生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

祈りがかなえられなくても

2010-10-14 20:50:04 | 聖書から
先日、『主の約束してくださったことは必ず遂げられる』ことを書きましたが、神様に祈ったことが必ずかなえられるとは限りません。
わたしたちは、自分や家族の幸せを祈ります。でも、病気することもあり、思いがけない悲しい出来事に見舞われることがあります。

イエス様が母マリヤとともにカナの婚宴に出たとき、ぶどう酒がなくなるという事件が起こりました。
マリヤは「ぶどう酒がなくなってしまいました」とイエス様に言います。それは、だれかに頼んで借りてきてもらえないかという意味で言ったようです。
ところが、イエス様は「あなたはわたしと何の関係があるのでしょう(ヨハネ2:4)」と、一見冷たい態度をとられます。

その後、イエス様は、手伝いの人達に水がめに水を満たすように言って、その水をぶどう酒に変えるという最初の奇跡を起こされます。マリヤの求めを拒否されたのは、もっとすばらしいことをご計画されていたからだったのですね。

こんなふうにわたしたちも強い願望があって、一生懸命祈りますが、かなえらないことがあります。そんなとき、神様に拒否されたように思うことがありますが、そうではありません。神様はもっとすばらしいことを用意しておられるのです。

わたしは乳がんの検査を受けて結果を待っているとき、「がんではありませんように」と祈っていましたが、その祈りはかなえられませんでした。

けれども、乳がんになったことで、気づかされたことがたくさんありました。
それは、注がれていた神様の恵みです。いのちの重さ、尊さです。神様の栄光をあらわす生き方こそ本当の生きる道だということです。
わたしにとって、乳がんになったことは神さまのすばらしいご計画だったのです。

『どんなときにも、神の経綸(けいりん)の内にあり、神はすばらしい計画をしておられるということを信じるのがキリスト教である。信じるとは、またイエスを迎えるとは、イエスに従うことである。イエスは私たちより先に、私たちのところへ来て下さっており、迎えに行かなければ来て下さらないのではない。』
と新約聖書一日一章(榎本保郎著)155ページに書かれています。

「喜んで主に従うこと」がわたしの第一の願いになりました。


*久々にわたしのHP「生かされて・・・土筆文香」更新しました。
今年の8月に行った北海道旅行記です。ブログに載せられなかった写真も掲載していますのでぜひご覧ください。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ジャスミン)
2010-10-18 09:35:41
私は乳癌になって神様から罰を受けたような、見放されたような感じがして 恐怖と絶望の涙にくれました。
病を克服できるようにと祈るのではなく神様のご計画を受け入れて従うような生き方が私にできるのか・・・
今日のブログも本当に心に染みました。ありがとうございます。
ジャスミンさんへ (文香)
2010-10-18 13:22:13
コメントありがとうございました。

乳癌になったのは、神様の罰では決してありませんよ。

恐怖と絶望の涙・・・わたしもたくさん流しました。

神様は決してジャスミンさんを見放されません。祈っています。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。