先週、最寄のスーパー・テスコで見た広告です。
サンドイッチとポテチ小袋とドリンクで、通常価格3.90ポンド(745円)のところが、
顧客カード価格だと3.40ポンド(650円)。
倹約主婦の私はつい(高~~~っ!)と思ってしまうんですが、日本のコンビニと比べて、いかがでしょう・・・?
《 注: ポンドから円へは、今日のレートを参考に、1ポンド=191円で計算しています。 》
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去年の夏のものですが、こんな記事を今日、読みました。
【最低賃金】 日本“1000円台”突破も・・・ イギリス1846円 ドイツ1826円 (以下略) - FNNプライムオンライン (2023年8月6日)
第一生命経済研究所 藤代宏一さん:
実はこの1年ぐらいは日本でも約30年ぶりの賃金上昇が起きていますので、今いい動きが始まりかけています。 しかし、この30年間ぐらいの
長いスパンで見ると、日本は1990年台後半から、ずっと上昇率が0%ぐらいの状態が続いてきました。それに対して欧米諸国は、
平均すると3%ぐらい毎年賃金が上がる環境にありましたので、賃金の大幅な格差が起きてしまったことになります。
えっ・・・ 日本て、ここ30年ちかくも、賃金が上昇していなかったの・・・!?
そりゃ外国との差が開くわけだわっ!
これまでのイギリスの最低賃金を、ウィキ(National Minimum Wage Act 1998←下の表も拝借しています)で学びました。
現在(=今年4月1日から)のイギリスの最低賃金は、21歳以上の労働者の場合、11.44ポンド(2185円)なんですね。
円安の影響で、昨夏の1846円から跳ね上がったように見えます。
ニュース記事の中の昨夏の最低賃金1846円を、下表の10.42ポンドで円換算されたものとすると、
当時のレートは1ポンド177円だったことに。
そのレートで換算すると、現在の最低賃金は2024円、昨夏から178円上昇したことになります。
私が働き始めたのは23年半前、ムスメが学校に上がった2000年9月のことでした。
当時の最低賃金は3.70ポンドだったんですね、現在のと比べると1/3近い低さです。
(厳密に言えば、2000年9月の最低賃金はまだ3.60ポンドでしたが。)
私のイギリスでの最初の仕事は、近くのスーパー・テスコでの品出し作業でした。
担当は野菜と果物売場で、黙々と品薄になった商品を運んできては並べていましたっけ。
当時の時給は、最低賃金をちょっぴり上回る3.85ポンドだったような記憶があります。
現在私がいただいている時給は、15ポンド(2865円)。
今の仕事を始めた一年半前から上昇はしていませんが、相場より高い賃金なので、満足しています。
ネットの求人広告を見る限り、介護ヘルパーさんの時給はだいたい12ポンド(2290円)前後なので。
あと、マイレージとして1マイル(1.6km)につき50ペンス(95円)を支払ってくれるのも助かります。
しかも対象になるのは、我家を出たときから、顧客さんのお宅を2~3件まわり、帰宅するときまで。
イギリスはガソリンが本当に高いので(現在リットル285円くらい)、これはウレシイっ!
今の仕事に就けて、本当にラッキーでした!