hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Mackenzie Falls ( Sonny with a chance )

2010年05月29日 | テレビ
 我が家のテレビはディズニーチャンネル専用テレビのよう。
 その中でも子供たちが気に入って見ている番組「Sonny with a chance」。
 テレビ局が舞台で、「So Random」というコメディ番組のキャストと、ゴシップガールのパロディのようなドラマ「MacKenzie Falls」のキャストたちがライバル意識を燃やして、なんやかや、わいわいやっている内容であります。お互い憎まれ口をききながらも、いざとなったら思いやったり。
 「So Random」のキャストは面白いくらいに冴えないメンツ。太った白人の男の子、ブラックなのにおしゃれじゃない男の子、girl next door的な Sonny。でもほぼ全員が好感をもたれるタイプ。
 一方「Mackenzie Falls」の方は対照的に全員迫力があるというか存在感のあるキャストにしてあります。いわゆるイケメン、でも鼻もちならない Chad、ゴージャスなぺネロぺ、キャラクターもさることながら顔が強烈なデボン。でも誰も人気がないような感じ。
 一応一人ひとり人種というか髪や肌の色などを対称的にしてあり、そこが面白いところの一つです。
 「Gossip Girl」好きな私は「Mackenzie Falls」が好き!ありえないくらい陳腐な劇を、さも劇的な音楽や演出で大真面目にやっている、でも面白さもかなり中途半端という絶妙な感じが素敵です。主役のマッケンジーのカッコよさもこれまた中途半端なのに、恰好つけてスカシテいるところが可愛くて。


今日の日記: 
 Gossip Girl つながりで、うちにいる7歳のGossip Girlのお話を。
 娘の Nancy は Fashionista。おしゃれ大好きです。「おしゃれ」というか、とてつもなく奇抜で将来は Vivian West あたりでお世話になれないかしら、という感じ。
 Nancyは制服を着ていてもおしゃれに抜かりはありません。朝は普通の恰好で出て行ったはずでも、お迎えのときには制服のシャツが外に出ていて、ハイソックスはルーズソックス状態(ただのずんだれ?)、腕にはブレスレット、首にはネックレス、ヘアバンドの重ねづけ(ブレアの仲間?)。当然リップグロスなんかもぬっていたりします。
 「この人のこの恰好、いいのか?」
 さすがに不安に思っていたら、ついに全校宛ての学校からの手紙にこうあった

 今一度お子さんの服装をチェックしてください。夏服(ギンガムチェックのワンピース)の下にレギンスをはくこと、odd socks は禁止です。アクセサリーも宗教的理由以外には着用させないでください。来週服装検査をします。

 よく考えると、スカートの下にフリルのついたレギンスをはいているのも、色柄つきソックスをはいているのも、私の知る限りうちの子だけだな・・・・
 校内初の服装検査。本当はうちの子一人チェックするだけでいいのでは?
 
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The Invisible Dog

2010年05月23日 | Nancy 10 読書
 犬が欲しくてたまらない女の子が、空想の透明犬を飼うことに決めた。その後、本物の犬を飼うことができるようになって・・・・

 作家の Dick Smith King はイギリスの児童作家の中でも、動物をテーマにした作品で有名です。おなじみの映画「Babe」も彼の「The Sheep Dog」が原作です。
 動物好きで、農場にて実体験を通してみつめてきた動物の特徴や習性を丁寧に描写しているところが、彼の作品の魅力です。

 なんて書きましたが、我が家ではこれまで気になっていた作家ではあるけれど、なかなか縁遠かったお人です。理由その1、私が動物ものが苦手で(Charlette Webを読めたのは大きい)、なかなか手が伸びない。その2、Captain R は動物ものには全く興味なし。学校の課題で Animal Ark が渡された週は、イヤでイヤで泣きながら1週間かけて読んでいました。その3、Nancy は Little Animal Ark を好んで読んだり、動物が表紙の本を欲しがるけれど、夢中になっているかどうかは怪しいところ。
 ところが、今回この本を学校の課題として渡されると、一気に読み切り、大興奮であらすじをしゃべっていました。(申し訳ないけれど、忙しくて聞いているふりをしていたので、どんな話なのか、ちょっとわかりませんでした。)

 その他 Nancy が読んだ本:

 「Helicopter Hare」

 「The Spook Step Out」
 
 絵本「Mr Bear's Picnic」

 「Mr.Majeika and the Ghost Train」

 「いっすんぼうし」

 「もりのひなまつり」
 
 ただ今わたくし、「The White Tiger」に夢中なもんで、子供たちの本の内容をチェックしたり、一緒に読んだりする余裕なし。しばらくはただタイトルを並べるだけになりそうです。
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Shapeshifter #4,5

2010年05月22日 | Captain R 13 読書
 4巻「Dowsing the Dead」

 5巻「Stirring the Storm」

 きっと昨晩、就寝時間過ぎてもこっそり読んでいたに違いない。
 私が「そのチャプターが終わったら寝なさいよ」と言った時は半分くらいだったはず・・・あんにゃろめ!
 これにてシリーズ読破。5巻でサラッと終わるとはいえ、遊びの予定がびっちりで読書の時間がほとんどない中、短時間にものすごい集中力でフィニッシュ。その気合いのほんの少しでも漢字テストの時間に出してくれればいいのに・・・・
 本の概要については、5月4日の記事で。
 とにかくお気に入りシリーズに仲間入りであります。
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Princess Poems

2010年05月20日 | Nancy 10 読書
 久しぶりに娘も一緒に図書館へ行って、自分で選んで借りてきました。
 今日までに読んだ本を記録。
 まずは写真を載せてある「プリンセス・ポエム」。
 これはタイトルの通り、プリンセスに関するポエムがいっぱい書かれている作品です。
 裏表紙の紹介は、こんな感じ。

 A gorgeous collection of poems filled with tips on how to behave like a princess, meet the right prince and avoid the danger posted by wicked stepmothers, dragons and unhappy fairy godmothers.

 完全なオリジナルですが、童話の中のプリンセスを登場させてあったりもします。なかなか面白いですよ。


 「Wizzard Gold」(Wizard Wizzleシリーズ)

 王様付きのドジな魔法使いが盗まれた宝物を探す話。

 「Poppy and Max and too Many Muffins」(Poppy and Max シリーズ)

 ちょっと太り始めた犬のマックスのために一週間のエキササイズ計画を立てる二人だけれど、マックスのやる気はいまいちで・・・・ 

 絵本「Floppy's Friends」(English and Urdu)

 Robbie went out to play with his friends. They were all sizes and colours but...they only ever played with the rabbits who looked like them. から始まる文章。思いっきり直接的に人種や肌の色に関しての問題をテーマにしています。そこへどこにも属さないウサギ(ミックスというよりまだらな)がやってきて・・・という話なのです。23ヶ国語に翻訳されていて、この本のように dual language になっています。
 私は道徳心をテーマにしていたり、教育的purposeの内容の本も好きな方ですが、これに関しては、あまりにもストレートすぎるし、過剰に意識しすぎていてあまり好きではありませんでした。基本的にこの本を喜んで読むくらいの年齢の子供たちは、よっぽどではない限り、肌の色や人種にこだわったりしません。逆に意識させてしまうような内容なので、読む側は気をつけなければならないと思いました。
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The White Tiger

2010年05月19日 | 洋書
 ずっと読みたいと思っていた「The White Tiger」を読み始めました。
 私にしては珍しく、書評も裏表紙も読まずに始めています。
 電車の中で読んだのですが、あまりの面白さに、何度もニヤニヤしてしまって、ちょっと恥ずかしかったかもしれません。
 私は耳が良くないので(今日もガイドツアーで撃沈)、あまりオーディオを利用することはないのですが、この本に関しては、自分の頭の中に自然にインド訛りの英語が聞こえてくる感じなんです。
 主人公の語り(手紙文)なのですが、その英語が不自由なところからくるストレートな物言い、純粋であるがためのrude さ、自滅的アイロニーが、ものすごくよく表現されていて感服しています。
 この調子で読み進めていければいいけれど。


今日の日記:

 今日は1日フリー。前々から行きたかった小さなミュージアムへ。元著名な建築家の家なのですが、中には「これでもか!」というくらい素晴らしいものから、ガラクタのようだけれど高価なんだろうな、というものまで、びっちり展示してありました。さすがは建築家、少しの隙間も無駄にしないように設計されていて、天井から屋根の上まで凝りに凝りまくっていました。
 からくりのある博物館で、ホガースの絵の掛っている壁が扉のように開き、その中に建物のデザイン画などがこれまたびっちり掛っていて、その壁もまた開き・・・・吹き抜けになっている向こう側にスタチューやその他色々が所狭しと飾ってありました。
 「こんな収集家というか浪費家の妻って大変だよなー、いや、独身に違いない。」と要らぬことを考えていると、ホガースのコレクションは奥さんがクリスティのオークションで落としたもの、と記載が。「結婚しているの?!」
 その後学芸員が、なりそめは分からないのだけれど、明らかに奥さん方が財産もちだったらしく、収集が始まったのは奥さんに莫大な遺産が入ってから、だと説明してくれました。 ちなみに、このホガースのコレクションはストーリーになっていて、ある人物が莫大な遺産を手に入れ、浪費しまくり、最後は悲惨な人生を送る、というもの。本人はどういうつもりでこの絵を落札し、飾ることにしたのか・・・・一番面白く思った点でした。
 あとは、声もアクセントもコリン・ファースにそっくりのガイドさんがいて、わざわざ反対側に回って顔を見てきましたが、まぁ・・・・残念でした。
 というくらいで、一体何をしに行っているのか、私には芸術を楽しむ心が欠けているのかもしれません(笑)
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Shapeshifter #3

2010年05月18日 | Captain R 13 読書
 「いや~・・・ほんっとにイイ本だ・・・・・」

と目を細めてしみじみ言いながら、読み終わった本を渡してきました。
 fantasy部分も、action部分も「すごく良く」て、gripping で page turner なんだそうです。
 すみません、こんな程度の感想で。一応眠る寸前だったから、ということで。

 Shapeshifter3巻 「Going to Ground」

 Shapeshifterシリーズと The Last Dragon Chroniclesシリーズ、どちらも甲乙つけがたいみたいで、交互に読んでいます。よく confuse しないなぁーと感心します。

 娘もそれなりに本を読んでいるはずなので、頑張って記録していこうと思っているんですけどね・・・・
 明日は丸1日「Me Free Day」(Yeah!)なので、なんかそれどころじゃないです(笑)こんなチャンス1年に一度あるかないか。(こちらでは学校も習い事も遊びに行くのも送迎、家に子供を置いて出かけると多分通報されます)
 何しよう、どこへ行こう、何食べよう、いざとなると決められないなー・・・
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The Fire Within

2010年05月14日 | Captain R 13 読書
 いや~、ホントに気持ち悪いです、表紙が。でも、ここまでインパクトのある表紙を擁すというのもまた素晴らしいことのような・・・
 私の視界に飛び込んできたのはごく最近だったのですが(多分見えないふりをしてきたのかも)、ずい分前から日本でも結構読まれている本だったようですね。
 「装丁の美しさに魅かれ」なんてコメントもあって、びっくりしたものですが、日本語版「龍の棲む家」は確かに綺麗かもー・・・・
 日本のアマゾンでの評判はなかなか分かれているようです。英国での評価はかなり高い方だと思います。うちの息子の評価も 10 out of 10
 さて、内容ですが、
 進学をして下宿に住むことになった David。下宿先の条件は、「猫と子供と龍が好きな方」。趣味で Clay Dragon を作る一風変わった landlady から、引越祝いに一つもらったDavidだったが、なんとその龍の置物は文字を書くことができるのだった。デビッドは龍と一緒に landlady の娘の誕生祝いに物語を書くことにしたのだが、書いたことが全て現実に起こり、さあ大変。
 という感じでしょうかね。
 主人公が、いつも Captain R が読んでいる12,3歳の少年ではなく、大学生の20歳ですし、恋愛についても触れているらしいので、合っていないかなーと思っていたのですが、私が wiki を読んだかぎりでは「結構幼稚なストーリーなのかも」で、小学生でもOKなようです。「ちょっと悲しんだよ。今、ガールフレンドとブレイクアップしたところでさー」なんて息子が言っていましたよ。
 注意したいのは、どうやら1巻は拍子抜けするくらいドラゴンよりは「リスの話」らしいのですが(レビューによる)、ここを乗り越えれば、あとはドラゴン中心の話で、ドラゴン好きにもファンタジー好きにも満足のいくストーリー展開だそうです(息子談)。
 2巻の「Ice Fire」は、泣けるらしいです(これも息子の話)。

 1巻「Fire Within」

 2巻「Ice Fire」

 3巻「Fire Star」

 息子は「すごいイイ本なんだよ、面白いよ」というばかりで、どこがどんなふうに面白いのか、どういうところが好きなのかを話してくれないので、なんだかさっぱり分からない状態で記事にすることになってしまいました。
 どうします?うちの息子を信じて読んでみますか?
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Coraline

2010年05月13日 | 洋書
 みなさんも何度も体験されていると思うのですが、物事って偶然にもシンクロしているというか、連鎖しているというか、リンクしてくることが多いですよね。
 例えば、最近友人が念願の愛車をゲット。その車種のその色の車は今まで一度も見たことがなかったのに、次の日にはその車を見かける、とか。今まで見たことも聞いたこともなかった稀な単語を覚えた途端、次に読む本や雑誌などで見かけるようになる、とか。

 最近話題の「八日目の蝉」や「Mother」を観たのですが、私の第一声は、

 Seriously????

です。特に「八日目の蝉」ですが、内容や脚本、主人公に、というよりは、制作側が「究極の愛」とか「母性」をウリにしていることとか、私のように一方的な意見ではなく、いかにも「私は多面的に物事を見ることができるから、こういうのも理解できるわー」と意見を述べている視聴者に、なんですと?と思っています。

 「母性」と「お母さんごっこ」は違うでしょう?!

 母親にしか母性があるとは言いませんよ。むしろ「お腹を痛めた母親だからこそ」という思想は好きではありません。誰にでも備わっているだろうし、それが潜在的なのか表に出ているか、出す機会があるのかどうかだと思っています。
 「Mother」の方は、虐待を受けている子供を救ったのだからいいじゃない、とは絶対考えたくないのだけれど、なんとなく気を楽にしながら見ている自分自身がちょっと許せないです。できれば最後は正当化したり美談にして欲しくないなー。

 そしてそんなことを考えている今この時に、内容も知らずに Neil Gaiman の本が読みたいと思って借りてきた「Coraline」。内容はこんな感じです。

 Coraline のパパとママは二人とも家から仕事をしているが、とても忙しい。Coraline がかまって欲しくても全然相手をしてくれない。お母さんの作る食事も出来合いのものばかり(イギリスでは結構普通かもー)。どちらかというと放任されている感じ、というか軽く neglected。
 新しいフラットに越してきた Coraline 一家。その建物は古くは一軒のお屋敷だったものを分割したもの。Coraline の家には昔隣の家に続いていたドアがあって、今はドアの内側には煉瓦の壁がある。隣の家は現在空き室。
 ある日、ママが買い物に行っている間、その扉を開けてみると、そこにはいつもあるはずの壁がなかった。冒険心いっぱいの Coraline はそちら側を探険してみることに。
 そこには Coraline の家と全く同じ部屋があった。同じ壁紙、同じ家具、そして同じような見た目の両親・・・・・その other mother と other father の二人は、Coraline が今まで一度も食べたことのないような美味しい料理を作ってくれ、Coraline の部屋には欲しかったおもちゃや洋服がいっぱい。そして、「私たちはあなたをずっと待っていたのよ。こちらで一緒に暮らしましょうよ。」と誘います。

 これ以上は書かない方がいいのでしょうが、一言だけネタばれ覚悟で言わせてもらうと、ホラーファンタジー版 Abduction の話なんです!ね?なんとも不思議な偶然でしょ?
 上には料理とかおもちゃなど物質的なことだけを書きましたが、半分まで読んだ今の時点で、その other mother の子供に対する接し方はなかなかだし、誰かを愛したいという切望、子供を可愛がって育てていこうという意欲みたいなのは結構「本物」だったのでは、と私は感じました。ドラマより、よっぽどね。
 親子の絆というテーマを、ファンタジーのフィルターにかけて、静かに語っている作品です。

 娘の情報によるとお隣さんがこのDVDを持っているという話なので、ずうずうしく借りちゃおうと思っています。近いうちにそちらの感想も書きます。
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The Key to the Kingdom シリーズ読破

2010年05月10日 | Captain R 13 読書
 夏時間になってから、外遊びの時間が6時までに延び、なかなか本を読む時間がとれませんが、ぼちぼち読み進め7冊全部読みました。
 このシリーズはタイトルに曜日の名前が付いていて、Monday から始まり Sunday で終わりました。
 軽く内容などを書こうかと、今ちょっと wiki を読んでみたんですけど、あまりに緻密に計算されてつくしているというか、ふか~い内容みたいなので要約して紹介できそうもないです。
 様々な宗教(Symbolizm and Reference)を取り入れたり、文学、芸術、文化、社会問題などにも触れているようです。
 例えば、12歳の主人公 Arthur はご存知 King Arther からとっているでしょうし、7冊一巻ごとに Seven Deadly Sins と絡ませてあります。 シーンによっては、Oliver Twist, Narnia など文学作品に関連させてあるなど、読書好きの心を喜ばせる要素もあるようです。
 ここまで書くのが精一杯です。興味のある方は en wiki をぜひ読んでみてください。
 より豊富な知識がある方が、一層この内容を楽しめるのではないか、と考えます。そういう意味ではうちの Captain R なんかは喜んで夢中で読みふけってはいましたが、もう少し精神的も成長していて、知識ももっと豊富にある段階で読んだ方が良かったのだろうな、と思いました。


 前の記事の「おススメです」を「ピッタリです」に変えました。自分が特に好きだと思わなかったものをおススメと書くのはおかしいですものね。読み返していて、ちょっと心地悪かったので・・・
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Magic Ballerina

2010年05月07日 | Nancy 10 読書
 My 6 years old daughter couldn't put the book down. If your daughter loves ballet more than anything, this is the book for her. Girls will learn ballet stories and characters, as well as special ballet words. Only down part is its illustration. Apart from the front cover, I don't think it is very good and doesn't help to imagine what the story is going on.

 これが私が書店のウェブサイトに書いたレビューであります。昨年の6月のことでした。
 有名なバレリーナ、ダーシー・バッセルが作者です。(イラストは別の方)
 こちらの女の子にとても人気のあるシリーズです。

 貧しくてバレエスクールに通えないデルフィーという女の子の家の近くに新しくバレエスクールができました。デルフィーは窓から覗いて踊りを覚えていきます。
 そんな彼女の中に才能をみたプリンシパル、マダム・ザザが彼女をスクールに招待してくれ、バレエシューズも与えてくれます。
 そのバレエシューズは、実は魔法のシューズで、Enchantia というファンタジーの世界へデルフィーを連れて行ってくれます。そこで起こる様々な問題をデルフィーが解決していく話です。

 簡単に表現すると、「Rainbow Magic」にバレエを絡ませている様な作品です。1巻には、Nutcracker のキャラクターや踊りなどが登場します。2巻はブルーバードが出てきたような・・・・
 主人公は6冊ごとに変わります。Delphie, Rosa, Holly, Jade など。その他に番外編があります。

 うちで読んだこのシリーズは、

 1巻「Magic Ballet Shoes」
 2巻「Magic Spell」
 「Summer in Enchantia」
 「Magic Dance」(World Book Day用書き下ろし。本日読みました。)

です。つまり、シリーズとしてはレビューに書いたほど夢中にはならなかったということです(苦笑)

 「Rainbow Magic」が大好きな女の子、バレエが大好きな女の子、ファンタジーが大好きな女の子と元女の子(!)にピッタリです。
 
 ちなみに私がコメントしているイラストに関しては、「RMシリーズ」のイラストが気にならないなら大丈夫でしょう・・・
 
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The Shapeshifter #1,2

2010年05月04日 | Captain R 13 読書
 こちらもアマゾンのレビューで結構評判作品。近所の図書館に結構揃っているので、借りることにしました。

 普通の少年だった Dax がある日、特殊な能力を持っていることに気づき・・・・(私が紹介している本、ほとんどこのパターンで始まっていませんか???)
 政府の Agent の紹介で、Boarding School に入ることになったDax は、家庭では継母と相性が悪く肩身の狭い思いをしていたので、自ら喜んで入学をし、同じような特殊能力を持つ友人と過ごし始める。
 ところが Dax の能力に目をつけたのは、政府だけではなかった。
 自分を狙う何者かとの闘いと、特殊能力を持つ仲間との友情や、家族との関係を織り交ぜた青春ファンタジーというところでしょうか。
 
 うちの Captain R 君、とっても気に入って、むさぼるように読んでいます。

 私は shapeshifter で、キツネになったり、鳥になったりするというから、アニモーフのパクリなのだと思って借りてきたのですが、息子いわく「Charlie Bone」みたいだ、ということです。確かに不思議な力を持った子供たちが寄宿舎付きの学校で教育を受けるというあたりがそうですね。
 
 1巻 「Finding the Fox」

 2巻 「Runnning the Risk」

その他 Captain R が最近読んでいた本:
 
 The Key to Kingdom シリーズから、
   ・Grim Tuesday
   ・Drowned Wednesday
   ・Sir Thursday

 学校の課題本「Horried Henry's Haunted House」。英国の子供全てがチャプターブックの読み始めの頃に読むシリーズなのですが、うちの息子は元々それほど好きではありません。「今さらこんなの読みたくない」とふてくされていましたが、先生によると、色々役に立つ Expressions があるから大切だ、ということだそうです。
 学校の図書室からは大好きなHorrible Histories「The Groovy Greeks」、相変わらずギリシャ神話系に興味があるようです。
 そのほかの本は後ほど記事に。写真をアップするのがイヤな、例のアレです。
 
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Nanny McPhee and the Big Ban

2010年05月03日 | 映画
 娘のバースデーパーティをシネマでしました。
 ポップコーンとジュースとチョコレートバー付きプランというものです。

 キャスティングが豪華でした。主演のエマ・トンプソンは相変わらず醜い顔からスタートします。本当に本人には見えないのですが、そうはいえ、それほど特殊メークを施した感じではなく、自然なところがいいですね。
 リス(本当の名前はよくわかんないけれど、こう呼んでいます)は、今回は悪役なのですが、そのコミカルな演技というか役どころが、「Notting Hill」を彷彿させて、懐かしいやら、しっくりくるやらでいい気分になりました。もう一人はまり役だなーと思ったのはお母さん役の彼女、マギーG(省略)。初めてみた「Secretary」の役があまりにも印象的で、どの映画に出ても今一つピンとこなかったのですが、バタバタしがちだけれどほんわか柔らかい、こういう役がお似合いじゃないかな。
 そしてマギー・スミス。とぼけたおばあさん役が素敵。つらっとして「地面に座るよりこっちの方が快適ね」なんて言って、cow pat(牛の糞)に腰をかけたりするんですから。
 気になったのは、やっぱりレイフ・ファインズ。彼、最近変わった役をやりたがるというか、挑戦中なんですね、きっと。あら、と思ったのはアカデミー受賞作品「Hurt Locker」でのあっという間に死んでしまう役や、リッキー・ジャービス制作の映画のトレーラーでいじられまくっていること(これ、ちょっと見てみてくださいよ)、などなど。今回はなんていうか「誰でもいいんじゃない、こんなの」と思うような役なんですけど、彼がやると、うん、違うな・・・という感じがしました。
 子役の子たちもみんな魅力的でした。全体的にキャスティングが一番光っている映画かな。
 映画そのものは、まぁ、当たり障りのないストーリーと映像の「純・子供映画」というところでしょうか。笑いを狙ったシーンが結構すべっていて、ちょっと気の毒な面もありましたが、私が連れて行った9人の6-9才の子供たちは最後まで真剣に見入っていました。
 そんなところです。
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