「日本が沖縄を見殺しにしていることと同様な矛盾」/やんばる東村 高江の現状

2012-09-17 09:55:47 | 沖縄
『琉球新報』紙の県民大会座談会で、沖縄大学名誉教授の新崎盛暉さんが「県への要望」として以下のように語っているのが記事になっていました。

http://nohelipadtakae.org/files/shinpo2012sept16-3zadankaiarasaki.jpg
新崎氏 東村高江で建設が進んでいるヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)はオスプレイが使用する。(仲井真知事は)オスプレイ配備に反対と明言しているが、それならヘリパッド建設にも反対しないといけない。そういう政策的な一貫性、整合性を持って欲しい。

http://nohelipadtakae.org/files/shinpo2012sept16-3uozumi.jpg
座談会の記事の下には魚住昭さんへの聞き取り記事。
「呪縛を解く:オスプレイ識者の視座(19)魚住昭氏(ノンフィクション作家)/“高江の矛盾”に目を:ヘリパッド建設、争点に」『琉球新報』2012年9月16日3面。

 今後の展開として、来月がヤマ場だろう。配備に際し、東村高江でのヘリパッド建設工事も急ピッチで行われる。普天間から飛び立ち、高江で離着陸訓練をする。そういう意味で両者は不可分で、闘争の争点は高江に移るのではないか。
 ただ、東村や県はヘリパッド建設を容認している。高江は沖縄の中の沖縄になっている。基地問題で日本が沖縄を見殺しにしていることと同様な矛盾を生み出していることに、注意を払う必要があるのではないか。

最後にこんな記事も。解散を見据えた衆院選で社民党県連は沖縄3区を重点区域と意識して候補者選びに入ったという報道。「普天間飛行場の辺野古移設で揺れる名護市や、ヘリパッド建設問題がある東村など、米軍基地問題を抱える重要な地域だ」そうです。議会選挙の争点に、ようやく、「高江」のことばを入れてもらえた気がします。現在有力と目される仲村未央さん、最近では7月26日に県議団の一人として、防衛局に抗議と要請に行って下さった時の姿が記憶に新しいです。

やんばる東村 高江の現状


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1 コメント

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Unknown (宮地達夫)
2012-09-17 12:21:38

「名護市議会でも活発に論じられているオスプレイ配備問題」からの転載です
リベロ報告でも記されているように、オスプレーには少なくとも5つの構造的欠陥がある。しかしペンタゴン、森本防衛大臣は、オスプレーの事故は、操作ミスだという見解を崩していない。仮に操作ミスだとして、それでは何故、誰でも操作できるように 操作構造を改善しないのか?構造的欠陥は、操作欠陥と密接な関係がある。これは原発にも言える事である。原発の事故調は 原発事故は「人災」であるとして、これを「日本文化」特有の問題に還元してしまったが、原発の構造、原発廃棄物処理過程の問題などは先送りした。今になって、再処理のゴミの行方が分からないと言って大騒ぎしている
オスプレーの事故率は確かに他の兵器と比べて低いが、
これは事故率の問題ではない。沖縄の人々は米軍基地が建設されて以来の、米軍による暴行、レイプ、交通事故
飛行機事故など、数数え切れない苦痛を経験しているからこそ、オスプレーの配備にも反対しているのだ
今日のニューヨークタイムズは論説に,上記の事情を考慮してMV-22 Ospreyへの沖縄配備への反対運動を理解しべきだとしている。そして、オスプレーをどこかよそに配備することから解決できると提案している
http://www.nytimes.com/2012/09/15/opinion/ospreys-in-okinawa.html?ref=opinion&pagewanted=print
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