GM破たん！

今日、激震がはしった。とうとうアメリカの自動車会社GMが事実上経営破たんした。日本でいう「民事再生法」を適応した。
やはり予想通りのことが起こってしまった。
これからは、アメリカ政府とカナダ政府がGMを事実上運営していくことになる。
これでここ何ヶ月かでビック３の２たつが経営破たんしてしまった。
リーマンブラザーズどこではない負債額だ。
このニュースをマジかにテレビの前で見てていたら、「日本の企業、経営破たん後の復活！」という特集がながれた。その中で自分がお世話になっている「そごう」が取り上げられていた。まさしく「そごう百貨店」はセブンIホールデイングズの傘下にはいり復活した！！
また、吉野家復活もよい例で取り上げられていた。このように大きな企業が破たんしても、現に復活している企業がたくさんある。
このようにGMも早く復活し、景気がよくなってもらいたいものであります。
GMが破たんして少なからず日本にも影響がでるだろう。もちろん我々にも少なからず影響が出て売り上げ低迷になるだろう。今年も覚悟しなくてはいけないかも。

サンドブラストガラス業界のこれからは・・・・・

この船橋展示期間中に、あるガラス業者と夜、夕食をとった。以前から約束していたので、わざわざ船橋まで会いにきてくれた。
まーいろいろとつもり積もった話もいろいろあった。
年が近いせいか、話も合うし、経営センスもなかなかなものである。自分も別な意味製作者でもあり経営者であるが、その目線からみても、将来が楽しみな人物である。
話の内容はこれからのこのガラス業界のこと。とにかく２人だけの雑談会ではあったが話しが止まらない。
この不景気の中、これから１０年２０年先を見つめて行かなければ経営者とはいえない。これからどのような方向性ですすめばプラスの方向にすすんでいくのかは、経営者のかじとりにかかっている。社員をたくさんかかえる会社は大変である。
課題は「ここ半年間のガラス食器売り上げ低下」である。
この課題には自分も興味がある。ガラス業界だけではないのだが・・・・
「作家である前に職人でありたい。」という自分の考え方がある。なぜそのような考え方になっかのか？もちろん自分が作りたいものを作ってそれが世間に認めてもらって購入していただければ、大変幸いなことではあるが、世間はそう甘くはない。自分の作ったものを販売して「飯を食う」のは大変である。特に当工房のように売り上げの約９５％が作品販売の売り上げが軸になっている以上、とにかくお客様優先でよい物作りをしていかなくてはならない。よい物作りとはなにか？ものがよいだけでは売れない。よい物と売れるものは違うのである。
作品や商品がとびっきりよくても売れないものは売れないし・・・・・
結果はやはり簡単なお話。
時代時代にお客様が今求めているものと製作者の求めているものが少しでも近づけば売れる物になる。
口でいうのは簡単だが、これがすごく難しい！
また、昔に戻って、自分の技術をなげうって「ガラス教室」でも開けばこんなに悩む必要もないのだが・・・・だが、「物作りで食べてく！」と自分で決めて進んだ道だから。指導者の道に入るのは歳とって物作りができなくなったら考えればよいと思うようになった。
「一度決めたら後戻りはしない！！」
今まで仕事以外でもなんでもそのような信念でやってきた。一度決めたことはとことん突き進む！！これは、高校時代バドミントンをやって身についた考え方だ。
今、振り返ると、自分が作りたいと思うものをあまり作っていない。個性や感情を丸出しにして、作っていけたらどんなにいいだろうか・・・・・
でもそれは、今できないのが現状だ。やはり、市場をみながら、今なにを市場が望んでいるのかを適切に判断し、もの作りをしていかなくてはならない。
この作家芸と職人芸のハザマでどのように生きぬいていくのか・・・・
一線はひけないから「ぼやけた線」がいいのか・・・・ぼやけた線もいいのかもしれない。柔軟性をもたせ、市場にマッチしたものを作る。
今回の話は男２人居酒屋で５時間にもおよんだ。
結果は、ガラス吹き職人→切子やサンドブラスト職人→腐食職人→販売員や実演者まで一体化し、一本の線になり、情報をみつにながし話会い、今何をお客様が望んでいるのかをガラス吹き職人まで伝えるか。
当たり前の話かもしれないが、いままで、この簡単な行動がなされていないのが現状かもしれない。やはりガラスは分業制だから、各職人さんにもプライドがあり、お互い情報を聞きづらい面もあったように思う。
この「プライド」を突き破り、このガラス業界低迷に歯止めをしないと、と思う２人なのであります。明日仕事があるから、雑談会は終了。明日仕事がなければまだまだ続くぞ！！って感じでした。
これからは若手もどんどん遠慮なしに前にでないといけませんね！！