頸肩腕症候群との日々

「けいけんわんしょうこうぐん」とは?「肩こり」レベルを軽く超えています。「目に見えない症状」って意外にやっかいですよ~

診察

2007年01月28日 | 診察
右握力 22.0㎏
左握力 23.5㎏
背筋力 60.0㎏

握力はほぼ安定したかな?と思える数値。
目標値はもう少し上だけど。
背筋力は相変わらずジェットコースターのように上下する。
悪くなる一方ではなく、よくなる過程だからまあいいかと楽観的に捉えることに
してみた。実際、悲観的になる数値でもないし。

冬場なのに何だか天候が安定しない感じ。
晴れる日が続いたかと思うと、いきなり雨が降る。
晴れていても風が冷たいので油断できない。
外出対策は念入りにしよう・・・
家の中でも、以前いただいたネックウォーマーをひっぱりだしてつけている。
皆様も体調にはお気をつけください。

冬の空

2007年01月27日 | 道草
暖かい日、散歩がてら撮ってきました。晴れた日の空気は清々しいですね。



冬の中にも、かすかに春の兆し。





昼間の太陽ですが、不思議な色合いに。
色調整は一切していません。余計不思議です。





空を見上げると、まるでさざ波のような雲が。

お目汚し、失礼しました。


カイロ

2007年01月22日 | 冷え対策
以前、こちらの記事を載せたことがある。
使い捨てではなく、何回でも使えるカイロ。
載せた時は売り場で見つけられなかったけれど、先日ハンズで見つけた。
値段はやはり399円。

そういえば以前こんなのを紹介していたな、お値段も手頃で何度も使えるのが
いいなと思って買ってみた。
「何度でも使えます」と書いてあり、使用回数の上限は書いていなかった。
何回くらい使えるんだろう。パチパチと押す場所が反応しなくなったら終わりかな?
レンジでチンするタイプのホットパックはだいたい3ヶ月程度が限度と書いてある。
そんな感じでこの冬だけと思って使えばいいや、と思うことにした。

説明書きを読むと、白く固くなっている場合の再利用の方法が書いてある。
100度の熱湯で5分ほど茹で、冷水で冷やしてから金属部分をカチカチと押すらしい。
そうすると約50度で1時間ほど温かさが持続するのだとか。
買った時に白く固い状態だったので、やってみた。
茹でると固形状だったカイロの中身が液状になる。
数回カチカチと押してみる。熱湯で茹でたばかりなので、カチカチとしたせいか
茹でたせいなのかよくわからないけど、とにかく温かい。少し熱いくらいかも。
頃合を見計らって、またカチカチ。
でも、その後が問題。
買った時のようにだんだん白く固くなるので、また熱湯で茹でないとならない?
とちょっと面倒さを感じた。
使い方に慣れないせいなのか、そういうものなのか、いまいちわからない。
物は使いよう?と全然関係のない言葉を思い出した。


研究の結果、どうも白く固くなったらいちいち茹でないといけないようです。
ちょっと面倒なので、無精者の自分には合わないかもしれません。
メーカーさん。「固くなったら茹でる手間」は何とかなりませんか?
ここはぜひ、もう少しの研究をお願いしたいところです。

歩数

2007年01月21日 | 歩数・グラフ
昨日の土曜日までの2週間の平均歩数。約3,400歩。
12月から引き続き平均歩数が低い。
下手すると、万歩計つけ始めてから最低の平均歩数ではなかろうかというくらい。
やはり1日外出しない日が多いと、自動的に歩数も下がる・・・とはわかっては
いるのだけれど。
ダウンしていたら外出も何もないので(何だか開き直っている)、ダウンしている
日を減らすのが先決問題だと思う。
そのためにできそうなことを考えるほうが、歩数アップには早いんだろうな。
冬場は身体と相談しながらぼちぼちいくしかなさそう。

2007年01月17日 | 頸肩腕
冬は一番しんどい季節だ。
ただでさえ朝起き上がるのはしんどいのに、余計起き上がれない。
こわばった腕をほぐしてえいやっと気合を入れて起き上がる。
目が覚めて、布団から起き上がるまでに2時間程度かかるなんてこともざらだ。
(これは1年を通じてあるけれど、特に冬に多い気がする)
しかも何故か二度寝してしまったりすることもあったり・・・
ただでさえ朝は弱いのに、頸肩腕になってからますます起き上がりにくくなった。
(と、病気のせいにしてはいけないんだけど)

おまけに手先・足先の冷えがひどい。
昔から冷え性だったのである程度対策はしていたけれど、頸肩腕になってからは、
余計冷えがひどくなり、何をするにも防寒には気をつけざるを得なくなった。
外出時。寝る時。何か作業をする時。
特に寝る時は悲しくなるほど手先・足先が冷えている。
風呂に入ってゆっくり温まっても、何もしなければ30分程度で手先は完全に冷える。
布団に入った時に手先がなかなか温まらず、おかげですぐに眠れないということも
しょっちゅうあったりする。
いかに風呂上りに冷やさないか気をつけていても、うっかり冷やしてしまうから
困ったものだ・・・学習能力がないらしい。
最近、やっと何とか手先が冷え切らないように注意するようにはなってきた。
布団も何とか真冬用のものに替えることができ、電気毛布も引き続き使い、温かく
寝付けるようになった。(何かするだけで一大事)

この冬は暖冬だという。
確かに年が明けても、12月に着ていた上着が外出時にそのまま着られたりする。
手袋があればマフラーなしでも大丈夫な時すらある。
去年の今頃は確か部屋の中で、首にタオルや手ぬぐいを巻いていた記憶があるけど
(ネックウォーマーをいただいてからはそれに替えた)、今年は全くどれも
引っ張り出していない。首まで保護できるフリースは着ているけれど。
何だか逆に、衣服に関しては冷え対策の油断をしてしまいそうだ。
(今は飲食の冷え対策に意識がいってる感じ)

とにかく、これからはさらに寒くなるので、うっかり身体を冷やすことのないよう
(特に首・肩)気をつけていかないと。


今日は1月17日。
朝5時46分の黙祷は無理だったけど、その1時間後には黙祷した。
TVでは朝から地震関連のニュースが多い。

診察

2007年01月14日 | 診察
右握力 23㎏
左握力 22㎏
背筋力 53㎏

全力を出したのに、背筋力が50㎏台に逆戻り。
握力は極端に落ちることはないのに、背筋力はジェットコースターのようだ。
数値の上がり下がりに一喜一憂してしまう。
安定的に60㎏台(半日勤務目安)を出し続けるのは日頃の努力しかなさそう。
ダウンしている日がもう少し減って、外で活動できる日が増えるといいけれど。
さて。これからますます寒くなる。
どうなることやら。少なくとも、数値はこれ以上落としたくはないな。

あなたへ 2

2007年01月13日 | あなたへ
おそらくこのブログをご覧にはなっていないであろうあなたへ。
パソコンを立ち上げるのさえ辛く、立ち上げても短時間で必要なページを見るのが
精一杯のあなたへ。
どうぞ無理はなさらないでください。
このブログの存在に気づかなくともかまいません。
それでも、どうしても書いておきたいのです。

あなたはひとりではありません。


わたしたちの周囲には同じ病気の人はほとんどいません。
骨折してギプスをはめているわけでも、目に見えて痩せてしまうわけでもない、
全く症状が目に見えないこの頸肩腕症候群。
説明しても一向に関心を持ってもらえず、逆に周囲の人々に心配をかけまいと
痛いそぶりを抑えてしまうがために、余計傷つく言葉を返されたりする病気。
どうしたらいいのかわからなくなって、言葉につまり、説明を諦めたりすることも
往々にしてあります。

何もしていなくても痛いのに、自分がやらなければならない状況。
何かすればそれが引き金になって、歯をくいしばって痛みを我慢するような状況。
でも周囲はそれに気づかない。
何をしているのかと不審な目で見られたりすることさえあります。

認知度が低いがための理不尽な目。理不尽な言葉。
何と闘っているのかわからなくなることもあります。
死因に繋がるわけではないので、マスコミも国も積極的に動くことはありません。
明らかに仕事が原因の罹患でも、有無を言わさぬ形で証明することができなければ
労災認定されません。
例え重症であっても何の補償もされません。

センセーショナルではないから。
インパクト、緊迫感がないと思われがちだから。
忙しければ忙しいほど、徐々に進む症状には気づきにくいから。
積み重なった些細な我慢と緊張がさらに症状を気づきにくくさせているから。
その痛みや辛さは目に見えないから・・・


仕事でがんばりすぎてしまうあなたへ。
常に突っ走りながら、今やこれからの仕事の段取りを考えているあなたへ。
今でも山ほどある仕事を抱えているのに、頼まれるとつい他の仕事も快く
引き受けてしまうあなたへ。
どうか少しだけ立ち止まって、ご自分の身体の声に耳を傾けてください。

孤独な中で病気と闘っているあなたへ。
理解のない周囲への説明に疲れてしまったあなたへ。
同じ病気で働けず、療養・闘病している仲間がいます。
余計な説明に労力を費やすことなく理解し合える仲間はきっと見つかります。
どうかがんばりすぎないでください。
あなたはひとりではありません。

あの時こうすればよかったと後悔することは、人生には往々にしてあります。
この病気に限らず、どんな場面においても。
後悔したら、次は前を向いて、今何ができるのか数えてみましょう。
心身共に休養をとる、楽しいことを増やす、自分のリラックス方法を研究する、
好きな歌や曲を自分だけの応援歌にしてしまう、弱音を吐く場所を見つける、
ストレス発散法をいくつも見つける・・・
他にも、症状が目に見えないがために周囲の理解を得られない病気は沢山あります。
同じ病気ではなくても、お互いに話がしやすいかもしれません。

前を向き始めても、やっぱりまた後悔したり弱音を吐きたくなることもあります。
それはそれでいいと思います。
後悔だけしていた時・弱音だけ吐いていた時よりも、前進していると思うから。
弱音は吐けるところで吐いてしまってください。
そして、少しだけ今までの視点を変えてみてください。
療養生活中でもやることは沢山あります。

自分も試行錯誤しながら、後悔の嵐に飲み込まれながら、でも生きています。
人間、弱い部分もあるけれど、けっこうしぶとい生き物です。
今はこんな文章読んでいる場合ではないあなたにこそ読んでいただければ。
えらそうなこと書いて、と思った方、申し訳ありません。

でも、あなたはひとりではありませんよ~



※こちらのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
はじめての方は、このブログの方向性などを書いた  「ご案内」の記事 を
ぜひご覧くださいますようお願い申し上げます。  (↑クリックすると開きます)


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1月24日追記:
1月23日にgooブログ編集画面の「ホットブログ」でこの記事が紹介されたため、
大勢の皆様にご覧いただきました。
自分自身気づくのが遅かったこともありますが、大変驚いております。
これをきっかけに、少しでもこの病気に関心を持っていただけると嬉しいです。
goo事務局の担当者様、読んでくださった方々、どうもありがとうございます。
痛みも含めた体調などに左右されるため、記事の更新などは不定期になりますが、
またご覧いただければ幸いです。

年末年始

2007年01月09日 | 頸肩腕
昨年末(つい何日か前)は右上半身の痛みがひどく、食事の時に箸が持てなかった。
スプーンをまるで幼児のように握り締め、食事をとっていた。
魚の骨は自分でとれず、とってもらっていた。なさけなかった。
今回のように箸が使えないほど手先が非常にしんどくなることはあまりない。
たいていは痛くても箸を使って食べる。
だからスプーンで食事をしている時はよほどの場合だ。

元旦は、さすがにお節をスプーンで食べるのはいかがなものかと、がんばって
箸も少し使ってみた。
手できちんと箸を持って料理をつまむというよりも、料理をすくって食べる形に
なってしまった。しかも、皿を口元に持っていってフォローしないとならない。
行儀が悪いのは百も承知だ。普段はそんなことはやらない。
それでも何とか箸でいくらかの料理を食べることができた。あとはスプーン。

年末年始は正に、寝年末と寝正月をしていた。
(つまり何もしなかった)
天気のいい日に少し外を歩いた記憶はあるけれど、あとは横になってぼーっと
痛いのを我慢していた気がする。
ブログの記事はTV番組の感想以外、あまりリアルタイムでは書けない。
何日かかけて下書きしてからアップすることが断然多い。
だから年末年始の記憶はこのくらいしか残っていない。

握力や背筋力の数値は順調に伸びている。
あとはこの痛みが早く取れてほしい。
とにかく痛みから解放されたい。今の願い。
そういえばこれを書いていて、初詣に行きそびれていたことに気がついた。
結局今年も行けないだろうな。

歩数

2007年01月07日 | 歩数・グラフ
昨日の土曜日までの3週間の平均歩数。約4,400歩。
12月の月間平均歩数。約4,300歩。
うーん。少なすぎる。ほんとに歩いてないな・・・
ダウンしている日が多かったのが原因かな・・・

歩数こそ測っていなかったけれど、時間に追われて忙しく毎日を過ごしていた
つい数年前の自分と同一人物とは思えない。
そのくらい体調に気を使う生活になっている。
無理を続けたツケがきているのを実感する日々がずっと続いている。
・・・歩数から何だか関係ないことまで思い出してしまった。

写真は少し見づらいけれど、上向きの光芒。
扇形で縁起もいいかなと勝手に連想してみた。

『指輪物語』

2007年01月06日 | 本・音楽等
数年前に3部作で公開された、壮大なファンタジー映画の原作。
映画が公開されてから本を読み始め、最近やっと本編の3部作と『追補編』まで
読み終わった。数年がかりで読んだ計算になる。
今さらこの本をとりあげなくても・・・かもしれないけれど、以前『ゲド戦記』を
取り上げたことだし、ついでに。

全て映画化された3大ファンタジーのうち、映画を観てから原作を読んだのは
この作品だけだ。『ナルニア国物語』はだいぶ昔に読んだし、『ゲド戦記』も
一応映画を観る前に読み終えている。
『指輪物語』は昔アルバイト先で「とてもいいよ~」と薦められていたけれど、
その前段階の『ホビットの冒険』を先に読んだほうがいいんだろうなと思ったのが
つまづいたきっかけだった。
『ホビットの冒険』の世界に入り込めなかったので、つい『指輪物語』も
読み損ねていたというのがある。

途中、本を読む時間的余裕がなかったり、あまりにも暗い2作目の『二つの塔』で
精神的にまいってしまって読む気が一時なくなったりなど、中断している時期も
けっこうあった。
この3部作の中では、3作目の『王の帰還』が一番読んでいて面白かった。
前2作より読むスピードが早かったくらいだ。
映画を先に観てしまったせいか、その世界観にだいぶ左右されてしまったけれど、
この物語世界にはどっぷりはまった。
迷わず『追補編』も読もうと思ったほどだ。

映画は原作世界にほぼ忠実に作られていたけれど、それでも端折られる箇所が
あるのは仕方ない。原作を読むことでその隙間を埋められたし、主人公たちが
ホビット村に帰ってからも苦労が待っているとは思わなかったので、やはり
読んでよかったと思う。ファンタジー大作を完読したという妙な達成感もあった。

どのキャラクターもそれぞれにいいけれど、一番印象に残ったのは、ローハンの
エオウィン姫かな・・・
美しい上に頭脳明晰。国のために砕く心。国を守るために立ち上がる力強さ。
映画でもただ待っているだけの人ではなく、自分から行動する人だった。
原作はその心理描写も書かれていたので、確かにひたすら待っているだけでは
嫌だろうな~と何だか共感できた。
「姫」というと、誰かの帰りを心配して待っているだけというキャラクターが多い。
ファンタジー作品の多くは、この作品の影響を少なからず受けているものが多いと
何かで読んだことがある。何だか不思議だ。
逆にこの物語では、エオウィン姫もアルウェン姫も自分から行動する人なのが
とても印象に残った。

『追補編』は歴史に興味がある人なら興味深く読めると思う。
ご丁寧に年表と年代記もついており、物語中で使われている複数の言語についても
詳しい解説がなされていたりする。
つくづくトールキンという人はすごいな~と感心するばかりだ。
(確かエルフ語を完璧につくったのはこの人自身のはず)
登場人物の後日談も若干語られているので、歴史に興味がなくてもそのあたりは
読んで面白いと思う。


待っているだけでは何も物事は前に進まない。
人にまかせているだけでは何も手に入らない。
久しぶりに読み応えのある作品だった。