7月例会のご報告。今回は巣山古墳のみです。
巣山古墳は、馬見古墳群最大の古墳です。
墳丘長約230メートル、墳丘の形はよく保存されており、後円部にとりつく形の造り出しが左右に設置され、前方部には島状の遺構が確認されています。
これは造り出しです。私がイメージする造り出しは、前方後円墳のくびれから少し前方部にずれたところに四角く張り出しているといったものですが、ここの造り出しは、後円部がまるでエラのように四角く張り出していますね。
解説によると、これは造り出しの古い形式なんだそうで、時代が下ると共に造り出しも前方部の方にずれていくそうです。
へ~~~。
これが島状遺構です(多分)。
ちょっと手前の藪がじゃまをしてわかりにくくなっていますが、前方部から伸びてくる遺構があります。ここには、水鳥形埴輪が出土しています。なんとまあ、凝った演出ですね。
築造当時は、真っ白に輝いていた墳丘に周濠には水をたたえて、島状遺構には水鳥埴輪をたてていたんですね。イメージするときれいですね。
これは、前方部の周濠です。造り出しや島状遺構もそうですが、部分的に補修をしているようです。
巣山古墳の前方部の先、外堤上に「古墳状高まり」があります。「古墳状高まり」には埋葬施設や円筒埴輪列があります。
・・・・要するに古墳じゃないの??
こんな感じです。
左が円筒棺が埋葬されていた施設で、右が円筒埴輪の復元です。
「円筒棺」というのは、円筒埴輪に似せたような作りでして、こんな感じです。
埋葬されたのは4世紀末で、鉄剣などの鉄製品が副葬されていたようです。
巣山古墳も4世紀末ですし、陪塚(ばいちょう。首長墓の周りに造られた部下の墓と考えられるもの。)でしょうかね?
次は7月例会のご報告の最終回です。
巣山古墳は、馬見古墳群最大の古墳です。
墳丘長約230メートル、墳丘の形はよく保存されており、後円部にとりつく形の造り出しが左右に設置され、前方部には島状の遺構が確認されています。
これは造り出しです。私がイメージする造り出しは、前方後円墳のくびれから少し前方部にずれたところに四角く張り出しているといったものですが、ここの造り出しは、後円部がまるでエラのように四角く張り出していますね。
解説によると、これは造り出しの古い形式なんだそうで、時代が下ると共に造り出しも前方部の方にずれていくそうです。
へ~~~。
これが島状遺構です(多分)。
ちょっと手前の藪がじゃまをしてわかりにくくなっていますが、前方部から伸びてくる遺構があります。ここには、水鳥形埴輪が出土しています。なんとまあ、凝った演出ですね。
築造当時は、真っ白に輝いていた墳丘に周濠には水をたたえて、島状遺構には水鳥埴輪をたてていたんですね。イメージするときれいですね。
これは、前方部の周濠です。造り出しや島状遺構もそうですが、部分的に補修をしているようです。
巣山古墳の前方部の先、外堤上に「古墳状高まり」があります。「古墳状高まり」には埋葬施設や円筒埴輪列があります。
・・・・要するに古墳じゃないの??
こんな感じです。
左が円筒棺が埋葬されていた施設で、右が円筒埴輪の復元です。
「円筒棺」というのは、円筒埴輪に似せたような作りでして、こんな感じです。
埋葬されたのは4世紀末で、鉄剣などの鉄製品が副葬されていたようです。
巣山古墳も4世紀末ですし、陪塚(ばいちょう。首長墓の周りに造られた部下の墓と考えられるもの。)でしょうかね?
次は7月例会のご報告の最終回です。