心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

妖精

2010年04月30日 | 雑感・愚見


自然物の精霊と言われる妖精。
その妖精が見えると言う人がいます。

そんな話を聞いて、非科学的な馬鹿な話だ。
何て言うのは、ちょっと野暮のような気がする。

心理学的というか、私の得意とする催眠から考えると、
妖精が見える人がいても何ら不思議ではありませんが、
そのように考えるのもまた野暮のような気がする。

芸能人でもそんなことを言っている人がいましたが、
その人が見えると言っているんだから、
これ、間違いなくその人は見えているんですよね。

妖精が見えるのは心が純粋な人だけで、
だから子供に見えて大人には見ることが出来ないと
言われていたように記憶しています。

そんな妖精に対しての多くの人のイメージは、
魔法チック、メルヘンチック、
何か幸せを運んでくるようなイメージを持っている人も
多いのではないでしょうか。

庭で木や花を大切に育てていたら、
ある日の深夜、庭から聞こえる話し声で眼が覚めて、
何だろうと覗いてみると、妖精たちが遊んでいた。
人間に見つかった妖精たちは、もうそこにはいられない。
妖精たちが立ち去る時に、

「これからも、ずっと、この花や木を大切にして下さい。
幸せの魔法は続きます。」

そんな言葉を残して去って行った。

妖精が見える人は、何も特別の人だけではないように思えます。
私達の身近で妖精を見ることが出来ます。
まだ年端もいかない子供達は、妖精そのもの。
あどけない表情。つぶらな瞳。
子供は、間違いなく妖精の化身です。

やがて子供から妖精たちが抜け出ていく時に、
これからもずっと愛情をこめて大切にしてください。
幸せの魔法は続きます。そんな声がどこかで聞こえませんか。

TVから悲しいニュースが流れてきます。
子供を虐待。子供が親を。

2009年度、日本には106万9000人の
妖精が舞い降りたそうです。

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ふわふわと

2010年04月29日 | 雑感・愚見


自分がやってみたいと思えることが
早くからハッキリと定まっている人もいますが、
そう多くはないのではないでしょうか。

「自分が何をしたいのか分からない。」
「自分がしたいことは何一つない。」

そんな話を聞くと、
分からない、何も無いのではなく、
成功する自信がないと言っているだけ。

やりたいと思ったら一歩踏み出してみるしかない。
一歩踏み出したからといって必ず成功するとは限らない。
しかし、何かを手にした人は一歩踏み出した人だけだよ。

何て事を言いたくなるかもしれません。
確かに、その通りだと思います。
でも、あえて私は、ゆっくりしようと言いたいかな。
そんな時、無理して自分を追い立てる必要ない、
ふわふわと漂っても良いじゃないかと。

タンポポの種は、風に乗りふわふわと漂う。
目指す目的地も定まらないままふわふわと漂い、
そして、一度根付くとその場所で何年も厳しい冬を越して、
花を咲かし続けるそうです。

これだと確信できるものと出会うまでは、
ふわふわと漂いながら色々なものに触れてみるのもありかなと。
ふわふわと漂いながらも触れる時には一生懸命触れてみる。
そうしている内に、気が付いたら何かにのめり込んでしまっている
自分がそこにいるかもしれません。

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おくりびと

2010年04月27日 | ライフ


ここ何回かのブログが私の仕事に関するような内容が続いていましたので、
チョットここらで息抜きと言うか流れを変えようかどうしようかと、
思案六法中のそんな時に、

昨日、何かと話題になった映画「おくりびと」がTVで放映されていました。
それまで映画館でもDVDでも見ていなかったので、
ちょっと見てみようと、そして面白くなさそうだったら
そこで見るのを止めようと軽い気持ちでチャンネルを合わせました。

私は映画好きではあるのですが、映画であれば何でもかんでもOKとまでの
映画好きではありませんので「おくりびと」を見ることを
「おくりびと」だけに先おくりしていた次第です。

何故なのか。

TVでは視聴率が取れる鉄板と言うと料理と動物だとか、
聞いたことがあります。これが高視聴率を見込めるということは、
多くの人がそれらに興味を持ち知りたがっているということになります。

そして、多くの人が興味を持ち知りたがっているものを伝えるのが、
TVの本来の姿であり役目ですから、それらの番組が多くなるのは、
自然でしょうし、当然だとも言えるかと思います。

しかし、「映画やドラマは娯楽だけでなくメッセージ性があるもの。」と、
私が勝手に決めつけておりまして、そうでないものには惹かれません。
そして、さらに私ながらの勝手な考えですが、
その映画のテーマに人心を動かしやすい「死」を中心に据えていると、
何だか安易な感じがしてしまって、私の中では先送り、またはお蔵入りとなります。

前置きが長くなりました。申し訳ありません。
ゆえに私的には「おくりびと」は先送りにしていたのですが、
この映画は、見ている内に引き込まれてしまいました。

この映画の人の死は、単なる死による別れとして描かれておらず、
死とは何だろうとか、人の一人生とはとか、人への愛情とか、
色々な想いを刺激してくれた良い映画だなあと感じたのですが。。。

ラストシーンが、あの石のシーンで突然の終わりなのかなと?
丁度その時、携帯に電話が入り携帯を取りに行ったわずか数秒の間に、
画面が真っ暗で終わっていたんですよね。。。

これから物語が盛り上がっていって、
どの様なラストシーンが用意されているのだろうと期待していたのですが、
「あれれれれ。」と言う感じです。
映画館で放映されたものも、DVDも同じラストシーンなんでしょうか。
完全に不完全燃焼となったので、DVDで確認しようと思っています。

今回は、これだけの話。油断大敵!
自分がそうだと思っている通りに世の中進まないもんだ。

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フリーセル

2010年04月25日 | 心理カウンセリング


パソコンを購入するとゲームファイルの中に、
皆さんも知っているフリーセルというゲームソフトが最初から入っています。

ちょっとした知的ゲームソフトで、
ゲーム・ルールにのっとり一枚ずつカードを動かして、
順番に並べることが出来るとOK。

一分も要さずに解ける物凄く簡単な組み合わせから、
結構な時間を要する難関な組み合わせまであって、
中々面白く出来ています。

私も気が向いた時に挑戦をするのですが、
このゲームを解いていく感覚と、心の悩みや問題を解決していく感覚とが
「何だか似ている所があるなあ~。」なんて思ったりしています。

カードを一枚、一枚動かして、ある形まで進めると、
次の一枚を動かすことで雪崩の如くゴールに向かって動いてくれます。
最初にカードが配られた状態は、
カード全体がゴールに向かって流れようとしているのを、
その配置が乱れていることで滞っている状態です。

人が心の悩みや問題を克服していく時も、
たった一つのポイントが動くだけで全体が綺麗に動きだしたり、
それまでには、いくつかのポイントを動かす必要があったりします。

心は常に気持ち良い方向に動こうとする力が働いていて、
気持ち良く流れるための環境を整えることで、それは動き出します。
自分で無理だと決めつけたり、諦めない限り、それを動かすことが出来ます。

とんでもなく困難に感じるものも、
たった一つのポイントで一気に全体が動き出すかもしれません。
全ての人は、一つのポイントを動かす力を持っていると、
今までがそうであったように、これからもそうであると私は信じています。

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チョットした対応策

2010年04月23日 | 心理カウンセリング


私達の感情、感覚は、例えそれが不快なものであったとしても
「苦しめてやろう!」とか「懲らしめてやろう!」
何て事は間違っても考えないで頂きたい。

この働きは、何に基づいてかというと
何度もお話をした、ある時にあなたが心に定めた規則ですが、
全ては母体であるあなたを守り、サポートするための献身的な働きです。

このことを前提にします。

となると、
「きっと、~が起きるに違いない。」
「あ~、とんでもないことになっちゃった。」
「何て、俺は(私は)駄目なんだろう。」

的なことを想ったり考えたりすると、
当然ですが、嫌な感じを味わうことになります。

パンドラの箱からは希望が取り残されずに出ることが出来ましたが、
ただ嫌な気分だけを味わって終わっているとするならば、
あなたの中に取り残された内的文章があるのです。

その文章こそ、心のパートナーが伝えようとしていたものです。

~が起きるかもしれない。
だとしたら「私は~しよう。」「~出来る。」

あ~、とんでもないことになっちゃった。
では「私は~しよう。」「自分には~が出来る。」

何て、俺は(私は)駄目なんだ。
であるなら、「私は~あればよくなる。」
~であるには、「私には、まずこれに取り組めば良い。」

必ず、あなたには対応策があるはずです。
あなたには、何かしらのやれることを持っているはずです。

嫌な気分だけを感じていたとすると、
心の蓋が閉じられて不完全なまま内的文章が終わっています。
何度も繰り返しても、嫌な気分だけを感じるだけで、
生産性も、発展性も、意味がありません。

もう一度、蓋を開けて最後まで取り出してあげましょう。
それだけでも、気分が変わるはずです。

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より良い自分に

2010年04月21日 | 心理カウンセリング


悩みの状態が酷くなってしまっている神経症と言われる状態は、
多くの時間、マイナス感情を感じてしまう状態です。

過剰なマイナス感情を感じたとしても、
それが、不適当な「心の規則」から起きているものであったとしても、
単発的なものである場合、不都合なものとなり得ますが、
大きな問題となるまでには至りません。

私達を神経症と言われる心理状態へと至らせ、
そこに留まらせているものは、

「自分は駄目だ。」「自分は劣っている。」「自分は無力だ。」
「こんな自分は許せない。」「そんな自分は認められない。」
「自分は恥ずべき人間だ。」
「自分を嫌いだ。」「どうして自分はこうなんだろう。」

というような、自己否定の存在です。
これがアンカー(錨)のように私達をそこに繋ぎとめます。
ですから悩みの状態を解決、改善すると言うことは、
自己否定に関わる「心の規則」を変えることであると言えます。

ダイエットにしても、禁煙にしても、論文を書き上げることにしても、
スポーツの技量を高めるにしても、集中力を高めるにしても、
シンプルにより良い自分を目指すというのであるならば、
コーチング的、アプローチで十分ですが、

それが悩みと言えるような状態であるとするならば、
「より良い自分になる。」と言う気持ちの下に、
必ずと言っていいほど自己否定の気持ちが存在しています。

その場合には、相談者と最初に話し合うことは、
自己否定を止めることを目標にすることを理解してもらい、
そこを最初の目的にするようにしています。

これを解決しておかなければ、
仮にダイエットに成功したとしても、禁煙に成功したとしても、
心が平安になることはありません。

仮に何かを成し遂げても、
それは一時的な心の満足、平安でしかなく、
しばらくすると、また不安感が滲み出てきます。

そして、また次へと、それが終われば、また次へと
終わりなき要求を自分にすることになり、
いつまでも心の平安を手にすることは出来ません。

「今、持てるもので喜びを得ることが出来ないならば、
将来、何を手にしたとしても同じである。」
と言う言葉が残されていたように思いますが、
この言葉は、正にそれを言い表しているように思います。

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一巻の終わり?

2010年04月20日 | 心理カウンセリング


「そうであると、それが起きるとお終いだ。」

このように心に設定されていると、
それが起きる可能性のあるものと向き合った時には、
心の反応は当然、爆発的なものとなります。

どうして私は、あんなに怖いのだろう。
「私は弱虫だ。」みんなは、そうでもないのに。。。
的なことを考える人もいるかと思いますが、
真相は、弱虫でも何でもなくて心の中の設定がそうなっているだけです。

営業、発表、自己表現、鳥、犬、ゴキブリ、
絶叫マシン、お化け屋敷、車の運転、人間。。。

私がそうであることを知られたくない。
そして、不安、恐怖。
私は、そうであるから結果は、ほぼ決まっている。
そして、回避、逃避。
「そんな私は○○だ。」
そして、落ち込み。絶望。

仕事、勉強、禁煙、ダイエット、恋愛、人間関係。夢。目標。
失敗すること、やれない自分は○○な人間だ。
だから、私は、絶対に上手くやる必要がある。
そうでないと、そんな私は一巻の終わりだ。

終わりとは本当の終わり。結果は一つの結果に過ぎません。
終わりと区切りとが混同されている状態です。

本当の終わりには二つあります。
それは、死と自分がそれは終わりだと信じることです。
でも、それは本当にそうなのでしょうか。

また何かを始めることが出来ます。
まだ歩けます。まだ立てます。まだ這って進めます。
まだ叫べます。まだ声に出せます。
まだ首を縦に動かせます。横に動かせます。

~が起きてしまう。私は~の人間になり下がってしまう。
このことが、百歩譲って真実だとしてもです。
それは、自分が望んでいない結果が起きているに過ぎず、
一巻の終わりを意味しているものではありません。

「自分が望まない結果。」+「一巻の終わりである。」
=強烈な感情。を変えるためには、
「一巻の終わりである。」の不適当であり変更が可能である部分を、
変えることで無理のない自然な感情を持つことが出来ます。

心の問題を解決することは、必ずしもそれまで感じていた感情を、
全く違った感情へと変えたり、何も感じなくなったりすることとは限りません。
感じなくて良い感情は感じずにすむように、
過剰過ぎる不自然な感情は、自然な感情へとすることが、
第一の目標となります。

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スローモーション

2010年04月19日 | 心理カウンセリング


心の規則の改善、解決のテーブルに必要なものを置くために、
私達の学習機能による瞬間思考が働いていることに気が付いたら、
その部分をスローモーションにしてみましょう。
そうすると見逃していたものを見つけることが出来ます。

「何か失敗することをいつも過剰に恐れてしまう。」としたら、

成功であっても、失敗であっても、
それは次のために役立つものであるから、
結果ばかりに気持ちを奪われるのではなく、
その時の、自分のやるべきこと、自分が出来ることをやれば良い。

何て事を誰かに言われて「あっそうか。」と、
確かにそうなんですが、そう心から思えればいいのですが、
私達の心は簡単に納得してくれないものです。
大抵は、「それは分かるけれど。。。」となります。

何故でしょう。それは心に届いていないからです。
心に届かなければ、千の言葉を持ってしても同じです。
では、万の言葉でとなると、おせっかいの域に達して、
うるさく思われたり、煙たがられたりするかもしれませんし、
最後には「あなたは、私の気持ちを分かってくれない。」
何て怒られてしまったりすることもあるので注意が必要です。

何故、心に届かないのか。
何故、その間違っていない言葉を心は受け取ってくれないのか。

「失敗。」これだけでは、失敗は恐ろしいことではありません。
しかし、それを恐ろしいことだと心が反応している限りは、
その人にとって「失敗。」を恐ろしいものにしているものがあります。

スローモーションで見てみましょう。
あなたは命綱なしで100メートルの綱渡りに挑戦中ですか。
泳いで太平洋単独横断に挑戦中でしょうか。
ロシアンルーレットに挑戦中でしょうか。

これらの失敗は死を意味しますから、
先ほどの言葉、成功するにしても失敗するにしても云々は、
「は~っあんた何言ってんの。」となるのは当然だと思うのですが、

心の届かないのは、これと同じ意味になっているからです。
「失敗」と「強い恐れの反応」を、
しっかりと結びつけているものがあって、
それが、失敗を絶対に避けなくてならないものとしています。

死とは、人生が終わることを意味します。全てが終わることを意味します。
絶対に取り返しがつかないことを意味します。
その人にとって、それと同等に近い意味を持っていればいるほど、
怖さのレベルが強烈になっていきます。
それがあって初めて失敗が恐いものとなります。

それは何でしょう。
役に立たない人間? 不必要な人間? 見下される人間?
愚かな人間? 劣等な人間? 

解雇されてしまう? 出世できない? 異性に振られてしまう?
愛想を尽かされてしまう? 話をしてくれなくなる?
今までのこと全てが無駄になってしまう?
もう幸せになることが出来ない?

そして、そうであると信じています。
信じていると言うより自動化されていることで、
それを当然だと思っていると言った方が良いかもしれません。

そして、そのことが「それを絶対にしてはならない。」
または、「それは絶対に成功させなければならない。」
の強烈な縛りの「心の規則」を定めてしまうことになります。

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雷撃

2010年04月17日 | 心理カウンセリング


「心の規則」は、私達の感情、思考、行動に大きな影響力を持ちます。
現在の自分の在り方を変えるためには、心の規則を変えていく必要がます。
そのためには、直接的に「心の規則」を扱っても、
変更、改善は容易ではありません。

ですから、「心の規則」を変更するためには、
心にイメージされている結末を変える働きかけをしていくことになりますが、
この時、瞬間思考なるものについて考える必要があります。

瞬間思考とは文字通り、あっという間に働く思考、イメージのことです。
これは、私達の学習機能の働きによるものなのですが、
ある出来事から学んだことを心に落とし込み自動化するための機能です。

本来は、自動化が完了するためには、同じことを繰り返し体験することで、
学び取ったものが脳に組み込まれていきますが、
強く感情が動いたものについては、一回の経験をするだけで、
自動化が完了して次から感情、感覚のお知らせが始まります。

感情面から見るとプラスに働いているのが、
スポーツ、運転技、職人、料理等々の技能向上にすこぶる役立ちますし、
計算力、知識力のアップ等々にも役立ち判断力や智力向上にも繋がります。

マイナスに働いているのが、
恐怖感や不安感などの不快感を感じるものです。
例えば、幼いころに自分の素直な気持ちを言うと、
両親に酷く怒鳴られたり、驚威圧されたりすることが何度も繰り返されたことで、
自分の気持ちを素直に言うことは危険であると学習すると、
成人してからもその自動化された反応が繰り返されていきます。

ある事柄と心の反応との間には、
一瞬の内に描かれたイメージ、または思考があるのですが、
この反応は、心の中(脳)で一瞬の内に行われていますので、
また感情の激しさに圧倒されたりしますので、
全く気がつかないまま見逃してしまい、
それが現実的なものだと認識してしまいます。

そして、そうして同じ反応が繰り返されるだけでなく、
繰り返されるうちに反応力が強化していきます。
ですから、まずはその自動化された反応であることに気が付くことが大切です。

それに気が付けば、心の中(脳)で描かれているイメージや思考を、
解決、改善のテーブルの上に置くことが出来ます。

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壁の向こうへ

2010年04月16日 | 心理カウンセリング


心の規則を決して悪者にしてはいけません。
私達を護るために働いてくれています。

しかし、安心や安全を感じることに繋がるよりも、
不快を引き起こす原因となっているとするならば、
成長を遂げようとする現在の自分にとって、
それは、もはや自分を護る城壁から、
行く手をさえぎる壁となりつつあるのかもしれません。

人の心を導くための技法は数多くあります。
そして、導くと言うより思い通りに動かすための技法というのもあります。

セールス・トークから新興宗教の勧誘手法まで、
特別なものだけでなく、それは私達の身近に存在し、
気がつかないまま、それに巻き込まれていることもあります。
もっともそれに気が付かれた時点で効果は激減しますから、
分からないように、自然に行われています。

催眠療法や心理療法の分野にも、
それらの技法が紹介されていますが、
私的には、これ、あまり好きではありません。

平気で使用する人は言います。
「どうであれ、結果その人のためになれば良いんだよ。」
そうかもしれません。
しかし、やはり私は好きになれません。

一人の人生は、とても大きな価値があり、
とんでもなくその人にとっては重要で、
何事にも代えがたい大切なものです。

その人生の行き先を指し示すことの重大さ。
その責任を背負うだけの覚悟を持てませんし、
それだけの人物になっているとは、
とてもじゃないけれども思えません。

だから私が行うことは、
その人の可能性を制限しているであろう、
今は、その人の行く手を阻んでいるであろう心の規則を変えるお手伝いです。
その人の行動の選択を狭めている心の規則です。

前に行くのも、右に行くのも、左に行くのも、
後ろの進むのも、その人自身が決断してもらいたい。
心の規則が姿を変えた時、それを自由に選ぶことが出来るのですから。

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