生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

本の出版

2014-11-01 16:06:57 | 日本クリスチャン・ペンクラブ
早11月になりました。9月から、今日が何日で、何をしなければならないのかを毎朝確認しないとわからなくなるほどの忙しい日々を過ごしています。トンネルの出口は見えてきましたが、まだまだ遠く、ひと山もふた山も越えなければなりません。


クリスチャン・ペンクラブからあかし新書「春夏秋冬」が出版されました。
ペンクラブ会員が、春夏秋冬のテーマで400字エッセイを書き、1200字で「私と食べ物」「私とクリスマス」「私とふるさと」のエッセイが掲載されています。エッセイといっても、それはあかし文章です。あかし文章とは、神様がしてくださったことを証しするという意味で、自分が努力して勝ち得たことを書いているわけではありません。

今まで書いたことがある喘息のこと、中学2年のつらかったときのこと、友人を言葉で傷つけてしまったときのことをまた書いていました。でも、同じことを書いているようでも、書いた時の心情によって違い、また焦点の当て方によっても違った文章になります。

今回、友人を言葉で傷つけた時のこと(私とクリスマス『神の作品』)は、反省というより、自分のアイデンティティーが確立されていなかったために人から言われた言葉に異常な反応をしてしまったことを書いています。

今までほとんど書いたことのなかった主人のことを書いたのは、「私と食べ物」の『世界で一番おいしい味噌汁』で、自分ではこの作品がいちばん気に入っています。
私とふるさとは、第二の故郷、神戸のことを書きました。

編集後記にも書きましたが、テーマが与えられると、まず何を書こうかと思います。いくら考えても思いつかないときは、焦ります。締切日がだんだん迫ってきます。

『何を書くか思いつかないときは、記憶の引き出しを開けて思い出すこと』と教えられて一生懸命思い出さそうとします。でも、みじめな思いや、つらかったことだけが頭に浮かんでくるといけません。落ち込んだり、心の傷が痛んだりするだけです。

「主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。(詩編103:2)」というみ言葉を思い出すと、次々と恵みの引き出しが開き始めます。

さあ、今年は(いえ、来年は)どんなあかし文が書けるのでしょう。今現在のような試練の真っ最中の時は書けませんが、きっと過ぎ去ったとき、主のよくしてくださったことをたくさん書けることでしょう。

あかし新書「春夏秋冬」については、日本クリスチャン・ペンクラブのHPに紹介文を載せています。よかったらお買い求めください。



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