わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【子どもらしい顔】 ~一家総出の田植えから~

2016年05月21日 | ひとねる=自律のひとづくり
一家総出の大仕事である。

暮らしの学校「だいだらぼっち」のこどもとスタッフ、そして保護者の皆さんも可決ててくれた。

田起こしから肥料まき、水路作り、苗床作りと苗の世話・・・。

すべてこどもたちが手掛けてきて今日がある。

今日の田植えは、体験の範疇ではなく、暮らしを支える仕事だ。

こどもだから・・・という甘えは、少なくともこどもたちの中にはない。

大人顔負けのプライドである。







なぜだろう、田んぼに入るとこどもたちの顔が輝いてみえる。

ひとつは、大人からの信頼がそうさせるのだと想う。

「こどもには無理」ではなく、「こどもにもできる」という想い。

信頼されている、という土台に支えられて、こどもたちは耀く。

そして、やはり自然のチカラが、足元からこどもたちにエネルギーを送るのだろう。

その顔は、実にこどもらしい。







あなたの仕事は勉強なのよ、と、いつの間にやら勉強部屋に追いやられた子どもの顔。

危険だからと刃物や火を扱わせてもらえない子どもの顔。

大人が決めたスケジュールをこなす子どもの顔。

子どもには無理だからと不便なことに挑戦できない子どもの顔。

それらは果たして本当に子どもらしい顔なのだろうか。






田植を終えた子どもたちの顔は、汗がボタボタと流れ、土の汚れがべったりだ。

その顔にカメラを向けると、彼らはニヤッと笑う。

その顔は確かに輝いている。

そう、自信に満ち溢れているからだ。

そして、これこそが、「子どもらしい顔」なのだ。







泰阜村の風土に囲まれて、、地域の人々やスタッフといった大人からの信頼されて、こどもらしい顔に輝く。

代表 辻だいち