高野山に自転車で行くっていうのは、2年ほど前からの目標だった。
今回、ミューズサイクリングクラブで企画してくれたので、喜んで参加した。
リーダーのW田さんは、いつも 「大丈夫、だいじょうぶ、ゆっくりのんびり登りましょう」
と言ってくれるので、安心して参加するのだが、いざ走ってみると、これがけっこうきつい。
だいじょうぶやないって・・・ ということが何回かあったので、
ひそかに、「詐欺師W田」と呼んでいる。
今回はいかに?
JR橋本駅前、9時半に集合。総勢16人だ。
Y本さんは、車で伴走してくださる。 とても安心。
紀ノ川沿いの道を気持ちよく走り、学文路駅の前など通って、赤瀬橋に到着。
ここまでは順調。
丹生川沿いの道に入る。
ところが・・・道行く人が、通行止めなので引き返してきた、などと話してくれた。
観光協会に問い合わせると、自転車なら行けますとのことだったが・・・?
行けるとこまで行ってみよう、とのことで、前へ進む。
そしたら・・・
道路にぽっかりと大穴。しかも、上からのぞくと下に川が見えている・・・
夜、何も知らないで走ったら、と思うとぞっとする。
土砂くずれの箇所もいくつか。
そのたびに自転車を担いで、ヨタヨタと歩いた。足元も危ないし。
道路のアスファルトがすっかりはがれて、別の場所に打ち上げられていた。
すさまじい豪雨の爪跡だ。
それでも引き返さず、前に進んだが、一番の難関が待っていた・・・
道がほぼ崩れて、ガードレールの部分しか残っていないのだ。
自転車を押しては通れない。担ぐしかない。ムリぃ~~~
男性陣はみな、自転車をかついで余裕で渡っていく。
ロシアンルーレットみたいに、何人目かで崩れるんと違うやろか?
と言ってる人もいたが。
ありがたいことに、女性4人は身ひとつで渡り、
4台の自転車は、男性陣がまた身の危険もかえりみず運んでくださった。
ありがとうございます。このご恩は一生・・次回のサイクリングまで忘れません。
悪路を無事乗り切り、ほっとしたが、このあとが私にとっての悪路。
延々と続く登り坂 気持ちは
7㎞のなんと長いこと (やっぱり、詐欺師か・・・)
ゆっくりゆっくりペダルを踏んで、なんとか 「これで登りが終わり」 の地点に到着。
蔵王峠を少し下ったところで見たような、神々しい山並みだった。
2時半ごろ、ようやく昼食場所に到着。 「楊柳」 というお店で精進料理を予約してくれてたのだ。
お腹空き過ぎだったからかもしれないが、すご~く美味しかった
それに、16人みんなに1本ずつ500mlのペットボトル入りの水をくださった。
きっとW田さんのお人柄がよかったからサービスしてくれたんだろうなあ
時間が遅くなってしまったので、奥の院散策は中止にして、奥の院前で記念撮影。
悪路や登り坂をいっしょに楽しんだり苦しんだりした、本日の仲間です。
丹生川周辺はひどい被害だったけど、早く復旧して、またみんなで来たいですね。