中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

ギロチン190年

2011年08月30日 | 映画
 ギロチンは、大革命直後の1792年、フランスにおける正式な処刑用具となりました。考案したギロチン博士(?)もこれで殺されたとか、ルイ16世が改良を加えた、などという話もありますが噂にすぎないようです。

 フランスで女性がギロチン処刑された最後の例は、1943年、第二次世界大戦中に非合法で堕胎手術をおこなっていたマリー・ジローでした。このことを知ったのは、映画「主婦マリーのしたこと」を見てでしたが、それで何となくギロチン刑はこのあたりで終わったと勘違いしていました(ドイツでは1949年まで)。

 ところがそうではなかったんですねえ。。。

 最近またDVDでオードリー・へブパーンの「シャレード」を見ていたら、フランスの警視がアメリカ人容疑者に、「フランスでは死刑はギロチンだ。刃が落ちる前に首がぴりぴりするらしいぞ」というような台詞で脅していたのです。

 ええ~、この映画は60年代なのに!と思って確かめると、なんとギロチン刑は1981年まであったんだそうです。190年も続いていたとは。。。

 かなりびっくり!



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メンデルスゾーンのシンクロ

2011年08月23日 | 音楽&美術
 朝日新聞ブログ「世界史レッスン≪映画篇≫」第68回の今日は、「短銃入り祈祷書」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2011/08/post-41dd.html#more 
 ディズニー映画「三銃士」について書きました。

 デュマの「モンテクリスト伯」は子ども時代、「少年少女文学全集」で「岩窟王」のタイトルで読み、まさに血湧き肉踊るとはこのことだと面白かった。長じてはきちんと原作を読みましたが、やっぱり面白くて2度3度と読み返したほど。脱出シーンが最高!

 さてしかし、これだけ面白いのになぜか映画化作品には恵まれず、どれも大して出来がよろしくないのがすごく残念でなりません。決定版が待たれます。

 同じく「三銃士」の映画も今ひとつのばかり。どうしてなのかなあ。。。不思議でならない。ディズニー版も、はじけていません。でも本文中に書いたように、短銃入り聖書が出てきたので、エッと思った次第。ちょうど「ヴェネツィア展」に関連したムックに、ヴェネツィアを舞台にした映画のエッセーを書いたり、出展される「短銃入り祈祷書」に感心したばかりだったので、一種のシンクロかな、と。

 シンクロといえば、強烈に思い出すのはメンデルスゾーン。
 文庫の「芸術家たちの秘めた恋」はかつて「メンデルスゾーンとアンデルセン」のタイトルで児童出版社から出したのですが、これを書いていたころのこと。

 音楽好きの友人と喫茶店への道すがら、「いま何を書いているの?」「メンデルスゾーンなの」「面白そうね」とお喋りし、喫茶店に入った瞬間、思わず顔を見合わせてしまいました。だって流れていたのがメンデルスゾーンの「イタリア」!!いやあ、驚いた。

 
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スカイツリーのかっこいい作業所長さん

2011年08月09日 | 朝日ベルばらkidsぷらざ
 8日の朝日新聞夕刊「凄腕つとめにん」に登場したのは、大林組の新タワー建設作業所長・田淵氏。

 57歳なのに自ら高所に上り、現場チェック。作業不備をどうやって見つけるかと問われ、「経験から感じる「におい」があるんです」。

 無事故で最高のものを造り上げるため、作業員たちには胸のペン一本にもストラップを付けさせるし、安全帯の二挺掛け訓練を欠かさず毎月おこなわせるのだという。

 延べ50万人もの作業員の現場統率者のかっこよさを見せつけてくれます。ぜひお読みください。

 たまたまテレビで3.11.時のスカイツリー頂上での作業員たちの様子を見、4~6メーターも揺れて怪我人ひとりださないという素晴らしさに感動したばかりだったので、その裏にはこうした所長さんたちのたゆまぬ努力があったのだな、と改めて日本の素晴らしさに感じ入った次第です。

 さて、来週はお盆のため当ブログもお休み。また23日に!
 おっと、書き忘れるところでした。10日発売の「文藝春秋」9月号の<巻頭エッセー>に「名画を10倍愉しむには」を書きましたので、読んでくださいね~



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日曜美術館「ルブラン×ダヴィッド」再放送

2011年08月02日 | 音楽&美術
 今日はお知らせ。

 4月に放映されたNHK教育テレビ「日曜美術館 ヴィジェ・ルブラン×ダヴィッド」が、好評につき8月に再放送と決まりました。めでたい♪

 8月7日(日)9:00~【高校野球のスタンバイのため、甲子園が晴れたら放送は無し】
 8月14日(日)20:00~【こちらは何があっても(?)放送予定】

 ということですので、以前見逃した方はぜひごらんくださいませ。

 4月にこの収録について書いたものを以下に再録
   ↓

三菱一号館美術館の館長、高橋明也さんとわたしがゲストに呼ばれました。司会は千住明さんと森田美由紀アナウンサー(わたしと同じ道産子♪)

 千住さんがアントワネットの音楽の師グルックの曲をピアノで弾くシーンもあったり、盛りだくさんですので楽しんでいただけますよう!

 わたしはスタジオ撮影で、11時半にNHKへ入り、メイクして打ち合わせして食事して本番があって2時半終了、ということだったので、食事はいりませんとお断りしました。10時過ぎに多めの朝食兼昼食を自宅でとり、出かけたわけです。

 ところが。。。

 撮影の終わったのが4時半!
 おなかがすいてすいて、へろへろになってしまいました(あちゃー)。


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