朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載している<世界史レッスン>。第13回目の今日は「戦争しながら読む恋愛小説」。ナポレオンがゲーテの「若きヴェルテルの悩み」を、エジプト遠征のときまで持参して読んでいたエピソードを書きました。⇒http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2006/05/post_3b75.html#more
この小説がいかに一世を風靡したかは、ヴェルテルをまねて自殺した青年がおおぜいいたと信じられたこと(現実にはひとりいたかいなかったか、という程度らしい)によくあらわれている。
また本文にも書いたが、彼のファッションは実際に流行したし、オー・ドゥ・ヴェルテルという香水も製造された。ヒロイン、ロッテのかぶっていた帽子がパリではやったこともある。すごいことには中国にまで知られて、ヴェルテルとロッテがガラス絵に描かれ、1779年にはドイツへ逆輸入されている。
ところで「ヴェルテル」出版の1774年といえば、我々日本人にとっては何と言っても「解体新書」(前野良沢&杉田玄白)刊行である。ここから日本における西洋医学がはじまってゆくわけで、ヴェルテルなど問題にも何もなりません。
☆新著「怖い絵」(朝日出版社)
☆☆アマゾンの読者評で、この本のグリューネヴァルトの章を読んで「泣いてしまいました」というのがありました。著者としては嬉しいことです♪
①ドガ「エトワール、または舞台の踊り子」
②ティントレット「受胎告知」
③ムンク「思春期」
④クノップフ「見捨てられた街」
⑤ブロンツィーノ「愛の寓意」
⑥ブリューゲル「絞首台の上のかささぎ」
⑦ルドン「キュクロプス」
⑧ボッティチェリ「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」
⑨ゴヤ「我が子を喰らうサトゥルヌス」
⑩アルテミジア・ジェンティレスキ「ホロフェルネスの首を斬るユーディト」
⑪ホルバイン「ヘンリー8世像」
⑫ベーコン「ベラスケス<教皇インノケンティウス10世像>による習作」
⑬ホガース「グラハム家の子どもたち」
⑭ダヴィッド「マリー・アントワネット最後の肖像」
⑮グリューネヴァルト「イーゼンハイムの祭壇画」
⑯ジョルジョーネ「老婆の肖像」
⑰レーピン「イワン雷帝とその息子」
⑱コレッジョ「ガニュメデスの誘拐」
⑲ジェリコー「メデュース号の筏」
⑳ラ・トゥール「いかさま師」
☆ツヴァイク『マリー・アントワネット』、なかなか重版分が書店に入らずご迷惑をおかけしました。今週からは大丈夫のはずです。「ベルばら」アントワネットの帯がかわゆいですよ♪
☆☆画像をクリックすると、アマゾンへ飛べます。

「マリー・アントワネット」(上)(下)
シュテファン・ツヴァイク
中野京子=訳
定価 上下各590円(税込620円)
角川文庫より1月17日発売
ISBN(上)978-4-04-208207-1 (下)978-4-04-208708-8
♪♪♪「アサヒコム」プレゼントは今日が締め切りです。お早めに!
⇒http://www.asahi.com/special/gw2006/gw2006_top0504.html
この小説がいかに一世を風靡したかは、ヴェルテルをまねて自殺した青年がおおぜいいたと信じられたこと(現実にはひとりいたかいなかったか、という程度らしい)によくあらわれている。
また本文にも書いたが、彼のファッションは実際に流行したし、オー・ドゥ・ヴェルテルという香水も製造された。ヒロイン、ロッテのかぶっていた帽子がパリではやったこともある。すごいことには中国にまで知られて、ヴェルテルとロッテがガラス絵に描かれ、1779年にはドイツへ逆輸入されている。
ところで「ヴェルテル」出版の1774年といえば、我々日本人にとっては何と言っても「解体新書」(前野良沢&杉田玄白)刊行である。ここから日本における西洋医学がはじまってゆくわけで、ヴェルテルなど問題にも何もなりません。
☆新著「怖い絵」(朝日出版社)
☆☆アマゾンの読者評で、この本のグリューネヴァルトの章を読んで「泣いてしまいました」というのがありました。著者としては嬉しいことです♪
①ドガ「エトワール、または舞台の踊り子」
②ティントレット「受胎告知」
③ムンク「思春期」
④クノップフ「見捨てられた街」
⑤ブロンツィーノ「愛の寓意」
⑥ブリューゲル「絞首台の上のかささぎ」
⑦ルドン「キュクロプス」
⑧ボッティチェリ「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」
⑨ゴヤ「我が子を喰らうサトゥルヌス」
⑩アルテミジア・ジェンティレスキ「ホロフェルネスの首を斬るユーディト」
⑪ホルバイン「ヘンリー8世像」
⑫ベーコン「ベラスケス<教皇インノケンティウス10世像>による習作」
⑬ホガース「グラハム家の子どもたち」
⑭ダヴィッド「マリー・アントワネット最後の肖像」
⑮グリューネヴァルト「イーゼンハイムの祭壇画」
⑯ジョルジョーネ「老婆の肖像」
⑰レーピン「イワン雷帝とその息子」
⑱コレッジョ「ガニュメデスの誘拐」
⑲ジェリコー「メデュース号の筏」
⑳ラ・トゥール「いかさま師」
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「マリー・アントワネット」(上)(下)
シュテファン・ツヴァイク
中野京子=訳
定価 上下各590円(税込620円)
角川文庫より1月17日発売
ISBN(上)978-4-04-208207-1 (下)978-4-04-208708-8
♪♪♪「アサヒコム」プレゼントは今日が締め切りです。お早めに!
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「ベルテル」どうしてあんなに人気あったのか
疑問です。ゲーテは好きで尊敬しますが、「若き
ーーー」はたいしたこと無い。比較にならないけど
日本だって、「セkチュウ」とか愚にもつかない
作品がベスト・セラーになりますよね。(読んでな
いけど、あらすじで嫌になった)
まだ恋愛小説の創成期で珍しかったのかしら?
今読んでもたしかにピンとはきませんが・・・(男性は好きなのかと思っていました)。
自分に置きかえて、で、自己陶酔してしまうんじゃ
ないでしょうか?また、それが気持ちよくて、
大衆受けしたと。「世界の~」も、そんな感じだと
思うんですけど、どうでしょう?「世界の~」は
高校生でこんな恋愛ありえなーい、と思いながら
読みましたけれどね。。
そうですか、高校生の恋愛なんだ・・・むむむ。
教科書にすら出てこなかった、歴史の裏側って面白いですね。
私のブログ仲間の「コーチとしての見方」の齊藤さんも、現在、吉田松陰についてしるしています。
あっ、今朝アサヒコムに申し込もうと思ったら、終わっていました。(ガックリ)
「ファウスト」などはなかなか難しいのですが、彼の「格言集」は現代であっても時代を超えて共感できる素敵な言霊かと思います。
私も「ゲーテ」についてブログで記事にしました~、よかったら遊びにいらして下さいね~、ではまた! (TBさせて頂きました~)
さっそく「ビートルズな気分」を読ませていただきましたよ♪