千葉県市川市教職員組合(市教組)幹部、「女がスカートは決め付け」/世界日報

2007-02-23 20:07:24 | 教育
男女同室宿泊を是認「女がスカートは決め付け」
 千葉県市川市の市教職員組合(市教組)幹部は十六日、市川市男女平等推進審議会が行った記者会見の席上で、問題となっている男女同室宿泊について発言し、男子、女子の数が不均衡な場合にはあえて男女別に宿泊させる必要は無い、との考えを述べた。市教組は男女混合騎馬戦、男女同室着替え・同室宿泊などは市川市では行われていないと主張してきたが、この発言は、こうした過激な男女ごちゃ混ぜ教育が市教組によって行われる素地が十分あることを裏付ける形となった。
(山本 彰)
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市川市の市教組副委員長/意図的に政府見解無視

この発言を行ったのは市川市男女平等推進審議会委員の湯浅止子(しずこ)市教組副委員長。
 同審議会はこの日、昨年十二月に保守派市議の賛成多数で制定された「男女共同参画社会基本条例」(四月一日から施行)の内容説明を制定後初めて市側から受け、それに不満を表明した。また、この反発内容を広くアピールしようと記者会見を行った。

 審議会は委員のほとんどが、現行の「男女平等基本条例」(三月三十一日まで有効)を支持する立場。十五人の委員のうち、市教組からは委員長の小原信夫氏も名を連ねるなど構成も偏っている。

 現行条例は、全国フェミニスト議員連盟代表の石橋たかよ市議ら左翼リベラル勢力の主導で、五年前に制定されたもの。審議会はジェンダーフリー思想が根幹にある現行条例の普及に努めてきた。

 湯浅氏の発言は、NHK記者による「新条例の施行により、教育現場でどういうことが懸念されるか」とのおあつらえ向きの質問に答えたもの。

 湯浅氏は、生徒手帳の色を女子が赤、男子が紺というように決められたり、制服で男の子はズボン、女の子はスカートと決め付けるような逆行したことが行われかねない、と指摘。

 その上で、男女同室宿泊に触れ「これから先、子供たちが少子化で減っていくので、クラス二十人の中に女の子が四人くらいで男の子が十数人ということもあり得る。その時に男は男、女は女というようにはやっていられないのに、それを逆行させて女の子はこっち、男の子はこっち(に泊まらせる)なんていう、本当はあり得ない状況がこれから生まれてくるのではないかと思う」と、修学旅行などでの男女同室宿泊を是認した。

 少子化が原因で男女の児童・生徒の比率が著しく変わることはなく、この発言は、あり得ない状況を想定してまで、男女同室宿泊を肯定しようとしたものといえる。

 第二次男女共同参画基本計画(平成十七年十二月閣議決定)は、男女同室着替えや男女同室宿泊などは「極めて非常識」と指摘。

 このため新条例は、第四条で「男女別実施による運動種目の設定、男女別室での更衣等が行われる等、思春期の性別に配慮した教育」の推進をうたい、男女同室宿泊などが学校現場で行われないようにしている。

 湯浅市教組副委員長は、新条例の内容を批判しようとして、市教組が男女別宿泊を「逆行」と考えているように述べるなど、「極めて非常識」な教育を肯定した。

 湯浅副委員長はまた、生徒手帳の男女同色を称賛し、男女による色分けを「逆行」と批判。だが、これも「公共の施設におけるトイレの男女別色表示を同色にすることは、男女共同参画の趣旨から導き出されるものではない」(第二次男女共同参画基本計画)とされており、男女共同参画とは無関係のことがらだ。

 さらに、市川市は平成十五年に全市立小中学校のクラスに『教職員のための男女平等教育に関する学習事例集』を配布。

 地元週刊紙「市川よみうり」は「スカートをはくのは女だけじゃない?」との見出しで、同冊子が「男らしさ・女らしさ」などのジェンダーを解消するのが男女平等教育と明記し、男の子が、スカートをはいてサッカーボールに足を乗せた絵を掲載していると報じている。

 湯浅副委員長の「男の子はズボン、女の子はスカートというのは決め付け」の発言も、この冊子の思想が根底にあると言える。公の席で、市教組の過激なジェンダーフリー思想に基づく教育方針の存在をうかがわせた湯浅副委員長の発言は、今後問題になろう



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