hanatumI 花通信

埼玉県深谷市で
布花サロン布花教室をオープンしています。
庭づくりも奮闘中です。

忘れな草

2012-10-29 | 布花



可愛いですね、青い小花って。


この可愛い小花をどんな布花に添えたらいいのだろう。。。未だによくわかりません。

ほんとに清楚な花なので、この花の雰囲気を損ないたくありません。




スズランは清楚仲間で似合ってますね。

しかし、どちらも、作るのに根気のいる布花。

たくさんの忘れな草を作った後スズランを、というのはさすがに、しんどい。





古いポストカードなどでは、ピンクのバラと忘れな草のブーケをよく見かけますが、

この組み合わせも、すごく可愛い。



初めて稽古で、忘れな草を作ったとき、

この花にはピンクのミニローズが似合います、というお話で

翌週はそのミニローズを習いました。

その時は、そんなポストカードを知る由もなく、、

夢中で、教えていただくまま作ったのですが、それはひどい出来でした。


コテはあたらないわ、綿芯はフニャフニャ、花弁は広がってしまい、しかも面長。

とてもバラに見えたものでは・・・・。


30年前のはなし、です。

布花でバラ作りって。

2012-10-27 | よしなし事




やはり、布花でバラを作るのは楽しいです。

花びらを一枚いちまい重ね、自分の手の中でバラが咲いていくのって

何度作っても新鮮。




バラは難しいイメージがあって、実際、そうかもしれないし、奥も深い花。



コテを使うとき、緊張するかもしれないけれど、


リラックスして自由な気持ちでコテ当てしたほうが、上手くいきます。


人目が気にならなくなってきたら、上達してきた証拠。




今回のカップ咲のバラ、型紙をおこし試作。


これを何度か繰り返し、


出来るだけ、作りやすいように工夫してみました。


これが正解なバラというわけではないので、”もっと作ってみたい”、って

思われたら、

外に咲くバラを眺めてみるのもいいですね。




好みのバラを見つけて、”あんなバラを布花で作ってみたい”って気持ちがわく。


すごく大事だと思います。




温故希林

2012-10-25 | よしなし事
BSの”温故希林”がおもしろい。

樹木希林さんが韓国ソウルの骨董の旅をする。

今日のテーマは、チマチョゴリ。



私は韓流に縁がないので、今日のお話はどうかな~?と思いながら観始めたけど、

チマチョゴリって素敵だなって、観ているうちに、引き込まれしまった。

着物や袴に似ていながら、鮮やかな色彩。

民族が違うと、こうも違うんですね。 まさにアイデンティティー。



身に着けた色を見れば、身分が分かってしまったのだそうだ。

身分制度が世界一厳しかったんですって。

ということは、チマチョゴリの中には、深ーい感情、世界が潜んでいるってことだろう。




明日もまた面白そうなので楽しみ。



話が違いますが、

希林さんの着てるお洋服が好きです。

いつも昔の服を着られてるそうなんですが、クラシックな感じがとてもお似合いです。

古い着物の趣味や着こなしも、同じく素敵。

内面を含めて、こんな風になれたらいいな~と思ってる、気になる女性の一人です。




秋休み

2012-10-22 | よしなし事
自分が子供のころには無かったもの、それは秋休み。


子供達が通う公立学校は、前期と後期に分ける二期制というシステムをとっていて、

それにより先週末が、いわゆる、”通信簿取り”でした。


おまけに、秋休みと称して三連休になるんです。


分かっていても、三連休は、かなり想定外な感じで、毎年困ったな~と思うのですが、

今年は、一泊で出かけることにしました。

といっても、思い立ったのが前日、それも、そろそろ日付が変わろうとしてる時。


行先は・・・自分の主張を優先したいところでしたが、今回は思い切り譲歩して、

あの怖ろしいディズニーランド?に絞り、

都内のホテルに泊まることに決定。

朝子供が起きたらビックリするだろう。 部活は仮病を使って休むことになる・・・。

あれこれ考えながら出来る家事を全てかたずけ準備万端へと。



ディズニーランドが、どんなに楽しかったかは割愛(笑)させていただきますが、

夏休みにどこにも連れて行けなかった、と言うか、この一年お泊りをしていないのは、

自分は何ともないけれど、

子供には、少し気を使ってやる必要ありと、帰宅して感じたところです。




一転、翌日は、娘の空手の大会日。

しかも、うちの会が主催の大イベント。

早朝から夕方まで、接待に休むヒマもなくお茶だ、弁当だと大忙し!


でも頑張るのは選手達だから、親は皆、完全サポートに回るのです。




二人並んで、別の形を演武し、それが終わると、目の前で審判を下される。

自分の帯の色の旗が多く上がれば勝ち。


この審判はかなり辛辣だと思う。大人の私でもイヤだな~。



相手の色の旗が上がった瞬間の残念さ、悔しさは、子供でも大人でも同じ。

泣く子も普通にいる。

そして、うちの子は、惜しくも準優勝。


やっぱり泣いた。





泣いたり、泣かせたり、勝負は厳しい。

こんなことを、幼稚園のころから繰り返してきて、少しはなにか得たものがあったと信じたい。



でもでも、こうやって泣いてる子に駆け寄ってきてくれる仲間がいるっていうのが

親として嬉しく思えた今回の大会でした。







深いバラ

2012-10-20 | 布花


同じ花でも、色が変わると、別物みたいに見えて、新鮮な印象になりますね。

オールドローズもいろんな色があって、




濃く深いバラは憧れですが、

そんなバラを作るには、染色に気合が必要です。



淡い色のほうが、失敗も少なく、気楽。


でも、波打ち際で遊ぶばかりではなくて、もっと深い海にもぐってみたい。



濃い花を作るとき、そんなことを考えるんです。



ただ、濃い花は、強烈な印象になる分、少々怖い感じもするので、

普段使いの布花では、小ぶりが好み。

大きい深紅の大輪でも、庭に咲く風情を残せれば話は別です。



オブジェのような、アートのようなのは苦手です。









絵になる果物

2012-10-18 | よしなし事




何の世話もしなかったのに、たわわに実った無花果。

二種類とも、糖度が高い品種なので、ジャムにするにも、砂糖はあまり必要なし。





花が無い果実と書いて、いちじく。

でも花が咲かないのではなく、実の中にある、つぶつぶが花なんですって。

フシギです。



わたしが思う、絵になる果物三種、


無花果、西洋ナシ、そして、石榴(ざくろ)

秋色アジサイで、ちいさなコサージュ。

2012-10-17 | 布花



ちいさなコサージュの中に、たくさんの色が潜んでます。

それが秋色アジサイの魅力ですものね。

でも写真がなかなか上手く撮れませんでした。





昨日の教室で、染料、色出しの話になり

「たくさんの染料を持ってるんですか?」とご質問を受けました。


「そんなことなくて、いつも使ってる原色の染料は6色くらい。そのほかには何もないです。」

とお答えしました。


少し前にも、「この中に秘密の染料が入ってるんですか?」って話になって、

思ってもいなかったので、ビックリしました(笑)


そのくらい染料の調合って言葉にするのが難しいことなのでしょう。



考えてみると、、、、例えば花の絵を描く人に、この花の色は何色を使ったのですか?

と聞いたら、たぶん正確には答えられないと思う。。。

赤い花でも、いろんな色が混じっての赤でしょうし。


結局、微妙な色出しは、感覚と経験に頼るしかないということです。


色ってつかみどころがないし、好みもあるしで、レッスンの時は結構神経使います。

でも、それだけに新たな発見が常にあって、飽きるということがありません。


私自身には、このあいまいな世界が、合ってるってことなんでしょうね。

バラの教室

2012-10-14 | 布花教室


昨日も、可愛いカップ咲のバラがいっぱい咲きました。

バラはコテあてが肝心。

しっかりと、布全体に熱を与えながら、丸みある花びらにしていきます。

意外ですが、コテあてって、結構、腰に負担がかかるんですよ。


コテあてした花弁を、バラの花に仕立てるのは、楽しくも悩ましい作業。

最後の花弁をどこに付けるか、バラに見えないんではないかとか、いろいろ考えます。

出来上がったら、指先やピンセットで表情を付けて、本当の出来上がり。

他の花にはない、達成感がバラにはあります。





ガラス越しに布花のバラとアジサイを。

落ち着いた感じが気に入っています。


時間を忘れる。

2012-10-12 | よしなし事


用事で出かけた帰り、いつもなら真っ直ぐ家に帰るのところ、

少し時間があったので、

前々から行ってみたいと思っていた北本の器やさん、”やいち”に初めて寄ってみました。


とても趣味のいい空間、久しぶりにいい時間が持てました。

雑誌で時折、紹介されてるのは知ってましたが、
なぜか機会がなく、、、、

なぜもっと早く来なかったんだろう。。。(答えは簡単、出不精だから)


棚には、気鋭の作家さんの器がならぶ。

やはり、洗練の度合いが違いますね。 力があるというか。

そんな新しい器の中に、適度にふるいものが混じって、

お店に深みを与えてるようです。


そして、有名な作家の作品でありながら、

近寄りがたい雰囲気を発していない。 

多分、それらを見て、”日々の暮らし”ってものが連想できるからなのかな~などと思うのだけど。

クセがないのだ。

この器でお茶を飲みたいとか、ご飯を食べたいとか、すごくそう思ったから。



ちょうど良いことに、

お隣の部屋は、実際にギャラリーの器で食事やお茶を楽しめカフェなのです。

お茶を飲みながら、うっかり帰る時間を忘れるとこで、あわてたことあわてたこと!





布花でカップ咲のバラ

2012-10-07 | 布花



今日も布花教室で、カップ咲のバラを作りました。

素敵なバラが出来上がっていますのに、

毎回、写真を撮り忘れ、ご紹介出来ないのが残念!


画像がないのは、さみしいので、私の作ったバラをご覧いただきましょうか・・・。



私のバラは、しっかりしたカップになっていますが、

外花弁を、ほころばせた、ふっくらしたバラも作られた方もいらっしゃいました。
色も形もピエールのようなバラを咲かせた方も。



同じ花弁を使い、同じ染料なのに、


乙女バラから熟女バラ?まで出来てしまう、この幅広さがバラ作りの魅力なのです。