おそらくこのブログをご覧にはなっていないであろうあなたへ。
パソコンを立ち上げるのさえ辛く、立ち上げても短時間で必要なページを見るのが
精一杯のあなたへ。
どうぞ無理はなさらないでください。
このブログの存在に気づかなくともかまいません。
それでも、どうしても書いておきたいのです。
あなたはひとりではありません。
わたしたちの周囲には同じ病気の人はほとんどいません。
骨折してギプスをはめているわけでも、目に見えて痩せてしまうわけでもない、
全く症状が目に見えないこの頸肩腕症候群。
説明しても一向に関心を持ってもらえず、逆に周囲の人々に心配をかけまいと
痛いそぶりを抑えてしまうがために、余計傷つく言葉を返されたりする病気。
どうしたらいいのかわからなくなって、言葉につまり、説明を諦めたりすることも
往々にしてあります。
何もしていなくても痛いのに、自分がやらなければならない状況。
何かすればそれが引き金になって、歯をくいしばって痛みを我慢するような状況。
でも周囲はそれに気づかない。
何をしているのかと不審な目で見られたりすることさえあります。
認知度が低いがための理不尽な目。理不尽な言葉。
何と闘っているのかわからなくなることもあります。
死因に繋がるわけではないので、マスコミも国も積極的に動くことはありません。
明らかに仕事が原因の罹患でも、有無を言わさぬ形で証明することができなければ
労災認定されません。
例え重症であっても何の補償もされません。
センセーショナルではないから。
インパクト、緊迫感がないと思われがちだから。
忙しければ忙しいほど、徐々に進む症状には気づきにくいから。
積み重なった些細な我慢と緊張がさらに症状を気づきにくくさせているから。
その痛みや辛さは目に見えないから・・・
仕事でがんばりすぎてしまうあなたへ。
常に突っ走りながら、今やこれからの仕事の段取りを考えているあなたへ。
今でも山ほどある仕事を抱えているのに、頼まれるとつい他の仕事も快く
引き受けてしまうあなたへ。
どうか少しだけ立ち止まって、ご自分の身体の声に耳を傾けてください。
孤独な中で病気と闘っているあなたへ。
理解のない周囲への説明に疲れてしまったあなたへ。
同じ病気で働けず、療養・闘病している仲間がいます。
余計な説明に労力を費やすことなく理解し合える仲間はきっと見つかります。
どうかがんばりすぎないでください。
あなたはひとりではありません。
あの時こうすればよかったと後悔することは、人生には往々にしてあります。
この病気に限らず、どんな場面においても。
後悔したら、次は前を向いて、今何ができるのか数えてみましょう。
心身共に休養をとる、楽しいことを増やす、自分のリラックス方法を研究する、
好きな歌や曲を自分だけの応援歌にしてしまう、弱音を吐く場所を見つける、
ストレス発散法をいくつも見つける・・・
他にも、症状が目に見えないがために周囲の理解を得られない病気は沢山あります。
同じ病気ではなくても、お互いに話がしやすいかもしれません。
前を向き始めても、やっぱりまた後悔したり弱音を吐きたくなることもあります。
それはそれでいいと思います。
後悔だけしていた時・弱音だけ吐いていた時よりも、前進していると思うから。
弱音は吐けるところで吐いてしまってください。
そして、少しだけ今までの視点を変えてみてください。
療養生活中でもやることは沢山あります。
自分も試行錯誤しながら、後悔の嵐に飲み込まれながら、でも生きています。
人間、弱い部分もあるけれど、けっこうしぶとい生き物です。
今はこんな文章読んでいる場合ではないあなたにこそ読んでいただければ。
えらそうなこと書いて、と思った方、申し訳ありません。
でも、あなたはひとりではありませんよ~
※こちらのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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1月24日追記:
1月23日にgooブログ編集画面の「ホットブログ」でこの記事が紹介されたため、
大勢の皆様にご覧いただきました。
自分自身気づくのが遅かったこともありますが、大変驚いております。
これをきっかけに、少しでもこの病気に関心を持っていただけると嬉しいです。
goo事務局の担当者様、読んでくださった方々、どうもありがとうございます。
痛みも含めた体調などに左右されるため、記事の更新などは不定期になりますが、
またご覧いただければ幸いです。