嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 



「恋を燃える炎に最初に例えたのは誰なんだろう。」

燃えるような恋なんて無い
あるとしてもそれは、きっと赤い炎で
全てを焼き尽くす赤黒い炎に変わっていって
それはきっと心の臓器を通って
人を結びつける為に作用する欲望の糸として
短い時間で織られていくと思う

燃えるように広がる心があったとして、
それが僕らが人として生きる為に重要な要素だったとしても
僕の炎はきっと、青白く病的な光を宿していると思う。

それは僕が生きる事よりも死ぬ事の方がはるかに重要だと思っていて
そして未来が決意によって切り開かれていく事と関係していて
世界を破壊し、分断せしめる力を持たない弱い人間は
結局いつだってうじうじと迷い続けるしかないのだと言い含めたりする

すなわち僕は、誰よりも突き抜けるどうしようもない弱さを探していて
刺激に対して敏感に怯えるただの亡者に過ぎないということ。

「強い人間に興味はありません、生きようとする女の性欲にも。」

最終的に、僕が選択できるものはなんだろう
そしてまた、僕がここに残しておけるものはなんだろう
僕が死んだ時、世界はホントに消えるだろうか
あるいはまた、僕は土へと還るだろうか
腐敗した人形が、次のシステムに組み込まれる日まで
ずっとずっと眠るのだろうか

あるいはまた、そんな事ありはしないと
一回性だけを主張して最後の1秒が燃え尽きるだろうか

輝く魂なんてない
あるのはただ、死の淵で迷い続ける灼熱の業火だけだ

「火が燃え広がるのはなんでだろう?」

そしてまた、ロボットは炎を認識できない
橙色の光を発する炎、その橙色は、センサーで?
センサーは人の手で?
センサーって…?

土人形が燃える時、ほとんどが灰となって消える
あるいはまた、その体積が縮小する
じつに奇妙な話で、魂は燃えると灰になる??
あるいはまた、燃え残った残りカスの方に魂が?

馬鹿らしいと思うだろうか。
馬鹿らしいと思う人はもう読んでいないだろうか
僕は…

僕は燃えている炎の方が魂なんじゃないかと思う事がある

じゃぁ炎が消える時、この世界には何が残るんだろう
炎がこの世界に残せる小さな小さな弱さはなんだろう

もう僕には未来なんて必要ない
だけど
それでもまだ
僕は何かを悩むのか
僕はこの世界を痛がるのか

爺ちゃんの葬式に出なくて良かった。
姉さんの葬式に泣かなくて良かった。

いまのぼくは、おどろくほど何かに泣きそうだ
そしてまた、きっとそのたびに何かを失う
そして何かを手に入れる

僕は目から出る水滴なんか要らない
絶望的な優しさなんか要らない
誰にも伝わらない想いなんか要らない
消えるだけの過去なんか要らない
世界に汚れを残すだけの生なんか要らない
美しくないものは、全部要らない
数えられるようなものは、なんにも要らない

ただ、そうやって、世界の隅を囓る

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だからさ、要らないんだよ そんなものは。
最初から見失いっぱなしで
一度も見えた事がないんだからね。

いつも言ってるじゃないか
生きようと生きるな
死のうと死ぬな
生きようとして死ぬか
死のうとして生きるからこそ
そのうさんくさい途切れ途切れの現実の狭間に
真実のようなものが見え隠れするんだって。

だけどさ、文脈の中に見え隠れする構文の在り方が
一つのネットワークの型を現しているからと言って
それがそのまま生き方には繋がらないんだよ

なんでかっていえばそれはすごく簡単な事だから説明が難しくって
要するにどのような記号もただの並びにしか過ぎなくて
そこに意味を見出すのが読者である以上、
作者をかたどって並べた僕の文章なんて
結局は誰が読んでも誰も読んでないのと同じ事なんだよ。

もちろんこれは逆説的な意味も含まれるわけだから
僕は誰の文章を読んでもそいつの言ってる事がさっぱりわからないんだよ
だから多分僕が見ている世界はいつも僕のオリジナルの勝手な誤解の連続で
どうしようもないビットの埋め合わせで
そこにアルプス山脈が見えようがマリアナ海溝が見えようが
それが全部目の錯覚みたいなもんなんだよ

だけどそれは一つの兆しでもあって
僕が観ている物が僕にしかわからないごちゃごちゃのゴミで出来ているって事は
もちろんそこに見えている世界を外の世界に繋げるインターフェイスは
どうしても僕しかありえないから
誰も居ない世界の救世主みたいなものなんだよ

むかし、「ひとりぼっちの宇宙戦争」って漫画を読んだ事がある
鏡の国に迷い込んだような、
ずっと夢を見ているような奇妙な漫画だった
おおまかなエピソードやテーマはありふれたものだった気がするけど

どうしてだかわからないけれど、
僕がそこに抱いた印象や感想は
なぜだか孤独に似た自問自答で
だからそれは結局解決の見えない糸を結び続けるような
ほどけない糸を固く固く引っ張り続けるような
どうしようもない何かで囲われていたんだ

つまり、作者が、だよ。
あの漫画を描いた作者は、一見するとファンタジーっぽいのに
どうしようもない現実に囲われていたんじゃないのか?
そしてそこで作者は夢ばかり見てるんじゃないのか?
そういう連想を抱いてしまうような
はかなげで息苦しい空気が漂っていたんだ
読後感を誘う為のバリケードの中にね。

つまり世界が巨大な一つのシステムだったとしても
まったくの完全なアナログであったとしても
主体性が疑いようのない孤独と懐疑を抱き続ける時
世界はどうやって主体に語りかけるんだ?
世界はいつも人のフリをして話しかける
いつも僕を騙そうとする

「他人はいるんだよ」
という嘘。
「他者はいるかもしれないよ?」
という可能性。

それらを否定する事も肯定する事も証明することも僕にはできはしない
自己は自分を縛り付ける圧倒的で意識的な主人公だからさ!

だから僕はいつだって主人公以外選べない意識の煉獄に居るんだよ
ゲームの中にはリセットボタンが無い
リセットボタンはゲームの外にあるんだ
そしてそれを誰かが押せば
世界は誰も気付かない間に終わるんだ

それが妄想だとしても
妄想だと確かめる事も証明する事もできない
つまり僕は間違いを正しいかのように主張する事が独力の限界なんだよ

なんでかっていうとさ
記憶はいつだって思い出す為のヒントしか与えてくれない
昨日の記憶もさっきの記憶も一瞬の今の中に包含される刹那を引き延ばした永遠の自殺だからだよ

物語は終わる事で完成する
完成させない限り、物語は始まる事も許されない
死なない限り、世界に明日は来ないんだよ

まったく意味がわからないだろうね
あるいはまた、誰でも薄々感じてるけど言わないことなんだろうね
みんな生きてる間に何かを諦めて
そしてわかったフリするんだ
偉そうに他人に説教するんだ
押しつけだとみんながわかっていても
それでも説明は説明的に偉そうに繰り返される。

なんでか。

みんな自分の世界しか見えないんだよ
みんなって誰だ?
つまり俺だよ
僕を支配してる俺が
僕を世界に閉じ込める俺が
他人という過去や未来の土人形が
糸電話でもしもしするために
テレパシーのように叫ぶんだよ

なんかいますよー!
なんかさけんでますよ!
存在ですよー!
ってね。

だけどそれ、嘘なんだ。
織られた観念なんだ。
ほどくと熔ける。
熔けると熱と一緒に逃げてゆく
そして消えていくんだよ

みんなエネルギーの糸がほどける事を怖がってる
全部の糸をほどくと物質が消失するから。

その糸、光の速さを超えて伝わろうとするんだけどね

遅すぎるんだよ。

どんな素晴らしい言葉も死んだ人間には伝わらない
まだ、僕の織った糸はどこにも熱っぽい何かを伝えていない
どこへ向かって叫んでも
僕には反応が返ってこない

無駄なんだよ

みんな僕にわかる話しかしない
みんな自分の世界の話しかしない
どうしようもないんだ

伝えようと必死になればなるほど
この世界では伝わらないように出来てるんだ
それでも…

まだ僕に明日を強要するのか?

いい加減、殺してくれればいいのに。
自ら望んで生まれた命なんて、ひとつたりともないのだから。

望まれた演技とパフォーマンスで生きていくのが
ピエロの限界なのかもしれない。


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この世界はもうすぐ終わる。

僕が見ている狭い景色の中では、
もうかなり前から誰もが予感していること。

100人しか住んでいない世界で
100人ともが未来を考える事をやめれば
100人ともが世界が終わると信じれば
それだけで世界は終わる。

それが悲しいか、それが楽しいか、
そんなことはもう関係ない。
もうほどなく世界は終わるんだ。

そんなどうしようもない予感の中で。


どんなに現実に蝕まれていっても考えることをやめない
そういう想いだけが世界を変える
誰もが自分に妥協して全ての運命を他人に任せても
自分だけは、決して誰にも決定権を譲らない
そういう我が侭だけが、
少しずつ世界を変えていけるんじゃないかと
そんな事を思っていた。

だけど、そういう切実な思いは
体が蝕まれていくだけで
システムが少しずつ変更されていく。

呼吸するときに、肺のあたりが重い。
だけど病院に行きたいとは思わない。
自分が何ヵ月後に死ぬか、
何年後に死ぬか、
そんな事を医学に決めてもらおうとは思っていない。
どっちにしろ、僕の延命の最大値は、
あと二年ちょいだと僕の中で決まっている。

その間に、少しでも、
自分の考えた事をどこかに残しておこうと
意味の無い記号化
すなわち僕は言葉を選んだ。

僕は、肉体的行為による延命活動を選ばなかった。
僕の肉体は精子を作ることが出来る。
だけどそれを次の世代に託そうとは思わなかった。

肉体もまた、一つの妄想の具現化であり、
死という固い世界と、ソフトウェアの中間が
ハードウェアの層を作っているに過ぎない。
全く揺るがないのは原点とも言える死だけだ。
ハードウェアはソフトウェアによって簡単に書き換えられてしまう。

時々、冷たい空気の中で、必死で呼吸しようとする自分に気付く夢をみる。
なんどもなんども、圧力の中で必死で逃げつづける自分を見る。
あともう少しだけ呼吸したら、もう、呼吸が止まってしまう。

それは悲しいことなのか。
それは本当に…かなしいことなのか?

僕はそうは思わない。
僕は僕の死が、悲しいことだと思えない。
素晴らしい事だとも思えない。
だけどたぶん、何かが変わる。

僕が死ねば、僕と触れ合ったわずかなつながりの糸が
僕を繋ぎとめていたすべてのわだかまりが

全て切断される。

だけどそれは、次への何かに
繋がっていくかもしれない。

たとえば文章の中に、空白を入れれば文脈から意味が決定されるように。

そろそろ終わらせよう。
偶然だけに依存する、どうしようもないこの世界を歌を。

ただ嬉しいんだ
僕が、僕が死ぬってことが。
僕は、僕が死ぬってことが。


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最近、寝てばかりいるせいか記憶がぐちゃぐちゃになってきている
mixiに繋ぐことも自分のblogを更新しようと思うこともほとんどなくなった。
この記事はPHSのメール機能を利用して布団の中で小さくなって書いている。
そういえば今日は久しぶりに親から怒られた。
「夕方になったら干してある洗濯物を自分で気付いて家に取り入れなさい!」
とのこと。
しかしそれよりも気になったのは起きたのが午後六時頃で、ふと気付いて起きただけ
で15時間も寝ていた事だ。
起きぬけに家の中をうろうろしていたら薄暗くて明け方なのか夕方なのかわからなか
った。

正直言って隣の部屋のベランダに干してある洗濯物が現在どうなってるかなんてイラ
ク戦争と同じくらい遠い出来事だ。
今の僕にはどうでもいい。
だけどそのどうでもよさが、僕の気付かないあいだにいろんな物を、いろんな事を、

どんどん蝕んでいってるのかと思うと薄ら寒いような気がした。

自分の景色を作っているものが自意識だということは知っているけれど、
なにもかもがどうでもよくなっていくこの世界で美しい景色を作っていく事は僕には
もう無理なんじゃないかと思う。

僕が忘れている約束はなんだろう。
うまれる前に誰かに頼まれた想い、
それらはもう、だんだんと僕の心臓からこぼれおちていく
僕が呼吸にいたがるたびに。


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例えば脳みそにチップを埋め込まれてるような
たとえば振り返ると崩れ落ちる大地をずっと走り続けるような
たとえば夢の中でだけ逢える懐かしい景色のような

ずっと逃げてる事
ずっと忘れてること
もう二度と思い出せない削られた過去
置き去りにされて凍りついた時間の中で生きる人


そういう大事なことが、ずっと想いとり出せない
大切ななにか
大事なカケラ

君は誰なの

どうしてずっとそこにいるの?

僕はどうしたらいい?


僕は…もうすぐ全部忘れてしまうような気がする
今いきてるかもしれないって思い起こす
小さな可能性さえも。


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13*7=91
4*7=28
4+7=11
4*13=52
13*17=221
11*17=187

なんで6が無いんだろう

「4*17は68だよ。」


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自分が肉塊のように思えて仕方がない
あぶなくて鏡なんか見てられないよ
別に、特別な事だとは思わないけれど。
だけど、意識だけは何かを特別だと思いたがる

限られた光だと思いたがる
ありふれた光の模様の中で踊って
絶望的な闇を見る
だからこそ、そこには特別な光があると、
誰かが思いたがる

そしてそれは僕なんだと思い込む

何故なんだろう

なにもできない肉塊なのに。

可能性って言葉、誰が考えたんだろう
明日の話、誰が始めたんだろう

優しさに似た残酷さ
自然な移ろい
どうしようもない無力感
包まれるように切断された世界

霧のように漂っているだけなのに痛い
ただ、居るだけで痛い

なんでこんな存在なんだ

恵まれているかどうかではなく。
何かを知っているかどうかでもなく。
ただ、どうしようもない存在感

自分を騙すために作り出した癒し
自分を殺す為に作り出した我慢
自分を見つけるために作り出した概念

すべてがただどうしようもない

なんなんだ、ここは。

本当に、どこかに世界が?


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全てが悲哀で理解される世界で
一体何をどうすれば
楽しさや面白さを要素として加える事が出来るのだろう

全てが数字で測られる世界で
一体何をどうすれば情緒の波は波動へと変わるのだろう

強さだけを追い求める世界で
弱い人間の心はいったいどこへ逃げればいいのだろう

すべからく暗闇に吸い込まれる世界で
光を追いかける心は どこへ向かって進むのだろう

ただ立ちつくすだけの世界で
その両手をふるわす視線は何を見定めるだろう

ズルイよね、大人は。
昔子供だった事をすっかり忘れたふりして
誰よりもこだわってて。
それを誰にもわからないように隠そうとする。

悪いけど俺、大人にはならない。
子供にもならない。
だけど赤子のように死んでいくよ

僕が首を絞めて殺した赤子のような顔を作るよ
それが外への顔でしょ?
だって赤ん坊の微笑みは、何よりも強い生への贖罪でしょ?
赤ん坊の産声は業火の灯火でしょ?
死へといざなう炎症だけが蜻蛉への祈りでしょ?

みつからないよ、もう。

ここにはもう、みつからない。


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僕が今、書きたい事を全部ここに書き留めれば
それで僕の気が晴れるのか?
それで答えが出るのか?

出ないよ、そんなもの。
0.1秒でわかるよ

書いても書いても
答えなんか出ないんだ
ただ僕の過ぎ去った過去を書き留めるだけなんだ
僕の形をたどって
まがまがしい輪郭線が浮き出るだけなんだ

僕を拘束する異質な物語が
僕に語りかけて僕を嘲笑うだけなんだ

なのになんで書いてるのか
そのことだって
僕なんかにはわからないんだ
時々勝手な人たちが
僕の物語を勝手に作ったりして
勝手に励ましたりして
勝手に笑ったり勝手に怒ったり
そんなもの、僕が探してるものとは違うんだ

言葉にするたびに逃げていく何か
書くたびに壊れていく何か
知るたびに怖くなる何か
毎秒毎秒失われる音の中で
僕は自分の呼吸すら、ここに書き残すことは出来ていない
それでどうやって
僕は僕の遺書が書けるというのだろう

忌まわしい過去を脱ぎ捨てるセミが鳴いたって
剥ぎ取った観念の衣に美学を唱える亡者がいたって
僕が伝えたい本当の何かは
誰にもわからないんだ

はやくここからいなくなりたいよ

もう二度と、にせものの言葉が生まれないように
僕のような命が削られないように
泥の海で溺れて
闇の沼で沈んで
悲しい森が虚無に食われてしまわぬように

いなくなることで
手に入る何か
奪われた何か
消え残る何か

どれだけ遠くに呼びかけても
決して響かない何か
決して突き抜けない何か

僕を汚さないで
僕を読み取らないで
ただ伝わって
何もいわずに
何もふれずに

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