私の小説

想い浮かぶまま小説を書いてみました。
一度には掲載できませんので何回かに分けて掲載します。お読みいただけたら幸甚です。

リズム

2015-06-07 13:33:13 | Weblog

長らく「しぐれ」をお読みいただき有り難うございました。
今回から色眼鏡と題したエッセイをお届けします。
スタタン、スタタン。ズンタッタ、ズンタッタ、テケテケテケ、タッタタッタタッタッタ。仮名で書くとこういう表現になるでしょうか、この他にも、もっいと色々ありますが音楽のリズムと言うことはおわかりおと思います。
「リズム」と言うと即、音楽と繋がりがちですが「リズム」只それだけのものではなくて私達の日常の生活がすべて「リズムによって成り立っている」と言っても過言じゃないと私は思っています。
「バイオリズム」と言う言葉はご存知と思いますが、個々の人の1か月単位での体調(肉体)知性、感情を曲線グラフで表し好調時、不調時が日々によって変化してゆくのが分かるようになっていて好調時に向かって曲線が上昇してゆくときは何事もスムーズに行く。肉体面では体調がよく活発に動ける、知性の面では頭の回転が速く判断力が際立って良くなる、感情面では穏やかでゆとりがあり思いやりの気持ちなどが豊かになるなどの状態に入りますが何日目かに頂点に達し絶好調のⅠ日がすぎると下降線をたどり、レベルを過ぎマイナスの状態にはいり絶不調のⅠ日を過ぎると回復基調に入り、又レベルを越して好調基調に入ってゆくというものでこの3つの肉体、知性、感情が全部そろって絶好調に達したり,又反対に絶不調に落ち込んだりと言うことは滅多になくそれぞれ個別のリズムで動いてゆきます。
バイオリズムでは好調時から不調時、不調時から好調時にとレベルを超える時(日)には変調を起しやすいので注意するよう言っています。
このように人間は体(肉体、体調)、ものを考える知性、感情(感性)と言う日々変化する3つのリズムの上で毎日の生活を送っているのです。このリズムは個々の人がこの世に生を受けたその時点から、何かわからない(私が好んでする表現でいえば{宇宙の力}力によって定められるのです。バイオリズムで相性判断と言うのがありますが相性が良いというのはバイオリズムが非常に似通っていて、好不調の周期がほとんど同じでレベルを超える時も近い関係を言い、相性が悪いというのは周期も違うし、レベルを超える時期もかけ離れている関係を言います。
まあバイオリズムの説明はこのくらいにしておいて、とにかく私たちの生活はすべてリズムに因っていると言うことについてお話ししましょう。断っておきますがこれからお話しすることは私の考えるままを申し上げますので「一寸違うのではないか?」とおっしゃる節もあろうかと思いますが一先ず聞い見てください。
Ⅰ日の生活パターンと言うものを皆様もお持ちですよね、朝起きてから夜寝るまで、その間に食事をしたり仕事をしたり、時には遊んだりすることもありますが、大体同じような時間に起きて同じような時間に3度の食事をして、家庭の主婦ならば毎日同じように家事をこなし、仕事に出ている人は大体同じ様な時間帯に家を出て、内容的には多少の違いがあっても大体同じような仕事をして、時にはお付き合いで飲食をしたりして遅くかえることもありますが平均的に見れば同じような時間帯に帰宅しています。寝る時間帯も人によって様々ですが大方の人は大体決まった時間帯になると眠くなって眠りにつきます。1年365日この繰り返しと言うかこういうリズムで生きているのです。
人は幼少の時代、少年の時代、青年の時代、結婚して家庭を持った時代、子供が生まれて子育ての時代、子供が成長して独立し夫婦二人の生活になった時と、生まれて年を経てゆく過程で、その時々の生活のリズムは変わりますが、その時代時代のリズムで生活してきました。
時にはアクシデントに見舞われリズムが狂わされてしまうことが有ります。平々凡々単調なリズムで普通は生活しているのに急に狂わされてしまうと大変です、肉体も思考も感情も大慌てして右往左往し肉体は疲れ果て、思考能力は鈍り、感情ばかりが高ぶりストレスがどんどんたまって単調なリズムでの生活の中では起こりえなかったことが引き起こされてしまいます。誰もリズムを狂わされることは嫌ですが避けることができません、そのためには日ごろの平凡単調なリズムの生活の中で肉体、思考、感情を少々狂わされてもそれに耐えて基本的なリズムを失わないように直ぐもとの戻せるように鍛錬しておかねばなりません。

「天災は忘れたころにやってくる」と言いますがリズムを狂わす天災も人災も突然やってきます。天災のほうは近頃可なり予測されるようになってきましたが、しかし、現実に起きてみると予想もしなかったことだらけです。人為的災害には肉体的災害と精神的災害の2種類ありますがこれらが起こることの予測、予知は全くできません。
貴方もお漢書になっておられると思いますがリズムにはあなた固有のリズムが有りますよね。たとえば歩く時の速さなど典型的な例ですが、私の例で言いますと私は歩く速さが結構速く其れが私の歩くリズム人っています。自分一人で歩く分にはマイペースで構いませんがお連れさんと一緒の時だとそうはいきません、特にお連れさんが一人の時でその人の歩かれる速さが遅いとそれに合わせて自分も遅いリズムで歩かなくてはなりません。そうしないとお連れさんを置いてきぼりにしてしまうからです。それをしますと私は自分のリズムが狂わされてすごく疲れてしまいます。
思考のほうも「つー」といえば「かー」と間髪を入れず返ってくる人と話し合っているときはリズムが大体あっているので苛立ちはありませんが「つー」と言ってから「かー」が直ぐ返ってこず、暫くしないと返ってこないと「もー、何をもたもたしてるんだ」と苛立ちを感じます。
嬉しさも悲しさも、優しさも感情のすべてのリズムも個々によって感じ方も表現の仕方も異なります。バイオリズムで感情曲線が上向きに上っている状態の人とレベルを超えて下降状態に入った人とは感情のとらえ方が違っても仕方がないのです。リズムh先に述べましたよに身体の動きも支配しています。小さなときからリズム感の良い人は大体において運動神経も発達していて動きがかるやかでrすがリズム感にかけた人申し訳ありませんが鈍重な動きしかできません。
しかしイクラ運動神経が優れていてリズム感もあると言っていても歳とともに衰えてゆくことは残念ながら避けられません。
私も以前でしたら階段を下りるとき、タタタッとリズムよく下りていましたが、今頃ではうっかりタタタッとリズムよく下りようとすると、途中でリズムが狂ってしまい階段を1~2段くらい踏み外してしまい、危うく転げ落ちそうになりあわてて手摺に捉まる始末です。ですから近頃は慎重にあわてず一歩一歩下りる様にしています。

今、社交ダンスが結構人気があって高齢の人たちも昔取った杵づかとたくさんの方が踊りを楽しんでいらっしゃいます。もちろん若い人たちのように速いテンポのダンスは無理ですがワルツやスロールンバ等にリズムなら未だ体がついてゆけるので楽しんで踊っていらっしゃいます。ダンスは異性と手を組んで息を合わせて踊るので若返りと運動の両面から良いようですよ。もちろんリズム感の衰え防止にも役立ちます。
ダンスをしなくても家でCDカセットやラジオの音楽番組のアップテンポの曲を聴きながら自己流の体を動かすのも良いことだと思います。
皆様も日々の生活に中でリズム感を養うように心がけて頂きいつまでも肉体的にも思考力の面でも衰えることの無いようしてください。