事故じゃなくて、予定通りの映像ですよ by ＴＢＳ

ＴＢＳの「ラヴィット」という番組で放送事故が・・・という話題があったので見てみた。

そうすると、コマーシャルが流れている場面で、突如北朝鮮の軍事パレードのシーンが流れてきて、そこでは金正恩が敬礼をしていた。

実に違和感のある画面で、これが意図せずに流れてきたのだとしたら、この放送局はもはや免許返上ものだろう。

しかし、電波ジャックにしては中途半端なので、むしろＴＢＳが「予定通り流した」とする方がしっくりくる。

リンク先の記事では「ＣＭ明け直後」という言い方をしていたが、見たところＣＭの途中をぶった切って流れている感じがしている。

しかも、その後画面がスタジオに戻った際、ＴＢＳのアナウンサーが次の通り弁解をしたそうだ。

「ＶＴＲの途中で、本来Jアラートの緊急時などに使用するために準備していた映像が誤って流れてしまいました」

これもまたスゴいコメントだと思う。

Ｊアラートについて、いちおう総務省のホームページで調べてみると、次のように書いてあった。

「全国瞬時警報システム（Jアラート）とは、弾道ミサイル情報、緊急地震速報、大津波警報など、対処に時間的余裕のない事態に関する情報を携帯電話等に配信される緊急速報メール、市町村防災行政無線等により、国から住民まで瞬時に伝達するシステムです」

つまり、主に携帯電話等に対して流される警報なのであるが、テレビにも流されるとは言え、何で緊急時に北朝鮮の軍事パレードの映像なんかが流されるの？

つまり、ＴＢＳでは緊急時に「北朝鮮がミサイルを発射しました」という警報を流すのではなく、「わが軍（北朝鮮軍）はミサイル発射テストに成功しました」というニュースを流すつもりだったわけだ。

ただし、次のような指摘もあった。

「この映像は、一昨年の１１月３日にも使われたことがあります。Jアラートが解除された後、北朝鮮に詳しい専門家に話を伺っている際に背景で流れていた資料映像でした」

いずれにしても、Ｊアラートとして流す映像ではない。

一部には「サブリミナル効果を狙ったのでは？」という意見もあったが、サブリミナルとして流されるにしては、堂々と流しすぎで、むしろ「ちゃんと見てね」という意思が感じられる。

こんなものは、番組制作側が間違えてやってしまった、というものではないと思うので、やはり以前の「危ないお米セシウムさん」事件と同様、あらかじめ予定していた行動と見る以外ないと思う。

この放送局って、ホントに腐ってるんだなあ。

https://news.livedoor.com/article/detail/26148693/