駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

遅れてきたビートルマニア

2016年10月07日 | ビートルズネタ
10月7日(金)
今夜も行っちゃいました。
映画『ザ・ビートルズ‐EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years』ナント3回目。
週一で通ってますね。殆どビョーキ!(山本晋也カントク風に)。。。
なんだか観ればみるほどビートルズが好きになってしまうし、あの映像と音響の中に大切なヒントが隠されているとしか思えなくて、何度でも足を運びたくなるのです。
3回も払っても1,000円の入場料が安く思える映画って、そうはないんだけれど。
遅れてきたビートルマニアって、決して映画の上映時間に遅れたってわけじゃなく、今頃になって探究心を煽られているオレのことです。。。

さて、今日どうしても見たかった理由の一つ。
やはりライブ演奏の場面なんだけど、リンゴさんの初期と中~後期のドラミングの違いを目に焼き付けたかった。
もうネタばれですがガンガンいきます(笑)
映画本編の最初に出てくるライブ映像にまずは度肝を抜かれます。63年11月のマンチェスターABCシネマのカラー映像が美し過ぎてクリビツ。
勿論デジタル修復されて色を付けたものですが、もう完全にこれでやられますね。「シーラブズユー」と「ツイストアンドシャウト」が聞けて、さらに若々しいポールやジョージの首振りと、何といってもリンゴの圧倒的ノリノリドラミングがお宝です。
このドラミングを見て、リンゴの女性ファンの多さにガッテンできるってもんです。
このカッコよさは必見。さすがは天才リンゴさん、すべてが完璧。マネしたくなります(笑)

ところが、日本公演の映像では一転。リンゴさんの顔色が曇ります。
「ひとりぼっちのあいつ」の映像では、モニターなしで音響の悪さと長旅の疲れでのリハーサルができていないせいなんでしょう。イントロのジョンからのコーラスに入ったところで裏のカウントをスネアを入れてリズムインするんですが、タイムが合わないのかジョージに何か言われて口をへの字に曲げてます。この初日のライブはいい演奏ができなかったとほかの雑誌にも書いてある通り、リンゴさんにとっても、そしてマイクが動いちゃったフロントのメンバーにとってもけっこう凹む演奏だったようです。

そしてメインのライブ映像、脂の乗り切った65年8月のシェイスタジアムでのライブでは、何度も言いますが本当に奇跡の演奏。完璧な演奏をしています。たぶん、目をつぶっていても寝ていても完璧にこなしていたんでしょうね。
リンゴさんのドラミングは澱みなくきれいな演奏。そのかわり、かつての激しいアクションではなく、計算されたセクシー&キュートな動きで(笑)

そして、どうしても確認したかったのがシンバル。
63年のライブでは、トップ側の18インチシンバルにシズルが付いており印象的でした。
また、他の映像にはクラッシュ側の20インチに付いていたような印象もあるし、中期~後期ではご存知の通り普通のシズルなしということで、これもまた悩ましい。
実際レコーディングでは「イエスイットイズ」「ガール」ではシンバルのサウンドにシズルが付いており、リンゴさんが気に入っていたことがわかりますが、さりとてライブでシズル付きのシンバルが2枚しかないうちの1枚となると「どんなもんじゃろうの~」と、とと姉ちゃん風に悩んじゃうわけであります。

マニアックな日記になってしまいました。
まあ、遅れてきたビートルマニアのつまんない日記であります。へへへ。。。
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