生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

最高の作品

2014-11-11 19:52:20 | 教会
お久しぶりです。実家に妹がルーターを持ってきてくれたので、一時的にネットがつながるようになりました。

母は小康状態を保っています。
少しずつしか食べられないので、すぐ疲れたと言いますが、寝込んでいるわけではなく、家事も少しできるようになり、買い物がてら散歩にも出かけています。

点滴の抗がん剤治療は、そのたびに5日間入院しないといけないと言われました。高齢だからでしょう。母はそれを聞いてはっきり断りました。飲み薬の抗がん剤治療を受けています。副作用で額と頬がかぶれ、かゆみが出ていますが、それくらいですんでいます。

一昨日は、教会で幼児祝福式が行われました。礼拝では、現代の子供たちに起きている問題について語られました。

学校でいじめを受けていた中学生の少年は、自分に悪いところがあるのでいじめられるのだと自分を責めていました。
「ほんとうは、君が悪いんじゃないよ」と言ってもらいたかったのですが、誰も言ってくれなかったそうです。
そのうち不登校になりました。親には学校であったことを言えません。
親はあと3か月で卒業だから、がんばって学校に行くようにと叱咤激励しました。
少年は絶望して自殺未遂をしてしまいました。親は、学校で行われていたいじめの実態を知って、学校へ行かなくていいと言ってあげればよかったと後悔しました。


親の一言は子どもに大きな影響を与えますね。辛い思いをしているときに「頑張れ」と言われると、傷口に塩を塗られたようになります。
小さいころから人と比較され、常に評価されているので、いじめをうけると、自分を責めてしまうのでしょう。
親が「そのままでいいんだよ」「愛している」と言って、愛情表現をすることが大切だと聞いて、わたしは親としてそのような言葉がけをしてきたのだろうか……ほかの子どもと比較したこともあり、子どもの心を傷つけていたのではないかと胸が痛みました。


でも、「パーフェクトな親は一人もいないのです」と聞いてほっとしました。
親も悩み、まどっています。子どもの最善のために何ができるか試行錯誤しているのです。

何より大切なことは、「主を恐れることは知識の初めである。(箴言1:7)」と聖書にあるように、親が主をおそれて生きること
だと教えていただきました。

エペソ2:10には「私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。」と書かれています。


救世軍の創立者ウイリアム・ブースの母キャサリンは「神さまがあなたの成長を待っている」と語りながらおっぱいを飲ませたそうです。

どのような人でも、神様に期待されているのです。子どものダメなところ、欠点を指摘するよりも、いいところを褒め、期待されている人間だと伝え続けることによって、素晴らしい働きをする大人になっていくのではないかなと思いました。



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