hanatumI 花通信

埼玉県深谷市で
布花サロン布花教室をオープンしています。
庭づくりも奮闘中です。

ポップのリース

2009-10-30 | 生花
ポップ、これがどうやってビールになるんでしょうか?

年上の友人で緑の指を持つ人がいます。

彼女は今年、ポップの小さな鉢を見つけ、それをバラのアーチの隅に
おまけのように植えたそうです。

ところが、予想以上に成長が旺盛で、夏にはバラを覆い尽くす勢いになってしまいました。 
嬉しい悲鳴ではなく、結構本気の悲鳴ですね。。。

今週、バラを救出するため、私も出動して脚立に上がり片っ端から切りに切りました。



ほんの一部をもらって帰り、こんなシンプルなリースが出来ました。

ただ丸めただけです。

めずらしい植物なので皆にお見せしたいと昨日の花教室に持っていきました。

ロハスさんのお店のドアに飾ったら何ともぴったりで・・・



花教室 深まる秋の花あしらい

2009-10-29 | 生花
ご参加された皆さん、楽しんでいただけたでしょうか?


本日の花材
   ローズピップ(アメイジングファンタジー) ブナの枝 白薔薇(ティネケ)
   ピンポンマム 茶色の菊
   
   レモングラス 木イチゴの枝 ユーカリ からすうり   以上9種


            

           


レッスンで使う花材は、信用する、長年のお付き合いの花屋さんから届けてもらっています。

そしてその花材には、さらに自分でそだてた草花を加えています。

曲がった枝や虫食い葉、花屋さんには出回らないものなど。




花を生けているときは、皆真剣な表情です。心は無心なんですよね。

      この季節の花材は水分をあまり含まなくなるので、ドライではないけれど、楽しみ方の幅が広がるのが楽しい所です。




いつも思っていることです。

心ひかれる花ってどんなのだろうと・・・

確かにかつては、私も三角形とか長方形だとかいう型の習得にばかりこだわった時もありました。

でも今は、“花は野にあるように”でしょうか。やはり自然の風になびく葉が美しいと思うし、無理やり真上を向けられた花よりも、うつむく花に心を寄せます。



こんな思いを稽古に反映させるのは、難しいことかもしれませんけど、自分自身へのテーマなのです。





藁ぶきの家とあじさい

2009-10-27 | イギリス 旅の思い出


昨日からの雨もやみ、今朝は気持ちのいい秋晴れ。

こんな気持ちの良い日には、こんな画像はいかがでしょうか。



前回の旅の思い出の藁ぶき屋根に続きますが、

このお家も実に素敵で忘れることができません。


古い家に、その盛りを過ぎたピンク色。

バラでなくあじさいというのも新鮮な驚きでした。



にくいほどの一体感で、この家を見つけた時、私倒れそうでしたよ。


こんなにも絵になる家にごく普通に人が生活している、というのも
驚きです。

イギリスの方々は、あまりファッションにこだわらない事もありますが、
藁ぶきのお庭に、タンクトップに短パン姿で、水やりをしてたりと、
いたってカジュアルなんです。(それはそれでいい眺め)


もし、こんな家の前に、白いレースの服なんか着てる人が立っていたら

私、本当に倒れちゃうかもしれませんから。





この家を見つけたのは、ワイト島という、イギリス本島の真南に浮かぶ
小さな島でした。

次回の旅の思い出は、このワイト島の記憶を手繰り寄せてみましょうか。
  (最近忘れっぽいんですよ)

花教室 ご案内

2009-10-24 | 生花
今月、久しぶりに生花のレッスンを開きます。

4月以来ですから、何か月ぶりでしょうか?

暑い季節は花のメンテナンスが問題で、現在は夏場のレッスンは控えています。
(将来は何とか工夫して夏ならではの花を楽しむ会を開くのが夢です。)


この花レッスンは、一般のフラワーアレンジメントのレッスンとはちょっと違うかもしれません。

”この枝を何センチに切って“とか“何度に傾けて”といったことは話しません。

自然に咲く姿をイメージしながらそれぞれ自由にいける、それが一番大事なのではないかと。

具体的なアドバイスとなると・・・花を等間隔に入れないとか、でしょうか。

野山に咲く花を思い浮かべれば、なるほどですよね。


だから、このレッスンで一番重要なのは花材です。

ぎりぎりまで楽しみながら悩みそうです。



この案内の葉書は、ロハススタジオのコーディネーターの方に作成をお願いしています。
 (私は画像と短い文章を送っただけ)

とてもセンスを感じる仕上がりです。

感謝の気持ちを込めてアップさせていただきました。


ビロード アンティーク風

2009-10-22 | 布花
アンティークの店でよく見かける、古びた布花。

色は褪せ、形は崩れ、興味のない人なら触りたくもないような。。。


しかし私にとって、こんなに魅力あふれる物はない。

誰かが作り、誰かの身を飾り、今ここに存在する。


遠い過去の華やかな記憶を静かに物語る。



そんな布花に、一つでいいから、ならないかなあ。






バラ ブラックティー

2009-10-20 | 生花
昨日に引き続き、畑で夏の残務整理。

ふと、ブラックティーに目をやると、なんか昨日と違うみたい…

すごく、いい感じ。。。

秋が深まったということだろうか?

ちょっと悪口書いたからかな?

一晩で見違えるような美しさに・・・なった。


深いワインレッド、ベルベットのようだ。

このバラに似合うのは・・・このいちじく!







秋晴れの畑

2009-10-19 | 
畑仕事が楽になってきました。

気温はもとより、湿度が低くなり、まずのどが渇かなくなりました。

出かける時間も余裕です。

これが夏の間は一番の問題で、もたもたしていたら
あっという間にじりじりと太陽が上がり、早々退散しなければなりません。

でも、この季節になればこっちのもんです。

太陽が真上になろうとも日差しが強かろうとも、へっちゃらですもん!
これもあの暑さを知ってるからですがね…

ところで
せっかく長ーく仕事が出来るのに、今の時期の畑はとても無残な感じ。

なぜか・・・・ 種とり用に残したものが、だらしなーく傾いているから。
        
        未練がましく抜かないでいるものが多いから。

        単に草取りが下手だから。

よく考えた上、今月中には何とかしたいものです。


     

ぷりぷりピーマン。霜が降りるまで頑張ります。          梅雨明けに蒔いたニンジン。早くも収穫が始まりました。転がってるのはニンジンとサツマイモ。
畑を始めてからピーマンって買ったことないなあ。


   

白菜ですよ。これからどんどん大きくなって葉が巻いてきます。
冬はこの漬けものがないと始まらない。                菜っ葉いろいろ。春菊、ミズ菜、みぶ菜。お鍋用ですね。



これからしばらく、我が家のデザートは柿が続くでしょう。
うちの七つの坊やは皮ごと食べるのがお好みらしい。


  「あなたはどなたですか?」「はい、ブラックティです。」
                                    「・・・春に会いましょう。」   

少し前の話。一世を風靡した感のある、ブラックティ。
今は、オールド系に座を奪われたかに見えるけど、
深い紅色とこれぞバラといった花型には、ファンが
多いことでしょう。
私も、当時ご多分にもれずこのバラに憧れ、苗まで買いました。
いつしか畑に移り、幾歳月・・・

夏から秋の花の色は紅ではなく、朱赤です。

当初、人違い、いいえ、バラ違いかと思いました。
ブラックティさん、ごめんなさい。


        


















ビロードのバラと小花

2009-10-17 | 布花
布花の素材となる生地は、沢山の種類があります。

私はあまり生地にはこだわらない方ですが、
ビロードは大好きな素材です。


ビロードの花って、どこか懐かしいようなノスタルジックな印象。


今日仕上がったのは直径3,4センチ程のバラと小花。
全てビロードです。 画像でその風合いが伝わるでしょうか・・?

葉は、シールといって、やはり厚手の毛足の長い生地にしてみました。
  (先日初めて知ったのですが、シールとはアザラシの毛皮のことを
   いうんですって。聞けば納得の手触。)


さて、
いつものように、フリーハンドで花弁と葉の型紙を描いて、
真っ白な布に向き合うことから始まります。

この段階では仕上がりのイメージはあるものの、失敗するんじゃないかと
心配もよぎります。何年やってもねー。



ビロードの染色は、ちょっぴり慣れが必要かもしれません。

染めた時と乾いた時の色がちがうので・・・

今回は久しぶりに可愛いピンクにしてみました。



パターンを変え色を変え、しばらくビロードで遊んでみようかな。





 













青空マーケット

2009-10-15 | 小さな旅
1年ぶり、地元での青空マーケット。

どんなお店が出るのかな? いいものがあるかな?
そわそわしながら出かける時の気持ちは、旅に出る時の
それとあまり変わりません。
イギリスを旅していた時も、“あすは蚤の市だ”という日の
翌朝は薄暗いうちから自然に目が覚めたものです。
(いつも、朝寝坊なんですが・・・)


早めに到着したにもかかわらず、すでにたくさんの人が・・・
みんな楽しみにしてるんですねえ。

出店数も、昨年よりはるかに多く見ごたえのあるマーケットでは
なかったでしょうか?

その様子をご紹介したいとカメラ持参ででかけたのにー
たったの一枚撮ったところで電池切れ!私としたことが。


なので、今日買った物達を・・・



私が雑貨や古い物を見る時は、どうしても、“それに花が似合うか?”
という目線になります。




このアンティークテイストのキャニスター、ふたがしまらないとかで、
格安でした。使い道はこれから考えましょう。






この箱はスペインで買ってきたんだそう。
布花は、花瓶に飾るより、こんな風にするのが好き。
 そう、箱が好きなんです。


ほしいけれど、お値段に手が届かないもの、いっぱいありました。
今日買ったのはお安い物ばかり。

でも何を買うでもなく、ふらふらするだけで満足する自分です。


ペッパーベリーを蒔いたら

2009-10-13 | 生花
手のひらより小さいリースです。


テーブルの上にこぼれおちた赤いサンキライ、ピンク色のペッパーベリーが
もったいなくて。。。余りものでお遊びですね。
一年たつので退色してきましたが、それもよし、でしょうか。



2年前の、冬のある日、飾っていたペッパーベリーを見ていて
ちょっと思いつきました。
これを蒔いたら芽が出るだろうか?と

ポットに数粒蒔いて待つこと約1週間、可愛い芽が出てきたではありませんか!
発芽率もいい感じ。これはいけるかも・・・

その後、夏までに2回鉢を大きくし、想像以上に逞しく育っていったのです。




胡椒の葉って、こんな感じなんですね。
3年目になりますが、実をつける気配は全くなし。
でも、さやさやとした葉はなかなか美しく、
触れたり、選定した時などは、あの挽きたての胡椒の香りが
たちのぼるのです。

そのせいでしょうか? 虫も寄り付きません。

蒔けば、誰でも成功すると思います。
ただ胡椒は暑い国の植物ですから庭におろすのは控えた方がいいでしょう。

一回の霜でぺしゃんこになってしまった!という報告が知人よりきています。



くるくるとした葉はワイルドストロベリー。
工夫次第で何でもリースになりますよ。