2020年オリンピックロゴが、ベルギーのリエージュ劇場から訴えられています。海外メディアでも「コピーキャット」などと非難されているのに、日本では関係者全員がまるで嵐の過ぎ去るのをひたすら耐えるかのようにだんまりを決め込んでいる。いかがなものか。
さてリエージュ劇場ですが、ここはほんのちょっぴりエリザベート皇后に関係しているんですよ。
リエージュは、著名なヴァイオリニストで作曲家のウジェーヌ・イザイの生まれた町。イザイはリエージュ王立音楽院で学びました。そしてこの音楽院は20世紀までリエージュ劇場の中に入っていたのです(現在は建物が分離)。
イザイを記念した「ウジェーヌ・イザイ・コンクール」が開催されていたのはこの音楽院。そして第一回の優勝者はダヴィッド・オイストラフ!
(テレビで某タレントが「田舎の劇場が賠償金ほしさにロゴに難癖つけた」というような発言をしたと報じられていましたが、あらゆる意味でーー「田舎」「賠償金ほしさ」「難癖」、傲慢と無知、クリエーターに対するリスペクトの無さーー全くどうかと思う。。。)
音楽好きは皆知っている「エリザベート王妃国際コンクール」(開催地ブリュッセル。内田光子や諏訪内晶子も入賞者)、その前身がこの「イザイ・コンクール」だったのです。戦争で中断していたコンクールを、王妃が引き継いで自らの名を冠したというわけ。
エリザベート王妃というのは、ベルギーのアルベール一世妃。
な~んだ、ハプスブルク一の美女と呼ばれたフランツ・ヨーゼフ妃エリザベート皇后じゃないのかって?
それはそうです。時代が違います。でもこちらのエリザベートは、実は彼女の姪。
つまりこういうことです。美女エリザベート皇后には二歳下の弟カール・テオドールがいて(彼は変わり種で眼科医になりました)、娘が生まれると姉の名をもらってエリザベートとつけました。
その彼女がベルギー王家へ嫁いだということなのです。ヨーロッパは名前も網の目状、関係も網の目状ですね!
☆最新作「名画の謎 対決篇」を「青い日記帳」さんが紹介してくださいました。素敵な紹介で嬉しいです♪
↓
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4050
☆文藝春秋WEBサイトでは、短いですけどわたしのインタビュー記事も載りました。お読みくださいね!
↓
http://hon.bunshun.jp/articles/-/3935
☆☆☆今後の講演予定
・9月5日(土)中日新聞社・栄中日文化センター50周年記念 名古屋 14時~15時半
「西洋絵画を読み解く」
https://www.chunichi-culture.com/programs/program_162188.html
・10月27日(火)広島美術館メープルサロン(関係者のみ)
☆最新刊
「中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇」(文芸春秋)
☆「名画の謎 ギリシャ神話篇」(文春文庫)
☆「愛と裏切りの作曲家たち 」(光文社知恵の森文庫)
☆「マンガ西洋美術史03」(美術出版)
☆「マンガ西洋美術史02」(美術出版社)
☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川文庫)
☆「マンガ西洋美術史01」監修(美術出版社)
☆「ヴァレンヌ逃亡」(文春文庫)
☆「名画で読み解く ロマノフ家12の物語」(光文社新書)2刷になりました♪
☆「印象派のすべて」(宝島社別冊ムック)
☆「名画に見る 男のファッション」(角川書店)
☆「橋をめぐる物語」(河出書房)
☆「中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史篇」(文藝春秋) 2刷になりました♪
☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社文庫)4刷になりました♪
☆「怖い絵」(角川文庫) 単行本に新しく書き下ろし2作を加え、全22作品です。4刷になりました♪
☆「はじめてのルーヴル」(集英社)2刷になりました♪
☆「名画の謎 旧約・新約聖書篇」(文藝春秋) 4刷になりました♪
☆「怖い絵 死と乙女篇」(角川文庫) 5刷になりました♪
☆最新刊「名画と読む/イエス・キリストの物語」(大和書房) 3刷になりました♪
☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷中。
☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)6刷になりました♪
☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~ 11刷になりました
☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 6刷になりました♪
☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)4刷になりました♪
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 11刷になりました♪
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」 6刷になりました♪
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書) 18刷になりました♪
☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫) 2刷になりました♪
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
☆以下の単行本は絶版としました。文庫本をお求めくださいまし~
☆「怖い絵」16刷中。
☆「怖い絵2」、9刷中。
☆「怖い絵3」 6刷中。
さてリエージュ劇場ですが、ここはほんのちょっぴりエリザベート皇后に関係しているんですよ。
リエージュは、著名なヴァイオリニストで作曲家のウジェーヌ・イザイの生まれた町。イザイはリエージュ王立音楽院で学びました。そしてこの音楽院は20世紀までリエージュ劇場の中に入っていたのです(現在は建物が分離)。
イザイを記念した「ウジェーヌ・イザイ・コンクール」が開催されていたのはこの音楽院。そして第一回の優勝者はダヴィッド・オイストラフ!
(テレビで某タレントが「田舎の劇場が賠償金ほしさにロゴに難癖つけた」というような発言をしたと報じられていましたが、あらゆる意味でーー「田舎」「賠償金ほしさ」「難癖」、傲慢と無知、クリエーターに対するリスペクトの無さーー全くどうかと思う。。。)
音楽好きは皆知っている「エリザベート王妃国際コンクール」(開催地ブリュッセル。内田光子や諏訪内晶子も入賞者)、その前身がこの「イザイ・コンクール」だったのです。戦争で中断していたコンクールを、王妃が引き継いで自らの名を冠したというわけ。
エリザベート王妃というのは、ベルギーのアルベール一世妃。
な~んだ、ハプスブルク一の美女と呼ばれたフランツ・ヨーゼフ妃エリザベート皇后じゃないのかって?
それはそうです。時代が違います。でもこちらのエリザベートは、実は彼女の姪。
つまりこういうことです。美女エリザベート皇后には二歳下の弟カール・テオドールがいて(彼は変わり種で眼科医になりました)、娘が生まれると姉の名をもらってエリザベートとつけました。
その彼女がベルギー王家へ嫁いだということなのです。ヨーロッパは名前も網の目状、関係も網の目状ですね!
☆最新作「名画の謎 対決篇」を「青い日記帳」さんが紹介してくださいました。素敵な紹介で嬉しいです♪
↓
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4050
☆文藝春秋WEBサイトでは、短いですけどわたしのインタビュー記事も載りました。お読みくださいね!
↓
http://hon.bunshun.jp/articles/-/3935
☆☆☆今後の講演予定
・9月5日(土)中日新聞社・栄中日文化センター50周年記念 名古屋 14時~15時半
「西洋絵画を読み解く」
https://www.chunichi-culture.com/programs/program_162188.html
・10月27日(火)広島美術館メープルサロン(関係者のみ)
☆最新刊
「中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇」(文芸春秋)
☆「名画の謎 ギリシャ神話篇」(文春文庫)
☆「愛と裏切りの作曲家たち 」(光文社知恵の森文庫)
☆「マンガ西洋美術史03」(美術出版)
☆「マンガ西洋美術史02」(美術出版社)
☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川文庫)
☆「マンガ西洋美術史01」監修(美術出版社)
☆「ヴァレンヌ逃亡」(文春文庫)
☆「名画で読み解く ロマノフ家12の物語」(光文社新書)2刷になりました♪
☆「印象派のすべて」(宝島社別冊ムック)
☆「名画に見る 男のファッション」(角川書店)
☆「橋をめぐる物語」(河出書房)
☆「中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史篇」(文藝春秋) 2刷になりました♪
☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社文庫)4刷になりました♪
☆「怖い絵」(角川文庫) 単行本に新しく書き下ろし2作を加え、全22作品です。4刷になりました♪
☆「はじめてのルーヴル」(集英社)2刷になりました♪
☆「名画の謎 旧約・新約聖書篇」(文藝春秋) 4刷になりました♪
☆「怖い絵 死と乙女篇」(角川文庫) 5刷になりました♪
☆最新刊「名画と読む/イエス・キリストの物語」(大和書房) 3刷になりました♪
☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷中。
☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)6刷になりました♪
☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~ 11刷になりました
☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 6刷になりました♪
☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)4刷になりました♪
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 11刷になりました♪
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」 6刷になりました♪
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書) 18刷になりました♪
☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫) 2刷になりました♪
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
☆以下の単行本は絶版としました。文庫本をお求めくださいまし~
☆「怖い絵」16刷中。
☆「怖い絵2」、9刷中。
☆「怖い絵3」 6刷中。