「沖縄の女性が防波堤となり進駐軍のレイプを食い止めてくれていた」橋下徹、慰霊の日に沖縄で。

2013-06-25 23:18:18 | 沖縄
橋下代表 「他国の歴史の指摘も必要」/琉球朝日放送*動画
http://www.qab.co.jp/news/2013062444217.html

慰霊の日に沖縄を訪れた日本維新の会の橋下代表は23日、浦添市で講演会に臨み「戦後、沖縄の女性が防波堤となり進駐軍のレイプを食い止めてくれていた」と発言しました。

23日に開かれたそうぞう主催の講演会で橋下代表は、米軍に風俗業利用をすすめた発言は「行き過ぎだった」と釈明。一方、慰安婦の問題では「日本だけを一方的に批判するのは違う」として戦後、国の指導で作られた慰安所をアメリカ軍も利用していたことなどを指摘。日米地位協定の抜本的な改定を進めるために、交渉で指摘すべきだと次のように述べました。

橋下代表「(当時内務省は)特殊慰安施設協会を作って沖縄にも置いた沖縄県民の女性がその多くの女性や子供たちを守るために、まあある意味防波堤みたいな形になってそこで食い止めてくれる。(略)それを米軍が利用していたことも事実。」

橋下代表は慰安婦を正当化するつもりはないとした上で、他国の悪い歴史を指摘するくらいでないと交渉は進まないと持論を展開しました。

************

特殊慰安施設協会
http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=b271ccc8792a40ed5420fc71a758232e

特殊慰安施設協会のメモ/たんぽぽのなみだ~運営日誌
http://taraxacum.seesaa.net/article/356926466.html

RAAの話題をドヤ顔で持ち出す人は「従軍慰安婦」の基本書すら読んでない/誰かの妄想・はてな版
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20130317/1363532913

吉見義明氏の『従軍慰安婦』の194-202ページ
http://lacrima09.web.fc2.com/figs/jugun-ianfu.html

沖縄にも内務省はRAAを作ったと、橋下は歴史を創造する。/なごなぐ雑記
http://miyagi.no-blog.jp/nago/2013/06/raa_6a01.html

橋下徹、沖縄での「特殊慰安施設協会」発言/村野瀬玲奈の秘書課広報室
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-4493.html

橋下氏「沖縄の女性が性の防波堤となってくれた」/アジア女性資料センター
http://ajwrc.org/jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=806
慰霊の日に沖縄を訪れた日本維新の会の橋下代表が6月23日、「沖縄の女性が防波堤となり進駐軍のレイプを食い止めてくれていた」と発言していたことがわかりました。
橋下氏は浦添市で開催された沖縄の地域政党「そうぞう」主催の講演会で次のように述べていました。
「(当時内務省は)特殊慰安施設協会ですか、これを作って沖縄にも置いた。沖縄県民の女性が、その多くの女性や子供たちを守るために、まあある意味、防波堤みたいな形になってそこで食い止めてくれる。そういうことも歴史的な事実としてあったわけです。それを米軍が利用していたことも事実。そういうところを ちゃんと指摘しない、言われたら言われっぱなしの日本の政治家が、日米地位協定の交渉なんかできますかね」。
橋下氏は先月、日本軍「慰安婦」問題に関連して、「慰安婦制度が必要なのは誰だってわかる」「沖縄の海兵隊の性的エネルギーを解消するために、もっと風俗 業を活用するよう進言した」と発言して批判を浴び、後に「風俗活用」発言だけは撤回しました。
しかし今回の発言は、一部の女性が「性の防波堤」にならなければ兵士によるレイプは防ぐことはできないという、先月の発言とまったく同様の発想にもとづいています。しかも、米軍の責任は追及する一方で、特殊慰安施設協会(RAA)を設置して米軍のために女性を集めた日本政府の責任についてはまったく問題視していないうえ、あたかも徴募に応じた女性たちが、生活困窮などの事情は関係なく、自ら「性の防波堤」となることを買って出たかのように述べています。 どう釈明しようと、女性の人権に関する橋下氏の認識に根本的な問題があることを示す発言と言えます。

2013/6/26 18:00追記
なお、占領期の「米軍慰安所」に詳しい研究者の平井和子さんのご教示によれば、特殊慰安施設協会(RAA)は東京(一部例外として千葉と熱海)に作られたものを指し、全国の米軍進駐先につくられた「特殊慰安施設」とは別ものとのことです。また沖縄における「米軍慰安所」には、米軍が設置したもの、旧日本軍「慰安所」の経営者が米軍の許可を得て設置されたものがあるが、内務省の指令にもとづいて設置された施設の存在は確認されていないようです。しかしこれらの「米軍慰安所」が性暴力を抑止する効果をもったとはいえず、特に沖縄においては、米軍による女性や子どもに対する性暴力が頻発しました。
こうした歴史的事実に関する誤りは置くとしても、一部の女性が「性の防波堤」として利用されることを正当化する橋下氏の発言の根本的な問題は変わりません。


【橋下発言】吉見義明教授が公開質問状/アジア女性資料センター
http://ajwrc.org/jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=804

橋下氏、風俗業活用発言は「女性の人権守るため、米軍は命がけでやってほしかったから」と釈明/産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130623/lcl13062321320001-n1.htm
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は23日、沖縄県糸満市の平和祈念公園で開かれた沖縄全戦没者追悼式に出席。その後、大阪維新の会が政策協定を結ぶ地域政党「そうぞう」が主催したシンポジウムに参加した。橋下氏は、批判を受けた在日米軍への風俗業活用発言や、米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ訓練の一部移転構想について真意を説明したが、同日投開票の東京都議選については触れなかった。
 橋下氏は式典に先立ち、大阪府出身の戦争の犠牲者らを追悼する公園内の「なにわの塔」で献花。式典では招待を受けておらず一般参加者扱いだったが、警備上の問題などから招待者席に座った。約1時間の列席中に、献花やあいさつなどの機会はなかった。
 式典に続き、橋下氏は沖縄県浦添市でそうぞうが開いたシンポジウム「平和・歴史を語る」に出席した。
 そうぞうの下地幹郎代表や日本維新の会から参院選比例代表で出馬する前浦添市長の儀間光男氏と登壇した橋下氏は、そうぞうの支援者ら約200人から拍手で迎えられ笑顔を見せた。風俗業活用発言について「女性の人権を守るために(米軍に取り組みを)命がけでやってほしいという思いがあった」と釈明した。
 また、基地問題について「日本の平和が沖縄の負担でつくられているという実感が、沖縄以外の日本人にはない」と主張。沖縄の負担軽減について「基地をすぐに県外に移すのは不可能。第一歩としてオスプレイの訓練の一部を本州に移転させる。1つずつ現実的なことを積み重ねていく」と語り、「一緒に頑張って取り組んでいきましょう」と訴えた。



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2 コメント

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Unknown (N.O.)
2013-06-26 05:49:26
女を防波堤にするなんて、男は何をしていたのかと思いますね。
女子供を守るために命がけで戦争をするというのは口先だけで、実際に敵が上陸してきたら、女を差し出して「これでご勘弁を」とは。情けなさすぎです。
そういう情けない人たちだからこそ、あの戦争を止められなかったんじゃないですか。
レイプは犯罪なんだから、たとえ敗戦国でも毅然として止めさせてもらうように命がけで交渉するのが男では。
沖縄県民の女性たちが進んで防波堤になったわけではなく、男たちが「なってくれ」と言ったんでしょう。本当は防波堤になるよりも守ってほしかったのではないですか。
女を差し出して「利用してください」というよりも、「司令官を替えてください」というのがスジでしょう。
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Unknown (Unknown)
2013-06-26 10:45:47
じゃあ、貴方が橋下さんに代わって維新の会の代表になってやって見せてくれ。それをやらないで批判を言うだけでは情けないと思わないか?
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