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「ドラゴンクエスト」 レビュー (ファミコンソフト)

2012-01-02 20:46:23 | ファミコンレビュー
RPG
ドラゴンクエストシリーズ記念すべき第1作目
1986年5月27日発売

お話としては
アレフガルドという場所にラダトームという城があった。
ラダトームの王であるラルス16世がアレフガルドを治めているときに
「竜王」という邪悪な者が現れた、
「竜王」は「ラダトーム」から「光の玉」と「ローラ姫」を奪い
アレフガルドは魔物が徘徊する世界となってしまった。
そんな時、ある預言者が、勇者ロトの血を引くものが竜王を滅ぼすだろうと予言した。
予言通り、勇者が現れた。それすなわち、主人公である。

特徴としては

まずシステム面
・武器、鎧、盾がある(兜はない)
 「装備」コマンドはなく、買ったり取った時点で自動で装備する。
 売る事は出来ず、丸腰に戻る事は出来ない。
・「復活の呪文」というパスワードがある。
・名前により成長パターンが異なる。
・「薬草」と「鍵」は同一項目扱いで複数持つ事が出来る。(上限あり)


ウィンドウ面

・キャラに向きがないので誰かに話しかけるには
 「話す」コマンドを実行し東西南北で指定しなければならない。
・階段を上下するには乗った後に「階段」コマンドを実行しなければならない。
・「調べる」コマンドはその場所を調べるだけであり
 宝箱がある場合は「取る」コマンドを実行しないと中身を取る事が出来ない。
・扉を開けるには「扉」コマンドを使い、「鍵」がないと開けられない。

フィールド面(ダンジョン面)
・山は悪路の演出の為か一歩超えるごとにカクッとする。
・ダンジョンに入ると基本周囲は真っ暗であり周りが分からない。
 周囲を照らすために「たいまつ」という道具や「レミーラ」という魔法を用いる。


戦闘面

・戦闘では素早さの項目がなく必ず先手を取れる。
・他のファミコン版シリーズ含めて唯一戦闘中に背景がある。
・「防御」コマンドはない
・「会心の一撃」はミスの可能性あり。

操作方法

十字キー:キャラ移動、カーソルの移動
Aボタン:決定、ウィンドウを進める。
Bボタン:キャンセル

スタートボタン:ポーズ。
 但し、曲は止まらず、ポーズ音もないのでただ動けなくなる。



点数は55点

良い点
・ファミコンRPGの基本

悪い点
・死亡時のメッセージ
・経験値積みorお金貯めなどの作業多し

良い点の解説
・ファミコンRPGの基本
ファンタジーっぽい世界観。
HPやMP。経験値でレベルが上がり、武器屋で武器を整え
、進行していく上で必要な道具や消耗品を買い揃え、進んでいく。
傷ついたら宿屋で眠ることで回復。
他のファミコンRPGに多大な影響を与えた本作品。
パソコンゲームが最初かもしれないが自分は知らないからファミコンのみに絞る。

悪い点の解説
・死亡時のメッセージ

『あなたはしにました』

どストレートにプレイヤーに対して言ってくるからね。
自分の分身だと置き換えている人には結構、衝撃的である。
以降のシリーズは「○○たちはぜんめつした」になっている。

・経験値積みorお金貯めなどの作業多し
イベントや町、武器が乏しいし、敵が段階で強くなるので

「ここらの敵も楽に撃破できるな。次の場所に行ってみるか」

橋を越えた途端、強敵が出現してやられた人も多いはずだ。
そうしない為にはレベル上げという作業が必須となる。なかなか面倒くさい。



キャラクター全員は正面からの画像しかないので蟹歩きだとか言いたいことはあるが
容量がキツキツだったと考えれば、やむを得ないところだろう。
復活の呪文(パスワード)に関しては、今の時代、携帯で撮ればいいので問題ない。
点数がやや低いのは、シリーズとは考えず、純粋に1本のゲームとして考えると70点はあげられないなぁ・・・
やはり初期である為、やや盛り上がり要素に欠けるという所ですわな。
今の携帯画像よりも容量が少ないと言われれば仕方ないけどね。






ちなみにドラゴンクエストがファミコン初のRPGではない。
ファミコン初のRPGは「頭脳戦艦ガル」である。
そのソフト自体は
自らを「SPRG(スクロールロールプレイングゲーム)」と謳っているが
誰もが「シューティング」だと言うだろう。
ゲーム性から考えれば一応、ドラクエ1がファミコン初のRPGであるけども…
その事をこのゲームの作曲に携わった「すぎやまこういち」氏は怒っていたようだ。

昔、Lvをカンストしたな~。Lv30。
それで王様のところに行くと

「そなたは十分強い。なのに何故竜王を倒せないのか?」

と、怒られる。「なら、お前がいけよ」


しっかし昔、やり込んだなぁ~。
竜王の城、明かりなしで最下階に行けるようになってそれだけにとどまらず
壁に接してボタンを押すと「ドン」と、音が出るのを使って
目をつぶり、壁にあたる音だけで最下階に行っていたほどだもの。
今じゃ、無理だけど当時何故そこまで頑張れたのか意地になっていたのかは分からんwwww

wikiの内容をいくらか紹介しておこうか。
「そんなの常識じゃねーか」ってのも含めてね。第1作目のレビューだし

・容量は512kbit
・シナリオは「堀井 雄二」氏、キャラクターデザインは「鳥山 明」氏
 ゲームミュージックは「すぎやま こういち」氏
 タイトルデザインはジャンプ放送局でレイアウト担当だった「榎本 一夫」氏
 (桃太郎シリーズの「貧乏神」のモチーフとなった方と言えば分かりやすいだろう)

・カタカナは50音全てが搭載されていない。
 「イカキコシスタトヘホマミムメラリルレロン」の20文字
 その為「ダークドラゴン」にしたかったモンスターが「ダースドラゴン」となっている。

・小学生を集めたテストプレイでスタート地点は
 ラダトームの城と町の中間というフィールド上からの開始だったが
 当時RPGなど触れたことがない子供たちなので町や村に入らず
 モンスターにやられるという事態が多発。
 開発者は想定外の事態に悩んだ結果、
 ラダトームの王室に閉じ込めるというアイデアが採用
 それに宝箱から鍵を取り鍵を使用する事で扉を開けられるというのが体感学習できる。

・レベルが1→2の経験値は「20」だったが爽快感を味わうために「8」となっている。

・敗北時のペナルティは「所持金半額のみ」
 今までのPCで発売されていたRPGは敗北時のペナルティは大きかった。
 「アイテムを失う」などは当たり前
 完全にゲームオーバーつまり「最初からやり直し」などという物さえ存在するほどだ。

・「つよさ」を表示可能
 当時のPCゲームでは実際にプレイしているプレイヤーさえ実感していれば
 表示する必要はなかった。(表示するような容量さえかけたくないのが実情だろう)
 友達、兄弟などと協力して進めるプレイスタイルが予想された為、
 プレイヤー以外にも主人公の強さを知ってもらうために
 「つよさ」画面を製作したという。

・舞台は「アレフガルド」というのがこれはギリシャ数字の「α(アルファ)」の事で
 「始まりの国」を意味する。製作発表段階では「アレフランド」だった。 

・ゲームの目的は「姫の救出」ではなく「竜王の討伐」が最終目的にしたのは
 当時、ラスボスを倒す事で姫救出というのはありふれていたので中盤にしたとのこと

・ラスボスのみの音楽があるというのはFCオリジナル作品としては最初
 (アーケード移植としては『ドルアーガの塔』などがある)

PS)今年は辰年。
 2012年レビュー1発目ということで大作にしようということで・・・
 ドラゴンクエストを取り上げましょう。

ここからがネタバレ



















自分は、竜王の城でレベル上げをしていた。MPも乏しくなり

「さぁて、夢オチで帰還って事でいいや」

と、思って竜王に話しかけた。
自分は、SFC版のドラクエ1をクリアしてからFC版をプレイしていたのだ。
その際、このような事があった。

竜王から
『世界の半分をやるから仲間にならないか?』

という問いに「はい」と答えると、ラダトーム城下町の宿から再開となる。
つまり『夢オチ』という形になるのだ。その際、お金や経験値は引き継がれる。

それを期待して、竜王に話しかけて竜王の問いに「はい」と答える。

『そうか。それでは復活の呪文を教えよう。…………(復活の呪文表示)』
「そんなのどうでもいい。早く夢オチでいいだろ」

復活の呪文を取らずに流していた。

『これで世界は我々のものだ。はっはっは』

するとウインドウが真っ赤に染まり、フリーズした。

「え?」

髭人は固まった。
音楽が流れたままであるがその後、一切動かすことは出来ない。
リセットを押すか電源を切るしかなかった。
髭人はため息を1つ吐いて、電源を切った。

本作にはファミコンRPGでは珍しく「GAME OVER」があるのだ。

「GAME OVER」と表示されるわけではないが、
身動きが取れなくなり最初からというのは「GAME OVER」と言っていい。
髭人は1時間半ぐらいを無駄にしたわけだ。軽く泣きそうだったわ。
ちなみに、復活の呪文で復活するとレベル1で金なし武器防具一切なしで
再開するという話をネット上で聞いた。
結局、竜王に「はい」と言った時点で終わりというわけだ。

ちなみに「すぎやまこういち」氏が雑誌のインタビューで

「分かりやすく言えば、あそこで『はい』と答えてしまうような
ズルい政治家を生み出してはいけないんです」

プレイヤーに対して『祖国愛』を確かめるものとして再評価しているという。



そうだ。王女を助けなくてもクリア出来る。
すると、主人公は一人寂しく旅立っていく。
何と、王は娘のことを一切触れようとしない。
ラダトーム王よ。王に相応しいとか言っている場合ではなく愛娘は気にならないのか?

後、ローラ姫を助けた状態で竜王に挑むことも出来る。
お姫様だっこのまま竜王の城に突っ込んでいく訳だ。
特にお姫様だっこ時でもステータスが下がるわけでもないので普通にプレイできる。
そして、竜王の玉座にたどり着く。
別にローラ姫については触れないが敢えて触れなかったのかもしれない。

お姫様抱っこでイチャついているであろうその姿に

『このリア充ッッ!!必ず殺す!』

と…


そうだ。アイテムの中にそんな王女がくれるアイテム
「王女の愛」というのがある。
使うとローラ姫が

「あなたと私(ラダトーム城から)は南の○歩、東に×歩離れています。
姫はあなたをお慕い申しております」

などというGPSのようなアイテム。
冷静に考えると怖いな。

王女の愛「南に100歩、東に43歩離れています」

スタスタ…

王女の愛「南に101歩、東に42歩離れています」

スタスタスタ…

王女の愛「南に103歩、東に43歩離れています」

主人公「はぁ…はぁ…はぁ…何でわかるんだ?
 俺はどこから監視されているんだ!?
 それともローラ姫は俺の存在を感じているのか?
 俺は彼女から逃れることができないのか?
 モンスターよりも…モンスターよりも!」


こえぇぇ~~スタンド攻撃を受けている気にさえなる。
「王女の異常な愛」って奴だわな(笑)


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2 コメント

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Unknown (Lament)
2012-01-07 01:16:15
今年もよろしくにゃん

ドラクエ1はそのバッドエンドでやる気が0になり、それ以来やってないなhahaha
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しゅーぞー (髭人)
2012-01-07 23:55:49
諦めんなよ!
諦めんなよ、お前!!
どうしてそこでやめるんだ、そこで!!
もう少し頑張ってみろよ!
ダメダメダメ!諦めたら!
周りのこと思えよ、応援してる人たちのこと思ってみろって!(ラダトーム王やローラ姫やアレフガルドの人たち)
あともうちょっとのところなんだから!


古いネタだな。検索してみた。
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