きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

ハッピーエンドの選び方

2017年04月04日 | アメリカ・イギリス
いい映画でした。
ネタバレ気にしないで書くのであしからず(いつもですが)



う~~~~ん
邦題と、予告編と、ポスターの印象とチト違う。
明るい発明家おじさんの話かと思いきや全然違う。

ほら、


この場面よかったんですよ。
痴呆症になりかかっているレバーナの失敗を
ウィットの効いた慰めと励ましで自分たちも全裸になっちゃうの。

年をとっても仲間がいるってことは幸せよね。
マンションに共有スペースがあるタイプの老人ホームの暮らしは、自由で幸せそうに見える。

テーマは『安楽死』

末期の苦しみから解放されたいと願うのはエゴなのか、
愛する人と一日でも長く一緒にいたいと願うのはエゴなのか、
自分が自分でなくなるのなら、判断ができるうちに人生を終わらせたいという願いは、、

わかんないよ~~

介護疲れから起きる悲しい現実もある昨今、
自らの意志で選択しようとする登場人物が不幸そうには見えないんですよね。

だからといってやっぱり認めるのは難しい。

全裸になって怒られ中。。。



原題のMita Tovaは英訳するとgood death『良い死』
英題The Farewell Partyは『送別会』

エンディング曲を劇中で歌う場面があって、
送った仲間も、安楽死で亡くなった方も歌いだすの。
どちらも願うことは同じ、日本の映画だとジメジメしそうなんだけど、そうはならない。
そうすると「良い死」というタイトルにはなんとなく納得しちゃうんですよね。
あの場面は心が軽くなる気がして好きでした。


イスラエル映画で笑いながら「死」を考える:『ハッピーエンドの選び方』監督インタヴュー





ハッピーエンドの選び方(MITA TOVA/THE FAREWELL PARTY )  2014年 ☆☆☆☆
監督:シャロン・マイモン、タル・グラニット
出演:ゼーヴ・リヴァシュ、レヴァーナ・フィンケルシュタイン、アリサ・ローゼン、イラン・ダール

発明が好きなヨヘスケル(ゼーブ・リバシュ)は、妻のレバーナ(レバーナ・フィンケルシュタイン)と共にエルサレムの老人ホームに住んでいる。ある日、彼は死の床にある親友マックスに、何とか自らの意志で穏やかな最期を迎えられる装置を発明してほしいと頼み込まれる。人のいいヨヘスケルはレバーナの反対にも耳を貸さず、新たな発明に挑む。