日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

「最悪の食物は肉と牛乳と砂糖」 これらの元凶は欧米化の食生活にあり

2009-05-28 12:50:02 | 菜食・正食
 船井幸雄.comで、肉食と牛乳、砂糖の害について解説されています。

 私は3月のお彼岸に墓参りのため実家に帰りましたが、その時両親に「牛乳を飲むと骨粗鬆症になるので、豆乳に変えたほうがいいよ」とアドバイスしました。
 骨粗鬆症気味の母は、すぐに牛乳を豆乳に変えたそうです。牛乳は毎日牛乳配達の方が届けてくれていましたが、豆乳も配達してくれるということで、電話一本で豆乳に変更してもらったそうです。

 先日のゴールデンウィークで実家に帰った際に、弾んだ声で母が、「骨密度が1ポイントあがったよ!やっぱり豆乳がいいのかねぇ」と笑ってました(笑)。
私は「豆乳も骨にはいいけど、それより骨に牛乳が悪いということだよ」と説明しておきました。

<記事転載>
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 「小さくとも悲しむなかれ。小さいのは良いことだ」
                                                    2009年5月12日
                                                          船井幸雄

 私は昭和8年1月10日生まれですが、

身長158cm(159cmあったが、年齢とともに少し小さくなりました)強、体重58kgです。

いまの若い人の中へ入ると小男です。

ただ大正から昭和一桁生れの人間の中では、少しチビだというだけです。

 これについて、月刊『森下自然医学』の2009年5月号上で

船瀬俊介さんがつぎのように書いていました。私が注目している評論家です。

 私は、この発言は、「正しいようだ」と思います。ぜひ紹介したく転載します。

大きいことは、いいことか? ―大男、大女に長生き無し。過成長の弊害―
                      船瀬俊介(地球環境問題評論家)

【アメリカに追いつけ、追い越せ!】
太平洋戦争の敗戦が日本人に残した悲劇のひとつが身体コンプレックスです。

 「日本人は、体が小さかったから負けた」。進駐軍の若きGIたちを見あげて、人々はあぜん。

その背の高きこと。その足の長きこと。

八頭身という言葉には、日本人の羨望が込められています。

現在でも理想男性の“三高”は高学歴、高収入に高身長……。

戦後、とりわけ背の低い男性には、住みにくい世の中になったといえます。

 日本政府は、焼け跡からの復興期に体位向上運動を全国展開しました。

 「体位向上」つまり、「背は高い」、「体は重い」子こそ“健康優良児”とみなしたのです。

経済同様、身長も体重も「アメリカに追いつけ、追い越せ!」の大合唱。

 導入されたのが粉ミルク保育。「母乳は栄養が乏しい」、「粉ミルクは大きく育つ」。

今から考えれば、背筋が寒くなるような発想で母乳育児は否定され、粉ミルクが推奨された。

戦後、貧困を現す典型的な表現は、「子供のミルク代も払えない」。

赤貧洗うがごとき家庭でも、赤ん坊に粉ミルクを飲ませるのがアタリマエと信じこまれていた。

その背景には、日本を牛乳市場として開拓しようと狙うGHQの深慮遠謀があったことは、

いうまでもない。

【健康優良児、赤ちゃんコンテスト】
 また日本人に、「米を食わせるな」、

「パンを食わせろ」という米国穀物メジャーの“餌づけ”政策による大々的な洗脳キャンペーン。

これらはキッチンカーや学校給食などで日本復興支援の衣をまとっていたため、

ほとんどの日本人は“洗脳”政策であることにまったく気づきませんでした。

 そのマインド・コントロール戦略のひとつが乳幼児や学童の体位向上運動。

私の小学校時代には「健康優良児」が、毎年、学年単位で男女ひとりずつ選抜された。

彼らは、クラスで一番大きな男女生徒だった。なかには先生より背の高い小学6年生もいた。

彼らは郡大会に送られ、そこで“勝ち抜く”と県大会に出場。それは、まさに巨大児コンテスト。

赤ちゃんも同じ。

全国各地で赤ちゃんコンテストが開催され、

体重計で目方を測られ横綱級の“ヘビィ”ベビーが優勝した。もちろん賞品は、

スポンサーの粉ミルクメーカーから粉ミルクの詰め合わせ。

 今から思えば、まるで家畜の品評会――。

そこには「人間、大きいことは健康の証し」という無邪気な体位信仰があったのです。

【「1年の早熟は7年の早死に」】
 ところが日本には古くから「大男、大女に長生き無し」という言い伝えがあります。

 さらに「1年の早熟は7年の早死に」という戒めも。

この「成長過速の弊害」を告発する論文に出会いました。

著者は是枝哲也医師(是枝医院、院長)。『綜合医学論文集』第四集では、

日本人の「大きいことはいいこと」という“体格信仰”を厳しく批判する。

「――『先に咲いた花が、先に萎れる』ことは誰でも知っている。

『動物の寿命は成長期間の3倍半が平均。5倍が限界』。

ヒトも動物、早く大きく育つと長生きが難しいだけではなく、

成人病の発現が早く、患う年齢が低いほど苦痛が強い」。

 ナルホド……。昔の人の成長は遅かった。日本人の成人式は20歳。

このときまで成長が続けば、平均70歳まで生きることとなる。最大で100歳前後。

 ところが、最近は子供の栄養状態が良くて成長が早い。15歳で早や大人と同じ体型となる。

すると、これにならえば寿命は50代前半。最大でも70代半ばとなってしまう。

【成人病に襲われる子供の悲劇】
 すると、かならず反論が返ってくる。「日本人の平均寿命は世界最長だから、

その理論は誤り」というもの。

ところが、現在、世界最長レベルの高齢を保っている人たちは、

幼少年期は戦前の食うや食わずの時代。ほとんど例外なく粗食少食で育っている。

彼ら全員が、ゆっくりと成長していったことを、忘れてはならない。

 さらに、高齢者になるほど小柄である。

100歳以上にもなれば、大柄な人は皆無といってもよい。

まさに「大男、大女に長生き無し」。

 是枝医師は、「大きいことはいいこと」という体格信仰で大きく育てられ、

成人病に襲われる子供の悲劇を憂える。

「自分のためだけでなく、家族の悲嘆・社会負担の軽減、到来する食料難のためにも、

少食・健全を目指すべきときにきている。

予言者や修道者めいたことは言いたくないが、ものごとを長く歴史的視点から眺め、

予測して意見を述べるのは老人の役目であろう」。

【過剰栄養で近視、骨折が増加】
 是枝論文は、誤った体位向上運動の結果として、まず近視、骨折の増加をあげている。

 「近視は目が近いだけでなく、近視体質とでも言うべき体質の顕現であり、

青少年の近視率は、その時代の生活の健康度の指標である」。

 それを証明するデータを以下に示す。近視率は大戦中に激減している。

 「先の大戦中に近視率が低下したのは、大正2桁から昭和1桁の世代で、

この世代は前後の世代よりも平均すると身長が低く、

虫垂切除、胆石・高血圧・糖尿病などの病歴を有する率も低い。

ちなみにドイツでも日本同様、近視率が上昇しているが、

2回の敗戦に一致して大きな谷が2つある」(是枝医師)。

砂糖消費量は、過栄養の指標でもある。それは近視率と連動し、大戦中はゼロに近い。

 気になるのは、過栄養、体位向上とともに身体障害者も急増していることである。

その数は1970年には131万人。それが、30年で3倍、2001年には393万人にも達している。

ちなみに、その9%が視力障害者である。

【“長身、早熟”に自然気胸、動脈瘤】
 また、骨折の急増も近視と同じような傾向を示している。

 1975年、全国小・中学校の校内、登下校時の骨折事故は12万件。

学校管理外の骨折がその1.5倍なので、合計で年間30万件。

「1977年、S小学校生徒の骨折経験者は8.9%。

彼らは生まれていまだ平均10年たっていない」と是枝医師は呆れる。

 その他、「自然気胸が増えている」という警告も。1955年から約20年間でほぼ5倍。

武野良仁医師による調査では、「ほとんどが20歳代、圧倒的に男、長身、痩せ型が多い」という。

すでに30年前に“長身、早熟の危険”が指摘されている。

 さらに「胸部大動脈瘤」の激増にも目をむく。「発生頻度は、

年に10万人中610例に達しており

「高齢化社会の到来と食生活の欧米化によって増加の一途」(田村晄一氏)。

さらに無症候性動脈瘤(直径5cm以下)は、1950年から20年間で10倍と爆発的な増加ぶり。

また破裂による死者も1968年625人から25年間で5070人と10倍近い爆発増にあぜん……。

【最悪の食物、肉と牛乳と砂糖……】
 これら“悲劇”激増の元凶は欧米化の食生活にあり――と是枝医師は断定する。

 その最悪の食べ物は肉と牛乳と砂糖……。

「早すぎる成長、伸展の原因は高蛋白食、とくに動物性食品の多食である」、

「なかでも牛乳がもっとも成長を促進する」、

「動物に砂糖を与えるとアシドーシス(酸血症)が起こり、カルシウムが欠乏、

骨格が狭小となり骨折しやすく、大動脈は狭隘化し、弾力も8割以下になる……」。

是枝医師は戦後の誤った食生活を厳しく告発する。

 しかし、このような警告がマスコミに載ることはない。

スポンサーである巨大食品産業がそれを許さないのです。
                                               (転載ここまで)

私の年代、いわゆる成育時に、常に食料欠乏状態で、

食にありつけないことも珍しくなかった年代が、

日本を世界出でトップクラスの長寿国にした可能性はあると思います。

 ゆっくり考えてみたいことですね。
                                                     =以上=
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