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大地の芸術祭の里 越後妻有2019夏

2019-10-03 15:25:04 | 出来事

もう開催から2か月も経っちゃいましたが…

 

季節ごとに開催される企画展。

今年の夏は、8月10日から18日までの9日間の開催日程。

自分が行けるのは…12日・15日・18日の3日間。

でも、その中の18日は、高校時代の部活OB・OG会があり、幹事のため欠席できないので、

結局2日間しかない。

全部回れなくても仕方ないな~と思いながらも、 一応回りやすいように計画を立てて、

まずは、12日(月)の午前8時頃に清津峡トンネルに到着出来るように、

午前6時に自宅出発。

ちょっと早く着きそうだったので、手前にある大好きな作品を見てから向かうことに。 

 

N028 たくさんの失われた窓のために(2006年作品)

 

共通チケットには記載されていないので、スタンプは設置されていないけれど、

チケットと一緒に写真を撮って、#越後妻有2019夏と instagramに投稿すると、

大地の芸術祭オリジナルエコバッグが抽選で当たるというので、撮ってみる。

 

 

 

ちょうど良い風が吹いてきた。

さて、清津峡へ向かうとしよう。 

 

 

ちょうど8時に着いてみたらば…

第一駐車場は満車の看板が

第二駐車場に降りてみたらば、もう満車が近い状態…

そこから5分ほど歩いて、トンネル入り口に着くと…

すでに50人ほどの行列が

開場は8時30分なのに、一体何時から並んでいるんだ?

しばらく待って開場。

やっと中に入れる いや~暑かった

N079 Tunnel of Light  (しずく) (2018年作品)

 

露のしずくを表現しているのだそうです。

ちょっと怪しいオレンジの光。 

おっと、先を急がないと、どんどん人が押し寄せてくる…

 

 

 

N080 Tunnel of Light  (ライトケーブ) (2018年作品)

 

清津峡の景観を映し出す「水盤鏡」の幻想的な眺め。

もうすでに、沢山の人でいっぱい

 

 

 

皆さんそれぞれ、思い思いのポーズをとって写真を撮っていました。

instagramに投稿するんだろうな~ 

 

 

 

 

この人の多さを見てください。

ずっとカメラを構えているのが迷惑な感じになってきたので、そそくさと来た道を戻りました。 

 

 

 

 さて、お次は…

M065 香港HOUSE (2018年作品)

 

もうちょっと行けば、長野県に入る県境の津南町上郷地区。

昨年、国際建築展などで注目を集める香港の若手建築香家チームにより建てられた施設。

芸術祭や企画展の会期には、香港の大学生がココに寝泊まりしながら作品の紹介をしている。 

 

 

 

 

この夏の企画展では、香港の作家が津南に滞在した折に、津南の人々が食物への感謝の気持ちを抱きながら食材をいただく

謙虚な気持ちに接した経験から、無地を基調にした淡い色の陶磁器の食べ物を並べることで表現した。

 

 

 

 

トウモロコシと白菜が、すごい存在感をもっていました。 

 

 

 

 さて、続いてお隣の建物、

旧上郷中学校を2015年にリノベーションした『上郷クローブ座』へ。

M063 上郷バンド ー 四季の歌 (2018年作品)

 

タコとネコとシロクマと猿…だと思ったら、猿じゃなくて雪男らしい。

音楽と歌に合わせて動きます。

 

 

 

 

アップで撮ったら、あら?メス猫だったのね?

 

 

 

 

これが雪男らしい。

猿だと思ったんだけど…

 

 

 

 

シロクマは、なかなか素晴らしい動きをみせてくれます。

 

 

 

 

シロクマはキーボード担当。

 

 

 

 

雪男は、三味線担当。

 

 

 

 

 ネコは、ベース?担当。

 

 

 

 

タコは、和太鼓を使ったドラム担当。

それぞれ動きも面白いし、また歌が何とも言えない耳に残るメロディーなんです。

ゆっくりと、全曲聴いてみたいと思う作品ですよ。 

 

 

 

 車を走らせ、十日町市(旧松之山)へ。

Y101 影の劇場(2018年作品)

 

骸骨やコウモリ、天使などの影絵が、もと小学校の教室に浮かび上がる。

誰しにも普遍的に訪れる死をちらつかせている作品。 

 

 

Y052 最後の教室(2006年作品) 

 

作品の計画を詰めるために作家が現地を訪れたのは記録的な大雪となった2006年の冬。

そこには2003年に見たのとは全く異なる風景と雪に閉ざされた学校があった。

5ヵ月もの間深い雪に閉ざされる地域を、作家はそのとき実感したのかもしれない。

場の記憶を建物の中に密度濃く、重く閉じ込めた作品となった。

 

 

次なる作品は…Y085 ギャラリー湯山(2012年作品)に展示されている…

『関根哲男展 赤ふん雪妖怪百鬼夜行』

中学で習った美術の先生、関根大先生の作品なのでした。

雪妖怪…そして赤ふん…

現代アートを楽しんでいますね~ 

 

 

 

いやはや、なんとも…

 

 

 

 

鼻毛ボーボーの妖怪?

 

 

 

 

この、ギョッロっとした目が、なんとなく先生に似ているような?

 

 

 

 

形から顔が思い浮かぶのか、それとも顔から形が思い浮かぶのか?

 

 

 

 

慌ただしく動く首を表現しているのでしょうか?

 

 

 

 

そして、二階の部屋には…

 

 

 

 

ありました。

お得意の、貼って、塗って、バーナーで焦がす作品。

 

 

 

 

絨毯に焦げ跡の作品も。

 

 

 

 

焼いた石を乗っけて焦がした。

そんな感じに見えますが… 実際はどうなんでしょう?

 

 

 

さて、次は… 

D331 奴奈川キャンパス(2015年作品)にある 『中国ハウスプロジェクト展』 テーマは「勿体無」

「運」をキーワードとして、確率の概念をいくつかのモチーフで表現した作品群。


 

 

 

紙風船のような、提灯のような、紙を貼った球体にいろんな文字や図案が描かれています。

 

 

 

 

笠をかぶった人がボートに乗っている?

 

 

 

 

 

相向かいに、同じく笠をかぶった人がボートに。

 

 

 

 

 

ん? これは?

 

 

 

 

上に設置された鏡をのぞくと…

あれ? 涙を流している人の目に。

これはなかなか面白い作品でした。

 

 

 

 さて、またも車を走らせ松代駅近くの D053 農舞台へ。

芝生の広場で、沢山のシャボン玉を飛ばしているお兄さんを発見

子供達も、お母さんたちも、楽しそうに見ていました。

 

 

 

 

長いヒモに、輪っかを作っただけの道具で、こんなにたくさんシャボン玉が出来るんですね~

芸術とは関係ないけれど、しばらく眺めておりました。

 

 

 

さて、農舞台の中では… 

「里山ぬりえ」の展示と、体験コーナーがありました。

これは、絵本作家・長田真作さんの「秋の棚田」

 

 

 

 

こちらは「里山の春・夏を描いた詩集のカーテン」

日本でもトップクラスの技術と設備を誇る、十日町市のレースメーカーとの協働で制作した、

里山モチーフの機械刺繍のカーテンが展示されていました。 

 

 

 

 

里山の植物の刺繍が、なんだか落ち着いた雰囲気のカーテンでした。

 

 

 

 

 またも車を走らせ向かったのは…

T395 うたかたの歌垣(2015・2018作品)

男女が求愛の歌謡を掛け合う「歌垣」に想いを得た茶室。

 

 

 

 

 屋根は漆黒のカラスの羽で出来ている。

これだけの数を、どうやって集めたんだろう?

 

この日は、ここまで。

とても1日では回りきれません…

 

3日後、最初に鑑賞に訪れたのは

T120 うぶすなの家(2006年作品)

2004年の中越地震で被災し空き家となった、1924年築の茅葺き民家を、やきものミュージアムとして再生した作品。 

 

 

 

 

 

 

陶芸作品が収められた床の間。

 

 

 

 

 

味のある一輪挿し。

 

 

 

 

 

雪の重みで曲がった木材を、上手く組み合わせて出来ている屋根の骨組み。

 

 

 

 

 

こんなに曲がった木材を、どこにどう配置すれば頑丈な家になるのか。

昔の大工さんは、経験で分かっていたのでしょうね。

 

 

 

 

焼き物で出来たかまど。

この作品のシンボル的存在。

 

 

 

 お次は、飯山線下条駅にある作品。

T253 「下条茅葺きの塔」 (2012年作品)

多くの茅職人が暮らしていた下条地区に、地域のランドマークとして人々が集い、 

時には民謡の舞台になるなどの用途自在のタワーとなる作品。

 

 

 

中には、地域の人々が持ち寄った民具が収められている。

古い本や教科書なども。

 

 

 

お次は土市駅にある作品へ。 

T325 Kiss & Goodbye (2015年作品) 

台湾の人気絵本作家が、芸術祭のために描いたお話が建物の中で映像作品として鑑賞できる。

 

 

 

 

両親を亡くした少年が、飼い犬と一緒におじいさんに会いに行くというお話。

電車の車両をかたどった建物の中には、少年と犬が車窓を眺める形でスクリーンを見ている。

 

 

 

 

走る電車の絵も沢山飾ってある。

川に浮かぶ、紙船の絵。

 

 

 

 

 

 本棚の中を走る電車。

 

 

 

 

 おとなりの越後水沢駅の作品。

Kiss & Goodbye (2015年作品)

 

 

 

 

 

こちらの建物には、ブランコにのってシャボン玉で遊ぶ女の子が。

こちらにも色んな絵が飾ってあります。 

 

 

 

紅葉の中を走る電車。

 

 

 

 

 

雪の中を走る電車。

 

 

 

 

 

フクロウの立体作品も。

 

 

 

 

次に向かったのは…

T173 絵本と木の実の美術館 

 

ちょっと雲行きがあやしくなってきた… 

 

 

 

これはブランコで、乗ってこぐと左上に付けられた小さな鐘が鳴るようになっています。

 

 

 

 

 

 中は、木の実や植物を使った、ものすごく細かい作業で作られた作品が。

 

 

 

 

 

部屋の中にある庭。

 

 

 

 

 

学校にいるおばけ、トペラトト。

 

 

 

 

 

流木を組み合わせて作られた、面白い作品。

制作当時、集落の人々も手伝って、この作品が出来た。 

 

 

 

にょろにょろって、蛇みたいな作品も。

 

 

 

 

 

雨がぽつぽつ当たってきたので、急いで次の作品へ。

K005 光の館

屋根が動き、空を見渡せる作品。 

この作品も人気で、予約すれば宿泊もできる作品なので、冬でも訪れる人が多いそうです。

 

 

お次は、清津峡にほど近い作品。 

N054 うつすいえ

東京電機大学と共立女子大学の学生が、毎年コンセプトを決めてデザインした作品を展示しています。

 

 

 

 

 

 今年の夏は、ガラスをテーマに展示した作品と…

 

 

 

 

灯ろうのようなカラフルなペンダントライトを展示していました。 

 

 

 

 

 

 

天井に設置された、星をイメージしたライトの灯りと、ペンダントライトの灯りが

とても調和した作品になっていました。

 

 

 

 

お次は…N072 清津倉庫美術館(2015年作品)

常設展示、磯辺行久の世界。

コンクリートを使った作品。

なんか好きな感じ。 

 

 

 

 こちらは、段ボールとアクリル絵の具の作品。

 

 

 

 

 

 こちらは、扉を開け閉めすることで、違った表情を見せてくれる作品。

 

 

 

 

 

1階奥には「河口龍夫 時の羅針盤 」

沢山の立体作品が。

 

 

 

 

床に展示された作品は、北斗七星をモチーフにした作品。 

 

 

 

 

 さて、この日最後に鑑賞したのは…

T025 越後妻有里山現代美術館「キナーレ」(2003年作品)

夏の企画展では、水あそび博覧会を開催。

立ちこぎボートSUP体験ができたり…

 

 

 

 

楽しそうでした。

でも、自分一人で鑑賞しているときは、写真が撮れないので体験できません。

 

 

 

 

中では、空気を取り込んで膨らむ、面白い洋服があったり…

 

 

 

 

 

 

床屋さんのシンボルマーク「サインポール」を横にしたような作品

T229「Rolling Cylinder, 2012」(2012年作品)では、

ステキなお姉さんが。


 

 

 

お姉さん、すぐにいなくなっちゃった。

 

 

 

 

T222 〇in▢ (2012年作品)

TUMARI KITCHENの天井に配置された丸や四角のアクリル板が、動いたり止まったり。

 

 

 

 

T223 粟津潔文庫(2012年作品)

グラフィックデザイナー粟津潔の蔵書を展示公開した作品。

 

 さっきのステキなお姉さんが現れた。

 

ということで、「大地の芸術祭の里 越後妻有2019夏」企画展のパスポート記載作品を全制覇

 

 全スタンプを集めた方には、抽選で5名様に「大地の芸術祭オリジナルグッズ詰め合わせ」をプレゼント。

ということだったので、すぐに応募してみました。

 

 

 

すると、後日クロネコ便が届きました。

もしかして…

恐る恐る開けてみると…

 

 

 

 

 お~ プレゼントに当選しました~

 

 

 

 

 

カードセット・ボールペン・ピンバッチ。

ハンカチと保冷剤。

キナーレのシンボルマーク、雪男デザインのグッズがたくさん。

 

応募してみるもんです。

 

さて、次は秋の企画展。

土日祝日のみの公開になる作品が多いので、自分が鑑賞できる日は3日間。

行けるかな~?

とりあえず、パスポートを購入しなければ。