ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

歓喜の歌声も良いが

2007年12月15日 | モラルの問題
 今週は週末が中番勤務の私は、21時が終業。日課としてます朝刊、夕刊に一通り目を通した後、会社を22時前に出たところ、すっかり大駐車場は閑散としてました。といってざっと2、30台は残ってました。3分の1が従業員関係、残りの3分の2はお隣りの文化センターの鑑賞者とみた。

 今日は年末恒例の第九を歌うコンサートの日、以前のブログで年間にして駐車場がいっぱいになる日が何日かある、と書きました。選挙の集まりや文化センターの自主事業、それに有名人のコンサート関係などです。この冬場にホールをいっぱいにすることはあまりありません。が、たまにあります。そして、どこもこの時季はヴェートーヴェンの交響曲第九番の歓喜の歌声を耳にする催しが組まれてます。延岡もしかりで、その歌声がコンサートホールいっぱいに今夜こだました・・・、ことでしょう。隣りといいましても直線にして200㍍はありましょうか、大きな防音材に囲まれて外部に響くことはありません。しかし、出演者が習得したドイツ語はきっと冬の夜空にも届くような素晴らしい歌声を響かせていたことでしょう。

  ところが、このコンサートにいつも疑問を呈することがあります。すっかり年末恒例の行事となりまして延岡の新しい文化でもあり、海外でもコンサートの輪を広げるなど愛好家の人たちの組織も強力化されています。こんな素晴らしい会を悪くは言いません。が、コンサートに来られる一部の市民に正直呆れてしまいます。今年もまたそうでした。

 それは大駐車場に止める聴衆者のモラルの悪さにあります。一番は開演ギリギリになって、急ぐあまりに少し空いたようなスペースに強引に入り込もうとする中年の女性。空いたスペースならどこでもOKよ、とばかりに車を止めるとそそくさとドアを閉め、会場に早歩きで急ぐさま。「おいおいその車」と怒鳴り声を上げたい心境です。状況を読んでいない、最近の言葉を借りるならKYってとこでしょうか。「歓喜が読めてない」とでも。

 「貴方がそこに車を止めれば、中に止めてある車が出れないことが分かりますか」と。そう、ここは出入口にあたるのです。確かに分かりづらい位置かもしれません。しかし、よくよく考えてみて下さい。どこもいっぱいでウロウロしてきたんでしょ、公演ギリギリに来て運良くポツンと空いたスペースが見つかるなんて、「なんてラッキーなことなんでしょう」ってなことがある訳ないじゃないですか。そこは出入口だから空いているんですよ。

 車から離れる女性に慌てて駆け寄り、開口一番「ここに車止めますと中の車が動けなくなるんですよ」とお願いすると、「あら知らなかったわ、それならどこに止めればいいの」ときた。おいおい、それは自分でお探しなさい。私の役目はヘルストピアを利用される方が迷っているだろうから、寒い夜空にも出て、駐車場整理しているんですよ、と本音のところはそういうことなんです。しかし、そこは持ちつ持たれつ。そう聞かれれば素直に誘導するしかないでしょう。未舗装部分のさらに中に進んで空いたスペースを見つけて誘導してます。9割9分文化センターのお客さんですが。この仕事って本当は主催者がするんじゃないのかな、といつもブツブツ言いながら作業に当たってます。ハイ。

 申し訳ありませんが、ホント駐車場がいっぱいになるとモラルなどどこ吹く風で、堂々と禁止区域へと車を止め平気な顔してすたすた歩いて行く姿に、子どもには見せたくない光景でがっかりしてしまいます。

 まずは大人からモラルのあるところを見せてほしい、とそう寒気の中、夜空にお願いしたheluさんでした。すいません、ぐちっぽいブログで。少々今日の聴衆者には呆れてしまったものですから、と。大駐車場がいっぱいになる催しは毎回のことなんですがね、これで他人のことを気にしない我がまま駐車がなくなるわけでもありませんが。お互い気をつけましょう。