くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

高円寺だがイタリアン~ボッカ・ルーポ

2005-06-20 19:25:53 | 東京の美味い店

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bocca2 JR高円寺駅北口に降り立ち、庚申通りという商店街に進む。古い飲み屋や商店の合間に、今風の小さな雑貨店や服屋が混ざって、見ていて飽きなかった。いかにも中央線沿線らしい、暖かい雰囲気。
 間もなく早稲田通りというあたりの道ばたに、この看板があった。ボッカ・ルーポはこの看板を右折した先にあるのですぞ。


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 さあ、到着。と言うわけで一番上の画像は前菜の盛り合わせなのだ。身がプリプリの大きな岩牡蠣も出してもらったのだけど、写真を撮る前に素早く食べてしまった。新鮮な海のミルクたっぷりでした。今回は連れがいるので、二人分たっぷりと頼める。


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 自家製パン二種。ちなみにここは器も楽しみの一つ。オーナーシェフの三島さんは、もともと陶芸をやっていたそうだ。だからご自身で焼いた器も使っているのだ。


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 前菜に戻って。空豆のスフォルマート・ゴルゴンゾーラ風味には、ワタクシ最大級の賛辞を惜しみませんです。ゴルゴンゾーラチーズの香りが、フレッシュな空豆の香りとぴったり合っているのですねえ。いや驚きの美味さ。うんとちびちび、舐めるように食べました。


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 つぶ貝のガーリック焼き。連れはこれが大変気に入ったようだ。この一品で、ずいぶんとワインが進んでしまったのですな。デキャンタで頼んだ白が空いてしまったのですな。すかさずフルボトルを追加。

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 前菜はこのほかに、スモークした鴨、活ミズダコ、サーモンの切り身、パルマの生ハムが乗っておりました。たっぷりと盛り合わせてもらうのが楽しいなあ。



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 手長エビ、貝各種、イカ、グリルした魚のパスタ。麺にはこれらの具材のエキスがしっかりとからみ、染み込んでいるのだけど、ちゃんとアルデンテに仕上がっている。こういうところは、シロウトが容易に真似の出来ない部分だなあ。ドライトマトも自家製という徹底ぶりなのだよ、諸賢♪


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 メインは金目のグリル。ぱりっと焼けた皮の香ばしいこと。身を噛むと、口中に旨味のあるジュースが飛び出してくる。肉汁ならぬ魚汁。
「捌いていて、包丁にもじっとりと脂が乗ってきました」と三島さん。 


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 デザートはズコット、チョコラータ、サワーチェリーのタルト、ジェラート。このあたりでけっこう酔っぱらっているので、計算外の美しいピンボケになりました。


bocca12 三島さんは職人肌。話しぶりは控えめだけど、いい料理を作るための観察眼とアイデアと経験をお持ちであることが、言葉の諸処や動作から分かる。スタッフも、明るく親切で気が置けないのだ。だからここに来たら何も遠慮することなく、予算と食べたいものを相談しよう。ちなみにこの日は、これだけ盛大に食べ散らかして、1人あたり6千円弱。デキャンタのワインとフルボトルのワイン1本、食後のエスプレッソも含んでおります。


bocca11 ボッカ・ルーポ 03-3310-3369
 営業時間:午後5時半~午前零時(L・Oは11時)
 定休日:水曜日
 前菜700円~、パスタ800円~、メイン1300円~、デザート400円~