遺跡好き弁護士の一(はじめ)法律事務所

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段ノ塚古墳(舒明天皇陵)

2012-06-23 20:33:51 | 日記
先週行き損ねた橿原考古学研究所有史会の遺跡見学会のコースを少し踏襲してみることにしました。段ノ塚古墳です。
舒明天皇陵と考えられています。

この古墳は、鳥瞰してみると前方後円形をしているのですが、後円部にあたるところが八角墳になっています。前方部がやたらと広がっています。しかし、一般的には下が方墳、上が八角墳の「上八角下方墳」とでもいうのでしょうか?
前方後円形に見えるのは、下の方形部分が尾根を下る方向に伸びて台形上に広がっているからです。
八角墳の1辺は4.2メートル、方形部の一番広がったところが約105メートルになっています。
築造時期は7世紀中頃ということで、終末期古墳のひとつです。
現在見ることはできませんが、昔墳丘が崩壊したときに石室が現れて、中には二つの石棺が安置されていたとのこと。

しかし、山間部にあってたどり着くまでが大変でした。
何とか墳丘を撮影しようとがんばりますが、なかなかうまくいきません。

これは、正面鳥居のある場所からだんだん東にずれて撮りましたが、うまくいきませんね。

裏側(北側)に回り込むとようやく墳丘の一部が見えてきました。



二段築成の様子がわかるでしょうか?段築というのは、墳丘を階段状に積み上げた形のことです。

八角部分から次第に尾根の下方、方形部の方に撮影していきます。

全体をとらえることはできませんでしたが、墳丘の西側の下草を刈り取ってくれていたため、何とか撮影ができました。
多分これは、先週の遺跡見学会の参加者のために刈り取ってくださったのでしょう。ありがたい!

この古墳は、一応駐車場もありますが、途中で集落内の大変狭い道路を通過しなければならないため、恐怖心と戦いながら運転する必要があります。

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