーツは、当初1899年(明治32年)に川崎大師への参詣路線として、旧東海道の川崎側の六郷橋下流に設けられた通称の六郷橋駅(当初川崎駅と称していた)から大師(現川崎大師)駅までの2.0kmが建設され開業しました。現京急川崎駅には、1902年(明治35年)に六郷橋(改名)駅から旧東海道上を単線の併用軌道で、府中街道(現国道409号)との交差点付近に下新宿駅を設け、さらにそこからは専用軌道の複線により、川崎(現京急川崎)駅まで延長され、1929年に現在の線路に付け替えられた、関東で始めての電車運行による参詣路線として歴史があります。

表参道から大山門へ
川崎大師駅を降りて川崎大師までは、大師駅前の厄除け門から表参道を通り、大師入口門を右折するとすぐ仲見世門があります。普段は、右折して仲見世門内の仲見世通りを直進すると、大師境内の入り口への大山門となりますが、正月の3が日や7日のように参詣客の人出が予想される時には、大山門から仲見世門までの仲見世通りは参詣を終えた帰路の人だけしか通れない一方通行の交通規制(地図参照)が掛けられます。

一方通行の交通規制が掛けられと、参詣者は大師入口門を右折した後、仲見世通りを通らずに直進し、仲見世通りの先の並行した一方通行用規制道路で右折し突き当たった所が不動門です。到着した11時半頃には、不動門前付近が通行規制の行列の最後尾でした。
不動門前を右折してから、何度も小刻みに進みながら大山門から大本堂に入り参詣が出来たのは、12時を廻っておりました。規制で何回も止められたお蔭で、本堂前の小さな出店で「宝さらえ」という縁起物を見ることができました。


大師ご本尊像のお参りを済ませ、例年通りに本堂右手のお札・お守り授け所で、行列を作り厄除けお札と家族に身代わりお守りを求めました。昨年購入したご利益をもたらした、古いお札・お守りとだるまを、納札堂に収めました。納札堂付近には、清瀧権現堂聖徳太子堂があり、受験期を前にして神頼みの信者が行列して参拝しておりました。


仲見世土産店を覗く
初詣を済ませてから門前でおそばの軽い昼食を取り、これまた例年通り門前の住吉店(店内)で久寿餅と仲見世の土産店でだるまを買い、昨年新規改築した仲見世角の松屋総本店で さらし飴咳止め飴を買いました。


帰路についたのは、13時を過ぎていましたが、交通規制の参詣者の最後尾は表参道の大師入口門の手前まで続き(大山門前の人出)、表参道の人出もかなりの混雑をしてきました。今年もまたお蔭様で、正月の風物詩である川崎大師の初参りを過ごせました。

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