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田舎のおばさん理容師が今考えてる事

2018-09-21 10:33:31 | 出来事



 

こんにちわ!

っていうか、お久しぶりです

 

ずーっと 『黒板』 しか投稿してなかったな~

そうこうしてるうちに、夏が終わり、9月も20日を過ぎました。

今年の夏は暑かったですね

でも9月になった途端、涼しくなっちゃって

「アレ? 残暑厳しいって言ってなかったっけ」 

まあ、過ごしやすくなったからいいけど・・・・・

 

今日のテーマですが、この 『理美容業界』 のことを

こんな、ド田舎で床屋をやってる、おばさん理容師がちょっと語ってみようかと思います。

 

理美容業界・・・と言っても、そんな業界はなく

正しく言うと 理容業界と美容業界をひっくるめて言ってます。

似たような仕事内容なので、私個人の意見とすれば、「早く一緒になって欲しい!」 と思うのです

もうだいぶ前から資格統合みたいなことを言われているにもかかわらず

未だに一緒にならないっていうのは、「一緒になると都合が悪い」 と思ってる何か強い力でもあるのでしょうか?

 

今この、私が身を置いている理美容業界がおかしなことになりかけている・・・いやなっている なんてこと

一般の方にはわかるわけないですよね?

ちょっと、どこからどう書けばいいのかわからないのですが

私が感じているのは 「将来が危ない!」 ってことです。

それはどういうことかというと、「理美容師のなり手が急速にいなくなっている」 ということです。

え!? こんなにお店いっぱいあるし、理容師はともかく美容師はたくさんいるじゃん

って思ってるでしょ?

確かに美容師になりたいって言って、この業界に入って来る子はたくさんいます。

(でも以前よりはだいぶ少なくなったみたいですよ

ただね、続かないんですよ

スタイリストっていう、要するに一人前に仕事ができるようになるまでに、最低3年はかかります。

そしてその3年の間、自分の技術力を上げるために、閉店後に練習したり、休みの日に講習会に行ったり

とまあ、給料安い上に、いろんな経費はかかるし、自分の時間なんてほぼないし・・・

今の子がこんな状況に耐えるっていうのは、なかなか大変な事なんですよ

だから、スタイリストになるのを待たず、辞めるというか、業界を去る人がいーっぱいいるんです

せっかく美容師免許取っても、3年以内に8割くらい辞めるそうです。

 

理容師もほぼ同じ過程を経てスタイリストになるわけですが、そもそも理容師になる人が圧倒的に少ない

それはなぜか?

もうだいぶ前からですが、「床屋はダサい」 というのが世間一般に浸透してるイメージなんですよね

だから 『ヘアスタイリスト=美容師』 なんですよ! 世間一般では。

じゃあ、床屋(理容師)は、どういう人がなるのか?

それは 『床屋の子』 すなわち跡取り息子or娘です。

私もそうです。 実家は床屋です。(跡取りではないですが)

でも、その息子&娘すら理容師にならない。

理由は簡単。 親が勧めないからです。

昔私がこの業界に入る時は 「手に職付ければ一生もの。 食いっぱぐれはない

とか言われて、確かにそれで一生食べていけたんですよ!

でも、時代は変わりました。 理美容業を取り巻く環境は激変しました。

理容業界から見ると、男性が美容室へ行くようになった。

理美容全体から見ると、「低料金理美容店、カット専門店」などの激安店が出てきた。

そして、一生食いっぱぐれのなかったはずの理容師、美容師が、どんどん色あせた職業になって行った

床屋さんのお客様も激減して、なかなか経営も大変!

家族でやっていたお店も、奥さんが他所へパートに出るようになったり

閉店後、アルバイトしたり・・・・・これじゃあとても子供になんか勧められません

なので、理容師になる人はどんどん少なくなっていきます。

 

実は(当たり前の話ですが) 低料金理美容店、カット専門店のスタッフも

理容師or美容師なんですね。 だから今、ものすごい人手不足らしいです。

お店を作っても、働いてくれる人がいないので、すぐ閉めちゃうとかいうとこがでてきたみたい。

 

もう、私みたいなおばさん理容師がこんなこと考えたところで、どうにかなるものじゃないけど

将来、法律でも変えない限り、今みたいに簡単に髪の毛切れなくなっちゃうかもしれませんね

日本の理容師、美容師はとても優秀で、ほぼすべての技術者がある程度の技術水準を持っていたわけですが

それは今まで、理容業界、美容業界全体で、大事に大事に技術者を育てていたからに他なりません。

そして一旦この業界が崩れてしまえば、これまで培ってきた技術の継承もままなりません。

『顔そり』 なんか、他の国に比べると、とても丁寧に、肌を傷つけず、気持ちよく剃るということに長けていたわけですが

悲しいかな、いつか無くなる技術かもしれません。

ただ一つ、私がひっそりと思っていることがあります。

男性美容師が、理容の免許を取らないかな? って思っています。

なぜかというと、美容師だと髪しかいじれないわけです。

でも顔そりができれば、「男性の美」に対してもっとお客様にアプローチ出来るんじゃないかと思うのです。

同じ男性として、そこのところはよくわかるんじゃないのかな? って思います。

確か今年からだったと思うのですが、理容師、美容師、どちらかの免許を持っていれば、もう一方の免許取得が

今までよりも、期間も短く、簡単になるって聞いたのですが・・・・・。

 

なんか、つらつらと長く書いてしまって、自分でも何を言ってるのかよくわからなくなってきましたが

要するに、「日本の理容のお顔そり」 が無くなって欲しくない

って言いたかったんです

 

今、結婚式シーズンです

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男性も女性もね

めっちゃ、垢抜けます

そして、秋は抜け毛のシーズン。

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 (女性の長~い髪のふわふわパーマは出来ません ごめんなさい