8・28都教委包囲行動/都教委包囲首都圏ネットワーク

2010-08-29 09:40:55 | 教育
全国の仲間の皆さん!
本日の「8・28都教委包囲行動」は
猛暑の中、150名の参加で成功しました。

2時より、新宿駅西口と東口で街頭宣伝と署名活動を行い
3時15分より、新宿繁華街デモをやりました。
炎天下、約2・3キロを、沿道の市民に
シュプレヒコールで訴えながら、練り歩きました。
86歳の益永スミコさんも全行程自力で歩かれました。

今回は「石原やめろ」「強制反対」の文字が入ったウチワを
参加者のほとんど全員が持ち歩きました。
他にも、いろいろな団体の旗やぜっけん、横断幕、
さらには太鼓、鳴り物もあり、それなりに賑やかでした。

デモ終了後、まとめの集会が都庁第二庁舎前で開かれました。

集会冒頭に、自らも分限免職裁判を抱えるジョニーH さんが、
盆踊りの季節なのでということで、
「東京音頭」の替え歌「東京怨頭」を歌ってくれました。
石原や現在東京で問題になっている諸問題が皮肉られ、
大いに受けました。

そして、「君が代」訴訟にかかわっている6つの団体・個人をはじめ、
・5月13日に東京地裁で勝訴した業績評価裁判の大嶽さん 
・8月25日に東京地裁で勝訴した公務災害認定請求裁判の早川さん
ら16名の方々が次々に発言しました。

その中で大嶽さんは、被告(都、区)が判決の内容も検討せずに
控訴することになったことに対し区議会で問題になっていることや、
自分の勝利判決後13県で業績評価裁判が
起されたことなどを報告してくれました。

早川さんは、「勝利判決声明」を配布し発言しましたが、
その「声明」には、
「判決文中にも、所属部局長が違法に証明を拒む場合には、
民間の労災申請手続きと同様、証明印がなくても申請を
受け付けられると解釈すべきと判事した。このことは、
原告だけでなく、証明が得られなかったばかりに公務災害認定
請求手続を行うことができなかった大勢の公務員の
公務災害認定に大きな影響を与えるものである」
と述べてありました。

また市民の闘いでは、
・「和田中夜スペ」裁判の原告の方、
・「築地市場の豊洲移転反対ん運動(裁判も)」の方、
も発言してくれました。

さらに東京以外では、
<宮城><石川><兵庫><大阪><三重>
の方々も発言してくれました。

最後に発言に立った、益永さんは、
戦前の無自覚的な戦争協力の状況、
戦後の新しい憲法下での闘いの状況、
戦前と同じ歩みを辿りつつある現在の状況を語り、
多くの人々が現在闘っていることに勇気付けられる、
と結ばれました。

最後に、
「私たちは、被処分者と連帯しつつ、石原都政下の都教委を糾弾し、
都の教育行政の民主化を強く求め、さらに改悪教育基本法の
実働化を阻止していこうではありませんか」という
<集会決議>を採択し、
第二庁舎上部にある都教委に向かって
シュプレヒコールを行い、本日の行動を終了しました。

なお、今回は189名、27団体の賛同を頂きました。
大変ありがとうございました。

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本日のデモの成果を踏まえ、
8月30日(月)、都教委への抗議・要請行動を行います。

15:00 都庁第二庁舎1階ロビー に集合です。

簡単な打ち合わせをして、
15:30より、10階の203会議室で抗議・要請行動です。
 (遅れた場合は直接こちらへ)

石原・都教委に対し言いたいことがある方は、
どなたでも参加できます。

8月28日の新宿繁華街デモの成果を踏まえ、
本日(8月30日)、
都教委への抗議・要請行動が行われました。

抗議・要請行動には、当初予想の20人を超え、
26人が参加しました。

最初に、
抗議・要請に当たっては―、
当該の所管課では受け付けず、
他の道府県では、また都の他の部局でも例を見ない
「教育情報課」などというわけのわからない
「課」を通さなければならない―
という問題について、今回もまた、
参加者から多くの抗議の声があがりました。

「所管課が回答すると言うが、回答は情報教育課名だ。
しかもいつも不十分な回答だ。
ここに所管課をよぶことはできないのか。」

「都教委の不誠実な態度を感じる。
直接会おうとしないのは職務専念義務違反でもある。
無責任だ。自らの義務を放棄している。」

「このようなやり方は、法律や都の規則にもない。
自分達で恣意的にやっているだけだ。」

「極めて不十分な回答しか返ってこない。」

「中には『回答しないのが回答です』などと言うのもある。」

「責任とは何か。直接答えることではないか。」

これで約45分かかりましたが、最後のところでI課長は、
「回答は所管課名と課長名でやりたい」
と答えました。(しかしどんな回答が返ってくるやら。)
また、「宛名のある要請は、教育長・都知事本局にも上げる」、
とも明言しました。

次ぎに、以下の16の諸団体・個人からの要請行動に
移りました。(敬称略)

・都教委包囲首都圏ネットワーク
・予防訴訟を進める会
・分限免職取消訴訟原告・疋田哲也
・公務災害認定請求握りつぶし訴訟原告・早川由紀子(代理)
・理由不明の再任用・非常勤不合格、取消要求者・H
・「日の丸・君が代」の強制を許さない三重ネットワーク
・三重県教組中勢地区高校支部
・累積加重処分取消裁判原告・近藤順一
・日本聖公会東京教区人権委員会
  「日の丸・君が代」強制問題に取り組む会(代理)
・「日の丸・君が代」の強制に反対する阪神連絡会(代理)
・NGO言論・表現の自由を守る会
・「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会
・「君が代」不当処分撤回を求める会
・町田市立公立学校教職員組合
・河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会
・「日の丸・君が代」不当解雇撤回を求める被解雇者の会
 
ところで、これで終わりと思ったところ、
最後に参加者のある方が突然出てこられ、
要請者の一人の襟首をつかみ、
「こら!君が代だ。起立しろ!」と言いました。
一体何が起こったのかと思っていると、
彼は出席していた教育情報課のI課長とSさんに向い、
「都教委はこのように異常なことをやっているのだ。
 私は元、都庁職員だった。あなた達も都庁の職員として
 このような異常なこととを放っておいてはならない。
 このようなことをやることは都庁職員の恥だ。
 都庁内部で十分話し合いをして欲しい。」
と述べました。

これには参加者一同驚くと同時に、
このような方も私たちを支援してくれていることを知り、
大変励まされました。

抗議・要請文はいずれも素晴らしいものでした。
ここではその中から「町田市立公立学校教職員組合」
の請願書からその一部を下方に紹介します。

なお、本日の抗議・要請行動は105分に及びました。

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・・・町田市の保護者Cさんは、お子さんの入学式で初めて
「日の丸」を目にし、「君が代」斉唱を強制されたときのことを
こう記しています。

 体育館に入ったとたん、壇上いっぱいに張られている「日の丸」
の大きさに圧倒された。
突然、国家という大きな箱の中に入れられた感じがした。
こどもたちは緊張していた。

「一同、起立、礼」という号令とともに壇上の「日の丸」に礼。
つづいて「国歌斉唱」という司会者の力強い声の後、
「君が代」が流れてきた。
呼吸することさえ号令されているようだった。

ここは、いったいどこなんだろう。
ここはこどもたちの学校ではなく、
軍隊の訓練所なのだろうか。
わたしは、一気に時代をさかのぼったような感じがした。

三年後、下の娘の入学式の日も、入学の喜びよりも、
「君が代」斉唱のときに着席するんだという思いで
頭が一杯だった。

「一同、起立、礼」。
幼い六歳のこどもたちとその親たちが、
はじめて先生方と顔をあわせる場所で、
お互いにこれからうまくやっていきたいですね、
という思いを一掃するような「号令」。

号令というのは命令で、集団を統率するには、
こんなやり方しかないのだろうか。
「号令」に軍服は似合っても、民主主義にはそぐわない。

旗に向かってお辞儀させるというこの儀式は、
何のためのものなのだろうか。
のちに、校長先生に疑問を述べると、
「わたしも年金をもらいたいですからね」
と仰ったそうです。・・・

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・・・・

【河原井さんより傍聴のお願い】
 
都障労組3人組(三輪・丸子・河原井)の裁判<結審>

  (日 時)9月6日(月) 16:00~

  (場 所)東京地裁527法廷

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都教委包囲首都圏ネットワーク」
  http://kenken.cscblog.jp/

都教委包囲アクション~新宿繁華街デモ
 撮影=ビデオプレス 2分27秒

8月28日、ことしで7回目の都教委(都教育委員会)包囲アクションが行われた。
石原都知事の教育破壊・君が代強制・新銀行問題・オリンピック無駄遣い・築地
移転などに抗議して、150人が声を上げた。アクションの締めくくりは、ジョ
ニーHの替え歌「東京音頭」で、石原さんを徹底して皮肉った。

↓ユニオンチューブ
http://video.labornetjp.org/Members/akira/videos/0828demo.wmv/view
↓ユーチューブ
http://jp.youtube.com/uniontube55





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