「お帰りなさいっ。」

「山」「旅」「食」を中心に綴りたいと思います。
ただいまって遊びにきて頂ければ嬉しいです。

険しき道のり。

2011年11月27日 | ヤマアルキ

お帰りなさい。

 

週末の朝、なつネエからお誘い。

「近くの山を歩いて、美味しいものでも食べない?」

相方も行っておいでと言ってくれたので、なつネエと二人でのんびり出発。

行き先は相方の実家から車で30分ほどで行ける 「浜石岳」。

標高は700mほどですが、海岸線に近いので、麓から登れば、それなりに標高差があります。

でも、今日は下山後がメインなので、車で八合目付近の「青少年野外センター」へ。

野外センターの駐車場奥から山道に入ります。

 

落ちた杉の葉で、ふかふか絨毯の山道です。 

 

次に命をつないでくれる虫さんたちもいないけれど、君は大丈夫なのかな?

 

照~る山、紅葉~ ♪

 

駐車場から45分ほどで山頂です。

お天気の週末、なだらかな山頂で、皆さん、思い思いに過ごしています。

 

海は広いな~ ♪♪

 

頭を雲の上に出し~ ♪♪♪

 

四方の山を従えて~ ♪

 

広い空~~~!

 

山頂でまったり過ごしてから下山して、次の目的地に向かいます。

向かったのは 「由比漁港」。

こちらで、桜えびのかき揚げ を食べるのですっ!

 

ところがっ!

私たちと同じことを考えた人たちが多かったらしく、車も停められず・・・。

泣く泣くあきらめて、次の候補地へ。

 

向かったのは 「富士川楽座」。

でも、こちらも大混雑。

駐車場に入るまでに30分以上かかりました。

お腹と背中がくっつくぞぉ~ ♪♪

 

レストランでも並んで、ようやく登頂できた かき揚げ山双耳峰 でした。

 

あ~、遠く険しい道のりだったぁ。 

 

 


事件ファイル10.「病院物語」

2011年11月19日 | ヒサの事件ファイル

お帰りなさい。

 

雨の週末のコーヒーブレイク。

 

『第1話.お見舞い』 

相方の同僚がお見舞いに来てくれた。

頂きもののリンゴを皆さんに出した。

「はい、どうぞ」

目が点になる同僚の皆さんと相方。  

あっ、相方の分だけじゃなくて、皆さんの分もすり下ろしちゃった。

「奥さん、久しぶりにすり下ろしリンゴを食べて、子どもの頃を思い出しました」 

気を使ってくれて、ありがと…。

 

『第2話.お見舞いpart.2』

相方の上司がお見舞いに来てくれた。

頂いたお花を傍にいた私の母に 「これ、花瓶にお願い」 と渡した。

「はい」 と受け取り、病室を出ていく母。

目が点になる部長さんと相方。   

「ヒ、ヒサ、あれ、部長の奥さん・・・」

「えっ・・・、えぇぇぇぇぇぇ!」 


だって、お母さんと背格好も服装も似てたんだもん。

 

『第3話.検温』

看護師さんが体温計を回収に来た。

「あ、相方さん、熱が下がりましたね」 

「え、まだ、測ってないですけど・・・」 

「あ、私が測っちゃった」 



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今月で、このブログを始めて丸3年。

3年間、ありがとうございました。

疲れたとき、悲しいときにクスッと笑えるブログを目指しましたが、実際には皆さんに助けていただくばかりの3年間でした。

辛いことや悲しいことは書かずに、楽しいことだけ書けばいいんじゃないかとも思いました。

でも、それは少し違うんじゃないかと思ったり、そもそも割り切って書けるほど大人でもなく・・・。

せっかく来て頂いた皆さんの気持を沈ませてしまうことが辛く、もうやめようと思うこともしばしばでした。

迷いながらの4年目ですが、もうしぱらくお付き合い頂ければ幸いです。      ヒサ

 

 

 


ヤマヤのお見舞い

2011年11月15日 | ヤマアレコレ

お帰りなさい。

 

相方のお見舞いに 「日本野鳥の会 アウトドアグローブ」 を頂いた。

私の分も。

滑り止めもついた優れものだ。

 

相方の入院中、たくさんの方にお見舞いに来て頂いた。

会社の方や親戚、友人、そして山仲間。

気づいたことがある。

山仲間は必ずと言っていいほど、山のアイテムをお見舞いに持ってきてくれる。

速乾タオル、ネックウォーマー、タオルマフラー ・・・・・・。

日常生活でも使えるものをセレクトしてくれたことがよくわかる。

何より、早く山に戻ってこいよというメッセージが込められている。

 

みなさん、ありがとうございます。

頑張って、一日も早く山に戻ります。

 

 

 


白い山と黄金色の森

2011年11月09日 | ヤマアルキ

お帰りなさい。

 

相方は実家での自宅療養が続いている。 

「瑞牆山からの富士山を撮ってきてくれないかな」

私に気分転換させようという、相方のみえみえの指令だ。


退院したばかりの相方の傍を離れるのは不安だったけれど、素直に受け止めることにした。

去年の秋、ひとりで山に行って、ちょっと怖い思いをしたので、友だちに一緒に行ってもらうことにした。

 


瑞牆山荘近くの木々もほとんど葉を落としていた。

でも落ち葉をさくさくと踏みしめながら、木洩れ日の森を歩くのは心地よい。

 


歩くにつれて身体が温まってくる。

でも、秋の冷たい空気で頭は冴えている。

いろんなことを考えているようで、でも思いはひとところにとどまらない。

そんな曖昧な時間が過ぎていく。

 

すっかり葉を落とした木々の間から瑞牆山の白い山肌が見えてくる。

やっぱり綺麗な山だな。

 


富士見平小屋も閉まっている。

少し前までは賑わったであろう余韻を周囲の空気に残している。

 


小屋から天鳥川に下って桃太郎岩を過ぎると岩が多くなる。

私の短い足では届かない箇所が多くて、いつも両手両足フル動員のコースだ。

久しぶりの全身運動で、明日は筋肉痛かな。

 

色づく山の向こうに墨絵のような富士山が浮かんでいる。

相方はあの麓にいるんだなと少し寂しくなる。

 

登山口から2時間半ちょっとで山頂に着いた。

 

雲は多いけれど空気は澄んでいる。


こんな日は飛べそうな気がする。


山頂から見える山々にご挨拶して、早々に下り始める。

 

 

相変わらず足が届かない。

飛び降りるわけにもいかず、岩の上をズリ落ちる。

 


所々に紅をさした黄金色の森を行く。

鈴の音が木々の間に吸い込まれていく。

早く帰りたい気持と、もう少し山にいたい気持が森のなかをさまよう。

 

家に着くと、すぐに相方の部屋に飛び込む。

「お帰り」

ベッドの上で相方が微笑む。

やっぱり、ここが私の帰る場所。