私の小説

想い浮かぶまま小説を書いてみました。
一度には掲載できませんので何回かに分けて掲載します。お読みいただけたら幸甚です。

男と女のエレジー第5話

2012-05-31 10:55:23 | Weblog

結婚したくて仕方が無いのに結婚できません。
名前は堪忍して下さい、歳は25歳で国内線のスチュワーデスをしています。
人様からは華やかな職業と思われるでしょうが早朝に家を出て帰宅は深夜、勿論泊まりもあり可也ハードな仕事なんですよ。休日は身体を休めておかないともちません。日がな一日うとうとと眠りこけています。私はスチュワーデスになるときこんなハードな仕事とは思っても見ず、両親も朝は早いし夜は深夜までなどと思っていなかったので私が正式に勤務に就きだしてビックリしています。そんなわけで人とに出会いに機械は全くと言ってよいほどありません。機内で仕事中は緊張の連続でフライト中は殆んど立ちっぱなしですので足は浮腫むし腰は痛くなるしですが、常にお客様には笑顔で接しろと言われていますのでにこやかに遣ってますが結構辛い時もあります。
「えっ?スチュワーデスさんは恰好いいから若いお客さんから誘われるのではないかですって?」「今日のフライトは此れで終わりで今晩はお泊りですか?良かったらお食事でもご一緒させてくれませんか?」などと誘われる事もありますがフライトを終え報告を済ませると迎えの車が来て同じフライトのスチュワーデスは全員一緒に会社指定のホテルに行き、遅い夕食を済ませると明日の朝が早いのと一日中働いた疲れがドット出て欲もとくもなくベットにもぐりこんでしまいますのでお誘いは何時もやんわりとお断りしています。それと殿方はスチュワーデスの制服を着た私達に魅力を感じていらっしゃるので平服に着替えて普通のOLさん風になった私達にはあまり魅力を感じてもらえないと聞いた事がありますので私を誘う方も制服で付き合ってもらえると思ってお誘いされてるんだと思っていますので応じる事は有りません。

両親は私の結婚願望に「慌てる事は無いよ未だ若いし、自分でとことん納得のいく人が必ず現れるから」なんてのんきなことを言っていますが本心は私が一人っ子ですので結婚して親から離れてゆくのが寂しいと言う思いが強いようです。
親戚の人たちも私がスチュワーデスと言うだけで「あの子は頭も良いし何しろ最先端の仕事をしているのだから下手な男性なんか紹介できない」と勝手に決め込んで縁談話を持ち込んでくれません。私はスチュワーデスである前に健康で普通の女の子の様に素敵な人にであって結婚し幸せな家庭を作りたいと思っているのに世間の人は違う世界の人間の様に思っておられるようで困ってしまいます。
カード会社の案内の中に結婚相談の案内が時々入ってくるのでそれに登録して結婚相手を見つけようかなとも思いましたが、仕事柄決められた日時に出席できるかどうかわからないのでそれも諦めました。
それでも学生時代の友達に誘われて商社マンやお医者さんのグループとの合婚に1~2度参加しましたが来られている方は結婚相手が見つからなくて集まって来られた方ばかりですので私の心が動くような殿方はいらっしゃらず虚しさだけが残りました。
スチュワーデスの仕事は自分が選んだ仕事ですので好きですし、遣り甲斐のある仕事と思っていますが、何時までも続けられる仕事かどうかについては疑問もあります。
独身の先輩スチュワーデスを見ているとキャリアで恰好良いけれど私はあのようにはなりたくないと思っています。心底愛し合う事が出来る方と結婚して幸せな家庭を造りたいと言う気持ちのほうが強いのです。
優しくて気持ちのおおらかかな男性が早く私の前に現れてくれないかなー。損な人がいたら私はさっさと仕事をやめてその人のところに飛び込んでいくのに・

「もう直ぐ着陸です、お座席の背凭れを元に戻していただきシートベルトをしっかりお締めに成って下さい」「お客様、失礼します、一寸背凭れの位置を戻させていただきます。有難う御座いました」「あっテーブルは前の位置にお戻しになって下さい」

男と女のエレジー第4話の2

2012-05-16 10:48:05 | Weblog

それからも誠は月に1度くらい金子と博多で会って飲むようになりました。9月の初めに会った時何時もの小料理屋で飲んでいるとき金子が「誠、一人でいてSEXのほうはどう処理しているのだ、どこかで発散しているのか?」と聞いてきた。まさかマスターベーションしているとは答えられないので「うん、適当に発散させているよ」と言うと、金子が「俺も結婚したらもう行けなくなるからこれからトルコに行こうよ、仕事の関係でよく知っている店が有り格安で遊ばせてくれるんだ、マネージャーとも飲み友達で安心して遊べる所だからこれから行って見ないか」と誘われ「いいよ、行こう」と二人は南中洲のファッションヘルスに行きました。
「いらっしゃい、あ、金子さん」「今晩は今日は大学時代の友人を連れてきたよ、此方マネージャーの鈴木さん」「初めまして城戸と申します」「良くいらっしゃいました、金子さん、何時ものコースで良いですか?」「ああ、何時もので二人頼みます」
「じゃあ準備する間此方で何かおのみになりながら待っていてください」と豪華な応接セットがおいてある部屋に案内されボーイさんにウイスキーの水割りを頼み飲んでいたら「お待たせしました、用意が出来ましたのでご案内します」と鈴木さんが奥に案内してくれると長襦袢を着た女性が二人出迎えてくれました。「城戸様は此方にどうぞ」「金子様は此方に」と左右に分かれて個室に案内されました。
「私、茜と申しますどうぞよろしくお願いします。本日はご指名頂き有難う御座いました。一生懸命サービスさせていただきますのでごゆっくりなさってください。」お洋服は此処でお脱ぎになって下さい、私がハンガーにかけシャツは畳んでおこますから、お湯加減丁度良いと思いますのでお入りになって下さい」「茜さん、初めに言っておきますが僕こう言うところ初めてなんで宜しく頼みます」「はいっ、私がちゃんとして差し上げますからご心配なく」そういわれて誠は浴槽に入りました。
「お湯加減如何ですか?」「丁度良い加減です」「お出になるとき言ってくださいお体を洗って差し上げますから」湯から上がると白のパンツとブラジャーだけの茜が「この腰掛にお掛け下さい」と腰掛に座らせ頭から足先まで良い香りのするソープでくまなく丁寧に洗ってくれシャワーのお湯で流した後「もう一度浴槽にお入りに成って下さい、私もご一緒に入らせていただきますから」とブラジャーとショーツを脱いで一緒に浴槽に入り背中からお腹の辺りまでタオルでゆっくり流してくれました。
ブラジャーとショーツを脱いだ茜はむっちりと固太りで乳首はがンと上を向いた格好の良いおっぱいで、太股の付け根の当たりの蔭は可也濃く誠は目のやり場に困ってしまいました。
「サア出ましょう、今度はこのマットの上にうつ伏せになって下さい」と言われマットにうつ伏せになると、なにかヌルヌルすべすべする液体を掌で丁寧に全身お尻の割れ目の中までぬつた後茜が身体を重ねてきました。
背中に茜のおっぱいのふくらみを感じたと思ったら茜は重なった身体をくねらせ上下させ始めました。誠は此れが話しに聞いたパイズリというものかなと奇妙だが何か気持ちの良い感覚になってきました。
誠の太股を茜が自分の太股で挟んですりすりしだすと茜の濃い翳りが足に感じられました。
「さあ、今度は仰向けになって下さい」と仰向かされ、同じように乳液がゆっくり掌で全身に塗られ始められたら誠の男性は怒髪天をつくような状態になり「あらっ、お元気な事」とヌルヌルする手でしごかれると暴発しそうになりました。
仰向いた誠の上に茜が多いかぶさっり上に下にと身体をくゆらせ誠の男性を又に挟んでみたり色々官能を揺さぶります。
「うっ、うっ!」と誠は必死に暴発しないように耐えていましたが茜が誠の男性を口にくわえフェラチオを始めると辛抱溜まらず「おーっ!」と思わず声を上げ射精してしまいました。「御免、堪らなくなっちゃったものだから」「いいのよ、じゃあ流してお風呂に入りましょう」と乳液を流して誠を浴槽に入れると茜は誠の鼻の先に立ち、両手で誠の顔を自分の濃い翳りのところに強く引き寄せ翳りを誠の鼻先に押し付けました。
「私の此処、毛深くて御免ね、割れ目ちゃん見えないでしょう」「うん」「私此処の女性の中で一番濃いみたいなの、さあお風呂を出てベットに行きましょう」と誠をベットに誘いベットに仰向けになった茜は「木戸さんの好きなようになさって良いのよ、ねーおっぱいにキスしてくださらない、私おっぱいにキスされると凄く感じるの」といい、それからは夢の世界に入り「ごめんなさい」と誠の男性に口でスキンを手早く被せると「木戸さんはいってきて!」と誠を受け入れ「凄い!貴女の元気にまけそう、でも、あーアッ!きもちがいいー!たまらない!!」と悶え狂いだしました。誠も持ちよくなり
連続して3度も射精してしまいました。
誠はSEXってこんなに素晴しいものだったのかと初めて知りました。
「有難う御座いました、又きてくださいね」という茜に送られ応接室に戻ると金子が待っていて「目一杯楽しんだようだなー、たまに来たらいいよ、ここはだいじょうぶだから、じゃ今夜は此れで帰ろうか」帰りにもう1軒スナックによりビールで喉を潤して誠は金子と天神でわかれ久留米に帰りました。
筑後川の河川敷の改修工事は結いか工事が出て誠は引き続き工事の監督として駐在しましたが結婚相手の女性には相変わらず巡り会えず金子が紹介してくれた女性にはやんわりと交際を断られ、結婚を焦る自分が嫌になり金子が連れて行ってくれたソープランドにその後も月に1度くらい足を運び其の都度茜を指名しているうちに茜が単なる性のはけ口としての対象でなく、愛情は未だわいていませんが何となく心休まる存在になり茜と有っているだけで何故か元気がわいてきて仕事に対する意欲もわいてくるような気がするようになりました。結婚願望はありますが、其のうちに見つかるだろうと言う心境になり茜の所に行くため無駄遣いしないように「して、今日も茜の所に定期便みたいに足を運んできた誠でした。

男と女のエレジー第4話の1

2012-05-07 11:12:10 | Weblog

独身を貫こうなんて思っているわけではありませんが、女性と接する場が無く未だに彼女と言う人にはめぐり合えません。
「あっ、申し遅れましたが、私城戸誠と申しまして歳は34歳です」
大学の工学部土木工学科を卒業して土木建設会社に入社しまして最初に配属され場所が
岐阜県と富山県の県境に近い山の中のダム建設現場でそこで4年間現場工事をしました。
仕事の面では色色勉強になりましたが何しろ人里はなれた山の中で、たまに休みが有っても町まで降りてくるだけでも時間がかかるのと現場を預かっているといつ何時何が起きるか判りませんので現場の宿舎でゴロゴロしながら持ってきた本を読んだりかろうじて写るテレビを見たりして身体を休めているだけでした。
山の中の仕事は結構きつくこれといった娯楽も無いので楽しみといえば現場から上がって風呂に入り一杯の酒を飲むだけといった人達のなかで4年間揉まれている間に言葉使いも荒くなりあまり飲めなかった酒も強くなってしまいました。
私は2浪していますので4年たって本社に呼び戻された時には28歳になっていました。本社勤務が何時まで続くのか判りませんでしたが年もとってきたしそろそろ結婚して所帯を持ちたいと思いましたが縁遠いのか縁談の話を持ってきてくれる人もなく、またどなたか紹介してくださいと頼める人もいなくて結婚情報サービスに入会しましたが
僕の希望の人に中々巡り会えず、やっとこの人ならと言う人に出会い紹介され会って見たら写真で見た印象と丸で違った女性で、それどもと思い暫らく付き合ってみましたが話が合わず結局は駄目になりそれからも2~3ど紹介されましたがどの方もこの人ならという人に出会えないまま2年間50万円も会費を支払ったのに不調のまま脱会しました。
そうこうしているうちに会社から福岡県の河川敷工事のの新しい現場勤務を命じられ本社にいる間に嫁さんをと思っていた私の目算は駄目になってしまいました。

福岡の現場は入社そうそう送り込まれたダム建設現場と違って宿舎は久留米市内のアパートの一室で朝は8時から夕方5時までの作業時間中現場事務所に詰めて作業をしてくれる下請け会社の人たちの監督をしていればいいだけの比較的楽な仕事でした。
「城戸、福岡に行ったらあそこは適齢期の男性より女性のほうが多いからいい人が見つかるかもしれないよ、福岡の女性は美人が多いし頑張っていい人を見つけろよ」と赴任するとき課長から励まされ送り出されましたが、ここでも現場と宿舎のアパートを行き来するだけで女性に接する機会など全く無く悶々とした生活を送る日々でした。
ある時ふと大学時代可也仲良く付き合っていた同級生が福岡にいることを思い出し6年ぶりに電話をして見ました。
「もそもし、金子不動産ですか、私城戸と申しますが金子満さんは居られますでしょうか」「金子満は私ですが・・・」「あっ、満君、俺だよ、俺、ほら大学で同じゼミにいた城戸誠だよ」「なに?城戸誠?えーえーっ、そういえば城戸の声だよ、思い出したよ何年振りかなー、今何処にいるんだ、お前は土木建設会社に入って直ぐ山の中の抱く建設の現場に行かされたことは知っていたが・・・」
「いやー、6年ぶりだよ、お前の言うように大学を卒業してXX土木に入社して直ぐ岐阜県の山の中のダム建設現場に行かされ4年間いて本社に戻り2年いたら今度は筑後の河川敷の工事現場に行けといわれ半年前から来ているんだよ」
「なんだ、半年も前から来ていたのか、どうしてもっと早く連絡してくれなかったんだ」「悪い、悪い赴任してきて色々忙しくてさお前に連絡する事をころりと忘れていたんだ」「まあいい、それよりも早く会いたいナー、筑後だったら近いものなー」「「うん、今宿舎は久留米なんだ」「じゃあ40分もあれば西鉄で博多に来れるから博多で一杯遣ろうよ、何時来れる?」「何時でもいいよ、現場が5時に終わるから後は俺の自由時間だから」「よし!善は急げというから俺もあすは何も予定が無いから明日会おうよ」「わかった、じゃあ西鉄の改札口で6時半と言う事でどうだ」「OK迎えに行くよ」
と言う訳で誠は明日金子と6年ぶりに会うことにしました。
金子は大学を出ると郷里の福岡に帰りお父さんが営んでいた不動産やの跡取りとなるべく同業者に所で5年間実務の勉強をしてその間に宅地建物取引主任の資格も取って今はお父さんの会社で専務の肩書きでお父さんを助けながら頑張っています。
バブルの最盛期には不動産が飛ぶように売れ会社は随分儲かりましたが浮かれて変な投資などしないで内部留保を厚くして会社の基盤がために努めました。

「いょーう、城戸ー、随分たくましくなったナー」「やあ、金子ー、久しぶりだなー、学生時代から少しも変わっていないじゃないか、俺なんか土木屋の監督が仕事だから逞しくならないと馬鹿にされ思うように働いてくれないから知らぬ間に柄も悪くなり力仕事もしたのでこんなになってしまったよ」
「まさかお前から電話が掛かって来るなんて思っても見なかったから昨日はビックリしたり嬉しかったりでルンルンした気分だったよ」
「先ずは再開を祝して乾杯しなくてはな、何がいい?福岡は魚が美味いぞー、魚料理を食いにいくか」」と言うんで二人は満の行きつけの小料理屋に向かいました。
「まずは乾杯!良く来てくれたね」「乾杯有難う会えて嬉しいよ、ふーうっ美味いなー」「6年ぶりで何から話したらいいか判らないけどこれから暫らくは此方にいるんだろう?」「うん一応任期は3年と言う事だからあと2年は此方にいられると思うよ」
「そうかい、その間は時々会って飲もうよな」「いいねー飲もう飲もう」
「所で誠は俺より2歳年上だからもう30歳を越したよな、結婚しているの?」
「未だなんだよ、何しろ現場にいると女性に会う機会など全く無いからなー、お前はどうなんだ」「俺?俺はこの秋結婚するよ。親父が早く所帯を持って落ち着けと煩く言うので、俺はもう少し後でも良いと思っていたんだが彼女も結婚したいというのでな」
「そうかい、それは良かった、俺も良い人に早く巡り会いたいよ、誰かいい人がいたら紹介してくれよ」「うん、心掛けておくよ、話はこのくらいにして今夜は大いに飲もうぜ、ほれ、ぐっと杯を空けろよ」と6年ぶり再会の宴は盛り上がりました。
「俺さー、福岡に来る時課長から、福岡は適齢この男性より女性の方が多いから良い人を見つけるチャンスだぞ、なんていわれてきたけれど、なるほど来てみて判ったがいい女の人は沢山いるけどこう言う仕事をしていると接近する機会が無くてさー、まさか見ず知らずの女性に、貴女私と付き合って呉れませんかなんて言える訳が無いしさー」
「当たり前だよ、そんなことをしたら変態かと思われて仕舞うよ」「だろう、だから一人で悶々としていると言う訳よ」「俺もお前に合う様な人を探すが、まあ焦らずにおまえ自身未だ暫らく此方にいるんだからチャンスを逃さないように探せよ」
其の夜は小料理屋の後スナックにも行き誠は良い気分で久留米の宿舎に帰りました。