改めて見た福島第一原発廃炉への記録。。。

2016年02月28日 | 独り言
来月3/11で東日本大震災から5年が経つ。


これまでに多くの事故、事件があったが近年記憶に残るこの震災は今考えただけでも恐ろしい。

「廃炉への道、福島第一原発・放射能との闘い~」を見た。
当時は大きな揺れ、津波そして火災等、目を覆うシーンも多々あり「東北頑張れ!!」だけでは今も済まない現状だ。
日本規模ではなく世界規模で福島第一原発を廃炉にしなくてはならない。

しかし、その道は果てしなく遠いようだ。

現在は廃炉への準備段階であり、2021年からデブリの取り出しが始まり、40年後に(理想論は)廃炉。

国、企業、大学と有識者、研究者が先頭に立ち挑んでいく姿。人が立ち入れない現場へロボットが攻めるがなかなかうまくいかず、苦戦を強いられている。

今は格納容器の下部から底にあるであろう「デブリ」がはっきり確認出来ていないが恐らく存在するらしく、スマイリー島で原発2号炉がメルトダウンし出来たデブリは物凄く固かったが再臨界は逃れた。このようなデブリがどれだけあり、除去(除染)が遅れると、どれだけの恐怖と脅威をもたらすかは未知だ。

しかも今は1号機の建屋のみがその段階で2、3号機はこれからなのが福島だ。40年後は目標だが達成には期待というか我々日本人は「何が出来るかをもう一度考えなくてはならない」

国や東電の責任?という話ではなくなっている気がする。責任よりも「どう迅速に廃炉にするか?」が課題なのだ。
もっと科学、技術、文明が進みロボットが今まで以上に活躍するだろう。
ただ、心配なことは先の再臨界、地震、そして残されたものの「意識」だ。
では何が出来るだろう?廃炉にするための技術に資金提供することか?もっともっと福島に足を運ぶことなのか?

震災でお亡くなりになられた方、心に傷を追われた方の分まで精一杯生きる事なのか?

私の中に答えがあるようでないような状態だ。

ただ、今この時、この瞬間も廃炉にすべく闘っている人がいるということだ。
現場にはいなくても、遠い場所から闘っている人がいるということだ。

決して近い将来とは言えないが「何が何でも廃炉にする」その気持ちを共有する、しているという自分はいる。




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