中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

来年もすばらしい年でありますように!

2010年12月21日 | 朝日ベルばらkidsぷらざ
 朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン<映画篇>」第53回の今日は「夢を信じて」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2010/12/post-4318.html#more
 「アンデルセンーー夢と冒険の物語」について書きました。

 早いもので前の「世界史レッスン」から数えると、連載はもう182回になります。このブログ「花つむひとの部屋」を始めたのも、「世界史レッスン」と連動させるためでした。ですのでもう4年目です。矢のように時が走るのを実感しています。

 今年は「残酷な王と悲しみの王妃」「『怖い絵』で人間を読む」「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」を出しました。来春第一番は、「オール読物」で連載していた神話を名画で読む本(タイトル未定)が出る予定です♪

 もっぱら読書は仕事関係の本ばかりでしたが、骨休めに読んで面白かったのは、「自爆する若者たち」(グナル・ハインゾーン)「蝶」(皆川博子短編集)でした。特に皆川氏のは、75歳でこんな瑞々しい絢爛たる作品を書くということに驚嘆です。

 映画は何と言っても「瞳の奥の秘密」(カンパネラ)、そして「サンシャイン・クリーニング」(ジェフス)にも泣けました。。。

 オペラは生の舞台より、METライブビューイングの「ホフマン物語」が豪華で楽しかった。来年はホロストフスキー様の「ドン・カルロ」が楽しみ♪

 ブログは今年はこれでお休みに入ります。来年は1月11日から。
 
 メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!
 来年もすばらしい年でありますように!!
 

☆「ベルばらkids」で『漫画オペラ』シリーズの読者プレゼントがありますので、どうぞご応募くださいませ⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2010/12/post-564e.html

椿姫 【マンガでオペラ2】

カルメン 【マンガでオペラ1】
(画像をクリックするとアマゾンへゆきます)

こちらも読んでくださいね♪
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆最新刊「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷になりました♪
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/

残酷な王と悲しみの王妃

 
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 7刷になりました♪

「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」3刷中。

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463) 


☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)14刷中。

名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)

☆「怖い絵」16刷中。

怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。

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☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
危険な世界史

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
 
 恐怖と愛の映画102 (文春文庫)



☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

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マンガでオペラ

2010年12月14日 | 音楽&美術
 ヤマハ・ミュージック・メディアから、わたしの監修&解説付き「マンガでオペラ」シリーズが刊行されます(全8冊予定)

 第一回は今週木曜日(16日)に2冊刊行♪
 稀沢留美(きざわ・るみ)さんによる「カルメン」(妖艶です!)
 そして
 モツ子さんによる「椿姫」(ラストはやっぱり泣けますよ~)

 まだ一度もナマで見たことのない方には最適な手ほどきと思います。いまや舞台に字幕がつく時代なので、予習なしでもそう心配はいらないとはいえ、やはりどういう物語なのかということくらいは知っていると、面白みが全然違います。

 あるいはオペラはもう何度も見ているけれど、マンガでどう表現されるのかな、と思う方にも楽しんでいただけるのではないでしょうか。


椿姫 【マンガでオペラ2】

カルメン 【マンガでオペラ1】
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 「椿姫」は何度も見ていますが、忘れられない舞台はクリスマスシーズンに行った、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場。夜会服で着飾った観客が多かったのですが、人目を集めていたのは着物姿の日本女性でした。和服ってやっぱりいいなあ、と再認識。

 この時のプロダクションはゼッフィレッリ版だったので豪華絢爛。舞台装置のあまりの見事さに、幕が上がるたびに観客席から溜め息、そしてどよめき、ついには拍手でした。

 ヨーロッパは財政緊縮のあおりを受け、時代設定を変えることで衣装や装置を簡素でポップにするようになっているので、眼の歓びが減ってきています。さすがアメリカはまだお金持ちだな、なんて思ってしまいました。

 こちらも読んでくださいね♪
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆最新刊「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷になりました♪
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/

残酷な王と悲しみの王妃

 
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 7刷になりました♪

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☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」3刷中。

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NHK「あさイチ」で大塚美術館紹介

2010年12月07日 | 朝日ベルばらkidsぷらざ
 朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン<映画篇>」第52回の今日は「ハプスブルク家の黄昏に」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2010/12/post-3287.html#more
 エリザベートの息子ルドルフを仇役にした「幻影師アイゼンハイム」について書きました。

 本文でも触れましたが、絶世の美女を母にもったというのに、ルドルフの外見はそんなにパッとしませんでした。映画の中のぎらぎらした悪役とは遠いイメージです。

 また映画では、この時ルドルフはまだ独身、ということになっていますが、現実にはベルギー王の娘シュテファニーと結婚し、娘もひとりいました。誰もが知る不仲な夫婦でしたが。。。

 さて、お知らせ。
 12/9(木)、NHK『あさイチ』のジャパなびというコーナーで鳴門市が取り上げられるそうです。そして鳴門といえば、渦と大塚美術館♪

 というわけでカメラは大塚美術館へ入り、春からずっと開催されている『怖い絵ツアー』のご紹介もあるそうです。ぜひごらんくださいね!詳しくは以下。
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2010/12/09/01.html



☆最新刊「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷になりました♪
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/

残酷な王と悲しみの王妃

 
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 7刷になりました♪

「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」3刷中。

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463) 


☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)14刷中。

名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)

☆「怖い絵」16刷中。

怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。

怖い絵3


☆「危険な世界史」(角川書店) 4刷中。
危険な世界史

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
 
 恐怖と愛の映画102 (文春文庫)


☆わたしのオペラ本 「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

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