「お帰りなさいっ。」

「山」「旅」「食」を中心に綴りたいと思います。
ただいまって遊びにきて頂ければ嬉しいです。

副次的効果。

2010年03月29日 | いろいろ
お帰りなさい。




うちの相方は、ときどき私のプログをのぞいてる様子。


先日も、Sくんの記事 を読んだらしく、 

ホワイトデイから2週間遅れでチョコのお返しをくれました。 







この手は使えるかも。

って、書いたら、もう使えないか・・・。 

パワースポット!

2010年03月23日 | アチコチ
お帰りなさい。




連休は相方の実家にお彼岸のお墓参り。

昨秋の オハギ山 の標高を上回る ボタモチ山 にまず登頂。 

あまりの体の重さに危機感を感じて、どこかに歩きに行こうということに。


相方の実家にあった雑誌に、「久能山東照宮」 が静岡県の 〝パワースポット〟 のひとつだと
書いてあるのをちょうど発見。






パワースポットと言えば、明治神宮の加藤清正公の井戸に代表されるように、
いま旬な話題。

ランドネでも、パワースポットの本が発刊されるらしい・・・・・・ランドネノ マワシモノカ 






ということで行って参りました、久能山東照宮

元和2年(1616年)4月17日に徳川家康が亡くなった当夜のうちに、こちらに葬られたそうです。

西国に不安があった家康公の遺言により、西方に向かって葬られたそうです。

亡くなっても睨みをきかせていたんですね。



日本平からロープウェイでも行けるそうですが、もちろん海岸線から表参道の階段を昇ります。





しかーし!

九十九折の階段が、どこまでも続いています。




「ねぇ、何段あるの?」 

「えーっと、1159段だって」 

「えっ・・・・・・、ロープウェイにすればよかった」 


でも、途中からは、こんな景色も見えます。

イチゴ狩りのできるビニールハウスの向こうには、水平線!

もう少しお天気が良ければ、富士山や伊豆半島も望めるそうです。
 




ようやく楼門が見えてきましたー。 





楼門には、こんなきらびやかな方たちが!

カル2さーん! 建立日探したんですけど見つかりませんでした。

でも、ここ数年で改修が行われたばかりということですので、新しいお二方ではないかと・・・。 









楼門をくぐると、唐門への階段がありますが、まだ改修中なのか、昇ることができませんでした。





唐門の脇の階段から本殿に向かいます。

途中の日枝神社のお賽銭箱も、「葵」 の御紋です。






豪奢な拝殿、本殿です。

改修されたばかりということで、とても色鮮やかです。 









本殿の奥にある家康公の御神廟です。




日光東照宮の19年前に造られ、日光よりも小規模ですが、国宝や重要文化財も多く、
一見の価値ありです。

それに、参道の階段から望む広やかな景色も魅力です。



えっ、パワースポットとしての効力ですか?

えーっと・・・

帰りに寄ったイチゴ狩りで、◎十個食べて、充分に元を取ることができました。 

恐るべし! 家康公のパワー!


S君のニッポン奮闘記その7. 「ビックリ バレンタイン!」

2010年03月19日 | S君のニッポン奮闘記
お帰りなさい。



1ヶ月前、S君が興奮した面持ちで私のところに走ってきました。

「ヒッ、ヒッ、ヒ、ヒササ~ンッ!!」 


思わず後ずさる私。

「な、なに、どうしたの?」 

「チ、チ、チヅルサンガ・・・」 
   注) ちづるちゃんはわが部署の人気№1女子です。 


「えっ、ナニ? ちづるちゃんがどうしたのっ!?  あっ、何か変なこと言って怒らせたんでしょ?」

「チガイマスッ! チヅルサンガ チョコ クレタンデスッ!! 」 

「え~~~っ!! 生きてて良かったね~。」 ・・・・・・ ソレハ イイスギ ダロ



1年前のことを思うと、夢のようです・・・。

オネーサンは嬉しいよ・・・。 


「ちゃんとお礼言ったの? ホワイトディにお返ししなきゃね」

「ハイッ!!  オレイニ ショクジニ サソオウト オモウンデス!!」


・・・待てよ。 私のささやかな脳みそがフル回転を始めます。 


「ねぇ、S君、どんなチョコもらったの?」

「コ、コレデスッ!!  ヒササン タベテハ ダメデスヨッ!」 

だれが食べるか~っ!! 


う~ん・・・。

ビミョーだ。

義理チョコにしては高級。でも本命チョコには物足りない感じがする。


「S君、カードか何かついてた?」

「ハイッ!!」

「よかったら、見せてくれる?」

「ダメデスッ!!」 

「……。」 


放っておけばいいと思いつつも、
すっかり保護者気分の私は、ちづるちゃんにそれとなく聞いてみました。

「ちづるちゃーん、S君がチョコもらったって喜んでたよー」

「あっ、そうですか。良かったです」

「お礼に食事に誘いたいって言ってたけど…」

「わぁっ、嬉しいですっ!!」

「えっ、いいの?」

「はい。チョコに深い意味はないですけど、Sさんはいい人だと思います」

「あっ、そうなんだ。よろしくねー」


ということで、二人は最近、食事に行ったようです。

正直、今後の展開が気になりますけど、柱の蔭からコソッと見守りたいと思います。



ところでっ!!

S君!

私もチョコあげたよねー。

もうホワイトデーはとっくに過ぎたけど・・・。 


ドレス・コードは、さくら色。

2010年03月15日 | ヤマアルキ
お帰りなさい。




週末に、なつネエ(相方のお姉さん)、ゆきネエ(私の兄の奥さん)から、
陽だまりハイクに誘われました。


ハイクの数日前に、なつネエからメールが・・・。

「春だから、ドレス・コードは さくら色 よ!」 

「えっ・・・」 

相方にメールを見せると、

「無視しろっ!」 




さて、当日はいいお天気。 

絶好のハイキング日和です。


ゆきネエも私も、なつネエの指令通りに、さくら色を身につけていきました。  


でもっ!


「なつネエ、さくら色は?」

「ふふふっ、後で見せてあげるわ」 



ハイキングコースは、私が好きな金冠山~達磨山。

コース脇には雪も少し残っていますが、春の陽射しが温かい、気持ちがいい道です。





山火事の際の防火帯を兼ねた広い登山道を、

3人でオシャベリしながら、ゆっくり、まったり歩きます。   





金冠山からの富士山は今日も綺麗です。





達磨山へは、大きな富士山を背に登ります。




だるま山高原レストハウスの駐車場から約2時間弱で達磨山山頂です。





ここで、相方がいなり寿司をザックから取り出します。




「えっ、ヒサちゃんが作ったの?」 

「はい。今朝、作ってきました」

「きゃっー、ありがとう!!」  

「急いで作ったので、味はわかんないですけど・・・」 

「美味しいわよー。ポイント高いわよー。」  

「ありがとうございます。 あっ、そのポイント、貯めたら何かに使えますか?」 

「あらっ! しっかりしてるわねぇ。でも、食べ終わるまでがポイントの有効期限だったから、
もう無効よ。残念だったわね。」 

「・・・・・・。」 



山頂でゆっくりしてから、下ります。

《だるま山高原レストハウス-金冠山-小達磨山-達磨山》

往復約4時間の、まったりハイキングでした。


レストハウスで、スイーツセット(アイス+ゼリー+ロールケーキにコーヒーがついて500円はお得です)

を食べてから、大仁(おおひと)の日帰り温泉へ。





温泉の更衣室で、なつネエが見せてくれました。

確かに、ドレス・コードの さくら色 の☆◇◎△※を・・・。    


あとで、相方に報告しようとすると、

「わかってる。最後まで言うな。アイツはそういう奴だ・・・。」 




楽しく歩く機会をつくってくれた、なつネエとゆきネエに感謝しています。

難しく考えずに、身体と気持ちが欲するままに歩ければ幸せなんだと思えた一日でした。




事件ファイル番外編その2.「習い性 ・・・ あるいは山欠症状?」

2010年03月12日 | ヒサの事件ファイル
お帰りなさい。




シーン1.「出張」

「ヒサくん、そんなにペットボトル買いこんでどうするんだ」 

「えっ、主任。到着まで5時間以上の行動時間ですよ。こまめに水分とらないとバテますよ」 

「ヒサくん…、電車に乗ってるだけだろ。山に行くんじゃないんだから・・・」 

「あっ・・・」 





シーン2.「会議」

「やはり、製作部と営業部の間で標高差があり、うまくいっていません。」 

 首を傾げる出席者たち。  

「この標高差を解消するために・・・」

 隣から私をつつく同僚。 

「ヒサ、標高差じゃなくって、 温度差。   お、ん、ど、さ!

「あっ・・・」 





シーン3.「ショッピング」

 結婚式などに持っていくフォーマルバッグを買いに行きました。

 どの大きさがいいのか迷って、店員さんに聞いてみます。

「ご祝儀袋が入る大きさって、何リットルくらいですか?」

「えっ・・・、何リットル???」 


「あっ・・・」  



今日の一言.その8 「惜しいっ!」

2010年03月06日 | 今日の一言
お帰りなさい。




春から入社予定の内定者が研修に来ました。


「4月から入社する◎◎ヤマです。宜しくお願いします。」


「えっ!  フユヤマ さん!?」 


ついに、

ついに、この日が・・・。 

うちの会社には、春山さん、夏山さん、秋山さん、 がいます。  


あとは、冬山さん、だけだったんです。 




感慨にふける私に、とまどったように内定者が答えました。

「え、いえ・・・。 フ  ヤマです。」 


「えっ! フユヤマじゃないのっ!?   惜しいっ!」 



思わずあやまる内定者。

「す、すみません・・・」 


人事課の同期の友だちが、私をにらみつけながら、内定者を慰めます。

「いいのよ。この人のことは気にしないで」 




ごめんね~。 つい・・・。

だって、ほんとに惜しかったんだもん。 



引き続き、 求む、冬山さん!!



城の崎にて 【後編】

2010年03月01日 | 
お帰りなさい。


【前編】からどうぞ。

【中編】より続きます。


外湯巡りで、お腹もほどよくすきました。

さぁ、カニカニわーるどの始まりです。


ゆでガニっ~!




カニ刺し~~っ!!




カニみそ~~~っ




カニの天ぷらも出たんですけど、撮る前に食べちゃいました・・・。



つづいては、ウシウシわーるどへ。

但馬牛のステ~キ!




但馬牛のにぎりっ!!!




但馬牛のしゃぶしゃぶも出たんですけど、こちらも気がついた時には食べ終わってました・・・。 





翌日は、お土産を買いながら、駅に向かいます。


【いつか見た風景】

じっと、かにラーメンを見つめる私。

「ヒサ、また、その中にカニが丸ごと入ってると思ってるんじゃないだろうな」 

「えっ・・・ 








「川沿いの桜が咲いたら綺麗だろうな。また来ような、ヒサ」


ふだん口数の少ない相方にそんなこと言われると、涙を抑えられなくなる。

しょうがないから、相方の大きい背中を思いっきり叩いてみる。

気にせずに歩いていく相方の背中に、小さな声でつぶやく。


ありがと。

もう大丈夫だよ。


聞こえているのか、聞こえていないのか、相方は振り向きもせずに大股で歩いていく。

その後を小走りで追いかける。






最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。  ひさ

城の崎にて 【中編】

2010年03月01日 | 
お帰りなさい。


【前編】より続きます。



駅前の、賑やかなカニ街道を抜けると、温泉街に入ります。

桜並木の川沿いに旅館やお店が並び、落ち着いた風情です。





こちらは、昨年できた「木屋町小路」。 雰囲気がいいお店が並んでいます。





至るところに、足湯(手湯も)や飲泉所があり、のんびりと街歩きが楽しめます。










宿にチェックインしてから、城崎温泉名物の 「外湯めぐり」 に出かけました。

七つの外湯があり、宿泊客は宿で入浴券をもらって何軒でも無料で入れます。





まずは駅前の、「さとの湯」
サウナや、展望露天風呂がありました。





続いて、「地蔵湯」
入口脇のお地蔵さまにお参りしてから入りました。
とっても広くて開放感があるお風呂でした。





次は「柳湯」
川沿いにある、こじんまりとして落ち着いたお風呂。
地元の方が多かったような気がします。
ここで相方はギブアップ・・・。 








合間にプリンを食べて、四湯目は、「一の湯」
洞窟風呂が楽しかったです。





五湯目は、「御所の湯」
外湯のなかでは、最も新しいそうです。
ヒノキのお風呂と岩風呂がありました。




さすがに時間的にも体力的にも私もここで終了。

それぞれの外湯の効能を信じれば、

「自然に癒され、運が開け、子孫が繁栄し、家内安全で、美人になった」 ・・・はず。


さ、次は食べて幸せになろうっと。 


【後編】へ続きます。



城の崎にて 【前編】

2010年03月01日 | 
お帰りなさい。



先週の半ば、昼休みに相方からメールが届きました。

プライベートではあまりメールを使わない相方には珍しいことです。


「明後日休めたら、温泉に行かないか」


温泉好きでもない相方にしては、さらに珍しいことです。

「何とか休めると思うけど、どこ行くの?」

「城崎」

「えっ・・・!?」



ということで、行ってきました。

城崎温泉。

持ち物は発売になったばかりのランドネと文庫本。

そして、カメラと簡単な着替えだけ。







乗換の京都駅で“めはり寿司”を買い込んで、「特急きのさき」に乗り込みます。










車内で本を読んでいる私の隣では、前日も仕事で遅かった相方が寝ています。


いくら鈍感な私でもわかります。

この旅が、体調がよくなくて沈みがちな私のためだということくらい。

何日か前にテレビの旅番組を見ているときに、温泉に行ってカニを思いっきり食べたいなぁ、
と私が何げなくつぶやいたのを相方はきっと聞いていたんです。

一生懸命に宿を探してくれたんだろうなぁと思うと、涙腺が緩みます。

でも、ここで泣くのは恥ずかしいので、寝ている相方の頬を思いっきりつねってみます。

「いてぇっー!!」

飛び起きて周りを見回す相方。

その姿がおかしくって、涙は止まりました…。




京都から2時間半ほどで城崎温泉到着です。

駅前にはお決まりの写真ボードが置いてあります。

お父さんに促されても恥ずかしがって、ボードから顔を出さない子どもを横目に、

「相方、撮って!!」

「お、おぅ・・・。」 





駅前から温泉街に続く道は、カニづくしです。

まさに、「ザ・カニ・ロード」 です。


見上げれば、カニ。





歩道にも、カニ、です。





もちろん、店先には、カニ、カニ、カニです。

この辺りに揚がるズワイガニは、主に松葉ガニ というブランド名で呼ばれます。

同じズワイガニでも、地域によって、越前ガニ、間人(たいざ)ガニ、津居山ガニ、
など、いろいろな呼び名(ブランド名)があるそうです。






相方の実家と私の実家に、少しだけカニを送ってから、温泉街に向かいます。



【中編】へ続きます。