栃原敏子 日々あれこれ

アーティストとわん子との生活はハプニングいっぱい。楽しさもいっぱい。
http://tochihara.com/

ルーマニアの旅8

2010-06-29 03:24:17 | Weblog
さて、お待たせしました!
ルーマニア、ブランクーシの続きです。

ブランクーシの  〈柱〉  〈門〉  〈円卓〉 これらは第一次世界大戦戦没兵士の記念碑
として創られたものだそうです。
最初に見た 「接吻の門 La Porte du Baiser」
次に見た 「沈黙の円卓 La Table du silence」
そして、これからご紹介する 「無限柱 La Colonne sans fin」
どれをとってもタイトルまでが心に響いて来ます。。

期待に胸をふくらませて「無限柱」に向かう私たち。。
初めにここトゥルグ・ジウについてMihai Topescu さんを待っていた時に
ちらっと見えたあの「無限柱」に思いを馳せながら。。

わぉ~~!
芸術作品は絶対に実物に限りますね!



ちょっと近づいて。。



もうちょっと近づいてみると。。



高さ約30mほどあります。
長い間の風雪に耐え、凍てつく大地にも凛として立っている姿に感動です。

よく見るとすこ~~し傾いています。
実際は垂直より7度傾いているのだそうです。
1950年代スターリンに傾倒した時の市長によって引き倒されようとしたのだそうです。
何頭もの馬で3日間試みられたがわずかに傾いただけで止まったのだとか。。

ここにブランクーシの作家魂を見たのでした。

作家がモノを創る時に作品に込める思いはこうしてちゃんと作品の中に残って
息づいていくような気がしました。

アートも素晴らしかったし、案内して下さったガラスの作家 Mihai Topescu さん
にもお目にかかれた事は大きな宝物になりました。

この後、私たちはMihai Topescu さんのアトリエにお邪魔することに。。






コメント
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