hanatumI 花通信

埼玉県深谷市で
布花サロン布花教室をオープンしています。
庭づくりも奮闘中です。

夏の終わりに

2014-08-31 | よしなし事




季節は移ろいます。


勢いのあった草木も、儚げに。



そろそろ、秋の草花にバトンタッチです。






押し花も、夏の思い出を連想させるものですね。


でもこれは、プリントもの。


下のは布花。


干からびた雰囲気のデージー。

野の花の布花

2014-08-29 | 布花




田舎育ちなので


いつも傍らに草がありました。





あのころは、なんの意識もしていませんでしたが



今、整い過ぎた庭が苦手なのは



子供の時の環境のせいかと思います。




スミレにたんぽぽ、野の花の布花を作っていると



田んぼのあぜや桑畑、お茶の木の生け垣や、むくげが咲く昼間でもちょっと暗い小道・・・



思い出の風景が広がってきます。

晩夏

2014-08-27 | よしなし事
今年は秋が来るのが早いのでしょうか?


空気がひんやりします。


散歩から帰った来た犬の顔が冷たくて、、、




お茶も温かいものが飲みたくなってくると


夏も終わりなんですね。






先日の盛岡土産。


真ん中の鉢は、とても使い勝手がよくて


もう一つ、欲しかったな~。

盛岡の旅

2014-08-25 | 小さな旅



先週の事です。



以前から興味のあった



盛岡に息子と行って来ました。






街のあちらこちらに古い建物が残っており


しかも商売にいかされています。



保存村のような場所を見学するより、ずっとワクワクしますね。



上の建物は、”盛岡正食普及会”という屋号で



今流に言うと、マクロビ食材を扱うお店でかな。



でも、創立は戦後の食糧のない時代だそうですから



ひたむきな気持ちで始まった店が、今も続いてるなんてすごいな。








こんな張り紙、好きだな~。



建物自体の古さは120年、前身は呉服屋さんだったそうです。





こちらの名物。



ロシアンビスケット。



すごーく固い! お値段もなかなかいいのです。



でも、穀物や木の実がぎゅーっと詰まってて、混ざりものがない、不思議にはまる美味しさです。






そこの奥にある蔵の茶房。




中は、こんな感じ。これぞ民藝。


蒸かしパンがモチモチで美味しかった。






”ござ丸”という、やはり明治からの雑貨店。


竹籠やざる、あけびの籠などが畳の上に置かれてました。


おそらく、ほぼ日本製のようで、嬉しかったです。




そしてそして一番目的


盛岡と言えば、光原社。





宮沢賢治ゆかりのお店です。




元々は出版社だったそうですが



現在は、賢治のスピリットを引き継いだ民芸品を扱うお店となっています。




しかし、民芸と言っても、かなり洗練された民芸。



選ばれた器や布、籠などがセンス良く並び


小さい美術館の趣がありました。



すっきりと美しいものを見ていると



心に清流が流れていくような気持ちになるな~。






併設されてる喫茶店でコーヒーを。


超ーおいしいコーヒーで感激しました。


カウンター越しに、丁寧にコーヒーを入れる動作にも見とれました。



息子のたのんだアイスクリームは


きれいなガラスの器にボリュームたっぷりでした。


途中、古そうな柱時計がボーン。


五感が満たされる喫茶店。



またいつか、コーヒー飲みに盛岡に行きたいな~。 





盛岡への憧れ


この一冊から始まり


この席でコーヒーを飲みました。


ささやかな夢がひとつ叶った夏の旅でした。





















お客様

2014-08-24 | よしなし事
昨日は、


夫の高校からの友達が5人で、お参りに来てくださり(夫は3年前に他界しました。)



懐かしい一日となりました。



みんなラグビー部(またの名を麻雀部)だったから



がたいが大きくて、この部屋の密度が大変なことになっちゃうんですけどね・・・。



しかも、、、いつも昼過ぎから夕方までいらっしゃるんです。。。(笑)



今年は途中ビールが足りなくなって娘に買いに走らせたー。(焦)





私は夫と出会って半年足らずで結婚したので


話をした方も少なく、毎度、ちょっと緊張もします・・・・。




しかし



おそらく、忙しい中、万障繰り合わせ、札幌や福岡からも帰省を兼ねて



毎年我が家にきてくださるのは



忘れないでくださるのは




ほんとに有難いことだと思っています。



















夏の庭

2014-08-22 | 生花
夏の太陽の下



未熟な庭ながら



根付いた草花はたくましい。





セージや西洋人参木。





手前の利休草越しに田村草。



田村草とアザミ、似ていますが違います。




利休草は、これまで鉢の流通はないときいてましたが



今年苗を見つけ感激。 即購入。




利休草・・・その名の通り、茶花です。



どんな花とも相性が良く、活けた花をより自然に見せてくれるので、隠れファン多し。





ヤマハハコ。地味ですが、とっても可愛い花だと思いませんか?



増えたら、逆さにぶらさげてー・・・などと皮算用してますが



地域的に、この庭でどうなるか・・・要観察。






先日の、仙人草。 


こちら様は放任でお構いなし。





もみじの下は、オグルマソウという、黄色い小菊。


めずらしいと思い植えてみました。


なにやら、すでに株が広がっている様子。





ミモザなのか?、エバーフレッシュなのか? 未だ不明。


今頃、レモン色のポンポンのお花を咲かせています。


分かる方がいらしたら、教えてください。


エバーフレッシュより、葉っぱが小ぶりなのです。



アンティークなスズランの布花

2014-08-18 | 布花



アンティークレースの色に合わせて


セピア色に染めたスズラン。



本物のスズランのドライフラワーもこんな色になりますよね。





布花レッスンで



スズランを、アンティーク色に染めた方がいらして



いいなーと思い


時間が出来たら沢山作りたいと思ってたのです。





過ぎ去った素敵な思い出が封じ込まれたような・・・。



布花はイメージで遊ぶことも出来ますね。

しろつめコサージュ

2014-08-15 | 布花



今日は、しろつめ草のコサージュ。


キュッとまとめてみましたが、可愛らしく見えるでしょうか?





終戦記念日ですね。



私の年代は、まだ親などからリアルな話を聞いてきた世代です。






小学校の社会科の先生はいつも授業を脱線させて



シベリア抑留の話をしました。




でもそれが、悲惨な内容ではなく、子供達が笑ってしまうような、



例えば、シベリアはトイレをするとすぐ凍ってしまうんだよとか



そんな、話しかしませんでした。(教室は爆笑の渦。)




先生も笑いながら話していたので



長いこと、シベリアと聞くと、先生の面白い話が浮かんできたものです。





その後、抑留について、本や新聞で知るのですが、





それこそ、耐えがたきを耐えてきたであろう日々を



なぜ、あんな風に話せたのだろうか? 今思います。



その先生はお亡くなりになられてしまったので、あの時の気持ちを聞くことは出来ません。


とても印象に残っている先生です。

しろつめ草リース

2014-08-14 | よしなし事



夏は暑かったり、忙しかったりなので



コテなしで作れるしろつめ草の布花は有難いです。



その分、染色は気持ちを込めて。




茎や草が絡まったような、ラフなリースに仕立ててみました。





ひとつの花でも



アレンジの仕方や、他の花との組み合わせ方で



新しい発見があります。




なので、延々と続きます。