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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

クラッシュ(試写会)

2006-01-31 11:40:25 | 映画(か行)
サンドラ・ブロック、ドン・チードル、マット・ディロン出演。ポール・ハギス監督作品。

公式サイト

 「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本で注目を集めたポール・ハギスが脚本に加えて自ら製作と監督も務めた衝撃のヒューマン群像サスペンス。様々な人種が入り混じり、人種間の摩擦と緊張が極限にまで高まるアメリカのロサンジェルスを舞台に、次々と引き起こされる“衝突”の連鎖によって運命を狂わされていく人々の姿を多彩な俳優陣の豪華競演で描き出す。
 クリスマスを間近に控えたロサンジェルス。黒人刑事グラハムとその同僚でヒスパニックの恋人リア。銃砲店で不当な差別に憤慨するペルシャ人の雑貨店経営者ファハド。白人に敵意を抱く黒人青年アンソニーとピーター。地方検事のリックとその妻ジーン。差別主義者の白人警官ライアンと同僚のハンセン。裕福な黒人夫婦キャメロンとクリスティン。やがて彼らの人生は思いがけない形で交錯、大きく狂い始める…。(allcinema onlineより)

試写会に当たったので行って来ました。観る前の知識としては、サンドラ・ブロックが出てるのね、くらいでした。ストーリーも全く知らずに観ました。
始まって中盤までは、非常に気分の悪い映画でした。というのは、人種差別の嫌な部分が非常によく出ていたから(苦笑)。誰も彼もが勝手な行動、言動をしているように見えました。
が、途中から、登場人物たちの背景が見え始め、いろんな物を抱えて生きている事が分かります。
たくさんの人物が登場しますが、それらの関係が微妙に絡み合っていて、確か前にもこういう感じの映画を観たことあったな~と思いました。「ラブ・アクチュアリー」とかもそうじゃなかったっけ?
すべての人物がそうではないですが、終わり方はハッピーというか、ホッとするというか、心温まる形です。心の底から悪いやつなんて、いないんだよ、というメッセージを受け取ったような気がしました。

いくつかのシーンで泣いてしまったのですが、以下ネタばれになりますので、ご注意願います。この映画に興味を持って、観に行こうかな~と思った人は読まない方が感動できると思います。



錠前屋と娘のシーンがとても好きでした。錠前屋が5歳の頃、妖精にもらった何も通さないという透明なマントを、銃を怖がる娘に着せるシーンです。この二人がベッドで透明なマントの話を延々してたので、なんでかな~と思ったら、それが伏線だったわけですね。
庭先で銃を向けられた父親を見た娘が「パパにはないの。透明なマントを着た自分がパパを守ってあげる」と庭に走り出し、そして、父親の盾になって、抱きついた瞬間、銃声が・・・。
すいません、大泣きです(苦笑)。子どもの純粋さにドキューンでした(笑)。
その後、子どもがどうなったかも、銃を撃った人がどうなったかも、それぞれに優しさが見え隠れしていました。「このマント凄いね」という娘の言葉に泣き笑い。




好みが別れる作品だとは思いますが、私は結構よかったと思います。
ただですね。
サンドラ・ブロックはほとんど出てきませんよ。出てきても怒鳴り散らしてたりして、全然良くないです(笑)。
そして、あの役がサンドラである意味が理解不能。つまるところ、大人の事情で、誰か有名人を出しておかないとという感じでしょうか。だって、トップクレジットなのに、登場時間は10分ないんじゃないかと・・・
さすがに「ブラックキス」の安藤くんの出番の方が多いって(爆)。


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