きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

海炭市叙景

2017年10月16日 | 日本
佐藤泰志の函館三部作
『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』
そしてあと一つは『海炭市叙景』と知って、
それは観なくちゃなるまい!ってことでやっと鑑賞いたしました。



市電が走る街、海炭市(ほぼ函館市)を舞台にしたオムニバス作品。
いやぁ、、、暗かった。

観終ってから公式サイトを覗いたら、それぞれにタイトルがありました。

『まだ若い廃墟』
『ネコを抱いた婆さん』
『黒い森』
『裂けた爪』
『裸足』
 
竹原ピストルさんがお兄ちゃんだった話は
まだ若い廃墟っていうタイトルだったのね。
27才で廃墟って言われちゃってるのかー、可哀想すぎる。
冒頭の小学校の場面は、両親が事故で亡くなってるんだよね。
ドッグの街で生まれて育って大人になって、
船がすべてだったのにリストラされて、

お金が足りないから自分は歩いて帰るって言ったとき、
妹もそんな予感があったのかもしれないけど、
観てるこっちもそんな気がしたよね。
まさか、、って思いながら、さいごにあぁやっぱり、、って思ったもん。

小学生に戻ってランドセルしょって二人で坂を上がっていく後姿が悲しかった。

最後にそれぞれの物語がもうちょっとリンクしていくのかと思ったけど、
そうではなかったですね。

都市開発で自宅が壊されるお婆さん、猫ちゃんが戻ってきて良かった。

ともかく全体を通して息苦しかった。
終わってからちょっと大きな声でわーーーって叫んでみたくなりましたわ。




海炭市叙景  2010年
監督:熊切和嘉
出演:谷村美月、竹原ピストル、加瀬亮、南果歩、小林薫
原作:佐藤泰志


北国の小さな町・海炭市の冬。造船所では大規模なリストラが行われ、職を失った颯太(竹原ピストル)は、妹の帆波(谷村美月)と二人で初日の出を見るため山に登ることに……。一方、家業のガス屋を継いだ晴夫(加瀬亮)は、事業がうまくいかず日々いら立ちを募らせていた。そんな中、彼は息子の顔に殴られたようなアザを発見する。


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