800円のダウンコートの運命

2011年5月11日の記事以来、たびたび登場する古着屋の800円のダウンコートですが、未だ健在なんです。2009年の初回ヴェネチアのために買った暑がりの私にしては生まれて初めてのダウンコートでした。
　当時古着屋では、フードもなく（フード用のファスナーはあります）左腕に小さなポケットが付いていたので、スキーウエアだったのかもしれません。薄汚く800円そのものでした。でも、カーニヴァル4か所巡りのツアーで、どうせ汚れるだろうと思い、クリーニングにも出さずそのまま着て出かけました。旅先でそれなりの新品を買って、取り換えればいいか～ぐらいのつもりで。
　新品をゲット、どころか、ショッピングもままならず、ジェノヴァの半日自由時間もニースの午前中フリータイムも、他のことで夢中になり、コートどころではありません。とりあえず800円のダウンコートは役に立ってましたし。
　一緒に帰国し、捨てるつもりのダウンコートはなぜかクリーニングに出されることになりました。800円以上のクリーニング代を払った結果、ピッカピカになって返って来ました。
　あらまっ！！ってことで、それから何年も着ています。2012年のフィンランドも2013年の済州島も12月のソウルも2015年の台湾も去年のオランダも今年のヴェネチアも富山も青森も行きました。地元では着ることはありません。暑がりですから、ハイ。(''◇'')ゞ
　数年前からクリーニングには出さず、石鹸の手洗いと洗濯機です。ダメ元で毎年洗うのですが、復活しています。最近、袖口が傷んでいるので、クリーニング店には申し訳なくて任せていません。多分死ぬまで着られると思っています。
　今年の春は、指の骨折で洗えず、今頃洗いました。もちろん復活です。
　800円のダウンコートを着ていると、ン万円のコートを買う気になりません。時々古着屋やバザーで探しますが、なかなかないです。バザーで1000円もするダウン風のキルトジャケットは買うんですけど・・・・。