先週の事です。
以前から興味のあった
盛岡に息子と行って来ました。
街のあちらこちらに古い建物が残っており
しかも商売にいかされています。
保存村のような場所を見学するより、ずっとワクワクしますね。
上の建物は、”盛岡正食普及会”という屋号で
今流に言うと、マクロビ食材を扱うお店でかな。
でも、創立は戦後の食糧のない時代だそうですから
ひたむきな気持ちで始まった店が、今も続いてるなんてすごいな。
こんな張り紙、好きだな~。
建物自体の古さは120年、前身は呉服屋さんだったそうです。
こちらの名物。
ロシアンビスケット。
すごーく固い! お値段もなかなかいいのです。
でも、穀物や木の実がぎゅーっと詰まってて、混ざりものがない、不思議にはまる美味しさです。
そこの奥にある蔵の茶房。
中は、こんな感じ。これぞ民藝。
蒸かしパンがモチモチで美味しかった。
”ござ丸”という、やはり明治からの雑貨店。
竹籠やざる、あけびの籠などが畳の上に置かれてました。
おそらく、ほぼ日本製のようで、嬉しかったです。
そしてそして一番目的
盛岡と言えば、光原社。
宮沢賢治ゆかりのお店です。
元々は出版社だったそうですが
現在は、賢治のスピリットを引き継いだ民芸品を扱うお店となっています。
しかし、民芸と言っても、かなり洗練された民芸。
選ばれた器や布、籠などがセンス良く並び
小さい美術館の趣がありました。
すっきりと美しいものを見ていると
心に清流が流れていくような気持ちになるな~。
併設されてる喫茶店でコーヒーを。
超ーおいしいコーヒーで感激しました。
カウンター越しに、丁寧にコーヒーを入れる動作にも見とれました。
息子のたのんだアイスクリームは
きれいなガラスの器にボリュームたっぷりでした。
途中、古そうな柱時計がボーン。
五感が満たされる喫茶店。
またいつか、コーヒー飲みに盛岡に行きたいな~。
盛岡への憧れ
この一冊から始まり
この席でコーヒーを飲みました。
ささやかな夢がひとつ叶った夏の旅でした。