Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

靴に恋する人魚(第18回東京国際映画祭 アジアの風)

2005-10-31 19:56:09 | 映画(か行)
ビビアン・スー、ダンカン・チョウ出演。アンディ・ラウ制作。ロビン・リー監督作品。

陽気でチャーミングな、おとぎ話のようなラブ・ストーリー。ビビアン・スー演じるドドは、靴を集める事に夢中。ある日、彼女は運命の人に違いない「笑顔の歯医者さん」と出会う…。

人魚のおとぎ話をモチーフにしたファンタジー映画でした。
ビビアンがとっても可愛い!もうこれに尽きますね。足が綺麗で、本当に靴がよく似合います。

アンディがナレーションをやっていたのですが、最初にナレーションが入った時、これってもしかしてアンディの声では?と思いましたが、その後はあまり気にしませんでした。エンドロールのクレジットでナレーションがやはりアンディだったと知り、やっぱり!と思ったのですが、私はまだアンディの声の判別には自信がないでです(苦笑)。あまり特徴のない声のような気がするんですよね。

ダンカン・チョウは「セブンソード」に続いて観るのは2度目ですが、「セブンソード」ではよく顔が分からなくて、今回はっきり観たのですが、意外と目が細いんだなというのと、身体がガッチリしてる人なんだなという印象を持ちました。

最初ドドは、車椅子の女の子だったので、歩けるようになって、ダンカン扮する歯医者さんに出会って幸せになるストーリーなのかと思いましたが、違いました(笑)。
あっという間に二人が結婚してしまったので、この後どうやってストーリーを展開させるんだろうと逆にハラハラしてしまいました。
幸せになったドドがその後起きる出来事によって、本当の幸せをつかんでいく話でした。
出てくるたくさんの靴がとっても可愛いです。その靴がドドが履いてくれないと泣くんですが、そのCGアニメも可愛かった。
女性の監督ならではの作品ですね。

ティーチインに来たロビン・リー監督がとても美人だったので驚きました。低予算でここまで作ったという事にも驚きました。
結構いろいろな質問が出てティーチインも聞いていて楽しかったです。
ティーチインの模様は公式サイトにアップされてます。

AV(第18回東京国際映画祭 アジアの風)

2005-10-31 19:41:03 | 映画(あ行)
ウォン・ヨウナム、天宮まなみ、ローレンス・チョウ、デレク・ツァン、チュイ・ティエンユー出演。パン・ホー・チョン監督作品。

レン・チーオン、ファッティ、バンド・エイド、ジェイソンの4人は、元クラスメートで映画学校に通うロクが、自分の好きな女の子に架空の映画への主演を申し入れ、自分がその相手役としてキスシーンを演じる策略を立てたことことがバレて退学になった事を知る。4人はこのアイディアを元に、架空の映画を作り、日本のAV女優と一夜を過ごす事を思い付く…。

ありそうでなさそうな話しですね(笑)
そんなに簡単にAV女優を呼べないだろ、とか、そんなに簡単に4人のうちの1人とデキたりしないだろ、とかツッコミどころはあるのですが、楽しんで作ったコメディって事で、面白ければいいじゃんという感じで大笑いしながら観てました。

デレク・ツァンがエリック・ツァンの息子だという情報を事前に入手していたので、観た瞬間分かりました。まゆげとか目の辺りが似てるなぁ~と思いながら観ましたよ。でも、痩せてて、背が高いので、体型は似てない(爆)。なかなかかっこよかったですよ。
ちょっと海東健さんに似てるような気がしたんですけど・・・そうでもないですかね。
退学になったロクが、字幕で「ガーロッ」と呼ばれていたので、へぇ~~~と思った観てたら、本物のチン・ガーロッが映画のアクション監督役で出て来たので、大笑いしてしまいました。
他にもホウ・シウホンが教授役でちょこっと出演してました。またダメダメな人かな?と思って観てましたが、ダメかどうか分かる程、出番がありませんでした(笑)。

天宮まなみちゃんは、とても可愛い人でしたよ。
ただ舌ったらずなので、セリフが聞き取りにくいのと、しゃべり方(セリフの言い方)はあんまり好きではないです。単に演技が下手(毒)なのかと思っていたら、ティーチインで出てきた天宮さんも、ほぼ同じような調子で話してましたので、あれは天然ですね。わざと可愛く話しているのかもしれませんが・・・それは考えすぎか(苦笑)。
友達にあんなしゃべり方をされたら、私はイラつきますけど…。

ティーチインでは、パン・ホー・チョン監督、天宮まなみさん、深沢寛さん(パン・ホー・チョン監督と共同で脚本を書いたそうです)
舞台挨拶の模様は、公式サイトで。と思ったら、アップされているのは、26日のティーチインのようですね。その時は天宮さんがゲストじゃなかったようで・・・
なので、監督の画像を載せようと思ったのですが、急遽、天宮まなみちゃんの画像を載せることにしました。って言っても、あんまり鮮明じゃないですけど。
主演4人のうちの誰か1人でも来てくれたらよかったのになぁと思いました。
デレク・ツァンとか来てくれたら、おそらく拍手喝采になるんじゃないかと(笑)。


博士の愛した数式(第18回東京国際映画祭 特別招待作品)

2005-10-30 14:42:18 | 映画(は行)
寺尾聡、深津絵里、斉藤隆成、吉岡秀隆、浅岡ルリ子出演。小泉堯史監督作品。

10年前の交通事故で、天才数学者の「博士」は記憶がたった80分しかもたない。その博士の元で働く事になった家政婦の杏子と、幼い頃から母親と二人で生きて来た10歳の息子をルート(√)と呼んだ。博士が教えてくれた数式の美しさ、キラキラと輝く世界。二人は純粋に数学を愛する博士に魅せられ、次第に。数式の中に秘められた、美しい言葉の意味を知る…。

公式サイト

タイトルと寺尾聡さんが主演と知り、なんとなく観てみたいなと思っていました。
ワタクシ、この「なんとなく」の直感は外しません(笑)。
とてもいい映画でした。私は好きです。期待通り、そして期待以上でした。
たくさんの人に観てもらいたいなと思う映画でしたよ。
奇をてらったストーリーではないし、派手なシーンもないのですが、じんわりと心に染みてくる映画です。
「雨あがる」の時も思いましたが、小泉監督は、「人」がとても好きなんだろうなと思います。登場人物を優しい目線で撮る事ができる方ですね。
心地よいテンポでストーリーが進み、時々笑えて、泣ける、観終わった後は、いいもん観たな~という感想が残りました。

なんといっても、寺尾さんの素朴な演技が光っています。博士がウキウキと数字について語る時、博士が本当に数字を愛しているのだというのが伝わってきました。
私は数学が大嫌いで、数字も好きじゃないですが、博士の話を聞いていると、数字の魅力に納得させられるような気がしました。
数字以外にも、子どもに関する事にとてもこだわるので、何かあるんだろうなと思って観ていましたが、ラストの方でそれも明かされます。
深津っちゃんは、明るくて前向きな家政婦の役でした。深津っちゃんに、とても合っている役ですね。子どものいる役は初めてという事で、役作りに悩んだそうですが、とても自然でしたよ。
吉岡くんは、深津っちゃんの子どもが成長し、大人になった現在、数学の教師をしているという役でした。
生徒に素数や完全数、オイラーの公式などを説明し、ストーリー上で、観ている私達が分かりにくい所を補足する役回りでした。
しゃべり方がすごく教師っぽかったですね。
生徒がみんな凄く数字に興味を持って、素直に聞いているので、それがちょっと不自然な気もしましたが(笑)。
深津っちゃんの息子役の斉藤くんは、可愛いです。吉岡くんの子どもの頃にも似てるなと思いました。ちょっと舌ったらずな感じも可愛かったです。
浅岡ルリ子さんは、出番は少ないですが、印象的や役ですね。博士の義理の姉役です。途中から、ああ、なるほどね…という位置づけが分かってきます。登場人物の中で唯一、嫉妬心を出したりと心の裏側を見せる役でしたが、それも愛するがゆえ、という事も伝わってきましたし、気持ちの変化もすんなり受け入れられました。

上映終了後に出演者と監督の舞台挨拶があり、寺尾聡さん、斉藤隆成くん、浅岡ルリ子さん、小泉監督、加古隆さん(音楽)がゲストでした。

舞台挨拶の模様は公式サイトに載っているかと思うので、そちらで。
寺尾さんが紹介された時、一際拍手が多かったように感じました。
深津っちゃんはやっぱり来なくて残念。
レッドカーペットでは、かなりセクシーなドレスを着てたんですよね。
記事はこちら

寺尾さんが挨拶で、この映画は宣伝費がなく、CMを打ったりする事がなかなか出来ないので、観た私達に宣伝して欲しいと言っていました。
寺尾さん、宣伝してますよ!(笑)

来年1月に公開予定だそうです。

イン・ハー・シューズ(第18回東京国際映画祭 特別招待作品)

2005-10-28 14:19:12 | 映画(あ行)
キャメロン・ディアス、トニ・コレット、シャーリー・マクレーン出演。カーティス・ハンソン監督作品。

弁護士のローズ(トニ・コレット)のアパートに、美しい容姿だが職にもつかず、男にたかりながらぶらぶらしているマギー(キャメンロン・ディアス)が転がり込んできた。(ヤフーレビューより)

公式サイト

映画祭の上映作品の中で一つくらいハリウッド映画を観ておこうかなと、ぴあのプレリザーブを申し込んだら、当選しました。
申し込む前からキャストが来日しない事は分かっていたので(以前、来日しちゃったので、また来ることはないな、と)、舞台挨拶などは、そんなに期待してませんでした。
どこかの情報で(公式だったような気もするけど、今、探しても見つからない・笑)原作者が舞台挨拶をするかも、というのを見たような気がしたのですが、原作者だけ来るってことはないだろ、と思っていたら、やっぱり来ませんでした(笑)。
舞台挨拶に来たのは、大橋マキさんというアロマ・セラピストで元アナウンサーだそうです。遠かったので、顔が見えず、誰???という感じでしたが(苦笑)。
キャスト(キャメロンとトニ)からのメッセージが流れましたが、あまりにもちょこっとだったので、ぷっと吹き出してしまいました。他の客からも「これだけ?」という声が(苦笑)。
舞台挨拶の様子は映画際の公式サイトにアップされてます。

女性の自分探し、というテーマは観る前から知っていました。
観てみて思ったのは、かなり女性向きの映画だなという事。
隣で観てた男性はすやすやと寝てました(苦笑)。

キャメロン扮するマギーは、容姿端麗だが、無職・無収入で、遊んでばかりいて、父と継母がいる家を追い出され、弁護士をしている姉のローズの家に転がり込む。ローズは仕事は出来るが恋にはいつも上手く行かず、悲しいことがあった時に自分を慰めるために、大量の靴を買い込んでいる。
マギーは読書障害(計算も苦手らしいので、学習障害なのかも)で仕事が長続きせず、そのうち、ローズの恋人と寝ている所をローズに見つかり、ローズの家も追い出されてしまう。父の部屋でお金をくすねようとした時に、祖父母から自分宛てに送られてきていたバースディカード等を見つけ、マギーはフロリダに住む祖父母の家に行く・・・。
ローズは恋人を妹に寝取られ、弁護士の仕事をやめ、ペットの散歩の仕事を始めるが、元同僚のサイモンにアプローチされ、婚約することになる。妹とは追い出してから連絡がつかず、困惑していたところへ祖母から手紙が届く・・・。
マギーとローズの祖母エラは、老人ホームで働いている。夫は3年前に亡くなった事は話すのに、娘の事は話したがらない。そこへ孫のマギーから電話が入り、休暇と称するマギーを家に泊めるのだが・・・。

観る前から、なんか良さそうと思っていたのですが、期待以上でした。
マギー、ローズ、エラの3人全てに感情移入して、それぞれのシーンでホロリとさせられました。
マギーの障害を持つ身の辛さ、母のいない寂しさ、姉への想い。
ローズの妹への想い、恋が上手くいかない自分へのいら立ち、母への想い。
エラの娘への愛情、孫への想いなどなど・・・
脚本が素晴らしいです。マギーが障害を克服していく様子や仕事を通して成長していく姿が無理なく描かれていました。原作があるのに、ストーリーに無理が見えないし、辻褄が合わなかったり、突然出てくるシーンとかもない。登場人物の心情が丁寧に描かれているので、感情移入しやすいです。彼女たちの気持ちを靴という小道具を通して、描かれているというのもステキですね。また実際に出てくる靴がとってもステキ。
ローズが「服は合わないし、食べると太るけど、靴はピッタリだから」というセリフが印象に残りました。

私が一番感動したのは、マギーとローズが母との共有の想い出の話をするシーンです。楽しくて、でもとても悲しいエピソード。彼女たちにはどうする事もできず、ローズは幼いマギーに本当のことを言えず、1人で悲しみを抱えてきた事。二人にしか分からない共通の想いに、泣かされました。

ただよく分からなかったのが、継母が言ってた「私のマーシャ」。継母の血の繋がった娘のことでしたっけ?出てきませんでしたよね?最後までよく分かりませんでした。分からなくても、特に問題なかったんですが(笑)。

キャメロンやトニ、シャーリーの演技はとても自然で、監督の演出も丁寧な印象を受けました。全体的な映画の完成度は高いと思います。アカデミー賞の呼び声が・・・というの、分かる気がしました。


ディバージェンス(第18回東京国際映画祭 アジアの風)

2005-10-27 10:49:23 | 映画(た行)
アーロン・クォック、イーキン・チェン、ダニエル・ウー、アンジェリカ・リー出演。ベニー・チャン監督作品。

恋人が失踪し、投げやりな生活を送っていた刑事シュン(アーロン・クォック)。彼が護送してきたマネーロンダリング事件の証人が殺し屋(ダニエル・ウー)に射殺され立件不可能になってしまう。捜査を続ける彼らに立ちはだかる弁護士トウ(イーキン・チェン)。彼の妻エイミー(アンジェリカ・リー)は10年前に失踪した恋人にそっくりだったことから、シュンは彼女の身辺を調べはじめるのだが…。(第18回東京国際映画祭公式プログラムより)

この映画の前に「同じ月を見ている」を見たのですが、「同じ月を見ている」は映像がとても綺麗です。違和感を感じるくらい(CGを使っているせいもあるでしょうが)。
でもこの映画が始まってすぐ、「あ、これが香港クオリティ」とホッとする私がいました(爆)。

アーロン・クォックは、名前だけ知っていましたが、彼が出演している映画はたぶん、初めて観たと思います。
彼はこの映画で、台湾金馬奨の最優秀男優賞にノミネートされているそうです。観てみて、なるほど、と思いました。
とても丁寧に、アーロン演ずるシュン刑事の心の様子が描かれているなと思いました。特に失踪した恋人に対する気持ちが。観ていてとても痛々しいです。
イーキン・チェンは、銀ブチのメガネをかけた弁護士の役でした。あらとってもインテリだわと思ったのですが、私はイーキンのこういう役はあんまり好きじゃないかも・・・。
そして、ダニエル・ウー。彼はかっこよかったですねぇ。この映画の中で一番かっこよかったんじゃないかと。アーロンとの格闘も、ダニーは強い強い。蹴りとか、マジでかっこいい。キマってました。彼は殺し屋の役でした。
イウ役の役者さん、観た事あると思います。「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」でロウロウ役をやった人と似てる気がするんですが、気のせいでしょうか。役者さんの名前が分からないので、違ったらごめんなさい。
それから、エリック・ツァンが刑事役で、出てました。出番は少ないですが、いい味出してましたね。また食ってるわ、と思ったのは私だけ?(笑)これは何とかパスタだ、とか言ってましたが、焼きそばにしか見えなかった(笑)。
あと、香港映画に欠かせないバイ・プレーヤーのラム・シューも出てました!今回は探偵役でした。
そういうちょっとした所が分かるようになった自分が嬉しい(笑)。

ところで、監督のベニー・チャンって、「THEマジック・クレーン」の監督でしたか!
今度、「ヒロイック・デュオ 英雄捜査線」を観ようかと思っていた所でした。


以下、サスペンス(推理物)なのでネタばれも含みます。

ストーリーは思っていたよりもサスペンス色が強く、犯人探しも含んで進んでいきます。字幕を追うのと役者の表情を追うので精一杯だったので、ストーリーの細かい所までは把握できませんでしたが(最初、イーキンは弁護士じゃなく、会計士だと思ってたし、シュン刑事の失踪した恋人は、恋人じゃなくて奥さんかと勝手に思ってました・笑)、肝心な所はおさえられたので、良かったです。
イーキンが犯人である事は途中で分かりましたが、(彼の豹変ぶりは、ちょっと迫力に欠ける気がしないでもなかったですが)それなりに楽しめたし、ダニーの殺し屋っぷりも、そしてアーロンの失踪した妻を実はダニーが殺していた事なども、なるほど~と思えました。
が、アーロン演じるシュン刑事に救いがなくて、これはキツいですねー。イーキンの妻が自分の失踪した妻に似ていて、監視(というかストーカー入ってる)している様子がこれでもか、という程出てきて、そのたびに辛そうなシュン刑事に、分かったからもういいよ~と言いたくなりました。
私は暗くて重い映画は大好きですが、これはちょっと痛すぎる。アーロンが(というかシュン刑事)可哀想でした。
そして、ダニーが殺された時(銃声がした時)に頭に浮かんだ言葉は「因果応報」でした(苦笑)。

特に目新しい何かがあるという感じではありませんでしたが、それなりに楽しめました。配給はタキ・コーポレーションに決まっているようなので、日本での公開もあるんでしょうか。舞台挨拶もティーチインもなかったので(とっても残念)、公開してから観ても良かったかなとちょっと思ったりして(笑)。


同じ月を見ている(第18回東京国際映画祭 特別招待作品)

2005-10-26 14:48:34 | 映画(あ行)
窪塚洋介、エディソン・チャン、黒木メイサ、山本太郎、松尾スズキ、岸田今日子出演。深作健太監督作品。

10歳の時に出会った恋人・エミ(黒木メイサ)の病を治したい一心で医者の道を歩む青年・熊川鉄矢(窪塚洋介)。ある日エミの父親を死に至らしめた山火事事件の犯人・ドン(エディソン・チャン)が刑務所から脱走する。(ヤフーレビューより)

公式サイト

アリーナ・イベント行って来ました!
私は18時くらいに会場に着いたのですが、まだ席が埋まってませんでした。もっと凄いたくさん人が来てるのかと思ってたんですが・・・
やはりチケットを持っている人しか入れなかったんですかね。

最初に、久保田利伸さんの主題歌がかかり、映画のダイジェストが流れました。
確か久保田さんはライブをやるんじゃなかったけ?と思ったら、映像が終わった後、本人登場して、主題歌を歌いました。つまり2回回しで聞いたような感じ(笑)。映画のラストシーンでも、「これは月9ですか?(ちなみに『東京ラブストーリー系』)」というタイミングで主題歌が流れました(笑)。おかげで今日は朝からその曲が頭の中を流れています・・・(苦笑)。
歌が終わった後、映画のキャストである窪塚洋介、エディソン・チャン、黒木メイサ、深作監督が登場。会場は盛り上がりました。(盛り上がったのはたぶん、エヂのファンが大多数であったと思われます・笑)
右(ほぼ真ん中?)の前の方で一生懸命手を振っていたのは、エヂのファンのようでしたね。エヂもちゃんと気付いて、手を下の方で振り返していました。
私はもう生エヂを見れただけで大感激!かっこいい!!たくさん笑顔を見せてくれて、流暢な日本語ともっと流暢な英語を聞かせてくれました。カナダ生まれのカナダ育ちなんですよねー。カナダ育ちというのはキーファーと同じだ~!(いや、もちろん、エヂはアジア人なワケですが・笑)
一言ずつ挨拶した後、同じくキャストである山本太郎さんも登場!山本さんは、せっかく香港から来てくれたから、とエヂのエピソードを聞かせてくれました。(山本さんGJ!)
窪塚くんも挨拶でエヂを凄く立ててましたね。
エヂは日本映画に出たいと5年前に言っていたことを思い出す、日本映画に出られて嬉しかったというようなことを言っていました。
その後、久保田さんも登場して、キャスト監督がみんなとてもいい奴だ!と強調していました(笑)。
詳しいレポは、たぶんまた公式サイトに載ると思うので、そちらをご覧あれ。

エヂは大人になりましたね・・・なんて私が言ったら失礼なんでしょうけど、「インファナル・アフェア」の記者会見での態度とか(笑)、そういうのを見た事のある身としては、うーん、エヂは大人になった、という感想が出てきてしまいます。相変わらずポケットに手を突っ込んだりしてましたけど(爆)。
写真撮りたかったけど、ダメでした・・・。残念。

その後、シアターに移動して、上映だったのですが、上映後、フロアに山本太郎さんと深作監督がいました。太郎さんに全然気付かなくて、振り返ったらいたので、凄くびっくりした(笑)。私はフロアに出る前にトイレに行ったので、すぐに出ていたら、もしかしてエヂもいたかも・・・と思いましたが、んなわけないか。
間近で見てみたいなぁ。

さて映画ですが、まずエヂのセリフが吹替えじゃなかった事に驚きました。
予告か何かで観た時に日本語のセリフがあまりにもクリアだったので、ああ、吹替えなのか・・・と思ってたんですよ。(声だけで本人の声かどうかまでは分からなかった・笑)
でも吹替えじゃありませんでした。セリフは、ほんっっっとに少ないけれど(苦笑)、そしてセンテンスは短いけれど、ちゃんと日本語でセリフを言ってました。
驚く程、イントネーションバッチリのセリフと、ちょっと片言のイントネーションや接続詞がないセリフ(笑)がありましたが、キャラがキャラなので、そういう日本語をしゃべるような気がしてしまうんです。(やや無理やりそう思ったような気もしますが・笑)
広東語って「ん」という発音はなかったでしたっけ?
エヂが「てっちゃん」と名前を言うセリフがあるんですが、何度聞いても「てっちゃ」に聞こえました。でもそれがまたかわいく聞こえるんだ・・・(笑)。
そして、演技ですが、セリフが少ない分、表情と身体全体で演じてました。
私は、最初の方のシーンに出てきたエヂの悲しみを含んだ笑みを観た瞬間にダーっと涙が出てしまい、その後、エヂが出てくるシーンになると泣くという、まるでパブロフの犬のような状態に(泣笑)。

なので、あまり冷静に映画を観れてないです、正直。終わるまでにかなり泣きましたが、実際、本当に泣ける映画なのかどうか・・・分からない(笑)。
その悲しみを含んだ笑みを観た時、エヂが演じるドンの背負っているいろんな想いがパーっと見えたような気がしたんです。だから涙が出てしまった。鉄矢との結婚を決めたエミに、刑務所を脱走してまで、描いて渡したい絵や、その強い想いが・・・。

個人的に好きなのは、エヂと山本太郎のシーンとエジと岸田今日子のシーン。岸田今日子は昨日の「春の雪」に引き続きの登場です。いやぁ、味のある女優さんですよね。
岸田さんのモノローグで、エヂが絵を描き殴るシーンはボロボロ泣きました。
エヂは、言葉はあまり話さないけれど、心の中に思った事を絵に描く事ができるという能力を持っている役でした。私は、エヂなりに上手く演じていたと思います。最初は、窪塚くんがドンの役としてオファーを受けていたそうですが、窪塚くんがドンを演じたら、こういうドンにはならなかったでしょうね。(良し悪しの問題ではなく)
その窪塚くんですが、この映画が、俳優として復帰第一作という事で、たくさんのオファーの中からこの映画を選び、そして、ドン役ではなく、鉄矢役をやったわけですが、原作は未読なので誰が主役なのか分かりませんが、この映画では、鉄矢が主役で、彼がエミへの想いと、ドンへの嫉妬、自責の念などの葛藤の中で苦しみます。確かに、窪塚くんが言っていたように鉄矢は嫌な男でした。ドンに謝らなくちゃ(謝ったくらいで済まないだろ、という気持ちが頭の隅にありましたが・笑)という気持ちになるまでの葛藤は悪くはないのですが、あまり魅力的な人に見えない。観ている側に伝わってくるものが・・・ちょっと薄いような気がしました。それってドンに押され気味だった・・・って事でしょうか。
この映画での笑いどころは、やっぱり松尾スズキ(笑)。彼はいい味出してました。
そして、この映画の中で演技がピカイチだったのは、山本太郎さんではなかったでしょうか。ハマり役。地でやったんじゃないのか?(爆)と思うほどでした。ドンに出会い、次第に惹かれていく様子を上手く演じてました。怒鳴ったり、タンカを切るシーンもバツグンでしたね(笑)。
ラストはほぼ予想通りという感じで、やや気になるCGもあり、微妙なシーンもありました。
全体的に綺麗にまとめました、という印象を受けましたね。
ただもう、私はワンワン泣いてた(声出してないけど・笑)わけで、冷静に観れてないので、映画の良し悪しについては、判断しない事にします。
ただもう1回観たいかと聞かれると、別にいいか・・・という気がしなくもない(ヲイ)。


春の雪(第18回東京国際映画祭 特別招待作品)

2005-10-25 17:06:21 | 映画(は行)
妻夫木聡、竹内結子、高岡蒼佑、榎木孝明、大楠道代、岸田今日子出演。行定勲監督作品。

侯爵家の子息、松枝清顕(妻夫木聡)と伯爵家の令嬢である綾倉聡子(竹内結子)は幼なじみの仲だったが、聡子はいつしか清顕に想いを寄せるようになっていた。しかし、不器用な清顕はその愛情表現に対してうまく応えることが出来なかった。(ヤフーレビューより)

公式サイト

妻夫木聡、竹内結子、高岡蒼佑、榎木孝明、大楠道代、岸田今日子出演。行定勲監督作品。

侯爵家の子息、松枝清顕(妻夫木聡)と伯爵家の令嬢である綾倉聡子(竹内結子)は幼なじみの仲だったが、聡子はいつしか清顕に想いを寄せるようになっていた。しかし、不器用な清顕はその愛情表現に対してうまく応えることが出来なかった。(ヤフーレビューより)

ぴあのプレリザーブでは申し込んだけど、外れた時点で行く気が失せたはずなのに、「単騎、千里を走る」の当日券が取れなかったのが悔しくて、この映画で再度挑戦してみたら、うっかり取れてしまいました(苦笑)。
しかも、めちゃめちゃ前方の席で、なんでこんないい席が当日券まで残ってるのが不思議・・・ま、よくある事なんでしょうが。
ちなみに携帯からの方があっさり取れましたので、携帯のvitが使える方のみですが、これから当券にチャレンジする予定のある方、お試しあれ。

そんなわけで、かなりいい席で舞台挨拶も拝見しました。
主演の妻夫木くん、高岡蒼佑くん、行定勲監督がゲストで来られました。(東京国際映画祭からのメルマガに「及川光博」と書かれてましたが、ミッチーは来てませんよ。名前間違えるのは失礼なので訂正するべし・・・と思ったら、公式サイトは直ってますね)
写真を撮りたかったのだけど、ダメでした。ちくしょーホリプロめ(笑)。
今朝の芸能ニュースでもやってましたが、舞台挨拶直前に、宇多田ヒカルちゃんが来てました。一斉にシャッターを切る報道陣の状況を見てるのが面白かった(笑)。
私の席からはちょっと遠かったので、なんとなくしか分からなかったのですが、今朝のニュースで姿を確認。挨拶に出てきてくれればいいのにーと思いましたけど。
舞台挨拶での内容は公式サイトにアップされたので割愛。
ブッキーは相変わらず、きちんと挨拶できる人ですねー。質問も一番多くされていたし、最後の締めもブッキーがしゃべってました。安藤くんには永遠に出来ない(する気もないだろうが)であろう・・・とまたしても余計な事を考えたりして(笑)。

映画の上映時間は2時間半でした。終了時間は知っていたはずなのに、普通にぶったまげてしまいましたー。ひえ~これから2時間半か~と・・・
そして予想通り、舞台挨拶にはとっても良席だけれども、映画を観るには不向きな席で、首と腰が疲れました・・・・・・しかも、スクリーンをかなり下から見上げる感じなので、役者の顔がゆがんでみえるし(爆)。

と、まぁ、あまり好条件ではなかったのですが、映画はそれなりに良かったと思いました。あの世界観に入れれば・・・という感じですが。
舞台設定は大正時代。監督の舞台挨拶にもありましたが、きちんとした世界観を作らなければ、舞台みたいになってしまうんですね。
私が観た感じでは、かなり良かったのではないかと。もちろん大正時代に詳しいわけではないですが。
まずセリフがかなり文学的です。大正時代の侯爵、伯爵たちは皆あんな風にしゃべってたんですかね。「君はひどく~~~だね」という言い方なんですよね。最初はちょっとう~ん・・・と思いましたが、すぐに世界観に引き込まれたので、大丈夫でした。まだ女性たちが話す言葉の方が聞き慣れた感じがします。
「清様」という言い方を予告で聞いて、「ヨン様」を思い浮かべた私は、笑ったらどうしようかと思いましたが、それも大丈夫でした(笑)。

ブッキーと竹内結子ちゃんですが、二人とも演技はなかなか良かったのではないかと。ちなみにワテクシ、竹内結子ちゃん苦手ですが(苦笑)。松たか子系の古風な顔なので、雰囲気になじんでました。着物やドレスなどの衣装もステキでしたよ。ブッキーも意外となじんでいたような気がします。
テンポがゆったりしているので、映画館とかで集中して観ないと、途中で飽きる人もいるかも。
映像はやはり期待通り、とても美しいです。特にブッキー演じる清様が夢を見ているシーンの青いトーンの風景が美しい。幻想的です。

ストーリーは、特に奇をてらったわけでもなく、予想通りに展開します。なので、ストーリーよりもそれぞれのキャラに気が向きました。
予告などで観ると、禁じられた恋をした二人が悲劇的な結末を迎える・・・という感じで、私もその程度の知識しかなかったので、最初の清様の、聡子に対する態度にポカーン、でした(笑)。嫌な男だねぇぇぇって感じで。
聡子が自分のことを好きだと分かっているのに、つれない態度。しかも傷つけるような手紙を出したりして。
不器用にしか愛せない、みたいな事が公式サイトにもありましたが、映画の中で聡子が言っている通り、単にお子ちゃまなわけですね。います、います、こういう男。
私は観ていて、完全に聡子に感情移入しましたよ。ええ。
ただ清様だけをまっすぐに愛し、それを貫き通してしまう強さ。けなげさ。素直さ。うーん。大正時代にはこういう女性がいたのか・・・
悲劇の原因は、やっぱり清様だろ、あんたがうだうだしてるから・・・と思ってしまうと、もうラストにゲホゲホと咳をしながら雨の中、雪の中、聡子に会いに行っても、ほんとに英語字幕じゃないけど「It’s too late」」って感じでしたよ。

実は、映画を観終わった後はレビュー書けないかも、と思ったんです。余韻が凄く残る映画で、言葉でそれが表現できないんじゃないかと。でも1日経ったら、いつものように言葉がダラダラ出てきました(爆)。
こういう映画があってもいいんじゃない?という気がします。ただ私の場合、家で観ると、途中で寝るかもしれん・・・


ところで。本当はあまりこういう事を書きたくないのだけど、ちょっとだけストレス解消させて下さい。
映画始まってからガサゴソガサゴソ音をさせるのは、本当に勘弁して欲しい。お腹が空くのは分かる。夕飯の時間は過ぎてますよ、ええ。だったら、映画始まる前に食べて欲しかった。始まってから食べ始めるってどうなのよ・・・
今回は小学生らしき子どもでした。(前回はオバチャンだった)一応、気を使って、音を立てないように食べていたようだけど、非常に気になります。何のためにポップコーンが売ってるんだか・・・
上映中もちょっと音がするとそっちを振り向くし、じっとしていられない。(小学生に2時間半じっとしてろという方が酷だと思うんだが)
舞台挨拶でもこっそり隠れて写真撮ってるし(いや、それは私もやった事があるんだけど・爆)、映画の上映中にも「カシャ」っと音がしたのを、おねーさんは聞き逃してないわよ。
宇多田ヒカルが来た時に立ち上がって後ろを見るのは許そう。だけど、映画が終わってエンドロールが流れ始めた時に立ち上がって、宇多田ヒカルの方を振り返るのは止めて欲しかった。気持ちは分かるけどね。こっちは余韻にひたってるわけで。エンドロールがあなたが立ったせいで見えませんでしたよ。私が親だったら、髪の毛ひっつかまえて、座らせますけどね。
ってか、22時半に終了する映画、しかもここは天下の六本木に小学生が1人でいるってどうなのよ・・・・・・
ここを見てるわけないが、少しは反省して、次に繋げてくれたら、おねーさんはとっても嬉しいんだけどなぁ~・・・・・・と、hi-chanの独り言でした。


今日は「同じ月を見ている」のアリーナイベント♪果たしてちゃんと見れるんでしょうか・・・

東京国際映画祭「同じ月を見ている」アリーナイベント情報

2005-10-25 01:34:32 | 本・雑誌、その他雑記
今日も六本木ヒルズに行って来たんですが、明日の「同じ月を見ている」のアリーナイベントの場所の確認をしてきました。
六本木ヒルズ、何度行っても迷う私(苦笑)。
場所は分かったんだけど(設営中だった)、近道あるはずだけど、たぶん迷うので、分かりやすい道から行く予定。あはは。

チケットについても分からない事があったので、インフォメーションのお姉さんにアリーナイベントについて聞いてみたら、

チケットがある方は”優先的に入れる”そうで、”整理券配布””検討中”だそうです(笑)
24日19時15分の時点での情報です。
整理券配布なんて聞いてないよ!と思ったのは、私だけですか??
とりあえず、チケットがあるので、アリーナイベント開始時間にはギリの到着ですが、おそらく入れるでしょう(不安)。
整理券配布って事は、チケットがなくてもイベントが観れるってこと??

インフォメーションのお姉さんは、よく分からないらしく、cyberT!FFに問い合わせてくれたのですが、電話の回線が混んでいて、繋がらないと言われました(ヲイ)。

詳しく知りたい方、03-5777-8600(7:00~23:00)で聞いてみて下さいまし。
公式サイト見てもよう分からんのよ……

ところで、イベントの内容を聞くの忘れた…(爆)
ほんとにエヂ来るのかな…久保田さんのLIVEがメインイベントだったりしないよねぇぇぇ。

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち

2005-10-24 11:56:29 | 映画(は行)
ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ジェフリー・ラッシュ、ジョナサン・プライス出演。ゴア・ヴァービンスキー監督作品。ジェリー・ブラッカイマー製作。

17世紀、海賊たちが大海原を荒らしまわっていた遥かなる時代。カリブ海の港町ポートロイヤル。美しい総督の娘エリザベスはかつて海上で助けた少年ウィルが身につけていた黄金のメダルを手に入れ、今も密かに保管していた。そんなある日、突然ブラックパール号に乗ったキャプテン・バルボッサ率いる冷酷な海賊たちが町に現われ、エリザベスがさらわれてしまう。海賊の目的は、彼女がその時身につけていた例のメダルだった。一方、鍛冶屋で働く逞しい若者へと成長したウィルは、幽閉されていた元ブラックパール号船長で一匹狼の海賊ジャック・スパロウと手を組み、エリザベスの救出に向かうのだが…。(ヤフーレビューより)

なんで、ヤフーレビューがこんなに詳しいんだ?(笑)
ストーリーについては、もう書く必要ないね。わはは。
友人がコレクターズエディションDVDを貸してくれたので、観ました。
以前、レンタルで観たことがあったんだけど、その時は、面白かった&長い!(笑)というのが感想でした。
エリザベスとウィルが海賊の所に捕まったり、助けられたり、また海賊の所へ行ったり、というのが、延々続いてちょっとウザいと思ったんだよね(苦笑)。なかなかラストへたどり着かないなぁと。

今回観た感想としては、やはり行ったり来たりは、長いなと思ったけど、全体の長さはそんなに長く感じなかった。慣れたのか(笑)。
そしてやっぱりジョニー扮するジャック・スパロウのキャラが魅力的。オーリーの美青年役もハマってるし、キーラ・ナイトレイが美しい&演技力もなかなか。17歳と聞いて、驚きましたよ、マジで。アメリカには17歳でここまでの演技する女優がいるんだな・・・
製作が「ナショナル・トレジャー」と同じ、ジェリー・ブラッカイマー。そして同じディズニーの製作ですね。
ディズニーはさ、人を楽しませるコツをよく知ってるよね。ディズニーランドもしかり。ラストがハッピーエンドって事は観る前から分かってるわけで、そのつもりで、楽しめるし。
ハリウッドらしく、VFXも素晴らしい。特に骸骨。あれを観た時、上手いな~と思ったもん。

特典映像も観たのだけど、見応えあるねー。メイキングもたっぷり。ワールド・プレミアはディズニー・ランド(ワールド?)でやったのかな。凄いね。
骸骨の撮影は、大変だったみたいで、頭が下がりますねぇ。大ヒットしてよかったね(笑)。
続編はどんな話なのかな。楽しみだね。劇場へ観に行っちゃおうかな。

ところで、ディズニー製作の映画で、私がDVDを持っているのが一つだけあります。
その名も「三銃士」
キーファー・サザーランド、チャーリー・シーン、オリヴァー・プラット出演の映画でぇーございます。
これもかーなーり、ディズニー製作!って感じの映画。私はかなり好きです。キーファーがちょっと太り気味なのが気になるのだけど・・・(苦笑)
せっかくなので、今日は家で、「三銃士」を鑑賞!!と思ったのだが、うっかり「春の雪」(東京国際映画祭)のチケットが取れてしまい、そちらへ行ってきます。

長恨歌(第18回東京国際映画祭アジアの風 オープニング作品)

2005-10-23 23:40:12 | 映画(た行)
サミー・チェン、レオン・カーファイ、フー・ジュン、ダニエル・ウー、ファン・ジュー、スー・ヤン出演。スタンリー・クアン監督作品。

激動に揺れる戦後の上海を舞台に、何度も男に裏切られながらも、自らの尊厳を失わずダイナミックに生きて行く美女の栄光と挫折がつづられる。(アジアの風ハンドブックより)

実は、私が日本語字幕付きで観られるトニー出演作品で、あと1本だけ観ていない映画があるのですが、それはこの映画を撮ったスタンリー・クアン監督の「ロアン・リンユイ」。
地元のレンタル屋にはないので、簡単には借りれない、というのも一つの理由ではあるのですが、一番の理由は、人の一生を描いた映画があまり得意ではない、という事。
激動の人生を生きた、というストーリーであったとしても、映画のテンポや、盛り上がりに欠ける感じがどうにも苦手。
「ラスト・エンペラー」を劇場に観に行って、真ん中2時間くらい寝た人ですから、私(爆)まぁ、お子ちゃまだったせいもあるだろうが…
「ロアン・リンユイ」は、トニーの出演があまりなさそうですが、きっと映像は綺麗だろうし、観よう観ようと思いつつ、まだ未見なのでした…。
なので、サミーが主演したこの映画のストーリーを知った時、アイタタと思いましたね。
ただ、主演がサミーだし、他の出演者も大スターばかりだし、監督も有名な方だし、という事でチケット取って、観て来ました。

この映画は、アジアの風のオープニング作品という事もあり、ゲストがスタンリー・クアン監督、サミー・チェン、フー・ジュンという豪華な顔ぶれ。
もう、映画より彼らの舞台挨拶&ティーチインが楽しみで楽しみで(笑)
チケットは運良く、前方の席。しかも真ん中あたり。
3人が入って来た時は、かなり興奮しました!ほぼ目の前ですよ、3人が!
もうね、サミーがキラキラしてるの。ほんとに、キラキラしてましたよ。感動!フー・ジュンは黒のグラサンをしてて…取ってくれないかなとひそかに思ってました(笑)
で、挨拶で監督が何か話していたのに、全く聞いてませんでした(爆)サミーは何か日本語で「タノシンデクダサイ」みたいな事を言ってましたね。
フー・ジュンは何を言ったっけ。覚えてない(苦笑)
舞台挨拶はあっという間に終わり、上映へ。

前方の席って、舞台挨拶には、素晴らしい席なんだけれども、映画を観るには、とてつもなく不向きです(泣)。
日本語字幕は縦なのに、スクリーンがでかいので、まっすぐ観てたら、全てを観る事ができないので、首を動かしてばかりで、途中で疲れてしまいました。
そんな感じだったので、もともと得意じゃないジャンルの映画なのに、入り込めませんでした……
原作があるそうですが、私はほとんど、歴史的な背景も分からないので、ますます入りにくいんですよね。

サミーは、なんだか最初、サミーに見えませんでしたね。髪型だけのせいじゃないような気がします。別人みたいでした。
サミーの演技をそんなにたくさん観た事があるわけではないのですが、よく考えたら、どちらかというと、キャピキャピもしくは、ベラベラと口数の多い役柄を観て来たような気がします。なのでやっぱり別人みたいでした(笑)

サミーが出会う男性がみんな素敵。レオン・カーファイにフー・ジュン、ダニエル・ウーですから。ダニエル・ウーはぱっと観た時、あ、チャン・チェンだ、と思ったのですが、よく考えると違うじゃん!(笑)という事に気付き、そのうちダニエル・ウーがレスリーに見えたりしました。横顔になった時、目の辺り、ちょっと似てませんか?私の目がおかしいのか(笑)

あまり集中して観る事ができなかったので、途中、よく分からないシーンとかもあって、なんだかちょっと消化不良な感じも残りました。いずれ日本でも公開しますよね。その時にまた……苦手なジャンルの映画を自分から観に行くかどうかアヤシイですが(爆)

上映後、ティーチインで再び3人が登場。
時間があまりない(なんでだよ~)との事で、すぐに質議応答。最初に発言した人はフー・ジュンのファン、2人目はサミーのファン、3人目は監督のファン、と上手い具合にバランスが取れてました(笑)
フー・ジュンは確か、日本でどんな作品に出演してみたいかという質問に、いい脚本があれば、機会があれば、出演してみたいと言ってました。
サミーへの質問は、この映画で役から抜けるのが大変だったと聞いたけれど…というもので、サミーは、この役は、自分にとってとても大きな物で、撮影期間も4ヶ月半くらいかかり、その分、役から抜けるのが大変だった事、でももう大丈夫である事、次にこのような役が来ても、もっと早く上手く抜けられると思う事、先輩であるフー・ジュンにもアドバイスをもらえるし、みたいな事を言ってたと思います。
監督への質問は、中国政府の指導が入り、カットしたシーンがある聞いたが、それは本当か、どのシーンなのか、そういう事について、監督個人はどう思っているのかというもの。監督は、この映画は合作であり、そういった指導は仕方がない、確かにカットしたシーンがあり、それは政府(?)が部屋を調べるのに、部屋を荒らしたシーンであり、指導に従ってカットした事、それでも最近はかなり緩くなっていると思う事、10年前であれば、このような映画を撮る事すら、できなかったと思うと話していました。質問した方は、答えにくいことかもしれませんがと言っていたけれど、監督は答えにくいという事はないので、どんどん聞いて欲しいと言っていました。それを聞いて、ああ、イイ人だ、と思った私(笑)

ところがそこで時間が来てしまい、ティーチインは終了。うーん。残念。
フォトセッションの後、3人は退場していきました。
3人はレッドカーペットも歩いたようですね。監督が英語で挨拶していたのをちょこっと観ました。(動画で)