米軍がイラク警官を騙し密集地での自爆事件/アラビア・ニュース

2006-05-04 01:02:47 | イラク
イラク駐留米軍が様々な爆破事件を背後で操作していることはアラブの自由メディアでしばしば報じられてきたが、英紙インディペンデントの著名コラムニスト、ロバート・フィスクも、同様の報告をした。イラーキ・リーグが2日コメント付きで報じ、バスラ・ネットなど各紙に転載されている。
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 シーア派地域で爆破事件を起こし、その後スンナ派の犯行だと非難することで、何者かがイラクの宗派主義を扇動している。米軍がこのような事件に怪しげな役割を演じていると最近囁かれている。

 著名な新聞記者のロバート・フィスクは最近シリアで、イラクから逃れてきた何人かのイラク人と会い、世界が知らなかった戦慄の事実を耳にした。フィスクが書いた(4月28日に「正体不明の米国人がイラクの内戦を引き起こす」と題した)記事の一部を紹介しよう。
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 あるイラク人は米国人によって(イラクの首都)バグダードで警官としての任務の訓練を受けた。訓練では7割の時間が自動車の運転講習に当てられ、3割が武器の使用法の訓練に当てられた。終了後、彼ら米国人たちは、1週間後に来るように彼に言った。

 1週間後に米国人たちは彼に携帯電話を与え、彼の自家用車である合同礼拝のモスク近くにある住民で混雑している地域に出掛け、現地から自分たちに連絡するよう頼んだ。

 件の警官は云われた通り指定された場所に行ったが、電波が弱くて(携帯電話による)通信がうまく出来なかった。そこで、車を降りて、通信がより容易な(電波が強い)別の場所に移動した。彼が電話を掛けた瞬間にその車は爆発した。

 米国人から訓練を受けた別の警官が遭遇した事件がある。この警官も、くデモ参加者でごった返しているであろう場所に行き、現地から米国人に連絡し、デモの様子を報告するよう依頼された。

 警官は指定された場所に到着し、米国人たちへの連絡を試みたが、携帯電話の調子が悪かったので、車から降り通常の電話機で彼らに連絡した。「現場に着きました。ここで起きていることをこれからご報告します」とまで話した瞬間に彼の車は爆発した。

http://www.iraqirabita.org/?do=article&id=3470 同記事の写真もあり
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報道そのものは新鮮味に乏しいが、今まで隠されてきたこのような事実が西側メディアで報道されたことに意味がある。

【アラビア・ニュース】  齊藤力二朗  会員以外の転載希望者は個メールで受付
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