hanatumI 花通信

埼玉県深谷市で
布花サロン布花教室をオープンしています。
庭づくりも奮闘中です。

布花

2014-11-29 | 布花




薔薇にライラック、パンジー・・・と



布花って、



無造作に置くだけでも



作り途中であっても






そこに目をやると




なんとなく気持ちが安らぎます。



花ってそういうものですよね。






美男蔓

2014-11-22 | 生花




何年も前に植えた、美男蔓(ビナンカズラ)。


茶花の本で知り


ポット苗で見つけたときは、飛びつきました。



でもこの植物


実際植えてみると、あまり見栄えがせず、どーしようーかなー・・・って思ってました。



それが、それが


先日、この美男蔓の名前の由来(茎に粘性があり、それを整髪剤として使っていた。)を知り、



かなりときめいてしまいました!




万葉の伊達男がこの植物の樹液を髪につけていたなんて・・・・。



想像するだけで楽しい気持ちになりませんか?。



しかも、長い年月を経て、名前が残ってるのはスゴイことではないでしょうか?




古人が見た美男蔓。


今、自分が見てる。



歴史の距離が近くなった不思議な感覚。




この植物が、愛おしくてたまりません。

















間に合った!

2014-11-19 | よしなし事





薔薇好きなら



この画像で、どこに行って来たか、お分かりかと思いますが、





一昨日



毛呂山の、ガーデン&カフェ、グリーンローズさんに行って来ました。



まさに、今年の最終日に駆け込んだのです。







先ず


艶やかなローズヒップに迎えられ、奥へ進んでいきます。




木の葉がはらはらと舞い、秋咲の薔薇が、慎ましやかに揺れていました。







400坪の庭の木や薔薇、草花は



最後の力をふりしぼって彩ったり、咲いたりしているのでしょうが



不思議と、自然体です。



花が咲き終わったからと言って、刈り込むこともしないし



早咲きの春の花を植えるわけでもない。



そう、このお庭にある植物は、ありのままなのです。






正直な人は


やっぱり、春がいい!って言うかも・・・。


それも、もちろん。 だって本当に素敵だから。




でも、秋の終わりの庭が好きという人も多い。


自然の奥深さに引き込まれるからなんでしょうか・・・。






別個の美を比べるのは苦しいことですねえ。



私は、どちらも好きということで逃げましょう。







クラブアップル



葉っぱは虫食いが酷かったとのお話でした。



それでも、こんな可愛らしいリンゴがぶら下がるんだから。。。







美味しいコーヒーとケーキ。


目の前には、素敵な庭。





ところで


グリーンガーデンさんのオーナーさんの斉藤さん(奥様)は



とても気さくで、親切な方でした。



お客様からの質問にも、とても丁寧に答えていて


その接する姿を拝見してると


端で聞いている自分まで気持ちが良いものでした。



ということは


庭にお人柄が出るってことなんでしょうね。。。。コワいようなムズカシイような。。。。





ひとりだったので、にぎにぎはしなかったけれど


晩秋にふさしいひとときが、過ごせました。







憧れのヒアシンスハウス

2014-11-14 | よしなし事
詩人、立原道造の、この詩に出会ったとき、心が静かに、大きく揺さぶられました。





 

 窓



僕は、窓がひとつ欲しい。
 


あまり大きくてはいけない。



そして外に鎧戸、内にレースのカーテンを持つてゐなくてはいけない、



ガラスは美しい磨きで外の景色がすこしでも歪んではいけない。



窓台は大きい方がいいだらう。




窓台の上には花などを飾る、



花は何でもいい、



リンダウやナデシコやアザミなど紫の花ならばなほいい。・・・・・。




立原は



週末を過ごす理想の家をヒアシンスハウスと名を付け設計、建設を夢見ながら




24歳という若さで夭折した。



そして、そのヒアシンスハウスは




没後、60年以上後に



有志の力で建設された。






私も、こんな小さな家が欲しいのです。



ガブリエル その後。

2014-11-13 | 生花




頂いたときは、5分咲き程だったガブリエル。



その儚げな容姿と色に似合わず




水揚げがとてもいい薔薇のようです。




まだ、ピンピンしてます。



開くにつれ



青ざめた、何とも言えない微妙な色に移ろってきました。



ゆくっり、お付き合い出来そうです。



本物ガブリエルと布花ダリア

2014-11-11 | よしなし事




庭で咲いた薔薇、ガブリエルを


布花レッスンの方に



おもたせで頂きました。







レッスンに見える方は



布花を習うくらいだから



花を愛する方ばかり。



丹精した庭の花を持ってきて下さる方も多いのです。






美しい花は言うまでもありませんが




花を抱えて来る姿はいいですねー。








儚げな青い薔薇に、布花のダリア。




本物の隣に布花を寄せるなんて



ちょっと、おこがましいのですが



ステキに見えたので、一枚。






大好きなダリアですが




ダリアの布花作りは気合が必要です。


最初から最後まで気が抜けません。




いくらか難産でありました。







布花で作る、つぼみ薔薇。

2014-11-09 | 布花




レッスンで作っている、つぼみ薔薇が可愛らしいので



いくつも、作ってみました。




小さい薔薇ですが



中が詰まっているので頭が重いんです。




たらーんとなった、その雰囲気が、この薔薇の可愛らしさかな。








レッスンの時にもよく話すのですが



薔薇って、なんでこんなに人を惹きつけるんでしょうか?




つぼみの可憐さ、満開の豊かさ、蕊だけが残った終わりの姿


そして、実となった艶っぽい姿も。


見事な起承転結。



深すぎる花ですね。



だから、絵になり、詩にもなり、音楽になっていったんでしょう。



布花にしたくなるのは、当たり前ですね。