ウイスキー

写真を取る時の合言葉は、アメリカ、日本ではチーズ。これ古いでしょうか。
韓国ではキムチ、ディズニーではミッキー、
そして、どこの国だったか忘れましたが、ウイスキーと言うところもあるようです。

ウイスキーを飲んだことがある人が多いと思いますが、
市販されているものは、もちろん何年か樽で熟成されたものなのですが、
熟成された一つの樽、それをそのまま瓶に詰めている訳ではありません。

一つ一つの樽の味わいには個性が有り、より美味しいウィスキーにするために、
一つ一つの樽を試飲し、一つ一つの味わいをチェックし、
いくつかの樽のウイスキーをブレンドして味を調え、
ようやく商品として売り出されるのだそうです。

一つの樽だけでは苦すぎるウィスキーも、ある樽のウィスキーと混ぜることで、
その苦味があることで奥深い良い味わいになったりします。

人もそうなのではないかと思うのです。
一人の人間には、たくさんの心のが混在しています。
悪人、善人、悪戯っ子、駄々っ子、欲、甘えん坊、戦士、弱さ、強さ、
だらしなさ、節度、優しさ、思いやり、等など。
これらが適度に混ざって、あなたの奥深い個性が出来ます。
そして今も、一つ一つのあなたの熟成が進んでいるはずです。

その全ての個性を暖かく包み込んで下さい。
そして、包み込めたら、全てのあなたと一緒にこう言いましょう。
「ウィスキー。」

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悶絶必死

羊は驚くと４本の足をピーンと突っ張らせて、その場に倒れたままになります。
そんな映像を見たことがあります。まさに悶絶。

そこで、犬の嗅覚は、人間の百万倍とか一億倍であるとか言われ、
地面などに残された臭い分子や空気中を漂うほんのわずかな臭い分子を
嗅ぎ分けることが出来、この能力を犯罪捜査や災害救助に生かしています。

昔々のことですが、
酷い臭いも、人の百万倍～１億倍も酷く臭うのではないかと、
それを同級生たちと確かめてみようということになりまして、
どんな方法がいいかと相談した結果、握りっ屁を犬に嗅がせれば良いとなりまして、
やってみたことがあります。

私達でもあんなに臭いオナラの臭いが、百万倍臭かったら犬は悶絶するだろうと、
そこにいる全員が確信していたのですが。。。。
結果、犬の反応は私達のそれと変わりませんでした。
な～ぜ？どうして？
皆で考えたのですが、その時は結論が出ずじまい。
今思えば、能力の調整が出来るのではと結論付けています。
必要な時に必要なだけ能力を発揮する。
これ間違っているかもしれません。

そこでです。
相談に訪れる方の中には、自分の悪い所、至らないところなどを
犬の嗅覚並みに見つけ出してしまっている方もいます。
そこをターゲットにして、他の香りには目もくれず。いや鼻もくれずに。
絶え間なくフルの能力でかぎ取ろうとするもんですから、
薄いわずかな香りも強烈に感じたりして、そんなことすると最後には悶絶しますよ。
私達は、そんな不器用で、厳しい生き方も出来ますが、
全体の感じを大切にする生き方もあることを思い出してほしいのです。

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努力は才能に勝る？

エジソンが言っていたのは、
「１％のひらめきと９９％の汗」
これが少し変わって
「１％の才能と９９％の努力」
という言葉にもなっていると記憶しています。

これらの言葉は色々と解釈することが出来ます。
努力は才能に勝るとか、ひらめきは１％あるだけで、
９９％の努力は実を結ぶとか、逆に言うと、
いくら努力をしてもひらめきが無ければ無駄になるとか。

しかし、この９９％セントの努力。これが出来ることが、
その分野での才の持ち主だと思います。
鹿児島のゴルフ場のスタートホールに立ち、
次のホールへ、次のホールへと進んでいって
気が付いたら東京のゴルフ場まで来ていた。
何らかの分野の天才と言われる人は、こういうような人です。

これを努力しているとは言えないでしょう。
努力と思う人は、決して天才と呼ばれることはないと思うのです。
努力という言葉の私のイメージが間違っているのかもしれませんが、
同じ行動であっても意思で動かそうとするのが努力であって、
気持ちで動いてしまうのとでは違います。

天才と呼ばれる必要はないのですが、
この天才のエキスの割合が多い人ほど、
その分野の高みまで行けるはずだし、
そんな人に、努力の人が勝てるわけがないし、
勝ったとしても勝っただけになるかもしれないと思うのです。

努力、根性、頑張り、粘りの美化論、美徳論に惑わされ、
もっともっとと自分を奮い立たせようとし過ぎると、
心も身体も疲れ切っちゃうよ。

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トリック

トリックと聞いて、マジックを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。、
お酒を思い浮かんだと言う人には、それは徳利やんけ！
と一先ず突っ込みを入れておきます。

マジックは、ユニークで優れた人達によって
数多くの芸術的なトリックが開発されてきました。
その一つにマジシャンズ・セレクトがあります。

このトリックは心理トリックの一つで、
「ＡとＢのどちらかを選んで私に渡してください。」
Ａを選ぶと、あなたが残したＢの方を見てください。
Ｂを選ぶと、あなたが選んだＢの方を見てください。
どちらを選んでもマジシャンはＢの方で
マジックを進めることができます。

前に上がり坂、下り坂で紹介したダブル・バインドと似ていますが、
ダブルバインドは、ＡかＢどちらを選びますか。となり、
答えは、ＡかＢの二つとなります。Ｃという他の選択肢を消し、
ＡかＢどちらかを選んでももらうところに導いていますが、
マジシャンズ・セレクトは、
自分が用意してある結論を、あなたがそう言ったからと、
結果の原因が他者にあるようにする手法です。

例えばですが、日常で使うとするなら、
何かの売り込みに対して断る時に、
私がそれを契約すると利益がありますか。と聞いて、

相手が、それを手にすると間違いなく利益が出ます。とくると。
間違いなく利益がでるなんていい加減なことを言う人は信用できない。
と返し、、
確かな利益を保証することはできません。とくると、
そのような不確かなことには手を出すことはできない。となり、
相手がどう答えても、こちらの答えは一つになるわけです。

言葉のトリックには色々あって、
占い師の言葉、政治家の言葉、空っぽの言葉と言われるものもあります。
占い師の言葉と言われるものは、
相手がどう答えても自分を安全にできるものがあります。

それは、
以前、あなたの身近な人で事故に巻き込まれた人がいますよね？と聞かずに、
神妙な面持ちで、
以前、あなたの身近な人で事故に巻き込まれた人がいませんか？と聞きます。
相手が、「いいえいません。」とくれば、
そうですかと単なる質問にすることができますし、
「はい、います。何故わかるのですか。」とくると、
これに出ていますから。となります。

政治家の言葉と言われているものは、
具体性に欠ける言葉を連ねるもので、「政治生命をかけて取り組みます。」
「早急に対策を練ります。」とにかく具体性に欠けた言葉を連ねます。
後でいくらでも言い訳が出来るようにしています。

空っぽの言葉は、正反対のことを言ってバランスをとります。
それは場合によっては成功することもあるだろし、
失敗することもあると私は考えます。のような感じです。

ざっと簡単に紹介しましたが、
マジシャンのトリックは私たちを楽しまさせてくれますが、
私達を、都合良く操ろうとか、煙に巻くトリックが、
至る所に存在していますから、くれぐれも御注意を。

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やってやれないことはない。

皆さんは、ペン回しを知っていますか、
私は出来るという人も結構多いと思います。
若い学生の人たちが何気にやっているのですが、
ボール・ペンなどを指先でクルクルと回すやつです。

最近は、ペン回し専用のものも売り出されているようですが、
私が学生の時には、周りの人にやる人がいなくて、
見たこともありませんでしたが、何年も前にそれを初めて見たときに、
面白そうだと思って一度チャレンジしてみました。
何度かチャレンジしたのですが、上手くいかず、
こんなもの出来たって、意味が無いと自分に納得させて諦めたのですが。
あれ、やっているのを見ると簡単そうに思えるのですが、
実際やってみると結構難しいんですよね。

それから、随分と月日が流れてＴＶで少し話題になりました。
芸術と言っても良いような妙技を見てびっくり。なんじゃこりゃです。
指にペンがくっ付いているかのようなパファーマンス。
そして、人の能力の恐ろしさを再確認です。
そして、どういう訳だか私の負けず嫌い魂が点火しました。

何年も前に一度チャレンジをして叩きのめされ挫折したものに、
今度は本気で取り組んでみました。やり始めると、
やはり数年前と同じ、何度もやっても上手くいきません。
指先でペンが回るどころか、跳ねて、暴れて落ちます。
当然、上手くいかないことでイライラが、心からは、
数年前と同じように、諦めることを促す気持ちが湧き上がります。
でも、以前と違うのは、今回の私は本気でした。

チャレンジ精神を邪魔するイライラと言い訳を何とかしなければと思いついたのが、
馬鹿になることです。今から私は馬鹿になる。おれは馬鹿だ。とモードチェンジ。
すると成功への欲も消え、失敗に対してのもどかしさやイラつきが消え、
ただ、ただ、クルクルです。一日、結構な時間やりました。
４日目でコツをつかみ、今や、ペン回しが出来る男になっています。

体験から発見したコツは、支点となる親指の位置が真ん中ではなくて、
３分の一位の上部に位置し、ペンが回るのは親指の爪の付け根あたり、
始動は手首、他の指をそれほど意識せず中指で。などなど。
考えていただけの時とは、成功させるための必要なポイントが、
随分違っていました。
非常に面白いのが、これらのポイントは心が自然に見つけてくれたことです。
考えずに心に任せる。頭では無理なことを心が発見してくれる。

教訓、やってみなければ分からないことがある。
　　　時には馬鹿になることも必要だ。
　　　多くの人がやれていることは、自分にもやってやれないことはない。　
　　　考えて分からないときには、心に任せてみるのもよし。
　　　小さな成功も、随分気持ちよくなれたりする。
　　　何事も本気にならなくては、できることもできない。

要約すれば、ペン回しが出来て嬉しかった。それだけの話です。

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国の宝物

国の定義って何だろうと考えるが、
先の愚かな者についてと同じようなことになりそうなので、
やめました。

日本の国に住む者と言うことについては、
日本政府が統治する地域に住むものとなりますが、
日本では最近、昔では考えられなかったような
嫌な事件が多くなってきました。

アメリカが風邪を引けば、日本がクシャミをするでしたっけ、
アメリカがクシャミをすれば、日本が風邪を引くでしたっけ、
どちらにしても、
アメリカに似た経済の構造になってきたら、
アメリカの社会で起きているような嫌な事件も増えてきて、
連日のようにニュースで報じられている。

今は、死刑制度について、賛成でも反対でもないけれども、
当事者になってみなければ自分の本当の気持ちは分からないと思う。
だから、死刑につながるような犯罪について、
軽々しく言うことは出来ない。

しかし、思うに、国が国として成り立っているのは優れた科学技術、
強力な軍事力、競争力ある経済力なども要因の一つですが、
もっと、もっとの根底は、人がいることだと思う。

人は石垣、人は城といった昔の武将がいたけれども、
一人一人、国の大切な宝で財産であるはず。
一つの犯罪で２つの命が失われ、国の大切な宝が二つ無くなる。
そういった意味においても悲しい事件で、何とか無くならないかなあと、
切にそう思う。

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愚かなものパート２

古代アテナイの喜劇作家、風刺作家である
アリスト・ファネスが残した言葉で、

「未熟者は成長し、無知な者は学び、
酔いし者は、やがて酔いから醒める。
しかし、愚かな者は、
永遠に愚かなままである。」

という下りがあるそうです。
私は、この下りを聞いてドキッとなったのですが、
近所にいるおじさん、おばさんにに限らず、
大会社の社長さん、大学の教授、評論家。
誰しもの中に愚かな種が潜んでいると思います。

私と同じようにギクッとした人には安心してもらいたいのですが、
あなたの感じたその部分については、愚かな部分ではありません。
本当に愚かな部分は、自分では分からない。
分からないからこそ、愚かさが成り立ち、
ずっとそれが続きます。

だから、第三者に言ってもらうしかないと思うのですが、
これもまた、単なる見解の相違、価値観の相違などがあり、
人により喜びが違いますから、本当の愚かさであるかどうかについては
怪しいものとなります。

自分で自分の頭を殴り、その痛みから何とか抜け出したいと
本当に苦しんでいるような状態の場合は、そうなのでしょうが、
なかなか御目にかかることはできません。

愚かについて、じっくりと何日か考えての私なりの結論は、
愚かな人の定義は、私には難しすぎて出来ない。
結局は、そうなりました。
いやはや、これこそ愚かな行為？有意義な行為？

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音楽の不思議パワー

オバマ大統領の演説の巧みさが話題になり本にまでなりました。
オバマ大統領に限らず、歴代のアメリカの大統領には、
名演説と言われるものが多くあります。

しかし、日本の歴代総理の所信表明演説で、
名演説と言われるものがあると聞いたことがない。
一度くらい聞きたいものである。

インディアン・シアトル首長の見事な演説も人から人へと伝えられ、
父は空、母は大地という本になっている。

演説の巧みさで有名なのはヒトラーもその一人である。
言葉には、言霊と言われるように人の心を動かす力がありますが、
言葉単体では、力は半減どころか、大した力を発揮しません。
言葉プラス、言葉の抑揚が大事になります。

これ、言葉に曲が加わるようなもので、言葉そのものよりも、
この抑揚の方が影響力を持っていると言っている人もいますが、
そう言われてみると、確かに音楽には不思議な力があります。

今日、街を歩いていると私の耳に、ある一つの曲が聞こえてきました。
この曲の詩の意味自体は、名演説には遠く及ばないと思いますが、
名曲と言われる曲が加わることで、
問答無用の一瞬で私の心のありようを変えてしまう力を持ちます。
チクショウ。良い歌だなあ。




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制限

催眠状態になると、
普段とは違うちょっとした面白いことが起きるのですが、
話せない英語が話せるようになるなんてことはありえなく、
本人の中にないものは無理な訳です。
まっ、本人が英語をちゃんと話せている気にはなれます。

ですから、催眠状態は、自分への制約が緩んでいる状態とも言えます。
騎手が手綱を緩め、力を解き放ちスパートをかける感じ。
人には、何かの理由があって制約をかけておく必要があるのでしょうが、
とにかく、当たり前ですが制約から自由になると
普段以上に力がでます。火事場の馬鹿力もこれにあたります。

これからすると、人は結構自分の気づかないところで
自分で自分に制約をかけているということになります。
これはしてはいけない。これをしなければいけない。
こうでなければいけない。自分はこうである。
自分はこうではない。無理だ。とか。

この制約が良い悪いは別にして、
右も左も行けずに動けないような窮屈な感じを感じていたなら、
何かの制約がそれを起こしている可能性があります。
今一度、関係する制約を探し出して見直してみましょう。

すると、過去には有効だった制約が、
今では、適正でなくなっている制約が見つかるかもしれません。

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催眠って奴は

必要に駆られてパソコンをいじり始めて数年が経過。
始める前は魔物のような印象であったが、だんだんと馴染むにつれて、
こいつの正体は、テレビのリモコンとさほど変わらないことに気がついた。
操作スイッチが無茶苦茶多くてややこしいリモコンスイッチ。

パソコンがただの箱でなくパソコンでありうるかの仕組みは全く分からず、
テレビだって、薄い板に絵が映る仕組みなんて全く分からない。
だけど、そんなこと知らなくったって、手を伸ばして使ってみれば、
楽しいものだし、役に立つもの。ほとんどの人がそうじゃないかと。

催眠だって同じで、それを仕事にしている私だって
全容を説明できないけれども、仕事にしてない人たちよりも
少し使い方を知っていて、少し役立て方を知っているだけ。
そして、楽しいものだし、とても便利で役に立つものでもある。

催眠の後に術を付けてショーにすれば楽しめるものになるし、
催眠の後に療法を付ければ、心に役立つものになる。
催眠のことを深く理解する必要など全くない。
催眠もテレビまでいかなくとも、パソコンと同じくらい、
使えば便利だからで、手を伸ばして欲しいなと思っています。
ただ、他の電化製品と同じで粗悪品もありますので、ご注意も少し必要ですが。

催眠の３原則とは意識集中、リラックス、イメージだとか言われていて、
基本は全て自己催眠、催眠を経験したことがない人にはそれが難しいので、
そのナビゲーターが登場するのが他者催眠。
だから、催眠をかけられるのではなく、誘導者を利用しているのが本当。
中には下手なナビゲーターも結構いるのが現実で、
このナビゲーターにかかると催眠に入る能力にたけた人も、
見事に邪魔されて入ることができなくなる。

催眠って奴は、そんな感じです。

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