Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

2007年映画ベスト10

2007-12-29 02:05:57 | 本・雑誌、その他雑記
今年も終わりに近づいてきました。ここで、2007年の映画ベスト5をあげてみたいと思います。
今年は何本見たか、数えてないので分かりませんが、去年よりは減っていると思います。劇場で見た本数はどうだっただろう?

去年と同様、劇場もしくは試写会で観た映画ベスト5とDVDで観た映画ベスト5をあげてみたいと思います。
と、ここまで書いて、レビューをサラーっと見直したのですが、DVDの方は5本上げられません(汗)。
逆に劇場もしくは試写会場で観た映画は5本に絞れず、ベスト10にしました。しかも次点付き(苦笑)。

劇場(試写会場)で観た映画ベスト5

1位 傷だらけの男たち
2位 ブラッド・ダイヤモンド
3位 キサラギ
4位 アヒルと鴨のコインロッカー
5位 プレステージ
6位 マッド探偵
7位 悪夢探偵
8位 それでもボクはやってない
9位 クワイエットルームへようこそ
10位 犯人に告ぐ

次点
ヱヴァンゲリヲン新劇場版・序
包帯クラブ

今年、スクリーンでかかった映画で一番回数を観たのが、1位の「傷だらけの男たち」でした。5回観ました(爆)。安藤くん出演の「悪夢探偵」「さくらん」よりも多かったです。
トニーと金城くんの演技が素晴らしかったですね。
2位はレオナルド・ディカプリオ主演の映画。レオの演技が素晴らしかった。きっとレオはこういう映画に出たかったんだろうと心底思いました。
3位は5人の男たちが集まってああでもない、こうでもないと小さな部屋の中でひたすら話している映画(笑)。脚本が非常に面白かったです。
4位はちょっと意外?濱田岳さん主演の映画です。この映画を観たおかげで原作者の伊坂幸太郎氏に興味を持ち、いくつか本を読みました。その中で「死神の精度」という本が気に入ったのですが、これは来年、「Sweet rain 死神の精度」というタイトルで金城武さん主演で映画化されます。公式サイトはこちら
今、公式観てきたら、ムラジュンが出てる♪公開したら観に行きます。予告も私のイメージとそう違わない感じ。楽しみです。
「アヒル~」は原作未読で観たので、かなりサプライズでした。そして観終わった後のどうしようもないせつなさ。時々、こういう映画に出会ってしまうので、やめられないのです。5位の映画は、予告に惹かれて観に行ったのですが、予想と違う映画で、良い意味で裏切られ、楽しめた映画でした。怖かったけど。確かもうすぐDVDが出るような。もう一度観てみたいです。
安藤くん出演作品では「悪夢探偵」が良かったかな。回数的には「ジャンゴ」を一番観たのですが。
ニコ出演の「男児本色」は来年公開が決まっているため、選考から外しました。

DVDで観た映画ベスト3
1位 運命じゃない人
2位 007 カジノ・ロワイヤル
3位 ダイ・ハード4.0

DVDよりも劇場など大きいスクリーンで観た方が印象が強いからなのか、劇場へ行く行かないの自分の選択が間違ってなかったからなのか(笑)、DVDは意外と評価が良くないですねぇ。探したけどこの3つしか上げられませんでした。
1位の映画は脚本を読んだ時点で非常に面白いと思った映画だったので、劇場で観たかったな~と思いました。

2007年も当ブログを読んで頂いて、ありがとうございました。自分の趣味に偏ったレビューですが、どうぞ来年もよろしくお願いします。
皆様、良いお年を。

2007年12月のレビュー

2007-12-28 11:28:51 | 本・雑誌、その他雑記
【香港・台湾・中国映画】

【韓国映画】
「カンナさん大成功です!(試写会)」

【アメリカ映画】
「ダイハード4.0」
「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記(試写会)」

【日本映画】
「子猫の涙(試写会)」
「椿三十郎」
「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」

【その他の国の映画】

【アニメ】
「ゲド戦記」

【ドラマ・舞台】


12月は少なかったですね~。観たけど、レビューを書いてない映画もありますが・・・。
印象に残ったのは、今年一番最後に観た「魍魎の匣」ですかね。前売券も買って、楽しみにしてましたし。「ダイハード4.0」も面白かった。
12月は、休みのたびに大掃除をしてたので、DVDを観る時間があまり取れませんでした。その代わり、年末3日間はほとんど掃除をせずに済みます♪
DVDは観なさそうですが(苦笑)。



魍魎の匣(もうりょうのはこ)

2007-12-25 11:11:00 | 映画(ま行)
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堤真一、阿部寛、椎名桔平、田中麗奈、黒木瞳、宮藤官九郎、柄本明、谷村美月、宮迫博之出演。原田眞人監督作品。

公式サイト

終戦から7年後の1952年。“探偵”榎木津礼二郎(阿部寛)は、元映画女優の柚木陽子(黒木瞳)から失踪した娘・加菜子(寺島咲)の捜索を依頼される。同じ頃、売れない作家の関口巽(椎名桔平)は、カストリ雑誌『月刊實録犯罪』の記者・鳥口(マギー)から少女バラバラ連続殺人事件の記事を任され、若手記者・中禅寺敦子(田中麗奈)と共に事件との関係が疑われる新興宗教“深秘御筥教”への潜入取材に向かう。一方その夜、謹慎中の木場刑事(宮迫博之)の後輩で、連続殺人事件を担当する青木刑事(堀部圭亮)は、駅のホームで加菜子が電車にひかれ瀕死の重傷を負った現場に遭遇する。搬送先の病院に駆けつけた陽子は、加菜子を高名な美馬坂医学教授(柄本明)の研究所へ転院させてしまう。そこは、巨大なハコ型をした異様な建物だった。やがて、難解な3つの事件は敦子の兄にして古書店“京極堂”主人・中禅寺秋彦(堤真一)のもとへと持ち込まれることになるのだが…。(allcinema onlineより)

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
思ってたよりグロくて、コミカルだった(笑):★★★★☆

前作の「姑獲鳥の夏」の感想はこちら
前作は、堤さんが出演しているというだけで見に行ったミーハーな私(笑)。「姑獲鳥の夏」の映画を観た後、原作を読んだのですが、なんだか小難しくて、でも一気に読んだという記憶があります。が、続きを読もうとまでは思わなかったらしい。
で、今回。シリーズ2作目の「魍魎の匣」が映画化されると知って、じゃあ今回は先に原作を読もうかなと手にとってから・・・この「妖怪シリーズ」にハマってしまいました。
現在、本になっている妖怪シリーズはすべて読みましたが、私はこの「魍魎の匣」の話が一番好きです。衝撃度、グロさ(笑)がピカイチ。でもって、この「魍魎の匣」の実質主人公の木場修太郎のキャラが結構好きかな、と思っているので。それから、心理学、宗教、占い、超常現象などについて語られていて、それが非常に面白かった。これを読んで、私は運命とか占いを信じなくなりました(笑)。世間では、占師やなんとかカウンセラーがもてはやされているようですが、私は全く関心がありません。子どもの頃、占いやおまじないの本を読み漁っていたのが嘘のよう(笑)。ただし、占いを信じている人を否定しているわけではありませんので、あしからず。
まぁ、あの手のモノがうさんくさいと思っている人は、この本を一読してみると良いかも。著者は京極夏彦氏。分冊文庫も出てますので、読みやすいです。(持ち運びしやすいと言うべきか)
ちなみにその辺の薀蓄は映画ではバッサリカットでした(笑)。

話しがそれてしまいました。映画ですが、まぁまぁ合格点でした。納得いかないシーンもありますが、あの長いストーリーをよくまとめたなと。バッサリなくなったエピソードもありますが、役者陣が頑張っていたのと、コミカルな部分が楽しく観れたので良かったです。ストーリーを知っているので、ミステリーモノとしては見ることが出来ませんでしたが、犯人は誰なんだ!!ということはあまり重要ではなかったような。公式サイトの出演者コメントでネタばれしてますし(爆)。

以下、ネタばれも含みますので、ご注意願います。

一番良かったのが、阿部ちゃん演じる榎木津かな。私はこのシリーズを読む前に前作の映画を見ているので、役者のイメージで読んでいるのですが、それを差し引いても、阿部ちゃんの榎木津はかなり近いなと思いました。特徴があるので、演じやすさもあるかも。今回はハジけると言っていた阿部ちゃんでしたが、もっとハジけてもいいかも。ただ、「魍魎の匣」あたりでは、原作でもそんなにハジけてなかったかな・・・。
一番納得出来なかったのは、宮迫さん演じる木場修。どうやら、宮迫さんのスケジュールの都合で出番が減ったらしいですが、青木刑事だけで十分な感じ。上にも書きましたが、このストーリーの実質主人公は、木場修なわけですが、そうではなくなって、木場修がバッサリカットで、あとはだいたい均等に役割が割り振られていたような感じでした。木場修は、このシリーズで重要なメンバーですが、この映画のこのストーリーであれば、いらなかったな・・・。
ストーリーはだいぶカットされ、加奈子がハコ館から失踪する部分がありませんでした。それがなくなるとラストが活きてこないんですけどね・・・仕方ないですね。
一番最後の加奈子の「ほう」は、匣の中で言って欲しかったな、というのが願望。
田中麗奈さん演じる敦子は、前作よりもこの映画の方が原作に近いかなという気はしました。ただ、敦子だけじゃなく、京極堂の妻・千鶴子も、関口を小バカにした台詞があって、ちょっと納得出来ません。原作では、京極堂や榎木津にはいつもケチョンケチョンにやられる関口ですが、女性陣にはそれなりに扱われているので、女性陣までこれじゃちょっとかわいそう(笑)。関口の妻役の篠原涼子に至っては、ほぼ現代人みたいな感じに見えて(しゃべり方も)、ちょっとガックリ。
京極堂は原作よりも、人間味溢れる人になってました(笑)。ま、いいけど・・・ラストのピンチは、びっくりしたけど。どう考えても、ピンチになるのは関口の方で、京極堂が、しらんぷりして帰ってしまうという図が思い浮かぶんですが(笑)。
京極堂たちが御筥様のアジトに乗り込んでいくシーンはなかなか良かったです。京極堂の家で、榎木津、関口の3人が口々にしゃべり出すシーンも面白いです。榎木津が、久保竣公の所へ行くシーンも良かった。けど、榎木津があんなに簡単に刺されたりしないような(笑)。
黒木瞳演じる陽子は元女優で、劇中劇で、時代劇をやってましたね。よくあんなの撮ったなぁと感心。しかし、ラストの方での女優復帰には心底驚きました。愛する人が死に(たぶん)、娘の居所は分からないのに女優復帰して、楊貴妃役であんな晴れやかな顔。黒木さんが楊貴妃の衣装を着たかっただけじゃないのか?(爆)と、目が点になりました。
久保竣公役のクドカンは、悪くないんですが、原作の久保とは違うキャラになってました。悪意を持って、手足を切ってたみたいで・・・。それだと普通にアブナイ殺人者なんだよね。ただ箱にみつしりと隙間なく娘を入れたくて、だたそれだけのために・・・というのが狂気を感じさせてゾっとするわけなんですが。

ハコ館は、想像してたよりずっとでかくて、びっくりしました。中があんなに広いというイメージはまったくなかった。なので、美馬坂の所へたどり着くまでが長く感じましたね。久保には美馬坂の首にガッツリ噛み付いて欲しかったですが、そのシーンはありませんでした。
PG指定等がなかったようですが、思ってたよりグロかったので、グロがダメな人は要注意です。まぁバラバラ殺人事件だしね。ダメな人は観に行かないよね。

というわけで、どちらかというと、ダメ出しの方が多かったような気がしますが、私はもう1回見に行きます(笑)。前売券を使ったので、今度はレディースディに。
総合評価は、もう一度観たいと思ったので、★一つおまけ。


子猫の涙(試写会)

2007-12-19 15:12:29 | 映画(か行)
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武田真治、藤本七海、広末涼子、鈴木砂羽、山崎邦正、宝生舞、赤井英和出演。森岡利行監督作品。

1968年のメキシコオリンピックで、ボクシング・バンダム級で銅メダルを獲得した森岡栄治(武田真治)。プロ転向早々に網膜はく離を患い、25歳で引退した彼は家庭を顧みない生活を続け、愛想をつかした妻は家を出てしまう。さらに栄治は愛人の裕子(広末涼子)を連れてきて、娘の治子(藤本七海)と一緒に暮らし始める。(Yahooレビューより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

主題歌を歌っているRie fuさんという方がピアノを弾いて歌うというイベントがありました。その後、監督が出てきてコメント。大作ではないし、宣伝もあまり出来ないので、口コミだけが頼り、いいなと思ったらどんどん薦めて、イマイチだなと思ったら口をつぐんでくださいとのことでした(笑)。
この映画、今年の東京国際映画祭の「日本映画・ある視点」で特別賞を受賞しているそうです。

内容は知らなかったのですが、ボクサーが主人公ということで、ボクシング映画なのかなと思ったら、そうではありませんでした。もちろん、ボクシングの試合のシーンは出てくるのですが、ボクシングを辞めた後の話が中心でした。語り手になっている主人公の娘・治子が実質主人公でしたね。
その治子役の子役の演技が素晴らしいです。その一言に尽きます。台詞もしっかりしているし、笑顔も可愛い。大阪の子らしいので、もちろん大阪弁は完璧だし、弟とのノリツッコミもバッチリで笑いを取ってましたし。

武田真治くんは、私にとって、俳優やミュージシャンであるという前に“同志”という認識なので、ひそかに応援しているのですが、いかんせん、あまり演技が上手くない・・・(苦笑)。ドラマや映画のキャラクターによっては、凄くハマっている時もあるんですが、今回は、最初の方が非常に演じづらそうに見えました・・・。途中からだいぶ良くなったんですけどね。イケメンのせいなのか、かっこよさが前面に出てしまって、ひたすらかっこいい感じなんですよね。酒飲みでクラブ通い、借金作って家族は顧みず、なのに嫌な奴に見えない(苦笑)。ラスト、娘は大人になっているのに、真治くんは、ほとんど老けメイクもなく、娘とそう年が変わらないように見えました(汗)。

広末涼子ちゃんは、可もなく、不可もなくといったところ。やたら黄色い服を着てたのは、何か意味があるんでしょうか・・・?
主人公が実在の人物で、監督がそのおいであるため、内情をよく知っていて、エピソードとしては、もっといろいろあるようです(笑)。もともとは舞台劇らしいですね。
途中で出てきた子猫が凄く可愛いです。
この映画タイトルの子猫というは、治子を指しているのかな?
私としては、家族愛モノとして、もっと感動するのかな?と思ったのですが、実在の人物を映画などにすると、どうしても感動が薄くなってしまうというセオリー通りの印象でした。ちょっと残念。


ダイ・ハード4.0

2007-12-17 14:29:53 | 映画(た行)
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ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、ティモシー・オリファント、クリフ・カーティス、マギー・Q、メアリー・エリザベス・ウィンステッド出演。レン・ワイズマン監督作品。

アメリカ独立記念日の前夜。ワシントンDCのFBI本部に、何者かが全米のあらゆるインフラを監視するシステムにハッキングを仕掛けてきたとの情報が入り、ブラックリストに載るハッカーたちの一斉捜査が開始される。一方その頃、ニューヨーク市警統合テロ対策班のジョン・マクレーン警部補は、久しく顔を見ていない娘ルーシーに会うため、ニュージャージー州の大学に立ち寄っていた。しかし、意に反してルーシーの冷たい対応に気落ちするマクレーン。おまけに、たまたまそこにいたばかりに、上司から、近くに住むマットというハッカーをFBI本部まで連行せよ、とのヤボ用まで仰せつかるハメに。不承不承マットのアパートへと向かうマクレーンだったが、それは、またもや始まる不運の序章にすぎなかった…。(allcinema onlineより)


総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
ド派手なアクションに笑った度:★★★★☆

劇場に行こうと思いつつ、結局行けなかったこの映画、DVDで観ました。アクションがド派手で思わず吹き出してしまいました。
ダイ・ハードは1と2が好きでした。と言ってもTV放映しか観ていないのですが。3は確かDVDで鑑賞。・・・・・・ビデオだったかな(爆)。3はあまり好きじゃなかった記憶が。
なので、そんなに期待してなかったのですが、面白かったです。
最初の方の車がクルクルクル~~と宙を回転しながら飛んでくるシーンを見て大笑いし、「ひゃー」と「きゃー」を足して2で割ったような声で叫んでしまったので、テンション上がりました。車をぶつけて、ヘリを墜落させたり、F-35の翼の部分に乗っかってみたり(笑)、アクション凄すぎ。前作(1作目?)は12年前らしいので、CGの技術も良くなり、ますます派手になりましたね。
今回は奥さん(離婚したらしい)は出てこず、娘が登場。いつものパターンとして、娘が人質になり助けに行くという展開でした。テロも現代らしくサイバーテロ。「24」を観ている自分としては、そう目新しいものではないですが、ダイ・ハードはシリーズものだし、一定のパターンにのっとる形のストーリー展開には文句はないです。
主人公は、もともとくたびれた感じで、いつも「なんで俺が・・・・・・」という不満を持ちつつ頑張ってしまうというキャラですが、ヒーローの悲しさも台詞で言ってましたね。それ、そのまんま「24」のジャックに繋がるものでしたが(笑)。
ただ、途中のアクションがすごく派手なのに、ラストがあっさりしてたので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。

マギー・Qのアクション、なかなか良かったですね。このところ、ハリウッド映画でよく観かけます。悪役が知らない人だったので、ちょっとびっくり。いつも大物じゃなかったかな~。ボウマン役(FBI)のクリフ・カーティス、どこかで観たなぁと思ったのですが、「サンシャイン2057」だったようです。ジャスティン・ロングはたぶん初めてかな?ジョン・マクレーンが来てくれて良かったのか、運が悪かったのか(笑)。命が助かったので、良かったんですかね。なかなかいい感じの2人でした。
ブルース・ウィリス、シリーズ1作目の時は30代で今は50代だそうで、オッサンになったわけですが、まだまだ頑張れる感じがしました。最近は2番手3番手の役も多いですが、たまにはこうやって主役張って欲しいですね。

ゲド戦記

2007-12-13 11:37:39 | アニメ・バラエティ(映画・TV)
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声の出演:岡田准一、手嶌葵、菅原文太、田中裕子、香川照之、風吹ジュン、宮崎吾朗監督作品。06年。

多島海世界“アースシー”では、西海域の果てに棲む竜が、突如、人間の住む東海域に現われ共食いを始めた。それに呼応して、世界ではさまざまな異変が起こり始める。世界の均衡が崩れつつあるのだった。偉大な魔法使い、大賢人ゲドは、災いの源を探る旅に出る。やがて彼は、心に闇を持つ少年、エンラッドの王子アレンと出会う。影におびえるアレンを伴い、旅を続けるゲドは、ホート・タウンの街はずれにある幼なじみテナーの家に身を寄せる。そこには親に捨てられた少女テルーも住んでいた。彼女は、自暴自棄になっているアレンを激しく嫌悪する…。(allcinema onlineより)

総合:★★☆☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
映像・演出:★★☆☆☆
評判を知らずに観たら、もっと悪い評価だったと思う度:★★★★☆

・・・・・・。面白くないよ、という評判は知っていて観たのですが、やっぱりう~ん・・・。
原作は2冊だけ読んだことがあります。確か、映画化を知ってから読みました。
真の名が分かれば、魔法をかけられるという、つまり真の名が分からなければ、魔法をかけられることもない、という設定が面白いなと思った記憶があります。そのために、皆、真の名を隠して生活しているという。「ゲド戦記」ではハイタカが主役で、最初の方では、アレンが自分の影におびえていたように、ハイタカが自分の影におびえているという話だったような。この映画は、「ゲド戦記」のエピソードのひとつというより、その辺を改編しているのかな??全部読んでないので分からないのですが・・・・・・・。

宮崎駿監督の息子が初監督をするということで、かなり話題になりました。どうしたって、お父さんと比較されるよねぇ。かわいそうだけど・・・。私も観ながらやっぱり比較してしまいました。

何より、観ていてワクワク感がない。これが一番痛かった。主人公が暗い、というのは、「エヴァンゲリオン」もそうなんですが(笑)、アレンはあまり魅力的なキャラではなかったな~。かといってハイタカがいいかというと、そうでもない。テルーも?な感じ。
それから、アレンは最初に王であるお父さんを殺して(死んだかどうか分からないけど)家出をしていたけど、なんで殺したのか分からない。アレン自身にも分からないようだったけど、ただ不安だから、じゃ納得できない。しかも、家出した後、誰も追ってこない(笑)。最後まで誰も追ってこなかった。一国の王が刺されて、息子が逃げ出して誰も追ってこないってどういうこと??それこそ、魔法を使ってすぐに探し出せそうなのに。
ラストは、テルー=龍ということでいいのかしら・・・?永遠の命を与える者?途中まではアレンが永遠の命を与える者といわれてたような。その後も普通に生活しているみたいだったし、何をどう解釈して良いのやら。

それから、声優の下手さが気になった・・・。岡田くんは上手い下手を判断するほどしゃべってない印象。別に岡田くんじゃなくても良かったかなという感じ。テルー役の子は新人だけど、ここぞという時に下手で見ていてガクっと来てしまう。唯一良かったのは「テルーの唄」。これは泣けた。予告観た時に劇場で涙出たもん。風吹ジュンさんはどこかで聞いた声だな・・・と思ってて途中でようやく気づいた。悪くはないんだけど、やっぱりここぞという時が下手。アニメって普通のドラマや映画よりももっとわざとらしいというか強調してしゃべっていいのに、声がちゃんと出てないというか、もっと心に訴える声が出せないのかなぁと・・・自分の大事な人が連れ去られるというときは、もっと心の底から叫んでほしいよ、と思ってしまった。これは全員にいえると思うけど。
どの台詞も心に残らないんだよね。変に押し付けがましいし。

話題性としては、人気俳優やタレントを声優に使った方がいいのだろうけど、そのせいで、作品の質が落ちることについて、作り手は何も思わないのかな?
初期の宮崎アニメに出てくる声優さんは、本当にうまい人たちばかりで、何度でも観たくなりました。

ああやっぱりなんか文句ばっかり(苦笑)。絵は綺麗でした。宮崎アニメの絵だった。絵の動きがイマイチだったような気もするけど。

カンナさん大成功です!(試写会)

2007-12-12 11:06:13 | 映画(か行)
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キム・アジュン、チュ・ジンモ、イム・ヒョンシク、イ・ハヌイ、ソ・ユン、キム・ヒョンスク出演。キム・ヨンファ監督作品。

身長169cmにして体重95kgの女性カンナ(キム・アジュン)。歌の上手い彼女は歌手を夢見て音楽業界に飛び込むが、結局スター歌手アミの舞台裏で声をあてる“ゴーストシンガー”に甘んじる日々。そんなある日、秘かに想いを寄せていたプロデューサー、サンジュン(チュ・ジンモ)の冷酷な本音を知ってしまったカンナ。そこで彼女は一念発起して、全身整形で別人に生まれ変わることを決意、姿をくらますのだった。それから1年後、ジェニーという新人歌手が彗星のごとく現われる。169cm、48kgのパーフェクトボディと美貌に加え、天才的な歌唱力を兼ね備えたジェニーは、瞬く間にスターの階段を駆け上っていくのだが…。

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
「マリア」という歌が良かった度:★★★☆☆

高須クリニックプレゼンツの試写会に行ってきました。整形手術をした女の子の話というのは知ってたので、高須クリニックプレゼンツということは、整形して良かったね、という話なのね、ということは想像つきました(笑)。
原作は鈴木由美子さんの漫画ですね。読んだことはないし、タイトルも知りませんでしたが、タイトルを観たときに、おそらく鈴木由美子さん原作だろうと思いました。この方の漫画のタイトルって特徴あるから(笑)。

映画はまぁまぁでした。私としては、お金を払って観るタイプの映画ではないですが、まぁ楽しめたので良かったのではないかと。主演のキム・アジュンさんは、若い頃のビビアンに見えたし、チュ・ジンモさんは、藤木直人さんに見えました。チュ・ジンモさんは「MUSA」に出てたんですね。どこかで観たような気がしてましたが、その映画だったのかな。

整形の話って、ブスな女の子が整形をして好きな人にアタックしたら、実はその人は昔の自分が好きで、外見は可愛くなったけど、中身がブス(性格ブス)になったので嫌われてしまい、やっぱり整形しなければ良かった、というパターンを思い浮かべるのですが、整形しなければ良かった、という話だと高須クリニックはプレゼンツにならないので、整形して綺麗になって大成功!という話でした(爆)。
もちろん、プロデューサーを騙したり、嘘をついてデビューしたので、大騒ぎになるんですが、素直に嘘を告白し、ちゃんと謝れば、やっぱり可愛いので、うまくいってしまうんですね。
カンナ=ジェニーが歌っていた「マリア」という歌がいい感じの歌でした。何度も聴いたからかもしれませんが、頭に残ります。実際にキム・アジュンさんが歌ってるのかな?
日本版を梨花が歌ってるらしく、ちょっとびっくりしました。

カンナは全身を整形してましたが、整形というと顔の整形を思い浮かべます。体型はダイエットすればなんとかなりそうですが、(胸の形はダメだろうけど)顔は細くなるくらいで目鼻立ちはどうしようもないもんね。カンナはもとの顔もブスではないと思いました。キム・アジュンさんの特殊メイクなのかな?
実際、整形って美人がやると、より一層美人になるような気がしますが、ブスが整形しても、美人にはならないような気がします。もちろんマシにはなるのでしょうが。

キム・アジュンさんはモデル出身だそうですが、映画の中でよく泣いてました。韓国の女優さんは、やっぱり泣けないとダメなんですかね(笑)。
ポイントをちゃんと押さえているストーリー展開だなと思ったので、ラブ・コメディとしてはまぁよく出来ているのではないかと。笑えるシーンもちょこちょこありましたし。美男美女の共演だし。韓国でヒットしたというのも納得できました。

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記(試写会)

2007-12-11 13:51:24 | 映画(な行)
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ニコラス・ケイジ、ジョン・ボイド、ハーヴェイ・カイテル、エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ、ヘレン・ミレン出演。ジョン・タートルトーブ監督作品。

ベン(ニコラス・ケイジ)は、彼のもとを訪れたウィルキンソン(エド・ハリス)と名乗る古美術商からある驚きの情報を知らされる。それは、今なお多くの謎に包まれているリンカーン大統領暗殺事件の犯人による日記で消失されていた一部が発見され、そこには暗殺の真犯人としてベンの祖先トーマス・ゲイツの名が記されていた、との衝撃的な内容だった。大統領暗殺者の末裔という汚名を着せられてしまったベンは何としても祖先の無実を晴らすべく、天才ハッカーのライリー(ジャスティン・バーサ)、そしてベンとは今や破局寸前の恋人アビゲイル(ダイアン・クルーガー)の協力を得て調査を開始。その日記に伏せられた暗号解析を機に、パリの自由の女神やバッキンガム宮殿へ飛び、徐々に真実へ近づいていく。しかし、その一方で、謎の一味がベンたちをつけ狙っていた…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★★☆
突っ込みどころはあるものの楽しめた度:★★★★☆

前作の「ナショナル・トレジャー」の感想はこちら

試写会で観てきました!面白かったです。前作はDVDで観たのですが、なかなか楽しめたので、劇場へ行こうと思ってました。
前作に引き続き、当然、ディズニー映画、当然ジェリー・ブラッカイマー製作(笑)。ディズニー映画は、外さないですよね~。
ストーリー展開は定番ですが、ワクワクドキドキさせる見せ方は相変わらず上手いし、CGはお見事。前作同様、謎解きがアッサリしてますが、テンポが良くてかえっていいかもしれません。
しかし、突っ込みどころもあります。合衆国大統領にあんなに簡単に会えるわけなかろう(爆)。大統領も理解が良すぎ。でもって、都市伝説といわれている「大統領の秘密文書」をあっさり一般人に見せるわけがない。まぁでも笑って突っ込みながら楽しんで見るべきでしょう。
正直、暗殺者の日記よりも、「大統領の秘密文書」の方が興味あったりして(笑)。
大統領がベンに読むように言った47ページにはいったい何が書かれているんでしょう?それが映画を観終わった一番最初に思った疑問でした(笑)。

役者たちの演技はもちろん安心して見れますし、ジョン・ボイドやハーヴェイ・カイテル、エド・ハリスなどの渋い役者たちもいい感じです。
やっぱりニコラス・ケイジは髪が増えたままだった・・・・・・・(爆)

デートムービーにも、正月に家族で見るにも最適な映画ではないかと思います。


椿三十郎

2007-12-10 11:58:34 | 映画(た行)
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織田裕二、豊川悦司、松山ケンイチ、鈴木杏、佐々木蔵之介、西岡徳馬、風間杜夫、小林稔侍、中村玉緒出演。森田芳光監督作品。

とある社殿の中で密議をこらす9人の若侍。彼らは、上役である次席家老・黒藤(小林稔侍)と国許用人・竹林(風間杜夫)の汚職を暴こうとしていた。その粛清を求める意見書は城代家老の睦田(藤田まこと)には撥ねつけられたが、大目付の菊井(西岡徳馬)に受け入れられ、この社殿に集められたのだった。するとそこへ、よれよれの紋付袴姿の浪人(織田裕二)が現われる。そして彼は、正しいのは睦田で、菊井が黒幕だと言い放つ。その通り社殿は菊井の手下に包囲されてしまっていた。だが浪人が独りその窮場を凌ぎ、敵方の用心棒・室戸半兵衛(豊川悦司)は浪人が只者でないことを知る。やがて浪人は、意気上がるも不安げな若侍たちに一肌脱ぐこととなるのだが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
オリジナルを知らない方が楽しめると思った度:★★★★☆

ずいぶん前から宣伝やら予告を観ていたこの映画を観てきました。
今年の夏ごろだったか、オリジナル版を初めて観ました。面白かったです。でも1回観ただけなので、ほぼ半分くらい忘れてました(汗)。
観始めて、冒頭のシーンはああ、こんな感じだった!と思い出しました。
織田さんの三十郎は、最初出てきた時、やはり三船さんに比べて迫力ないな~と思ったのですが、すぐに気にならなくなりました。
松ケンの役は加山雄三さんがやってたんですね。全然覚えてないな(汗)。田中邦衛さんが強烈過ぎて(笑)。何が強烈って演技よりも見た目があまりに若くて(爆)、田中邦衛さんにもこんな時代が!!という衝撃が強かったです(笑)。
佐々木蔵之介さんの演技がコミカルで良かったです。オリジナルでも面白かったシーンです。押入れを出たり入ったり(笑)

仲代達也さんの演技もあまり覚えてないので、全然比較することなく、トヨエツの演技を観てました。というより、ストーリーを忘れかけてたので、途中からどうなるんだろう??という興味の方が強くて演技うんぬんよりもストーリーに夢中でした。
覚えてるシーンもあって、ああこうなるんだよな~と思うところもあったので、オリジナルを観た事がない人の方が、映画を楽しめるような気がします。
脚本はまったく変えてないと何かで読みましたが、椿の花を流すシーンも、オリジナルと同じなのかな?
椿の色がキーになるんだけど、モノクロ映画のオリジナルはどうだったっけ???ちょっとそこが気になりました。正月に実家へ行った時にもう一度観てみよう。

びっくりしたのが、全く血が出てこないこと。音だけで表現してました。R指定にならないように、ということなのかな。刀についた血でさえ、なんとなくついてるかな~くらいで。ラストの2人の対決でも血は流れませんでした。あそこはオリジナルでは有名なシーンですけど・・・・・・。

織田さんの殺陣はなかなか良かったと思います。私は黒澤信者ではないし、オリジナルに思い入れがあるわけじゃないので、全体的に満足したし、楽しめました。
黒澤監督の映画(特に時代劇)は、古いせいで技術的な問題があるのか、テンポがイマイチだといつも思うのですが(父に言わせると、これくらいのテンポがいいんだそうで)、この映画は、テンポ良く、最後まで飽きずに観れました。

2007年11月のレビュー

2007-12-05 14:54:52 | 本・雑誌、その他雑記
【香港・台湾・中国映画】
「アイ・イン・ザ・スカイ(第8回東京フィルメックス映画祭・コンペティション)」
「早熟(中国映画祭2007)」
「ドラマー(第8回東京フィルメックス映画祭・コンペティション)」
「ぼくの最後の恋人(中国映画祭2007)」
「誘拐ゲーム(中国映画祭2007)」

【韓国映画】

【アメリカ映画】
「ソディアック」
「バベル」

【日本映画】
「自虐の詩」
「ハチミツとクローバー」
「プルコギ THE 焼肉 MOVIE」

【その他の国の映画】
「それぞれのシネマ(第8回東京フィルメックス映画祭・特別招待作品)」

【アニメ】

【ドラマ・舞台】



今月も映画祭月間でした。劇場で見たのは1本だけ。試写会も1本だけ。
DVDも結構見たほうだと思いますが、つまんなくてレビュー書く気が起きなかったのが2本ありました(苦笑)。
印象に残ったのは「アイ・イン・ザ・スカイ」「ドラマー」「誘拐ゲーム」かな。
12月は試写会がすでに3つ当たったのですが1つは用事で行けず。残念。凄く見たい映画だった(泣)。
今日は「椿三十郎」を見てきます♪興行収入が予想より厳しいことになっている様子。時代劇はあまり好まれないのかな~