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(暫定)「ドラゴンボール超」はどうなっていくのか? ~その2~ by 髭人

2017-06-30 21:00:15 | レビュー・考察 (総合)
2017年7月で「ドラゴンボール超」は3年目に突入
ってな訳で前回2015年~2016年6月末までの話をまとめたので今回は
2016年7月~2017年6月末まで大まかな話をまとめるとしようか。


「良いオッサンが子供向けの『ドラゴンボール超』について何マジなってんだよ。
頭大丈夫?」


って話なので読んでいて頭をやられる可能性があります。ご注意ください。
嫌ならとっととブラウザ閉じればいいんですぜ。

では気を取り直していきましょ―――!!

ちなみに前回の2015年7月~2016年6月末までの話が↓

~その1~




タイムマシンで未来からやって来たセル編の『トランクス』が再びやってきた。

今度は悟空の姿をした『ゴクウブラック』という男によって
未来は再び危機に陥っていて現在の『悟空』達に助けてもらうために
『未来のブルマ』を犠牲にし、『未来のマイ』が時間を作り
『未来のトランクス』はやって来たのだ。

事情を説明すると現在に突然『ゴクウブラック』が現れた。
どうやら『時の指輪』を身に着けているからとの事である。
『悟空』と戦う『ゴクウブラック』であるが時空の穴によって
『ゴクウブラック』は元の時代に引き戻されていくがその間際、
『未来のトランクス』が乗って来たタイムマシンを破壊していった。

タイムマシンを破壊され途方に暮れる『未来のトランクス』であったが
『ブルマ』は昔、『未来のトランクス』から1つのカプセルを預かっていたことを思い出した。
それは『未来の人造人間セル』が現在にやってくるために使用していたタイムマシンである。
それを修理すれば再び未来に戻れるという。
その間、『未来のトランクス』はかつての師匠である『悟飯』に会い
現在の『悟飯』が家族と共に幸せにしていることを知る。
その後、『ベジータ』に稽古をつけてやると手合わせをし、
『ゴクウブラック』を倒し平和を取り戻すという決意を固めた。

一方、『悟空』は『ゴクウブラック』と気が似ている物を確かめるため
『時の指輪』について調べるため、同様の物を持つ
第10宇宙の界王神『ゴワス』の元へ尋ねる。
『ゴワス』と共にいたのは見習いの『ザマス』であった。
『悟空』は『ザマス』と手合わせを望み、『ザマス』もそれに応えた。
戦いは『悟空』に軍配が上がったが『ゴクウブラック』についての確証は得られなかった。

タイムマシンの修理が終わり、未来に行く事にする『未来のトランクス』であったが
『悟空』と『ベジータ』もついていく事にした。
未来の人々に誤解され攻撃されるもトランクスが止め、
彼らと合流すると生きていた『未来のマイ』との再会を果たす。
『ゴクウブラック』を呼びよせ戦うと何と『ゴクウブラック』はスーパーサイヤ人化を果たす。
彼は『スーパーサイヤ人ロゼ』と命名した。
『ベジータ』はそんな『ゴクウブラック』にやられてしまう。

『悟空』は『ゴクウブラック』が『ザマス】ではないかと疑惑を高めつつ激闘を行っていると
何とそこへ『ザマス』本人が現れたのだ。
『トランクス』が『ザマス』と応戦するが『ザマス』の傷はすぐに治ってしまう。
何故なら『ザマス』は不死身の肉体であったのだ。
劣勢を強いられ『未来のマイ』が機転を利かしたおかげで
『悟空』『ベジータ』『未来のトランクス』をタイムマシンで現在に戻る事に成功する。

未来の『ゴクウブラック』や不死身の『ザマス』の事で
『ゴワス』の身に危機が訪れると再び『ゴワス』の元へと行き
『ザマス』による『ゴワス』殺害現場を目撃し、『ウイス』に時間戻しにより
『ゴワス』は助かり、『ビルス』によって『ザマス』は消滅する。
だが、『ビルス』はそれによって未来は助かったというが
『未来のトランクス』は納得できない。

再び対峙する『ゴクウブラック』は正体と真なる目的を語り出す。
現代の『ザマス』が超ドラゴンボールを用いて『悟空』との体を入れ替えた物で
『ゴクウブラック』となり時の指輪を用いて未来へ行き
そこの『ザマス』と手を組み、更に超ドラゴンボールで『未来のザマス』は不死身となったのだという。
それから2人は自分たちに手が及ぶのを阻止するため超ドラゴンボールを破壊、
全宇宙の神々を殺害、それらは全て「人間0計画」を完遂するためだったのだ。


『未来のトランクス』は『ゴクウブラック』と『未来のザマス』
怒りに燃え戦い、『悟空』『ベジータ』『ベジータ』に2人を倒す方法を見つけてくれと
タイムマシンで再度、帰還させた。

『悟空』は『亀仙人』の元で『魔封波』をならい
『ベジータ』は精神と時の部屋で修行をしつつ…

そして、決戦に挑むため『悟空』と『ベジータ』と『ブルマ』はタイムマシンで
未来に向かい、『悟空』と『ベジータ』は『ゴクウブラック』に挑むが
『ゴクウブラック』の新たなる技によって苦戦を強いられる。

一方『未来のトランクス』は『未来のザマス』に対して『魔封波』をすぐに習得し使ってみるが
『悟空』がお札を忘れたために封印に失敗してしまう。
『未来のザマス』は『ゴクウブラック』と合流し
『ゴクウブラック』と『未来のザマス』はポタラを用いて合体してしまう。

『合体ザマス』の力は圧倒的で押される『悟空』達。
相手がポタラならこちらもポタラだと『悟空』と『ベジータ』も合体して『べジット』となる。
『べジット』の方が『合体ザマス』よりも攻勢であったが
界王神ではない二人にはポタラでの合体には制限時間があり、
しかも2人の強い力によって制限時間前に解除されてしまった。

だが、『合体ザマス』の方にも不死身の『未来のザマス』と普通の『ゴクウブラック』の違いにより
肉体に異変が生じてきた。そこへ『未来のトランクス』が未来の人々の気をもらい
剣の技により『合体ザマス』を倒す事に成功…
と、思われた。何と『ザマス』の思念が宇宙へと覆うとしていたのだ。
それにより、『未来のトランクス』と『未来のマイ』以外の未来の人々は死んでしまった。
どうする事も出来ないと途方に暮れる一行。
そこで、以前『全王』からもらったボタンを用いて『未来の全王』を呼び出す。
『未来の全王』はこの状況が不愉快だと何と未来の世界を丸ごと消滅してしまったのだ。

その間際、『悟空』『ベジータ』『ブルマ』『未来のトランクス』『未来のマイ』と共にタイムマシンで現代に戻る。
『未来のトランクス』と『未来のマイ』は別の自分達がいるであろう別の未来に行く事を決意。
現代の彼らと分かれたのであった。

それから先は暫く
「神龍の願いを叶える」やら「アラレちゃん」の再登場
「第6宇宙の者と野球」やら「ヒットへの悟空自身暗殺への依頼」
「グレートサイヤマン」やら「クリリンの修行」

などの1~2話の短い話を経て

「力の大会」へと進んでいく。
『悟空』が『全王』に対して宇宙一武道会を開こうと提案したところ
『全王』もそれに好意的。
そして、出た結論は敗北した宇宙は消滅というバトルロイヤルであったのだ。
その前に第9宇宙の3人と全覧試合を行いつつ
バトルロイヤルに出場するのは10人と決まっているため

出場者を集めていく。
『悟空』『悟飯』『ベジータ』『ピッコロ』『クリリン』
『17号』『18号』『亀仙人』『天津飯』『魔人ブウ』

の10人になるはずであったが『魔人ブウ』は全覧試合の後に
眠ってしまい2カ月は目覚めないという。

その為、『魔人ブウ』を外し、地獄にいる『フリーザ』を出場者に加える事にする。
各宇宙の思惑などがある中、「力の大会」が開催される…


というのが2016年7月~2017年6月末までの
大まかな「ドラゴンボール超」の流れといった所だろうか?



この1年の主な話と言えば「未来トランクス編」って事になる。
その未来トランクス編がどないやねんって話だわな。

それについて細かく触れてみようか?
まず言いたいのが


・時間軸が分からん。

「ゴクウブラック」の正体は別時間の現在の「悟空」と
ボディチェンジした「ザマス」にしか過ぎなかったんだけど…
その別時間の現在の「悟空」って何やねん。
未来トランクスの「悟空」は心臓病で死んでいる訳だから別の時間軸でなければならない。
取り敢えず適当に「悟空」拾ってくればいいんか?

何か勢いで誤魔化しているけどモヤモヤ感半端ないんだけど…
それを解消しようと思って公式HPに行ってみたけど、時間軸の説明一切ない。
キャラ紹介やら各話のあらすじぐらいししかない。
ドラゴンボールの時間軸について考察したどっかの個人のサイトにでも行かにゃならんって事?


・「ザマス」に魅力がない。
上記の通り、「ゴクウブラック」の中身が「ザマス」である以上
敵は「ザマス」が全てってなるんだけど…
この自己陶酔、自己正当化のああ言えばこう言うという
屁理屈キャラは見苦しくてダサイよね。

「人間は争いを好むから愚かだ」
「だから人間は消滅させなければならない」って結論に至ったみたいだけどさ…

その人間である「悟空」のキャラを用いるってもうその時点で矛盾しているんだよね。
いくらサイヤ人の肉体が戦闘に優れているからと言ってもさ。
寧ろ唾棄すべき存在のはずなのに…

「私が人間の体になるなどと虫酸が走る!」

って毛嫌いして当然だろう。
まぁ、「ザマス」お得意の自己正当化術にかかれば

「自ら人間の体になる事で身に染みて人間の愚かさを体感する事が出来る!
 だが、精神は気高き界王神のものだから人間の肉体如きに穢されることはない!
 だから、人間の体を用いても界王神として行為を遂行できる!」

なんて言うんだろうけどさ。
見ているこっちは

「何言ってんの?矛盾野郎」

ぐらいにしか言えない。


・「マイ」の存在。
「神と神」から若返った「マイ」
「現代トランクス」とイチャついている所から未来に影響したみたいだけど
これと言ってストーリーのキーにならなかったのが残念だったな。
タイムマシン起動の時間稼ぎぐらいしかしてなかったけどねぇ…
銃でポタラ破壊して合体を阻止するってぐらいの
役目ぐらいあっても良かったんじゃないけどね…
なーんもなかったよこの人。

「未来トランクス」とは何時出会ったんだろうな。
人造人間を倒した後かねぇ~。
精神年齢的には未来ブルマより年上。60ぐらい…
それなら新しいヒロインキャラでも作っても問題ない気がするがな。
悟空に会っても何も言っていなかったからもはや別キャラと言ってもいいんだし



ここからは、細かい描写等について…

・『未来トランクス』について何も聞かない『悟飯』
愛娘である『パン』が生まれて浮かれているのは分かるが
『未来トランクス』が再び来ている時点で未来に
また何かとんでもない事が起きているって事ぐらいは察せるはずだがな。
しかも戦闘後で着替えずにいてボロボロの服。
少し位、事情聞いたってええやん。
未来のファッションとでも思ったんだろうか?


・『未来トランクス』の剣
『ベジータ』(だったはず)が剣について言うと

未来トランクス「これがあると落ち着くんです」

みたいな事を言っていたんだけど何故落ち着くのか説明してくれや。
セル編の時に「18号」に斬りかかってヒビが入ってその後に使用してなかったやん。
急に愛着に目覚めたのか?
昔の映画の『タピオン』の剣って訳じゃないんだろ?

剣を投げたらブーメランのようにグルグル回って舞い戻る剣の使い方も非常に違和感。


・キスを知らない『悟空』
『未来トランクス』が気絶した傷ついた『未来マイ』に対して口移しをしていたが
気持ち悪いと称する『悟空』
第23回の天下一武道会(マジュニアの時)の決勝戦後

神様が私は神をやめるべきだったと言い
亀仙人が
「じゃが世をふたたび平和にみちびかれたのもあなたですぞ…
 あなたのつくられたドラゴンボールがなければ
 今の孫悟空やここにいる者たちの成長や出会いはなかった…
 たった1個のドラゴンボールからすべてが始まり
 そして世を守ったのです」
それを受けた神様が『悟空』に良い師匠を持ったなって言って悟空

「ちょっとHだけどな」

と返す。『Hな事』は分かっても『キス』は知らん?
まその手の話は『ピッコロ大魔王』を倒して天界行ってから
神様から勉強したんだろうけど偏り過ぎてない?
まぁ、人間ではないナメック星人からHな事について教わったのだから
偏っても仕方ないという事は理解は出来なくはないが…

何にせよ。そんな無知な男と小作りした『チチ』は可哀想である。


・『魔封波』の意味
『悟空』が使おうとして『亀仙人』の元に訪れていたが
まず、『亀仙人』が『魔封波』使っていた所にいなかったのだから
教わるべきは『ピッコロ』だろうに…(神様はピッコロに同化したからな)

次に、『トランクス』が『魔封波』を使う状況になったものの
5分で動画を見た程度で習得できるってねぇ…
実際の音楽のダンスだって5分程度出来るものなの?
しかも敵を封印するような高度なものだろ?
『未来トランクス』に素養があったって事にしても
『武泰斗』や『亀仙人』が使って死んでいた程の技やで…
戦闘力が彼らとはけた違いだったから問題ないって事でもねぇ…

腑に落ちないが決しておかしくはない…
が、結果的にはお札を『悟空』が忘れたことにより『ザマス』封印は失敗に終わるというオチ。
そんなクソみたいな結末をしてまで
『魔封波』をサルベージして来る必要ってあったんだろうか?


・『ザマス』に合体を許す
『ザマス』と『ゴクウブラック』がポタラを付け替えて合体するんだけど
ポタラの効果を知っている連中は全く対策を(怠らず)怠り、
その上、何の行動もを起こさずにただ合体されていたのは笑ったな。

『悟空』『ベジータ』『シン』『ゴワス』

前者2人はサイヤ人だから更に強くなった二人と戦って観たかったって願望があったとするなら分からんでもない。
(ただ、敵を1人を倒す事すらままならない状況だったのに
 更に強い奴と戦おうと合体を待っていたってのはいくらなんでもアホ過ぎるがな)
後者2人は界王神じゃねーか。何たる無能さだ!

「貴様たち!合体しようとするのを待っていたぞ!」

と、合体阻止するようなアイテムとか技とか使えばまだ救いがあったのに…
ただ合体をするのを見守っていただけって…
少なくとも

「奴らが劣勢に立たされた時、ポタラを使うかもしれん。
 合体を絶対に許すな」

って忠告ぐらいせーや。


・制限時間ありの『ポタラ』
何故か、界王神以外の物が『ポタラ』での合体をすると1時間という制限時間が加えられた。
制限時間がないからこそ使用するのも覚悟がいるってものなのに…
ただのフージョンと同じである。
それはともかく「老界王神」が使い方を教えたのに間違っていたことになる。
『ポタラ』の効力を知らない『シン』にチクッと責めていたのにお前も認識を間違っとるやんけ。
(ま、後付け設定による弊害だろう)

それで『ベジット』になっていたが
『ブルー』になって力を使い過ぎたためか制限時間前に解除されていた。

時間を使い来って大ピンチってのはデフォだよな。
ブウ戦時のスーパーサイヤ人『ゴテンクス』と言い
GTの超一星龍戦時のスーパーサイヤ人4『ゴジータ』と言い…

舐めプからの時間切れって展開はもう飽きたよ。

・トドメ
『トランクス』が折れた剣に気を送って気の剣を生成し
未来の人々からの想いよって力を集め『合体ザマス』を倒していた。
元気玉のようだから元気剣と呼ぶ声もあり良いっていう人もいるが
ブウ編での原作の自ら手を挙げて気を取られるってのがいいのであって
思いが集まれば勝手に力になるってね…
そんな事が出来るのなら人造人間時代に『悟飯』に注いでいれば
何とかなっていたんじゃないかって思えるが…


・オチ
倒された『ザマス』の精神は拡大し宇宙すら覆おうかというほど巨大になり
先ほど力を与えてくれた人々はその時点で『未来マイ』以外死亡。

『悟空』達では成す術がない。
そこで『悟空』は『全王』のボタンを押し、『未来の全王』を呼び出す。
呼び出された初対面の『未来の全王』は広がる『ザマス』を不快に思い宇宙ごと消滅。

その際に、『全王』のやる事を察知した『悟空』は的確に指示を出し
タイムマシンを起動し、『未来トランクス』『未来マイ』『ブルマ』に乗せ
『悟空』と『ベジータ』はタイムマシンにしがみつくようにして現在へとタイムスリップ。

『未来トランクス』と『未来マイ』はまた別の未来へとタイムマシンで去っていった。
別の『未来トランクス』や『未来のマイ』がいるという未来の世界だそうだ。



いくら現代の『全王』が悟空がお気に入りでも『未来の全王』も同じとは限らんだろうに
初対面だからな。激怒して真っ先に『悟空』を消しても不思議ではない。

それに『全王』が宇宙消滅をすると悟った
『悟空』がまるで覚醒したかのようにテキパキと指示を出しているのが納得いかんわ。
それだけの洞察力があるのなら『ザマス』に合体なんざされてんじゃねーよ。
あのままみんないつものノリで
アホを続けていたら消滅させられて終わりだからって事なんだろうけど…
あまりにも製作サイドの都合を感じたわ。

そして、別の未来に旅立つ『未来トランクス』と『未来マイ』
何で今の時代に留まる事をしなかったのだろう?
自分達の時代の世界は無くなってしまったのに時代をこだわる必要などないだろうに。

にしてもラブラブしていられればいいのか?
守り切れなかった自分達の未来の時代の人々がその新しい時代にはきっと存在していることだろう。
罪悪感に駆られないだろうか?



ハッキリ言って「ドラゴンボール超」の「未来トランクス」編は
原作コミックの一コマ。
過去に行こうとするその時代の『セル』を倒し
『未来ブルマ』の元へ帰る『未来トランクス』
両手をあげて『未来トランクス』を迎えに行くブルマ。

「つらい未来を
 いきてきた
 トランクス……
 そしてブルマたちに
 やっと 真の平和が
 おとずれた そして
 その平和は 今後も
 大切にされていくだろう
 トランクスがいるかぎり
 ………」

というナレーションがあるとても良い一コマを
盛大に泥を塗っただけのものでしかない。


上でも書いたけど原作の技などのサルベージの仕方が下手過ぎる。
折角拾って来ても無意味に終わるどころか汚すとかそんなんばっか…


『未来ヤジロベー』を出していたのに
描写もなく『ザマス』の暴走と共に一般人と共に声さえ発さず死亡って何それ…
もっと上手く扱えるだろうに…

例えばこんな感じならどうだろう?
かつて壮絶な戦いを繰り広げていた『悟空』と『ベジータ』との戦いを隠れながら見ていて
『大猿ベジータ』の尻尾を斬るなんて
戦闘において素晴らしいアシストををやっていた『ヤジロベー』
そんな2人が過去からやって来てこの時代を守るべく
『ゴクウブラック』と『ザマス』を倒すべく共闘している。
それを見て人造人間の時にZ戦士達を見殺しにした事への贖罪。
『ゴクウブラック』に一太刀を入れようと震える体に
渇を入れ心を奮い立たせて

「もう仲間が死ぬのを見んのは沢山だがや!!」

とでも言って攻撃を入れるなんて展開したら熱くないですか?
仮に隙をつかれて傷つけられて『ゴクウブラック』の怒りを買って殺されるにしても
描写もなしに死亡より遙かにマシである。


で、実際の『ドラゴンボール超』の『未来ヤジロベー』のやった事と言えば

『ダチョウ倶楽部』のどーぞどーぞネタ

あまりの扱いの情けなさに
もう乾いた笑いしか出ないよねぇ…

元気剣作りの時に何故か人造人間8号である『未来ハッチャン』が台詞もなしに出ていたけど
あいつも台詞もなしに死亡である。一体何のために出て来たんだろうか?
っつーか『未来トランクス』時代であれば『未来人造人間17号』『未来18号』に
世界を滅茶苦茶にされたんだろ?
兄弟っつーか遠い親戚みたいな存在だろうに…
そんな奴らに好き勝手にさせて生き残っていたんだろうか?
何か嫌だね…そんな『ハッチャン』
せめて村の者を助けようとして返り討ちに遭うって展開であってほしいのに…
『未来ブルマ』に人造人間の研究材料として自ら捧げるみたいな方がいいだろう。
何で態々、評価も上がりもしないのに出したんだろ?
ファンサービス?
そんな勘違いならやらん方がええ事やで。


んで最後にクソを垂れてグチャグチャに汚した『未来トランクス』編が終わり
『宇宙サバイバル編』に向かって行くんだけどさ~。

「力の大会」のルール。
負けた宇宙は消滅って話なのに

「殺しNG」

って縛りを置いたのはなんでなんだろ?
殺しと消滅は意味合いが違うのだろうか?

「朝の番組だし子供達が見る番組だから殺し合いを見させるわけにはいかない」

なんていうストーリー外の事情はなしでね。
ってか、既に「ドラゴンボール超」上で
『ゴールデンフリーザ』編で『ピッコロ』が『フリーザ』に殺されているし
考えるだけ無駄かねぇ?

で、『力の大会』が始まり
お話の展開上、ポッと出の敵キャラはそれなりに強いのだろう。
他の宇宙のキャラだから元の肉体が強いってだけで
『悟空』や『ベジータ』に匹敵する力を持っていることになるんだろうな。

ポッと出感を薄めるためにもっと掘り下げて尺を割いてやればいいって思ったね。
だって無駄に回を使っているんだもん。
もはや伸びしろが殆どないであろう『クリリン』が戦意喪失しているのを復活させるので2回
不倫を扱い今更需要があるのかっていう『グレートサイヤマン』を2回

更に出場者集めでダラダラと話を重ねる。

そんな話などで時間潰す暇があるのなら新キャラの生い立ちなどを
サラッとでも描いた方がよっぽど面白いだろう。
既存のキャラを食うぐらいの人気キャラに新しく作ろうという気概を感じないわな。
数十人も新キャラを出しているのに箸にも棒にもかからず
ただ消えていくだけであろうキャラが大半って悲しすぎない?
悟空達の第七宇宙が主役、時点で前に戦った第六宇宙。
後はカマセが殆どで強敵が1つぐらいって配分になるだろう。
勿体ないわ。

1つの宇宙につき1~2人ぐらいの良キャラは出てほしい所だったが…

ってか、商売的に考えるのなら
魅力を殆ど絞り切ってしまっている既存キャラ回をやるぐらいなら
新キャラの魅力を掘り下げた方が面白いだろうに…


そういえば『魔人ブウ』が眠ってしまって起きないので
代わりに地獄にいる『フリーザ』を選手に抜擢していて
『悟空』が

「コイツはオラが見る」

とかほざいていたけど土下座態勢で悔しがっている所で
地球破壊出来るような即座に強大な力を瞬時に解放できる持ち主やで
バトルロイヤル中に監視なんてまず無理だろうけどねぇ。

そんな危険極まりない奴を仲間に加えるぐらいなら
『銀河パトロール』の中の強者でも集めればいいのに
『ジャコ』ですら『フリーザの兵士たち』に匹敵するレベルなのだから
『ジャコ』以上に優秀な奴ならば『亀仙人』以上は確定だろうになぁ…

その『亀仙人』も『天津飯』の知り合いみたいな女に操られていて
『天津飯』を『万国吃驚掌』みたいな技で動けなくしていたな。(技名を言っていない為)
『悟空』は

「じっちゃんは隠れて修行していた」

とか言っていたけどストイックに修行していたであろう『天津飯』が
描写もなしに隠れて修行していた(?)『亀仙人』に劣るの?
魔人ブウ編じゃお菓子にされて食われて終わりの『亀仙人』が
『悟飯』の援護をした『天津飯』より?
そんな『天津飯』をカマセにしてまで『亀仙人』の活躍を見たいもんかね?
髭人は『サイボーグ桃白白』の『スーパーどどん波』を
初見にもかかわらず気合で吹き飛ばし
首に一撃入れて勝ちを決めたカッコイイ『天津飯』が好きなんだよな。
いくらかは復権してほしいとこだ。

「孫。俺を舐めるなよ。
 俺は今でもお前を超えるつもりでいる」

ぐらいの事を言って欲しいわ。

しかし、何なんだろね。最近の『亀仙人』推しは…
こいつは世代を譲って見守るポジションじゃないのかい?

それなりに強化してんならサイヤ人編に参戦しろや。
そうすれば『ヤムチャ』も死なずに済んだのに…
ってかその『ヤムチャ』主役の野球回。
最後は『サイバイマン』に自爆された時と同じ格好で倒れていたな。

ただ、この回、副音声で声優さんたちが雑談していたんだよな。
その時、『ヤムチャ』役の『古谷 徹』氏が倒れた『ヤムチャ』が出て

「これをやりたかったんなら微妙ですけど…」

みたいな発言をしていたな。
飲み屋で仲間内同士で出演キャラについて語っている席での発言なら分かるけど
副音声とはいえ公式の本放送中で『微妙』って言うって相当ですよ…
髭人はかなりの苦言であると認識している。


「そうそうそう!
 過去の要素を上手く使ったそういうのが見たいんだよ!」

ってのを全くやってくれないのが『超』の凄さだよね。
ここまで三振を繰り返しまくるってなかなかないわ。
たまにはまぐれでもホームラン出してくれたってええんやで…
何で当ててくれないのん?


敢えてそのように使い捨てているだけなのかねぇ?
作画が良くてもストーリーが追いついてないわ…
持ち腐れているよな…うん…



まぁ、ここまで色々言ったけどいい点もない訳ではない。

『未来トランクス編』で良かった点は

・『未来トランクス』が『バビディ』を倒し、『魔人ブウ』復活を阻止した。
 って補完していたのは良かったわな。ダイジェスト程度だったが…


・作画がいい。
 作画の向上は驚いたな。
 多少のシナリオの矛盾などでは劇中の凄さで吹っ飛ばす。
 それが「ドラゴンボール」って所である。
 吹っ飛ばしきれない部分もところどころ見受けられるのが悲しい所ではあるが…

・新オープニング。
 「スゲェ物語(コト)が待っているんだ~♪」

 よりもいい曲。
 ず~っと聴き続けたが慣れる事はなかった。
 ただ新曲。

 「全王様もおったまげ」

 って話だが…
 それに関しては

 「視聴者様もおったまげ」だわ。

 どういった意味でおったまげたかって?
 それは上記文章を読んでお任せします。

ってな訳で「力の大会」が始まった訳だが
何やら天使達が陰謀を張り巡らせている感じが見え隠れ…

「ドラゴンボールGT」の1つの評価である

『終わりよければすべてよし』

それが「ドラゴンボール超」もなれるのかどーなのか…
見守るとしましょうか~?


追記)最終回までたどり着きました。
 アホみたいに暇な方はどうぞ。お進みください。

 今まで~その1~とその2~と続いてきたので
 実質の~その3~

(2018年4月某日更新)


「星霊狩り」 レビュー (ファミコン)

2017-06-30 21:00:13 | ファミコンレビュー
原作は中島渉氏、原画は神崎将臣氏
コマンド選択式アドベンチャーゲーム
ハドソンから発売
1989年12月8日発売



特徴
セレクトボタンを押す事で大抵パスワードが取れる。

「ゲームオーバー」要素は存在する。
誤った行動をとると主人公はやられてしまってゲームオーバー。
タイトル画面に戻されてパスワードを打ちなおし…


といった所か?
それ以外は普通のアドベンチャーゲームの域を出ないので
特徴は書けんなぁ…


あらすじ
今回はまとめず
ちとオープニングをそのまま抜き出してみる。


主人公の16歳の『ミチムネ』は同級生である『ミウ』のうちで
『ミウ』と彼女を親代わりとして育てていたおじいさんの3人で
『ミウ』の誕生日のパーティを行っていた。

ミチムネ「ミウ オメデトウ!」
ミウ「ありがとう」
おじいさん「これでミウも立派な大人じゃな。いつでも嫁にいけるぞ、
 のう、ミチムネ。ふぉっふぉっふぉっ」
ミウ「やだーっ、おじいちゃんたら!」

そんな和やかな雰囲気でパーティは送っていたが突如として電気が消える。

ミチムネ「あれ 停電かな?」
謎の声「フッフッフ、久しぶりだな」
おじいさん「き、貴様はローゼンクロイツ!まさか生きておったとは…」

巨大な顔が浮かび上がる。
ローゼンクロイツ「私がこの日を忘れる訳がなかろう。
 100年もの間ずっと待っていたのだ」
おじいさん「貴様はミウを使ってあの力を手に入れるつもりじゃな!」
ローゼンクロイツ「フッフッフ、そういう事だ娘はもらっていくぞ!」
おじいさん「貴様のような悪魔にミウを渡すものか!」
ローゼンクロイツ「フッフッフ 年老いたお前に私を止める力はあるまい。
 馬鹿め!くらえ!!」

攻撃を受ける爺さん。

ミウ「キャー!おじいちゃん!」
ローゼンクロイツ「クックック 残念だったな。これで世界は私の物だ。
 ウワッハッハッハ!」
おじいさん「む、無念じゃ…ミ、ミチムネ…ミウを…
 ミウを連れ戻してくれ…」
ミチムネ「じ、じいちゃん!きっさま、よくもじいちゃんを!」
ローゼンクロイツ「何だ、小僧死にたくなければ邪魔せん事だ」
ミチムネ「ふざけるな!この野郎!」
ローゼンクロイツ「フッ、愚か者が!」
ミチムネ「ウワーッ!」

『ミチムネ』は薄れゆく意識の中で『ミウ』の悲鳴を聞いた…
気が付くとそこは病院だった。
病院の大学教授が『ミチムネ』に会いたいという。
サングラスをかけた怪しげな男が前に立っていてその男は『教授』だという。
その時の出来事を話すと男はどうやら『ローゼンクロイツ』の事を知っているようだった。

教授「私についてきたまえ」

と、自己紹介さえせずに言ってくるあやしいこの男(一応、取説には『草野教授』と書かれている)
何もわからないミチムネはひとまず教授を信じて行動する事にした。
その際に、『ミウ』が身に着けていた『ミチムネ』と共に写された写真が入ったロケットを受け取って…

という所がこのゲームにオープニングとなる。

『ミチムネ』は『ローゼンクロイツ』の手から『ミウ』を救い出す事が出来るのか?



点数は40点

良い点
・特になし

悪い点
・タイトル詐欺
・パスワード長い
・投げすぎ…


悪い点の解説
・タイトル詐欺

 『星霊』などと宇宙をまたにかけた壮大なファンタジーを予感させるものだが
 実際は各地をめぐりそこでの謎を解いていくものとなるし、
 そもそも『星霊』が全くキーとならん…
 これに関しては下部ネタバレにて…


・パスワードが長い

 それほどアイテムはないはずなのだが「48字」
 RPGのドラクエⅡが最大「52字」という事を考えると多すぎね?
 いつでもパスワードが取れるという仕様の弊害ならば
 場面ごとの短いパスワードにしてほしかった。


・投げすぎ…

 様々な伏線などをにおわせるのに殆ど回収されないんだよな…
 詳しい話はネタバレにて…



個人的には
「第○章」

と小さく表示されるという風にでも区切ってほしかったわ。
パッと画面が切り替わって別のエリアに移動したって事は分かるんだけど
節目を味わう事が出来ないんだよな。

「意外にさっきの場面とつながっているとか?」

なんて疑ってしまうと特につながりがないと…

「あれ?やっぱり別場面なのか…」

って拍子抜け状態に陥る。
しかもいつでもパスワードが取れるという仕様がそれに拍車をかけている。

パスワードを除きゲーム中、ストレスを感じる場面はなかったから
点数は低くはないがコレと言って騒ぐほどの事もない印象に残らんゲームだわ。


PS)しかし、年頃の女の子の誕生日のパーティの参加者が同級生と爺さんだけって…
 何かいたたまれない気持ちになったよ(苦笑)




ここからがネタバレ






















にしてもゲームも終わりに差し掛かって
草野教授が敵の注意を引くために囮となって、その結果、死ぬんだけどさ…
教授。
死ぬときに『教授は目を閉じた』ってメッセージ出るんだけど
絵的には目を開けたままなんだよなぁ…

容量の問題は分かるけどそこは何とかして目を閉じさせてあげよーや。
サングラスを取った初の顔出しだぞ。
しかも死に顔だぞ!


にしてもラスト付近の展開がテキスト頼み過ぎる。
表記は『目をつぶった』つってんのにビジュアル的に目を開けたまま死んでいる教授とか

ラストの展開辺り

 教授死後、異次元空間に入ると正20面体が出てきて『ローゼンクロイツ』が現れる。
 その正20面体に『ローゼンクロイツ』が催眠術で眠らされている『ミウ』捧げ、
 『ミウ』は正20面体に吸収される。

 それから『ローゼンクロイツ』が光線を放ってきて
 それを『ミチムネ』は化け物を倒したときに手に入れた『火の剣』で跳ね返して倒した。
 そこにあった正20面体が突如として化け物に変化して襲ってくる。
 最初から持っている『ロケット』を化け物に投げると化け物が『ミウ』の体から離れた。

 『化け物』に対して剣を投げると角に当たって折れ、化け物は逃げ出してしまい
 異次元空間にひずみが生まれ、『ミチムネ』と『ミウ』が吸い込まれてしまった。


この辺の展開についてツッコミを入れると
まず『ローゼンクロイツ』の光線を剣で跳ね返して倒すんだけどさ…
ビジュアル的に光線の演出などないし、その上、『ローゼンクロイツ』自身が何も言わずに死ぬから
サラッとテキストを流してみていると

髭人「え?いつ倒したんだ?」

という気にすらなった。
断末魔の叫びとか「おのれぇぇぇ!」ぐらい言ってからくたばってくれよ…
『ロケット』を投げたら取り込んだ『ミウ』が化け物から離れるんだけどさ。

 「化け物が『ミウ』の体から離れた。
  ミチムネとミウの愛が
  化け物を追い出したのだ」

という説明がある。これも、テキストのみ。
『ミウ』が離れるところを出してくれよ。
しかも突然、『愛』とか言われてもさ…
『ミウ』はオープニングで誕生日のパーティ以外に出てないんやで…


あれこれ文字だけの展開で追いつけないままエンディングを迎えるのだが…

エンディング部分の台詞を漢字変換したのをそのまま抜き出しお送りしよう。
その後に感じた髭人の疑問等を分かり易くするために…

『ローゼンクロイツ』を倒し、それによって生まれた化け物を倒す事で
『ミウ』を救出し剣山に横たわっていた『ミチムネ』と『ミウ』
『ミチムネ』だけが先に気が付き

 ミチムネ「この旅は俺にとって何を意味しているんだ」

と、自問自答する。
途中で出会った『おばば』やオープニングで死んだ『おじいさん』
途中で敵の囮となって死んだ『教授』が主人公の頭の中から声がする。

 おばば「『ミチムネ』よ。この旅の答えはお前自身に聞くが良い。
  真の勇者『ミチムネ』よ邪悪なる星霊たちを葬り去るのがお前の使命じゃ」

 ミチムネ「勇者だと。俺はそんなものはなりたくはない!
  そんな事よりこの旅で失ったものを返してくれ!」

 おじいさん「『ミチムネ』や。勇者として生きるのが嫌ならそれも仕方あるまい。
  じゃがこれだけは覚えておけ。『ミウ』を守ってやれるのはお前だけなのじゃ」

 ミチムネ「『ミウ』…可哀想に。運命に弄ばれこんな目に遭って…
  勇者なんてまっぴらだが君だけは俺が守ってやる」

 教授「『ミチムネ』くん。やっぱり君は勇者さ。
  何故なら君は素晴らしい物をこの旅で身に着けてたからね。
  そう…愛と勇気だ
  君とまた旅が出来ないのは残念だが
  私は空から君を見守っているよ…」

 ミチムネ「『教授』…愛と勇気を教えてくれたのはあなたじゃありませんか。
  俺は決してあなたを忘れはしない。ありがとう…そしてさようなら…」

そこで『ミウ』が目を覚ます。

 ミウ「あっ 『ミチムネ』くん…
  私 どうしたのかしら
  夢でも見ていたのかなぁ…」

 ミチムネ「…何も覚えてないのか…
  そうだな。それでいいのかもしれない」

 ミウ「えっ なあに…
  何の事…」

 ミチムネ「何でもないよ…さあ『ミウ』帰ろう!
  そろそろ夜明けだぜ!」

スタッフロール…

という流れである。


さて…悪い点で言った

「投げすぎ」

をここで紹介しよう。
何故ならエンディングを見てスッキリしない…
それらの要素がいくつもあるのだ。

・『おじいさん』と『ローゼンクロイツ』との確執
 過去に一体、何があったんだろうか?
 劇中爺さんが出てくるのはオープニングとエンディングだけである。
 しかも100年前って事はジジイ、お前何歳なんだ?
 『おばば』は100歳を超えているという事が発覚しているが…

・『ミウ』の存在
 ゲーム中で100年の巫女って事が発覚するが
 その100年の巫女というものがまず何なのかそれがどういった能力があるのか
 そして『ミウ』の出生の秘密など一切明かされない。
 爺さんと同じくオープニングとエンディングしか出てこないし…

・『教授』と『ローゼンクロイツ』とのつながり
 何故、100年前に封印された(であろう)『ローゼンクロイツ』を
 お前が知っているんだ?
 しかも、『ローゼンクロイツ』本人のものと思しき屋敷が普通に存在しているのか?
 謎だ…

・勇者である『ミチムネ』
 上記、『おばば』が上記エンディングで主人公に
 「邪悪な星霊を倒すのが真の勇者のお前の使命」と言っている。
 一応、途中で主人公が
 『神が作った勇者』という事が発覚しているが…
 神が何故、邪悪な星霊を倒すのに『ミチムネ』を生み出したのかは分からない。

 まず、神ってこのゲームだとどんな存在なのかが分からない。
 例えば
 人や惑星どころか宇宙を含めた全ての創造主なのか?
 神と悪魔といったように善悪で二分するような存在なのか?

 「ドラゴンボール」の『神』と同じく人として存在しているのか
 それとも概念なのか?
 サッパリ分からん…


そして…
このゲームで一番言いたい事…
それは…

「星霊狩り」ってタイトルなのに…

まず『星霊』を狩ってないのだ。

邪悪な星霊を倒せとか言っている場合じゃねぇよババア…
いや待て…
その『星霊』を狩る狩らんっていうより先に…

そもそも『星霊』って何やねん!



そう…
このゲーム『星霊』の説明や設定などが全く明らかにされないのだ。
善悪もクソもあるかッ!
一番、説明しなければならんところだろうがッ!!
な――――――――んも分からね――――じゃね――――か――――――ッッ!!
取説に書いてあるんじゃねって?

このソフトを記事にするために
説明書を取り上げている「げーむのせつめいしょ」さんから調べたが
「星霊」とは何なのか書かれた記述はなかったぞ!

「星霊狩り」の取説


ファミコンのゲーム(特にRPG)ではエンディングに続編示唆がなされることは多々あった。
伏線なども未回収であったりすることもある。
ただ、本作は異様とも言えるレベルのブン投げっぷりである。
すっごい消化不良!
何とかせーや!!腹が痛すぎる!!
食ったものがそのままの形状を残したまま出とるレベルだぞッッ!!


エンディングを見る限り、
『ミチムネ』と『ミウ』に待ち受ける運命は!?
その時に明かされるすべての真実!!(主に『星霊』)
『ミチムネ』が最後に目にするものとは何か!?

「『星霊狩り2』をご期待ください!!」

というような振りのようにしか思えん…
何故ならこのゲームは
主人公がここから「星霊狩り」をしていくであろう
スタートラインにすら立ってないのだから…

だから本作の正しいタイトルを付けるのなら

「星霊狩り episode 0」

がしっくり来る。
本編はいつ始まんねん…

だが、このゲームには残念ながら続編はないのだ…
原作者がおられるが検索しても本作であるゲームが出るだけで
アニメ、小説、漫画、ドラマなどの関連作はなく

「精霊狩り」という
『萩尾望都』氏によるSFマンガが
1971年に「少女コミック」にて掲載されたとの事だが
本作は「星霊狩り」なので当然、無関係である。
(wikiを見たけどキャラから世界観からすべて違う)


って事で「星霊狩り」は
『未完』どころか『未始』って所なんだろうか…
何やねんその言葉!!

何も分からないまま終わる。
それが「星霊狩り」である。

しかし諦めちゃーイカン!
発売してもう25年以上経過しておりますが
これから全てが明らかとなるであろう
「星霊狩り2」を心からお待ちしていますよ!
発売元の…

肝心の『ハドソン』がもうね――じゃね―――――か―――――!!

『ハドソン』がらみになると大抵、このオチになるなぁ…
気を付けたいところだ…

じゃ、じゃぁ…
『ハドソン』を合併吸収した
こ…こ…『コナミ』に…
せめて聞きたい。




 『星霊』って一体、何ですか?





「ドンキーコング3」 レビュー (ファミコン)

2017-06-23 21:00:15 | ファミコンレビュー

固定画面シューティングゲーム
同名アーケードからの移植版(1983年10月稼働)
開発も発売も任天堂
1984年7月4日発売



あらすじ
『スタンリー』を操作して植物園に出現した
『ドンキーコング』や花を奪おうとする虫たちを殺虫剤で撃退する。

特徴
固定シューティングって事で
左右に動いて攻撃する点は
『スペースインベーダー』や『ギャラクシアン』『ギャラガ』と同じと言えるが
やはり操作キャラが人間である事、宇宙ではなく地上なので重力があるという点で勝手は大分違う。

Aボタン…殺虫剤使用。
左右ボタン…左右に移動
上ボタン…ジャンプ(台があれば上部に移動)
下ボタン…台の上なら下部に移動

ゲームのルールとしては
2本のバーに掴まった『ドンキーコング』を下から殺虫剤をかける事で
上に行く。最上部まで押し上げればステージクリアとなる。

逆に敵や弾に触れたり、『ドンキーコング』を最下部に下ろしてしまうと残機を失う。

下部に花が咲いている鉢があって蜂などが回収して持っていくのだが
仮に全部持っていかれても残機を失う事はない。

『ドンキーコング』撃退時に鉢が残っているとその分ボーナス点をもらえる。

点数は50点

良い点
・特になし

悪い点
・エンディングがない


悪い点の解説
・エンディングがない。

「ドンキーコング」や「ドンキーコングJr.」には簡素でありながらも
エンディングがあったのに本作ではない。
延々とループするだけである。寂しい…



癖がなく遊びやすいがコレと言って白熱する要素は薄い…
2人用があるけど、同時プレイじゃなくて交互プレイだしな…

主人公の「スタンリー」というが…
一体何者なんだろうかねぇ…
知名度皆無だよねぇ…

それぐらいしか言う事がないのがこのゲームの悲しきところ…
髭人も殺虫剤で追っ払われたみたいなもんだわな…
そんな孤独な男、「スタンリー」
今日もまた近づく者に殺虫剤を振りまく…


PS)しかし、『ドンキーコング』…
 あんなに股間に殺虫剤食らったら何らかの悪影響が出るだろうなぁ…(苦笑)



ネタバレはなし



6月15日「アメトーーク!」は『思い出のファミコン芸人』やったよ。

2017-06-17 21:00:04 | 感想(TVなど)
6月15日「アメトーーク!」で『思い出のファミコン芸人』が放送されたよ。
前回の記事が「やるよ」という宣伝に対して今回は「やったよ」という過去形である。

そにれにしてもあれぇ?おかしいなぁ~。
それによってファミコンについて検索する人が増えてうちのブログのアクセス数が集中して
1万ぐらい増えると思ったのになぁ~。




………


……………


さ~て、番組の感想、行ってみよッ!!(なかった事にした)
その前に番組自体の流れを書いておきます。

まず、出演者の登場シーンはカットされていて既にみんなすわっている状態から始まる。
出演者の後ろにはファミコンソフトの数々がある。
エレキコミック今立氏の私物との事。

①ファミコンのスゴさを解説
②当時のファミコンあるある
③思い出のカセット
④ほっけないゲーム
⑤借りパクしたあいつ今何してる?

という流れで進んでいく。

以下番組のネタバレ注意!!























①ファミコンのスゴさを解説

まず主演者があの手この手で親からファミコン本体を買ってもらったという話がありつつ…

全世界で約6191万台
全ゲームソフトは1252本
販売数は約5億1万本だそうだ。

高橋名人や毛利名人の話が出たりとか

周辺機器で『ホリ』が
今でも「オレコマンダー」「ショクシ」という物を作っていたりするようだ。
前者は手に取りつけてバイブ機能を使いボタン連打させようというもの
後者はゲームしながらスナック菓子が食べても指が汚れないように挟み込むようなもの

②当時のファミコンあるある

・接触が悪いファミコンを正常につける職人がいた
・ファミコンの正式名称はファミリーとつくが家族とはやらない
・ソフトに名前を書く
・本体持たずにソフトだけ持って友達のうちに行くやつ

③思い出のカセット
有野氏:ドラゴンクエスト
復活の呪文を書くが字が下手で復活できないという話

博多華丸氏は、徹夜してプレイして午前5時に次の町でやめようって時にそれが『メルキド』でゴーレムが出て来て叫ぶ。

バカリズム:トップライダー
周辺機器で空気で膨らませたバイクに乗る

博多華丸氏:『桃太郎伝説
敵を倒した時の表現が好きとの事(「懲らしめた」)

サンドイッチマン富沢氏:『つっぱり大相撲
もろだしをしていたぜ!

ナイツはなわ氏:『グラディウス
上上下下左右左右BA

2010年世界一有名なコマンドでギネスに認定

スリムクラブ真栄田氏:『スターソルジャー

全国キャラバンに出て6位で負けて高橋名人に声をかけられた。

麒麟川島氏:『キャプテン翼
日向小次郎のタイガーショットの音真似を再現して最初はみんなから

「っぽい!」

と、驚かれるが実際の映像を見ると

「あれ?」

という…
実際は2のタイガーショットっぽいという…

④ほっけないゲーム


まぁ、クソゲー紹介だわな。
「たけしの挑戦状」
攻略本読んでも分からないので担当者は死にました

燃えろ!!プロ野球
バントでホームラン。
開発者はジャレコ側にお相当怒られたという。
でも、後に自虐的にネタにしていたけどその時は開発者に言及したんだろうか?

トランスフォーマー ~コンボイの謎~

宮迫氏がプレイし案の定3秒で死ぬという芸当をやる。
ゲストの女がオレコマンダーをつけてプレイするとかいう意味不明な事をやって宮迫氏よりは進んでいた


⑤借りパクしたあいつ今何してる?
スリムクラブ真栄田氏が友達の友達に貸したという

スーパーマリオブラザーズ3
魂斗羅
桃太郎伝説
月風魔伝

その方に追跡調査を行い、4本すべてあるのかどうか…









4本ともあった!

が…
「月風魔伝」は「コナミ ワイワイワールド」との交換で借りたという事実が発覚。
スリムクラブ真栄田氏も実は借りパクしていたっていう感じで番組は終了。





ってな訳で…感想を行きましょうか。
個人的にはまず後ろのファミコンソフトが気になって仕方なかったな。

「あのソフトはあれだ!これだ!」

って風な感じ。
1人で紙にでも書いて答え合わせなんかしようかとちと思ったりもした(苦笑)

スリムクラブ真栄田氏の友人の友人が借りパクしていたソフトってのはなかなかいいチョイスしていたね。
まぁ、子供でも良いソフトか悪いソフトかの違いぐらいはちとプレイすれば分かるわな。

借りパクの話は今でもゲームを興じる子供達が友達同士で行っていることなんだろうなとしみじみ思うわ。
ただ最近は、ダウンロード系が増えて来たから借りるってケースも少なくなっているか…
法律に反する手段を使うのはなしの話でね。

通が好みそうな意外なソフトは出てこなかったけど
楽しそうに話をされていてよかったわ。

折角だから髭人の思い出のファミコンと言ったら…
貝獣物語』だな。
付録の地図に同じく付録の貝獣達の人形を載せて思い馳せたものだ。

「今、俺はここにいる!『バブ』(貝獣)はあそこだな!」

なんて主人公と同じく冒険している感を満喫していたわ。
ゲームバランス的にはいろいろと問題はあったが思い出深い大好きなファミコンソフトである。


さて私は、気を取り直してまた別のファミコンをプレイするという…
そんな日々に戻っていくわけですわ~。
次、何やろ…
もう知名度皆無のゲームが多めだけどね~(苦笑)


「エキサイトバイク」 レビュー (ファミコン)

2017-06-16 21:00:45 | ファミコンレビュー

横スクロールレースゲーム
開発も発売も任天堂
1984年11月30日発売

あらすじはなし
だが、ゲームとしては「チャレンジコース」を規定タイムにクリアすると
エキサイトバイク本線に出場し規定タイムでクリアすると次のコースに行け
5面の本線をクリアすると何度でもゲームオーバーになるまで5面本線を走行する。

モードは3つある。

・SELECTION A:単独走行
・SELECTION B:ライバル含めた複数走行
・DESIGN     :コースを自分で作れる。」

特徴
横スクロールで左から右に進み続け、ゴール地点がありそこを越えるとそのまま一周する。

上下のボタンで走るコースの移動を行い、
左右のボタンでバイクの前輪の向きを変える。
左ボタンを押すと前輪を上げウィリーとなり
右ボタンはジャンプ中に用いて押すと上げた前輪を戻すという事になる。

ジャンプ時はコースとバイクを平行にしていないと着地時に転倒する。
ジャンプ台などでジャンプした際にこの操作が重要となる。

スピードによりバイクとライダーは回転。
そして転倒するとライダーがコース上下部に滑るようにして転倒。
プレイヤーはバイクに戻らなければならない。
ABボタンを連打する事で走って戻る事が出来る。

画面下部に
温度計というゲージがありそれが全て真っ赤になると
オーバーヒートとなり一定時間の冷却のための停車時間が必要になる。

バイクには2種のアクセルがある。

Aボタン…加速率が低く最速に達する時間が長いが
 温度計の上昇は一定(2/3程度)で止まる。

Bボタン…ターボであり、急発進可能、最速になるまで短いが
 温度計の上昇は止まらず押し続けているとオーバーヒートしてしまう。


「デザインモード」というエディット機能がある。
ファミコン本体にファミリーベーシックとデータレコーダを接続したりすることで
作成したコースをカセットテープに保存する事も出来た。


点数は55点


良い点
・ストレスなく動く
・エディットモード

悪い点
・特になし


良い点の解説
・ストレスなく動く
操作性に問題はない。ウィリーとか上下に動かす時、きびきび動く。

・エディットモード
ジャンプ台とか障害だとか設置可能。
オリジナルステージを作って無茶な事をさせるのもまたこのゲームの魅力



髭人のような初心者はバイクの左右を操作するような前輪を捌くような事はせず
A、Bボタンをアクセルの使い分けで操作していくようにするといい。



「SELECTION B」モードは
ライバルのキャラクターが多数登場し
タイムによって順位が表示されるが走っているライバルの正確な時間ではない。
ただ単にいるだけのお邪魔キャラでしかない。

ただ横から体当たりすると双方転倒する。
自分のバイクの後輪バイクを相手バイクの前輪に当てるようにすると転倒させられる。
嫌がらせのようなものだが…
別に失格になるなどのペナルティはない。

その為、転倒した相手バイクに横付けするよう停車すると
相手ライダーがふっ飛ばされるのだ。

それは「ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強」で
「クウラ」に「ピッコロ」をやられた「悟空」が静かに怒っている時に
「クウラ」の部下である「クウラ機甲戦隊」の「サウザー」が「悟空」に殴ったけど
まるで効いておらず、そればかりか悟空の気合いでふっ飛ばされるかのように…
(この例え分かりにきーので忘れて下さい)

だからこんな状況に陥る。


相手ライダーがバイクに取りに戻る。



プレイヤーに触れてふっ飛ばされる。



相手ライダーがバイクに取りに戻る。



プレイヤーに触れてふっ飛ばされる。



相手ライダーが(以下略)


というパターンにはまる。
めげずに続ける相手ライダーに涙したくなる…
誰か別のライダー!
停車しているプレイヤーに体当たりしてやって!!



PS)ちなみに157万本を売り上げているのだとか…

PS2)後に『VS.エキサイトバイク』として
 アーケードゲームやディスクシステムで発売されたり
 ゲームボーイアドバンスに移植されたりもしている。


ネタバレはなし

6月15日「アメトーーク!」は『思い出のファミコン芸人』やるよ。

2017-06-12 21:00:51 | Weblog(髭人のしょーもない日記)
6月15日の「アメトーーク!」は「思い出のファミコン芸人」が放送されるらしいよ。
次週放送の部分が短い時間でダイジェストでやっていたな。

「たけしの挑戦状」やら「トランスフォーマー ~コンボイの謎~」だとか…

「ファミコンあるあるの話」とか「実際にゲームプレイ」って感じになっていく事だろう。

個人的にはプレイするのはクソゲーばかりではなく隠れた名作なんかやってほしいね。
クソゲーはインパクト重視で

「こんなもんプレイできるか―――!」

なんて流れになるんだろうけどそればっかりやるとそれを見たファミコンに触れた事もない若い世代なんかが

「こんなクソゲーばっかプレイさせられて当時の人達、可哀想」

みたいな哀れみの目で見られるのは堪らん!!
だからと言ってあまりメジャーな良ゲーなども出て来ても良くない。
今でも続いているようなシリーズかねぇ~。

『マリオシリーズ』『カービィシリーズ』『ドラクエシリーズ』『FFシリーズ』『星のカービィ』みたいなのね。

見飽きているし、若い世代も知っているでしょ。
だから知名度は低いけどいいゲームがいいかな。

「何やコレ。今遊んでもオモロイやん!」

って思われるのが理想。
番組だからちょっと遊んで面白いか分かるようなのが分かり易さも望まれる。
プレイ時間は1分ほどで面白くなければならない。
となると必然的にRPGやアドベンチャーは除外ってなるな。
出来れば2人プレイだと盛り上がる。

それらを考慮した結果…髭人が推すのは…

クインティ」「クォース」「魂斗羅」「ファミリージョッキー」「ワイワイワールド2 ~SOSパセリ城!!~

未レビューな奴なら「アイスクライマー」とか「バルーンファイト」もいいかもしれない。

ダウンタウン熱血行進曲 ~それゆけ大運動会~」を4人対戦するのもいいかもしれないね。

って勝手に理想を述べたところでどーせクソゲーやメジャーゲーばっかの構成になるんだろうけどね…
あれこれこんな所で言っていてもすでに収録済みだろうから無意味だろう。

それにしても気になる事があるのは
出演者で「有野」氏は出ているが「有野課長」として出てないのはちと残念だね。
コラボしても良さそうな気がしたんだけどね。
相当前のプレゼン大会で「有野課長とレトロゲーム好き芸人」ってやっていたのにな…
(ちとネット上で調べたら第4回プレゼン大会で2007年10月。ほぼ10年前やんけ!)
権利関係で流れたんかねぇ…

それと、「ファミコン芸人フジタ」氏が出演者リストにない事が気になったな。
ここで出なければ後どこで出んのって話。
ちょい役ぐらいで出るんかな?エガちゃんみたいに…
あ、江頭2:50と同等にしちゃアカンか。あの人は別格的存在だからな…

まぁ、「ドラゴンボール芸人」の時に当時ネット上で盛り上がりつつあった「R藤本」氏が出てこなくて残念だったなぁ~。
2007年らしい…時が経つのは早いなぁ…
おっと…髭人得意の話の脱線をしてしまった。


15日を楽しみに待ちましょうかねっと!






「アメトーーク!」6月15日に「思い出のファミコン芸人」放送、麒麟・川島やよゐこ・有野など出演

「ヘラクレスの栄光II ~タイタンの滅亡~」 レビュー (ファミコン)

2017-06-09 21:00:32 | ファミコンレビュー

RPG
ヘラクレスの栄光」シリーズ2作品目
データイーストが開発&発売
1989年12月23日発売

特徴

まず、主な前作と異なる点を挙げよう。

変更点(左が前作、右が本作)

・パスワード → バッテリーバックアップ
・町はフィールドと一体化 → フィールドと町は別
・装備品はアイテムとは別欄 → 装備品もアイテムと同じ

追加点

・魔法
・時間の概念(昼夜)
・仲間(並び順も追加)
・預り所(道具&お金)
・武装破壊
・武装の呪い

削除点

・お店の人のグラフィック
・武装耐久値
・鍛冶屋
・戦闘の会話コマンド

後、他のRPGに見られない点と言えば
敵の物理攻撃に限らず、魔法や特殊攻撃も回避可能という点。

大抵、攻撃魔法や吹雪&炎は、防御魔法でも使わなければ
必ず食らうのが物だが本作では回避可能。
勿論、こちらの攻撃魔法も回避される可能性はある。
(炎などを吐く味方はいない)

後は宿屋の宿泊日数を選択できる。
麻痺は3日間休むことで回復する。


あらすじ
『ナナ』に住む祖母と住む主人公の元に一通の手紙が届いた。
その送り主は『ナナ』の女王である。
女王の元へ行くと女王はこう言った。

地上では恐ろしい魔物がひしめき人々を苦しめている。
その魔物たちはタイタン族の生き残りである『闇の魔王』の手下であり
魔物たちを排除するには『闇の魔王』を倒すしかないのだが
その闇の魔王が何者でどこにいるのかも分からない。

『ナナ』の女王は『闇の魔王』を倒すため
まず物知りの吟遊詩人に尋ねよと言う。
ここから主人公の旅が始まる。

ってな所である。

サブタイトル
「タイタンの滅亡」だけど…
個人的には主人公一族が「タイタン族」で滅亡しかけているのを阻止する為に
主人公が奮闘するような一族の存亡をかけた戦いかと思いきや…

あらすじを読んで頂ければわかる通り敵側なんだよね。
そりゃ滅亡させるだろ。悪行を行っている側なんだから。

だから普通のゲームで

「魔族の滅亡」

って言われているのと一緒である。
何かピンとこないよね。
ってか倒す対象すらわからないまま旅に出ろとかなかなか無茶振りだよねぇ…

得点は40点

良い点
・戦闘のテンポ向上

悪い点
・エンカウント率高め
・装備品多すぎ
・武装破壊


良い点の解説
・戦闘のテンポ向上

戦闘のテンポは前作と比べてかなり良くなっている。


悪い点の解説
・エンカウント率高め
戦闘終了後一歩歩いただけでエンカウントする事は多々発生する。
洞窟内は特に発生する。曲も始まらないまま戦闘になってんじゃねーよ。


・装備品多すぎ
「武器」1種
防具は「鎧」「盾」「兜」「籠手(こて)」「靴」の5種

の計6種。
これがアイテム欄を埋めるのだ。
アイテムは1人12種持てるけど、実質6個しかアイテムは持てない。
洞窟内などで多種な武装を入手するとそれだけでアイテム欄を逼迫させる。

まぁ、それはまだ良いんだが、道具屋でアイテムの売却時
現状装備している品か否か分からないんだよな。
普段コマンドでアイテム欄を開くと「E」表示するのだが何故か売却時には非表示。
一々確認して覚えるのがだるい…何でなん?

・武装破壊
前作は武装の耐久値が0になると武装が破壊されたが
本作は敵が『武装破壊』の特技を持っていると即座に破壊される。
中ボスなんかもやってくるからな…
戦力が急激に下がるんだが…やめてくんない?
洞窟内にあるような非売品アイテムも装備していると一瞬で破壊されるので
アイテムコンプしたい人はとっとと預り所に置くしかない。

少なくとも

「小破」→「中破」→「大破」→「完全破壊」

ぐらいの段階を踏んでほしかった。



悪い点というほどではないが
後、不満点も数点。

・敵の状態異常多すぎ
「武装破壊単体」「即死単体」
「眠りグループ」「毒グループ」「麻痺グループ」
中盤になって来ると敵はいずれかの特技を持っている。


・敵の吐き攻撃のSE
敵は「炎」や「吹雪」を吐く敵がいる。
グループ攻撃なのだが攻撃をかける味方1人1人に

「ブ~」

と、SEが入るんだよね。
この部分はテンポを激しく悪化させる。
こんな雑魚が4匹も出てこられるとウンザリ感が漂う。
しかもエンカウント率高いという…



そうそう。このゲームは特に素早さゲーと言える。
逃げ率の高さや回避率に影響する。
特にこのゲームは敵からの攻撃回避率は他RPGと比べて
異常に高く、4匹からの敵に物理攻撃を受けて全回避するなんて芸当は
めちゃくちゃ珍しい訳でもない。

後、防御コマンドは自分の「身を守っている」という表示がないと防御した事にはならず
つまり、素早い敵4匹が攻撃した後で防御する行為は無意味である。
危険だから防御コマンドを選択したのだろうが物理で殴ったほうがまだマシである。
故に、武器防具より優先するべきは「靴」だ!!

しかし、FFのように名前でどんな魔法か判断できるタイプではなく
ドラクエと同じように独自の魔法の名前があると実に分かりづらい。

「パウ」という回復魔法。

は、まだゲームなどでパワーを「POW(パウ)」って表記するから分からないでもない。
(個人的には攻撃力増加かと思った)
とは言っても、ジョジョ第一部の「ツェペリ」がドズッと
「ジョナサン」のみぞおちに小指でも叩き込んだのかと思ったが(ちげーよ)



そういえば
前作は「ドラクエ1」臭がプンプン漂っていたが
本作は「ドラクエIIドラクエIII」臭がプンプン漂った。

・味方は基本全員で3人。
・仲間が半端な男と魔法優秀な女

って点がドラクエ2

・タイトル画面を越えたプレイデータ選択の真っ黒い画面
・昼夜の概念
・ゲーム中断時の黒画面でのリセットボタンを押しながら切れという指示

って点がドラクエ3
ちと意識しすぎなんじゃないんかねぇ…
ただ、信託所という町寄りの場所でセーブできるのは「ドラクエIV」の教会でのセーブと比較して
先取りしていると言える。

ちなみにこのゲーム、敵の一部は即死攻撃を仕掛けて来る。
HPがいくらあろうが即死は即死だ。
その即死は

「胸をえぐった」

という表現を使う。
生き返らせる魔法を覚えてないのに即死とかないだろ…
普通の雑魚がやってくるからね。ドラクエの「ミミック」みたいな特殊な敵ではないのに…

PS)にしても「胸をえぐる」か…
 しかし、これが貧乳キャラだと多分食らっても死なないんだろうな。
 何でかって?

 「えぐる胸がない」

 とかいう扱いを受けるからだ。
 (俺はいきなり何を言うとんねん)




ここからがネタバレ























このゲームは「カオスマ」ゲーと言える。

まず『カオスマ』って何やねんって話になるが

グループを眠らせる魔法である。(ドラクエで言う『ラリホー』)
このゲーム。
戦闘補助魔法は耐性を持つ敵には全く効かないが
耐性を持たない奴には8割~9割は効くのだ。

だから、『カオスマ』が効く奴はひたすら眠らせて殴る。
これがこのゲームの基本攻略法と言える。

しかもそれは雑魚どころ中ボス、果てにはラスボスにも効いてしまうのだ。

何とかならんかったのかね。この戦闘バランス。
まぁ、このゲーム、上記の通り、状態異常がウザいし、
放っておくと胸抉り(即死)使ってくるし、
卑怯とか言ってないで眠らせてフルボッコが正解。

ラスボス…
封印解かれて

「良く寝たぜ!大暴れしてやるぜ!」

って思った矢先にまた眠らされて
その間にぶん殴られて死ぬって可哀想すぎない?
いや、案外封印されている時にも意識はあるのかもしれない。

「封印が解かれた時こそ…
 封印が解かれた時こそ…」

と、怨念渦巻いているような状態。
で、待ちに待った封印が解かれた時に気が抜けて眠ってしまうみたいな…

何か

「サンタクロースさんに会うんだ!」

つっていつもより起きていようと頑張ったんだけど
最終的に眠ってしまう幼い子供みたいだよね。
何か可愛らしく感じてしまうな。ラスボス(笑)



さて、そんな良く寝るラスボスの話はここまでとして…

メインストーリーとはあまり関係ないキャラ編成。

ヘタレな「ケンタウロス」と
感情がない「青銅像の女」と
終盤の「ヘラクレス」である。

「ヘラクレス」以外の2人は出会ってから「名付けてくれ」って言うんだよな。

女の方は像だし、長年放置されていたからって点を考えれば分かるが
ケンタウロスは何やねん。お前にはもともと名前はなかったんか?
子供にいじめられて記憶喪失か?

ただ、この

「ウィーン」と言う意味不明な鳴き声で
攻撃時に言う「ウィーン」というヘタレケンタウロス。
村の子供にいじめられているから助けてやったら

「東に洞窟があってそこに宝がある」

なんて言い出す。
仕方ないので行ってみると中ボスがいるだけで宝と言えるほどのアイテムはない。
助けてやったら

「君を試していた」

なんて言い出すんだよな…
人を試すぐらいの有能か?貴様は!
かなり苛立たしい…
ただ、性能としてはドラクエ2の「ローレ」と「サマル」程の差があるという訳でもない。
回復魔法を主に使えるという点は「ケンタウロス」は優れていると言える。

しかし、死んだときフィールド上でドラクエだと棺になるが
本作では天使みたいになるが普通の人になるんだよな。
「ケンタウロス」の足は?
肌が「青銅」じゃなくなってるぞ?

そうそう。
後に、ケンタウロスには故郷があって母親がいる。
髭人は名前を「毛」系統の名前にしていたので

主人公「ひげ」
幼馴染「まつげ」
ケンタウロス「すねげ」
青銅の像「うぶげ」

と名付けた…
旅に出て再び会った我が子が
勝手に「すねげ」に改名させられていたら余裕でショックだよな…(笑)


そして最後の仲間

「ヘラクレス」

ポッと出の癖に主人公の倍ぐらいのダメージを与えるんだよなぁ…
いくらメインタイトルとはいえ、今までの苦労が悲しくなるぜ…


その、ヘタレと青銅の二人の旅には目的があって
ヘタレは「勇気が欲しい」
青銅は「感情が欲しい」

髭人「ま、まさか…
 冒険していたら2人とも既に身に着けたからOKやん?
 ってオチじゃないだろうな…」

って思っていたらひねりなくそのままで逆に驚いたよ。

髭人「そのままかーい!!」

思わず言っちゃったよ(苦笑)

上記、サブタイトルの件。
普通にラスボス倒しているからひねりなくタイタン族は滅亡しているんだよね。

髭人「そのままかーい!!」

実に素直で真っ直ぐなゲーム…
というべき所かねぇ…


メインストーリーの流れを説明しておこう。

「封印された魔王の封印を一旦解き、それから倒さなければならない」って所である。

その魔王の封印を解くには、『破壊のオノ』が必要で
扱えるのは天界にいる『ヘラクレス』のみで
『破壊のオノ』を作るには

『怒りのズイ』『悲しみのズイ』『災いのズイ』

3種のズイが必要となる。

仲間を集めてズイ探しって訳だ。
魔王を倒す色々と条件があるのを見ると「ソードマスタ〇ヤマト」みたいだな(笑)


その途中で『ナナ』の町で主人公の隣にいる幼馴染が主人公を追って旅に出るって話なんだが…
途中、『グリフオン(表記通り)』に若者を生贄を捧げている『テミス』という老人しかいない村で
生贄にされてしまうわけだ。
そうはさせまいと主人公達が洞窟に行くと『グリフオン』と幼馴染がいる。
戦闘となり『カオスマ』で眠らせて何もさせずにボコして倒す。
幼馴染が生贄になる前に間に合ったと胸をホッとなでおろすところであるが…
幼馴染は

「ありがとう…
 でも…
 わたし…
 ごめんなさい…
 …さようなら。」

と何か含みがある事を言って立ち去ってしまう。
『グリフオン』を倒してから『テミス』に戻ると、若者たちが増えている。
何と、生贄にされたくないがために老人に変装をしていたのだとか…
それで丁度現れた何も知らない旅人の若者を生贄にする…
なかなか下衆な連中だな。

「ジョジョの奇妙な冒険」第5部の『ブチャラ〇ィ』なんか憤慨するだろうな。

「なにも知らぬ無知なる者を利用する事だ……!!
 自分の利益だけのために利用する事だ… 」

と言っていたから村人全員、吐き気を催す邪悪扱いされるんじゃなかろうか?

話を本作に戻すが

その後、『災いのズイ』を持つ『エルム』の王が突如として現れた『グリフオン』に
『災いのズイ』を要求されたため、渡してしまいショックの為に床に伏す。

そのまま進んでいくと塔の奥で何をするか分からず
取り敢えず手持ちの物をあれこれ使っていると幼馴染からもらった

「パロスの笛」

を吹くと『グリフオン』が出て来る。
前と変わらないのでフルボッコにすると、正体が分かる。
何と今、倒した『グリフオン』が幼馴染だったのだ!!(初回倒した奴は別物)

「○○(主人公名)」…
 私よ…△△(幼馴染)…
 災いのズイはエルムにあるという話を聞いて…
 じっとしていられなくて 『ナナ』を出たの

 でも…船が遭難してしまって
 テミスに流れ着いて…
 後は知っているでしょ…
 
 テミスの人たちを恨んではいないわ
 でも、あの時…グリフオンの毒が
 私の身体に入って…
 
 グリフオンの毒は人間を
 グリフオンに変えてしまうの…

 ありがとう、○○。
 あなたたちのおかげで私は
 人間の心のまま死ねるわ。

 さあ、この災いのズイを持って
 天界へ…

 さようなら、○○。
 私…
 忘れない…」

と言って死ぬわけだ。悲しいねぇ…


それから『ヘラクレス』がいる天界に行かなければならないので
空を飛べるペガサスを呼び出す事が出来る「絹の手綱」を持っている人の所に行くが
『ダイダロス』に奪われたという。
その『ダイダロス』本人の所に行くと
病弱の息子『イカロス』の夢の為に空を飛ぶ研究をしたが、放置していた息子は死んだ。
もっと一緒にいてやれば良かったと悔やみながら「絹の手綱」をくれる。

「絹の手綱」でペガサスを呼び出し、天界に行くと
『ヘラクレス』は『タロス』という物を抑え込んでいて動けない。
その間に3つのズイを持って、青銅の女を作った『ヘパイトス』の所に行くと
『破壊のオノ』にしてくれて『ヘラクレス』に渡すと
『タロス』を即行で倒して仲間になってくれる。(強制戦闘させられて1度負けさせられるが…)

その後、最終決戦って事で
『ヴィーナス』って所に行き『ヘラクレス』に『クロノス』の封印を解き戦って倒すのだが
まだこの時には完全に倒す事が出来ず『クロノス』は

「『ナナ』を破壊してやる」

と言って逃げ、
主人公達を暗闇に閉じ込めるが『エルム』の王から
もらった『青き翡翠』を使う事で主人公たちは脱出出来る。
すぐに『ナナ』に行くと女王は既に殺されていて
その『ナナ』の城の玉座にいる敵を倒すと『クロノス』の本拠地に行く事が出来るようになり
一番奥の『クロノス』を倒す事でクリアとなる。

そして、『ナナ』の婆さんの部屋に戻ると
『ケンタウロス』と『青銅の像』の別れがありその直後

幼馴染が現れるのだ。

「ゼウス様に帰ってやれと言われた」

と言われて…
生き返った幼馴染と共にめでたしめでたしって訳だが…




こう書くと『グリフオン』になってしまった幼馴染を殺す羽目になって可哀想なんだけどさ…
髭人としてはそれほど感情移入は出来なかった。
だって、『グリフオン』になって倒す時は幼馴染と会うのはたった3回目の時なんだもん。

1回目、「名前を呼んで」と名付けてやるんだけどさ…
再び『ナナ』に戻ると、「お前を追って旅に出た。お前のせいだ」って嫉妬している奴しかおらず

2回目、上記の生贄解放イベント

3回目、『グリフオン』撃破となる訳だが…

もうちっと絡みがあっても良かったんじゃないん?

しかもだ。
天界に行くと倒した『幼馴染』と死んだダイダロスの息子『イカロス』がいるんだよな…
すぐ会えてしまう。
魂って扱いなんだろうけど…

凄い萎えるわ~

ドラゴンボ○ル感がすげぇんだもん…(苦笑)
会いたくなったらペガサス呼び出して会いに行けばいいってだけじゃん。

だから激しく悲劇感が薄れる…
しかも、上記の「カオスマ」
1、2回目の『グリフオン』にもよーく効くんだよな…
某風邪薬かっての。

状況としてはハッキリ言って、寝込み襲って葬っただけになるぜ…
別の意味で何か罪悪感を覚えたよ…
折角のこのゲームのストーリー核と言える部分がシステムやその後の演出で台無し。

しかし、船くれた「ナナ」の女王死んだままかい!!生き返らせてやれや!
(城に戻れば生き返っているのかもしれないが…未確認)

個人的に、『幼馴染』は「テミス」の外道な奴らに恨みはないって…
優しくて聖人って感じがするけど人間味は薄いよね。
恨みの事は置いておいて

「私、死にたくない!あなたとずっと一緒に…」

ぐらい本音をせめて言って欲しかったなぁ…

そんな自己犠牲の精神に満ち溢れる幼馴染が生き返っても感動が薄い…

そんなエンディングの最後はゲームの場面場面がスタッフロールと共に流れ
最後に

τέλος


と表示されて止まる。

「『τέλος』?
 なんて読むんだ?
 ゲーム中、ギリシャ語なんて出てこなかったのに急だな。
 『ヘラクレス』ってギリシャ神話の人物だっけ?
 って事はギリシャ語で「おわり」って意味なんかな?
 いや、それとも「つづく」か?」

って疑問に思うばかりでどーも締まりのない心境。
ちなみにこの文字は「テロス」と発音し、髭人の予想通り
「終わり」という意味である。(後で調べた)


態々そんな日本人に馴染みのない言葉で締めるぐらいなら


「THE END」「FIN」


でええやん。
何で最後の最後に素直じゃなくなるん?



さて、そろそろ締めといきましょう。
「ナナ」の城にこんな事を言う奴がいたな。

「お前は旅で色んなものを得るだろう。
 それと同時に色んなものを失うだろう。
 人生とはそういうものだ」

なんか哲学的。




髭人はこの「ヘラクレスの栄光Ⅱ」をプレイして


「髭人はこのゲームで
 このゲームのレビューだけは得た。
 が、同時にプレイ時間は失った…」


って所だろうか?
普通ならプレイ時間は失っても感動があったとか充実感や達成感があったとか言えるもんだけど…
本作は…ストレートにも程がある仲間達や悲壮感奪うゲームの流れなどを見て
うう~む…

悲しいがそんな風に素直に言えてしまうようなゲームである。
では本作「ヘラクレスの栄光II ~タイタンの滅亡~」のレビュー




τέλος




(ホラ…何か締まらんやん…)




「ファイナルラップ」 レビュー (ファミコン)

2017-06-02 21:00:16 | ファミコンレビュー
レースゲーム
発売はナムコ
1988年8月12日発売

特徴
ファミコンで初の画面2分割対戦が可能となったゲーム。(上下)

ニトロが使用可能。
(ニトロとはエンジンに亜酸化窒素を送って一時的に出力を挙げるシステムの俗称)

上ボタンを押す事でニトロを消費してスピードが上がる。

Aボタン・・・アクセル
Bボタン・・・ブレーキ
上ボタン・・・ニトロ使用


1P時、20戦して画面下のCPU車に勝ち続ける事でゲームが進行する。
2戦敗北するとゲームオーバー。
パスワード、2回以上のコンテニューはなし。
奇数面時、ベストタイムを更新すると車の性能を

「エンジン」「タイヤ」「ブレーキ」「ニトロ」

の中で性能を上げる事が可能。

8人プレイが可能であるが
アーケード版の「ファイナルラップ」のような8人対戦って訳ではなく
「ファミリーテニス」同様、トーナメント戦で2人対戦を続けていくだけの事である。


あらすじは特になし


点数は55点


良い点
・二分割対戦

悪い点
・1P時敵強すぎ

良い点の解説
・二分割対戦
特徴でも書いたけどやっぱり二分割が良いね。
そのおかげで相手車が画面外になってもOKだし

悪い点の解説
・1P時敵強すぎ
後半になってくると敵車がチートなんじゃないかって思えるぐらいの性能を誇る。
髭人はそこまでいけなかったが正攻法で戦っては勝てないんじゃないか…
との事…

それなのに、パスワードも無限コンテニューもなし
厳しいッ!



髭人はエンディングまでたどり着けなかったが
クリアした人の大体は『妨害』する事で勝っているようである。
コース端でガンガン押し出してコース外の看板に当てるとか…
敵車の前に出てブロックするとか…
お前はダービー弟かッ!!
相手は花京院みたいに小刻みに体当たりしてバランスを崩してくる訳ではないみたいなので
ひたすら妨害して勝つというのがこのゲームの攻略法のようだ。

「勝てばよかろうなのだ――――!」
「バカめ! 勝てばいいんだ なに使おうが勝ち残りゃあ!!」

という精神の持ち主こそがこのゲームの勝利者となるのだろう…

まぁ相手を妨害して勝ちに行くレースゲームと言えば
同じくナムコから出た「ファミリージョッキー」があったな。
まぁ、あっちの場合はコンピュータの馬がいるからそいつらを利用すれば相手を出し抜く事も可能だろう。

それはそうと…
妨害重視で勝つか…
そんなプレイを友達とやっていたら「ファイナルラップ」に突入する前に
リアルファイトになるからやめておけッッ!

うむ!

いいオチが付いたって思うやん?
俺もそう思っているよ…
でも、ぼっちゲーマーの髭人としては本作の対人プレイは未体験である…

そう…

「ファイナルラップ」どころか
「ファーストラップ」にさえ立てていないのである…

いつか誰かと「ファイナルラップ」を競い合う事が出来ると信じて…(涙)



ネタバレはなし



つまらなければ押すんじゃない。

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